倒立する塔の殺人

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評判

倒立する塔の殺人の評価:

4.17/5点 レビュー 29件。 B ランク

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平均点4.17pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全38件 1〜20 1/2ページ
No.38
(5pt)

美しいノートという響き

久しぶりに夢中で読み了えた美しい本でした。戦時中と云う時代背景や少女小説のような優美さを兼ねたミステリーもさることながら、少女たちの教養と品位の高さに脱帽です。文学、美術、音楽。様々な気高い知識を持った少女たちの危うさ、万華鏡のようなからくり、堪能しました。
倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)より
4569677533
No.37
(5pt)

美しいノートという響き

久しぶりに夢中で読み了えた美しい本でした。戦時中と云う時代背景や少女小説のような優美さを兼ねたミステリーもさることながら、少女たちの教養と品位の高さに脱帽です。文学、美術、音楽。様々な気高い知識を持った少女たちの危うさ、万華鏡のようなからくり、堪能しました。
倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)より
4652086156
No.36
(4pt)

著者の筆力が感じられる

全体的に文章の密度が濃いのに加え、物語の中でさらに物語が紡がれ、しかもそれは複数の人物が次々と続きを書いていくというものなので、構造的には非常に複雑なはずなのだが、読んでいてあまり混乱をきたさないのは著者の筆力、もしくは構成力のたまものだろうか。

しかもそれでいてきちんと「殺人事件」が起こり、しかもその解決が物語中の物語と物語の中における現実をリンクさせながら、読者をきちんと納得させるだけの結末に持っていく自然さもある。
地力が違うなぁと感じる。
倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)より
4569677533
No.35
(4pt)

著者の筆力が感じられる

全体的に文章の密度が濃いのに加え、物語の中でさらに物語が紡がれ、しかもそれは複数の人物が次々と続きを書いていくというものなので、構造的には非常に複雑なはずなのだが、読んでいてあまり混乱をきたさないのは著者の筆力、もしくは構成力のたまものだろうか。

しかもそれでいてきちんと「殺人事件」が起こり、しかもその解決が物語中の物語と物語の中における現実をリンクさせながら、読者をきちんと納得させるだけの結末に持っていく自然さもある。
地力が違うなぁと感じる。
倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)より
4652086156
No.34
(4pt)

共産主義

表紙はかわいくて(?)綺麗なカンジの幻想的な絵だし、
「万華鏡のように美しい幻想的な物語」などと
いいながらも、実際には、登場人物はどれもブサイクで、
お前アカか?なんてせりふがあたりまえのように出てくるのがインパクトある。
導入部からそれ。

作者、もう85歳なのか…
絵師や編集者(の仕事)をどう評価しているか気になる。
倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)より
4569677533
No.33
(4pt)

共産主義

表紙はかわいくて(?)綺麗なカンジの幻想的な絵だし、
「万華鏡のように美しい幻想的な物語」などと
いいながらも、実際には、登場人物はどれもブサイクで、
お前アカか?なんてせりふがあたりまえのように出てくるのがインパクトある。
導入部からそれ。

作者、もう85歳なのか…
絵師や編集者(の仕事)をどう評価しているか気になる。
倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)より
4652086156
No.32
(5pt)

表示通りでした

図書館で借りて気に入っていた本です。この挿絵のが欲しかったのです
送付品について文句などつけようもないです。超美品でした
また利用させてもらいます。どうもありがとう
倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)より
4569677533
No.31
(5pt)

表示通りでした

図書館で借りて気に入っていた本です。この挿絵のが欲しかったのです
送付品について文句などつけようもないです。超美品でした
また利用させてもらいます。どうもありがとう
倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)より
4652086156
No.30
(4pt)

共産主義

表紙はかわいくて(?)綺麗なカンジの幻想的な絵だし、 「万華鏡のように美しい幻想的な物語」などと いいながらも、実際には、登場人物はどれもブサイクで、 お前アカか?なんてせりふがあたりまえのように出てくるのがインパクトある。 導入部からそれ。 作者、もう85歳なのか… 絵師や編集者(の仕事)をどう評価しているか気になる。
倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)より
4569677533
No.29
(4pt)

共産主義

表紙はかわいくて(?)綺麗なカンジの幻想的な絵だし、 「万華鏡のように美しい幻想的な物語」などと いいながらも、実際には、登場人物はどれもブサイクで、 お前アカか?なんてせりふがあたりまえのように出てくるのがインパクトある。 導入部からそれ。 作者、もう85歳なのか… 絵師や編集者(の仕事)をどう評価しているか気になる。
倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)より
4652086156
No.28
(5pt)

表示通りでした

図書館で借りて気に入っていた本です。 この挿絵のが欲しかったのです 送付品について文句などつけようもないです。 超美品でした また利用させてもらいます。 どうもありがとう
倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)より
4569677533
No.27
(5pt)

