(短編集)

ララピポ

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評判

ララピポの評価:

3.73/5点 レビュー 128件。 B ランク

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平均点3.73pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全38件 21〜38 2/2ページ
No.18
(3pt)

異色作

奥田氏の小説の中ではかなり特異なもの。
性衝動をテーマに本当にしょーもない人たちがしょーものない言動をしながら
負の連鎖を繰り返していく連作短編集。
負の連鎖というと悲劇的な感じがするが、そこは奥田氏の軽妙なタッチで
喜劇として描かれ、非常に読みやすい。
性衝動がテーマなだけに性描写はかなり過激。過激というより単にエロいw
その辺が苦手な人は避けておいた方がよいだろう。
また、最終的にも結論が書かれているわけでもないので、
しょーもない人たちの人生はしょーもないままである。
エロい喜劇を手軽に読みたい人には面白いと思う。
しかし奥田氏は作品ごとに見事に作風が変わる。
氏の他の小説にはほとんど性描写は出てこないので、
この一冊で氏の小説を避けてしまう人がいないかと余計な心配w
ララピポ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ララピポ (幻冬舎文庫)より
4344411668
No.17
(3pt)

心に残らない

堅苦しくなくレビューも好評で軽く読めそうだったからあらすじをザッとみて面白そう!と確信して1日で読んでみた。イケてない。負け組男女の連鎖ストーリー(登場人物に作家や女にモテる男もいて別の面から見れば恵まれていて決して負け組とは思えないが)に悲惨なんだが作者の軽快なコメディタッチの文章でそこまで悲壮感がなくサクサクと読み進められた。何ていうんだろう?教訓めいたこともなく(言うならば沢山の人が居て人と人は繋がっているという感傷もない表題)主役が各章で代わるので視点も代わり当たり前だが見えなかった側面も見えて面白かった。読んだからと言って特にどうとは思わない。一年後にも心に残らない消費小説だと思った。しかしどうせ視点が代わるならゴミ屋敷の旦那と娘や脅迫状を受け取った豪邸の人の心理も読みたかったな。
ララピポ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ララピポ (幻冬舎文庫)より
4344411668
No.16
(3pt)

どうしようもない人間たちの話

本当にどうしようもない人たちばかりの短編集。
自分のことは省みず、世の中に対してばかり文句を言っているような・・。
各々の人が安易な道に逃げて、それみたことかと転落していきます。
すがすがしいほどに。
今の世の中ってこういう人がいっぱいいるのかなあ。
自分もまあ、世の中に対して言い訳とか、文句とか
不公平だーとか、いっぱい言いたいことあるけど、
この人たちほどひどくない。
読んだ後、どうしようもない気持ちになりました。
でもなんとなく彼らに対する作者の視線に優しさみたいな
ものを感じるのはなぜでしょう。
その感じが全体の味を深めてくれているような気がします・・・。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.15
(3pt)

どうしようもない人間たちの話

本当にどうしようもない人たちばかりの短編集。
自分のことは省みず、世の中に対してばかり文句を言っているような・・。
各々の人が安易な道に逃げて、それみたことかと転落していきます。
すがすがしいほどに。
今の世の中ってこういう人がいっぱいいるのかなあ。
自分もまあ、世の中に対して言い訳とか、文句とか
不公平だーとか、いっぱい言いたいことあるけど、
この人たちほどひどくない。
読んだ後、どうしようもない気持ちになりました。
でもなんとなく彼らに対する作者の視線に優しさみたいな
ものを感じるのはなぜでしょう。
その感じが全体の味を深めてくれているような気がします・・・。
ララピポ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ララピポ (幻冬舎文庫)より
4344411668
No.14
(3pt)

人間の「弱さ」

6話からなる連作短編集です。
しかも、「しりとり」のように、前作の登場人物が次作で主人公になり、繋がってゆきます。
この構成のユニークさが、各編の登場人物や出来事に違った観点を与え、それらの重厚な深みを与えています。
主人公たちは、謂わば人生の落伍者とも言える「破滅型」の人間たちです。
この人間たちを通して、人間の「弱さ」が伝わってきます。
彼らは、ある意味、現代の格差社会にあって、落伍者と言えるかも知れません。
だからと言って、彼らに悲哀感をそれほど感じる訳でもありません。
現代社会の風俗(分けても性)の問題を取り上げながら、彼らが現代社会の中で藻掻いている姿が淡々と描かれており、作者の文章力で一気に読ませます。
ララピポ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ララピポ (幻冬舎文庫)より
4344411668
No.13
(3pt)

