■スポンサードリンク
野獣は甦える
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
野獣は甦えるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
出版当時伊達邦彦の新作が2冊も出たと喜びも束の間 滲み出る文体の稚拙さストーリーの荒唐無稽さに大藪も劣化したのかとガッカリしました。 反面そんなはずはないとの思いもあり ゴーストライターが書いたものではないかとの疑いをすてきれませんでした。 ところがしばらくするとなぜかまた読みたくなってくるのです。 今ではもう一冊の野獣は、死なずとともに伊達邦彦シリーズの中で上位に入るほどのお気に入りになり やはり大藪本人が書いたものだったのだとそう思えるようになりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み応え結構あり。 それっぽく書いてるけど、銃器ネタとか筆が走ってないですw ストーリー結構ちゃんとしてるし、歴史ウンチクっぽいところとかは気合入っていて、今野先生でないかなとw | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大藪作品永遠のヒーロー・伊達邦彦の記念すべき復帰作である。 作中では髪の中に白いものが混じる壮年の男との描写があるが、大藪春彦の破壊精神そのままに、タフかつクール。「野獣死すべし」からのエネルギッシュなパワーも存在している。 大藪春彦後期の作品は不振のものが多かった。しかし、唯一衰えなかったのが伊達邦彦シリーズだ。一度決めたことは必ずやりとげるという基本の信条、そしてストーリーがシリーズ屈指の壮大さを誇る。ついに邦彦は世界を脅かす存在となったのだ。こう考えてみると、「野獣死すべし」「血の来訪者」での計画がちっぽけに見えてしまう。しかし、当たり前なのだ。この一連のシリーズは、邦彦のすさまじいバイオレンスとアクションによって読者に新鮮なカタルシスを与え、なおかつ彼の成長物語でもあるからである。このことより、「伊達邦彦」というハードボイルド界で最も孤高の(文壇でも)主人公が、大藪氏のなかでとくに重要な位置を占めていたということがわかる。 道具立ても実に豪華だ。邦彦とともに復活したスカイラインGTRを駆って高速道路でのカーバトル(「カーチェイス」とよぶには似合わない)、秋月十郎との決戦、美女の肉体。 伊達邦彦が到達したひとつの地点がここにある。ここはとても高い所なのだなと、読了後に感じる。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!