表示通りでした

図書館で借りて気に入っていた本です。 この挿絵のが欲しかったのです 送付品について文句などつけようもないです。 超美品でした また利用させてもらいます。 どうもありがとう
倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)より
4652086156
No.26
(5pt)

美しさとリアリティが共存した作品

皆川博子さんは前から読んでみたいと思いつつ、なぜか読み損ねて、今頃になってしまいました。そして、やっぱり、もっと早く読めばよかったと思いました。期待以上のすばらしさです。とにかく美しい。そして、美しいのにリアリティのある世界です。戦時中のお嬢様学校の様子が鮮明に伝わってきて、少女たちの思いに深さを感じました。最近の作家さんがお嬢様学校を舞台に書いた小説とはまるで違う。あっちは薄っぺらくて、いかにもお嬢様に憧れる庶民が書いたって感じですが、こちらは真実だったのだろうと思わせる説得力があります。逆に薄っぺらいものに慣れてしまっている方は低評価になってしまうのかなと残念ですが、私は一流と呼べる数少ない作家さんの一人だなと思いました。
倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)より
4569677533
No.25
(5pt)

美しさとリアリティが共存した作品

皆川博子さんは前から読んでみたいと思いつつ、なぜか読み損ねて、今頃になってしまいました。そして、やっぱり、もっと早く読めばよかったと思いました。期待以上のすばらしさです。とにかく美しい。そして、美しいのにリアリティのある世界です。戦時中のお嬢様学校の様子が鮮明に伝わってきて、少女たちの思いに深さを感じました。最近の作家さんがお嬢様学校を舞台に書いた小説とはまるで違う。あっちは薄っぺらくて、いかにもお嬢様に憧れる庶民が書いたって感じですが、こちらは真実だったのだろうと思わせる説得力があります。逆に薄っぺらいものに慣れてしまっている方は低評価になってしまうのかなと残念ですが、私は一流と呼べる数少ない作家さんの一人だなと思いました。
倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)より
4652086156
No.24
(4pt)

一筋縄ではいかない真実が面白い

戦時中のミッションスクールで流行していた小説の回し書き。「倒立する塔の殺人」とタイトルが
記された本は、三人の少女たちによって物語が書かれていた。その物語を書いたひとり上月葎子は、
空襲のときに不可解な死を遂げる・・・。「彼女の死の謎は、この本の中に!?」意外な真実が
浮かびあがろうとしていた。

戦時中の緊迫した状況の中、しかもミッションスクールという独特の雰囲気の中で事件は起こった。
上月律子の死は、ごく一部の少女たちが疑問を抱くだけで、単なる不幸な出来事として処理された。
「何かが隠されているはずだ!」現実の出来事と「倒立する塔の殺人」の物語の内容が微妙に絡み
合い、少女たちは少しずつ少しずつ死の真相に近づいていく。その描写は巧みで、読み手である
私は作者に翻弄されるばかりだ。一筋縄ではいかない真実。二重三重に張り巡らされた”仕掛け”
には思わず感嘆の声を上げた。
登場人物やその人物たちを取り巻く環境設定も、実に緻密に描かれている。読んでいるとひとつ
ひとつの場面が鮮やかに浮かび上がってきて、自分も登場人物のひとりとしてそこにいるような
錯覚に陥った。話の構成も見事で、最後まで読み手を惹きつけて離さない。ラストはほろ苦さも
感じたが、きれいにまとめられていると思う。読みごたえのある面白い作品だった。
倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)より
4569677533
No.23
(4pt)

一筋縄ではいかない真実が面白い

戦時中のミッションスクールで流行していた小説の回し書き。「倒立する塔の殺人」とタイトルが
記された本は、三人の少女たちによって物語が書かれていた。その物語を書いたひとり上月葎子は、
空襲のときに不可解な死を遂げる・・・。「彼女の死の謎は、この本の中に!?」意外な真実が
浮かびあがろうとしていた。

戦時中の緊迫した状況の中、しかもミッションスクールという独特の雰囲気の中で事件は起こった。
上月律子の死は、ごく一部の少女たちが疑問を抱くだけで、単なる不幸な出来事として処理された。
「何かが隠されているはずだ!」現実の出来事と「倒立する塔の殺人」の物語の内容が微妙に絡み
合い、少女たちは少しずつ少しずつ死の真相に近づいていく。その描写は巧みで、読み手である
私は作者に翻弄されるばかりだ。一筋縄ではいかない真実。二重三重に張り巡らされた”仕掛け”
には思わず感嘆の声を上げた。
登場人物やその人物たちを取り巻く環境設定も、実に緻密に描かれている。読んでいるとひとつ
ひとつの場面が鮮やかに浮かび上がってきて、自分も登場人物のひとりとしてそこにいるような
錯覚に陥った。話の構成も見事で、最後まで読み手を惹きつけて離さない。ラストはほろ苦さも
感じたが、きれいにまとめられていると思う。読みごたえのある面白い作品だった。
倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)より
4652086156
No.22
(5pt)

