勝機

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評判

勝機の評価:

3.80/5点 レビュー 5件。 B ランク

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平均点3.80pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(3pt)

シッド・ハレーもつらいよ。

「大穴」「利腕」「敵手」と父ディックが書いてきたシッド・ハレーの物語。「再起」「覚悟」と息子フェリックスが書き続け、6作目が「勝機」です。
ハレーは再婚し、娘も生まれています。事故で失われた左腕は移植手術で新たに。しかし、また新たな敵が登場し・・・というお話。
リニューアルされた左腕といかにつきあうか、また、妻との関係も揺れております。
水準以上の出来で、新しい右手にこぼれたジャムをなめることで、自分の手なのだと愛しさを感じる場面などグッとくるポイントはあるものの、事件の複雑さもあって、ストレートな面白さには欠ける。
ハレーも大変だなぁ~と思うけど(笑)
勝機 (文春文庫 フ 37-3) Amazon書評・レビュー: 勝機 (文春文庫 フ 37-3)より
4167924803
No.1
(3pt)

そのストーリー・テリングに新味はなかった

読書が不調です。まあ、いずれそのことについてはゆっくりと分析しましょう(笑)。
 「虎口」を読んだのは、2025/10月ですから、出版社はここにきて翻訳もしくは出版のスピードを上げてきています。「虎口」を見つけようとしているのか(笑)?
 ディック・フランシスを継承しながら主人公、シッド・ハレー、六度目の登場です。傑作は「利腕」或いは「敵手」。
 今回のシッドは、元騎手であり調教師のゲイリイ・ブレムナーから何者かに脅されているとの連絡を受けます。そして、正式に依頼を受ける間もなく彼の厩舎が火事に遭い、数頭の馬が犠牲になり、ゲイリイ本人の行方が知れないというニュースを知ることになります。
 「騎手エージェント」という存在について、私が知ることはありませんでしたが、おそらくそういう時代なのでしょう。そのことを介して新しい形の「英国競馬界の不正」が蔓延しようとしていました。
 一方、シッドは、妻であるマリーナから「結婚の危機」を告げられ、二重の苦しみを背負いながら事件を解決しようと闘い続けます。スリラーですから、その詳細をここに記すことはできません。
 しかし、ディック・フランシスの時代にはなかったサイバー空間を紐解こうとする現代的な捜査方法を除くと、そのストーリー・テリングに新味はなかったと言わざるを得ません。つまり、これを読まなくとも、ディック・フランシスの旧作を繰り返し読んでいてもおそらくそれなりに満足できる結果だったのでは?と思ったりもしました。その理由は、”シリーズものの中のシリーズもの”としての限界を示しているのかもしれません。
 勿論、私はそれでも読み続けます。"シッド・ハレー"という左手を移植したヒーローが描かれ続ける限り。
 ◻︎「勝機 新・競馬 "Hands Down"」(フェリックス・フランシス 文藝春秋) 2026/2/15。
勝機 (文春文庫 フ 37-3) Amazon書評・レビュー: 勝機 (文春文庫 フ 37-3)より
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