格差社会における負の連鎖

面白い小説で一気に読み終えた。冒頭からなにやら私小説風の描写が意味ありげだなと思っていたら、案の定どんでん返しがあった。実に鮮やかでまんまとやられたっていう感じ。
内容は「格差社会における負の連鎖」とでも言えばいいのか、向上心も道徳心も失くした(はじめから持ち合わせていない)欲望だけを持った雑多な人間が次々と登場する。彼らを結びつけるのは弱者が弱者を収奪するという「弱肉強食」ならぬ「弱肉弱食」の食物連鎖にも似た社会の構図である。
 この小説には勝ち組の人間は登場しない。全部が全部負け組みの人間ばかりである。そんなところが現代の閉塞感を表していて考えさせられる。でもそれでいて重くなく、あっけらかーんとした印象を受けるのは筆者の力だと思う。
ララピポ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ララピポ (幻冬舎文庫)より
4344411668
No.12
(3pt)

この本が、本当に爆笑小説?主人公たちが、あまりに切なく、私は笑えないのだが…

この本の帯には、「最新爆笑小説、誕生!」という派手なキャッチ・コピーが躍っている。「ララピポ」という、いかにもそれらしいタイトル名も相俟って、私は、てっきり、この本を、「伊良部シリーズ」のようなユーモア小説と思って読み出したのだが、この本は、笑えない。笑えないどころか、読んでいて、良い意味ではなく、切なくなってしまうのだ。よくもここまで、社会の底辺に生きる、いわゆる負け組みといわれる人たちや、その心の内を、これでもか、これでもかと思うほど、情け容赦なく、えぐってくるなと思うのだ。この本に「最新爆笑小説」などというキャッチ・コピーを付けるコピー・ライターの感性は、一体、どうなっているのだろうか?本気で、そう思ってしまうのだ。
たしかに、6編の作品それぞれの主人公に関連性を持たせ、ドラマとしても連続性を持たせた構成は上手いし、前半は、随所に、いかにもユーモア小説作家らしいセンスが光ってはいるのだが、読み進めるほどに、負け組みとして生きる主人公たちの救いのなさがいたたまれなくなり、各話の読後感が非常に悪いのだ。特に、第1話では、「ここまで書いていいのだろうか?」と心配になるほど、主人公に、容姿や学歴差別の言葉を、しつこいほどしゃべらせているのだが、笑えないストーリーだけに、しゃれにならず、読んでいて不快に感じた人も多いのではないだろうか?
正直いって、この本を読んだ後で、作者が、この本を読んだ読者に、一体、何を伝えたかったのかを考えてみても、私にはさっぱりわからなかった。何のメッセージもない、単なる大衆小説といってしまえばそれまでなのだが、それなら、「伊良部シリーズ」のように、徹底した罪のないユーモアでまとめてほしかった。「世の中なんて、所詮は、こんな風に、救いのないのが、現実なんだよ」などという哀しいことを、わざわざ、このような小説で描写する必要もないと思うのだが…。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.11
(3pt)

う〜〜ん、確かにお下劣ではあるが

空中ブランコやインザプールの伊良部先生シリーズを読んだ者としては、評価が難しいですね。
面白い事には間違いないのですが、伊良部シリーズの温かみが無いように思います。町長選挙の伊良部先生がいま一つだったことを考え合わせると、奥田さんはスランプなんでしょうか?
天真爛漫な伊良部先生シリーズの復活を祈っております。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.10
(3pt)

面白い、これ以上何を求めるのか

6人の駄目さ加減と絶妙の絡み具合に感心(?)しているとあっという間に読めてしまいます。ほとんど笑えるキャラクターの登場人物達なのですが、ちょっとしたところに実はほろりとさせるところもあったりします。例えばごみ屋敷に住む熟女AV女優良枝の最後の呟きや、ホームレスになった官能小説家敬次郎が味わうくつろぎ、スカウトマン健治の恋心など……、ペーソスっていうんでしょうか。
どうしようもないし、必死で生きてるわけでもないけど、これって結構普通だよなあと思わせてしまいます。だからといって、「『負け組』たちを描くことで現代社会の生と性を浮かび上がらせる」とか、そういう意図も感じられません。著者はどこかで「説教くさいのは嫌い」と仰ってました。淡々と読んで、時に噴出し、時にジンと来る。それがいいのだと思います。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.9
(3pt)

最高

奥田英朗らしさが出ている本だと思いました。『東京物語』と比べると一風変わっていた気がしましたが、きっとこれが作者のよさなのだと思いました。短編集じゃなくて長編の方がおもしろかったかも・・。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.8
(3pt)

よく見るとヤバイ表紙もポイント

負け犬と呼ばれても仕方のない人生を生きていて、
でもその現状を打破しようという気はなくて、
ズルズル堕ちていく悲しい人たちをコミカルに描く連作短編集。
堕ちる = 性に倒錯する。
負け犬たちの行き着く先は、深刻な犯罪や精神の破綻ではなく性への欲求。
他人から見れば「情けない」以外の何者でもない堕ちっぷりを描きます。
声を出して笑うような爆笑もなく、“呆れ笑い”を浮かべつつ読めるのは
さすが奥田英朗のコメディセンスの成す世界。
そこにちょっと切ない感情も浮かんでくるから不思議。
ブラックでエロス満載の奥田ワールド。
読後は奥の深さに気づかされるはずです。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.7
(3pt)