著者ならではの雰囲気満点のミステリ

著者の作品は、何度も読み返し、前後関係を確認し、というのを繰り返すため、なかなか読むのに時間がかかる。
それは、微に入り細にわたる過剰な描写をしないためであり、そこが著者の作品の持ち味でもある。
つまり、読者が創造を広げる範囲が広い、ということだ。

本作は戦時下の女子高を舞台としたものであり、その雰囲気と、その時代に設定した必然性は十分である。
そして、登場する少女達の、女性作家でなければ描写できないであろうと思われる赤裸々な姿が、読みどころだ。
ミステリとしてはメタ、というジャンルに分類されてしまうかもしれないが、作中作が重要なキーとなる。
著者の他の作品と同様、本格度が低いという点はあるが、非常に面白い。
さらにはこのラストだ。
なかなかにダークである。

本作を読んで連想したのが、高木「わが一高時代〜」だった。
この両作の雰囲気の相似はどうだ。
もちろん設定も犯人もトリックも、ましてや作者の作品に対する意図も、まったく違うはずだ。
しかし、それでもこの両作は、戦時下が舞台というだけではなく、学生に及ぼす戦争の影が、非常に濃密に描かれている。
これがヤングアダルト向けの叢書の一冊として刊行されたことに、拍手を送りたい。
倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)より
4652086156
No.21
(5pt)

著者ならではの雰囲気満点のミステリ

著者の作品は、何度も読み返し、前後関係を確認し、というのを繰り返すため、なかなか読むのに時間がかかる。
それは、微に入り細にわたる過剰な描写をしないためであり、そこが著者の作品の持ち味でもある。
つまり、読者が創造を広げる範囲が広い、ということだ。

本作は戦時下の女子高を舞台としたものであり、その雰囲気と、その時代に設定した必然性は十分である。
そして、登場する少女達の、女性作家でなければ描写できないであろうと思われる赤裸々な姿が、読みどころだ。
ミステリとしてはメタ、というジャンルに分類されてしまうかもしれないが、作中作が重要なキーとなる。
著者の他の作品と同様、本格度が低いという点はあるが、非常に面白い。
さらにはこのラストだ。
なかなかにダークである。

本作を読んで連想したのが、高木「わが一高時代〜」だった。
この両作の雰囲気の相似はどうだ。
もちろん設定も犯人もトリックも、ましてや作者の作品に対する意図も、まったく違うはずだ。
しかし、それでもこの両作は、戦時下が舞台というだけではなく、学生に及ぼす戦争の影が、非常に濃密に描かれている。
これがヤングアダルト向けの叢書の一冊として刊行されたことに、拍手を送りたい。
倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)より
4569677533
No.20
(4pt)

生まれつきの残酷さ

皆川博子という名前を見ると、つい引き寄せられてしまいます。
美醜や善悪が一体となって肉感のある形で描かれる大人向けの小説と違い、ガラス細工のように透明で緊張感のある物語でした。

女学校、薔薇、美少女、いかにもな設定やシチュエーションが
散りばめられているのだけれども、妙に描写に生活感があります。
10代の頃、普通に行われていたラベリングが、ただあるものとして書かれており、
様式的なキャラクターではなく、登場人物に人間臭さが十分に感じられることも、物語世界を生々しくしてます。
そこに現れる非日常的なズレが怖い。

物語の中で、軍需工場となった学校で働く阿部欣子(べー様)の
地に足の付いた視点が現れると、何となく落ち着きました。
この小説に限らず、皆川博子の小説は失われるものが多いのに、読後、ほっとする作品が多いような気がします。

文体の硬軟が書き分けられていて作者の性格別の文体分析が行われいるのかと思うと、
それも怖い。

中身に文句はありませんが、本の書体が気になってしまいました。
倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)より
4652086156
No.19
(4pt)

生まれつきの残酷さ

皆川博子という名前を見ると、つい引き寄せられてしまいます。
美醜や善悪が一体となって肉感のある形で描かれる大人向けの小説と違い、ガラス細工のように透明で緊張感のある物語でした。

女学校、薔薇、美少女、いかにもな設定やシチュエーションが
散りばめられているのだけれども、妙に描写に生活感があります。
10代の頃、普通に行われていたラベリングが、ただあるものとして書かれており、
様式的なキャラクターではなく、登場人物に人間臭さが十分に感じられることも、物語世界を生々しくしてます。
そこに現れる非日常的なズレが怖い。

物語の中で、軍需工場となった学校で働く阿部欣子(べー様)の
地に足の付いた視点が現れると、何となく落ち着きました。
この小説に限らず、皆川博子の小説は失われるものが多いのに、読後、ほっとする作品が多いような気がします。

文体の硬軟が書き分けられていて作者の性格別の文体分析が行われいるのかと思うと、
それも怖い。

中身に文句はありませんが、本の書体が気になってしまいました。
倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)より
4569677533