独特

この作者独特のちょいグロなエロ。
気分の悪い時にはおすすめしません。
テンションも高くて、エロも笑って受け止められる日ならば「ふふっ」と笑える・・・かも。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.6
(3pt)

小心で愚かで情けない人々

短編の登場人物が少しずつ重なりあい、群像劇をなす。見栄だけを糧に日々をやり過ごす32歳フリーライターはマンションの隣室を盗聴することだけが生きがいで、その隣室の男は女性をキャバクラに送り込むことを生業としている。彼にスカウトされた女はキャバ嬢どころかAV女優にまで堕ちるが、彼女は近所からゴミ屋敷と呼ばれる家に母親と住んでいて……連鎖していく彼らの人生はただでさえまともではない。それが、女子高生との淫行の現場を警察に押さえられたり、近所の家に放火したり、窮地に追いこまれるとますます小心で愚かで情けない本性を露呈する。どの苦悩も端から見ればばかばかしく、必死な姿は滑稽に映る。しかしユーモアとペーソスが表裏一体となるのは喜劇の定石で、この連作もその例に漏れない。ケレンばかりに目がいきがちだが、きっとこの物語の先には愚かな人たちがまだまだたくさん待っているのだろうと思わせる後味は、微苦笑を誘い、悪くない。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.5
(3pt)

ららぴぽ

この本のラストでララピポがなんなのかを知りましょう。
奥田節全開の内容なので楽しく読めると思います。登場人物がみんなほんと個性的でどうしようもないやつばっかで情けなくて笑えます。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.4
(3pt)

ちょっと毒気が強すぎかな?

奥田さんの作品は、「最悪」や「邪魔」に見られるようにある程度毒気がありますが、この作品はセックスを主題にしている傾向があるため、ちょっと毒気がありすぎる気がしました。今風に言う「負け組み」の6人の話がなんとなく繋がって展開されるのは面白いのですが、いまいち感動が伴いません。軽い読み物としては及第点でしょうが、奥田作品としては中の下あたりでしょうか。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.3
(3pt)

私には重すぎたかも

「インザプール」「空中ブランコ」が余りにも面白かったので、楽しみに読み始めました。新聞の広告などで笑える本という先入観をもって読み進めていくうちに、濃いキャラと予想外の話の流れに私は何だか笑うに笑えず、救いの無さ過ぎな負け組さん達に眉をひそめながら何とか読み終えました。途中ドキドキさせられた犯罪の匂いには最終的に救い?はありましたが、登場人物の負け組さん達の負け組度に痛い程、へこみました。どことなく自分の中にもある、臭い物的な嫌〜な所を見せ付けられたからでしょうか。たまたましんどい時に読んだからか、毒気にあてられてしまいました。元気な時に読んだらもっと攻撃的に笑い飛ばせたかなぁ??
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.2
(3pt)

ちょっとがっかり‥

「爆笑小説」とあったため、「インザプール」や「空中ブランコ」のなんともおかしい、でも、愛すべきキャラの登場を期待し、購入しました。帯の「お下劣」コピーやあまりにいやらしい装丁のゆえに、女の私が買うのはちょっとはばかられ、夫にレジに持っていってもらいました。奥田氏独特の読みやすい文体で、あっという間に読み終えましたが、今回は毒が強すぎます。読み終えた時、心にまったりとした澱のような物が残りました。誰しも、本を読む時は日常から逃避し、笑ったり、泣いたり、深く考えさせられたり、はらはらしたり、物語の中で自分も生きていると思うのですよ。ところが、本書では物語に入り込めず、というか、入り込みたくない内容でした。ダメ人間を描くとしても、そこに何の救いもなく、虚しさだけが募っていく。今回この小説で奥田氏は何を読者に伝えたかったのでしょうか?伊良部先生のようなはじけたキャラの、心あったまる作品を是非読みたいです。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.1
(3pt)

胸詰まる思い、おどろおどろしさ

「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」に比べて、ダーティな、アウト・サイダーな、どう感じ直してみても、私には憎めないとは言い難い人々に、フォーカスをしている。ほんのりとした温かみを感じた、前記2作に比べて、胸詰まる思いと、おどろおどろしさを、最初から最後まで払拭しきれない。また、吐しゃ物、出血、その他のこうした類の描写が随所に出て来る。前記2作は、喜んで、友人に薦めたが、本書はどうも薦められない。私には、最後の作品も、救いにはならなかった。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515