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(短編集)
ノウイットオール あなただけが知っている
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ノウイットオール あなただけが知っているの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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面白かった。いろいろ文句はつけられるけど、それは93頁で予防線を張られてるようなので書きません。次回作にも期待します。 | ||||
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<全体の感想> 読み進め、エピローグを読み、そういうことか、と思った。短編小説5品の内容が少しずつリンクしている構成で、ライトノベルのような軽いタッチであり、総じておもしろく読んだ。 だが、章ごとの小説における背景や設定はおしなべて粗さが目立ち、突っ込みどころ満載である。地の文の説明も的を得ていないか、過剰であると感じる箇所が散見され、改善点は多いと感じた。そういう点には目をつぶり、肩肘張らずに読むのが正しいスタンスなのかもしれない。 <第1章 推理小説> 法外な探偵調査料金がすでに非現実的なことに加え、犯人がほぼ絞られているなかで、あえて探偵に調査を依頼するヤクザがいるのだろうかと、まず違和感を覚えた。事件の真相も、いくら面相が判然としないにしても、髪型や体格、年齢層などの要素を勘案すればそれが誰だかは推測できるのではないか? リアリティに欠ける内容だと思った。 <第2章 青春小説> 全5章の中でもっとも良く書けていて、好きな小説である。漫才でM-1を目指す男女の高校生コンビと、その男の彼女とが織り成す高校生の日常がまぶしく、ときにキュンとした。特に、コンビが漫才に懸ける熱い思いが良く描かれている。 ただ、浅黄が、高校2年生になるまで一度もしゃべったことのない土橋にいきなり漫才コンビを組もうなどと誘うものなのだろうか? 現実的にそんなことはあり得ないだろうし、医学部を目指す土橋の勉強の邪魔になるのではと考えたりしないものだろうか? ほかにもいくつかあるものの、青くほろ苦いものを感じさせてくれる佳品であると思った。 <第3章 科学小説> 未来人との邂逅という内容。受験を数ヶ月先に控えている高校3年生の桜花は、勉強もせずに(勉強のシーンはほとんど出てこなかったと思う)こんなことにかまけていていいのか、とまず違和感を感じた。SFを読み慣れていない読者である私の責任なのかもしれないが、つねに違和感を覚えながら読み通してしまった、という感が強い。 <第4章 幻想小説> 第3章にも増して、なぜ? と思う箇所が多かった。著者は都度説明を加えたりもしているが、読み手が納得できる形でこの小品の世界観が提供できているとは言い難いのではないだろうか? この章も、理屈に合わない、あるいは理屈を理解できない感を抱いたまま読み通してしまった。 <第5章 恋愛小説> ある恋愛事情を綴った小品。目くじらを立てる必要はないのかもしれないが、乙黒は、冬木に対し意を決する前に、自分が抱えている事情をきちんと話すべきなのではないか? それをせずして、幸せな結果が訪れると思っているのだろうか? そんなことが気にはなったが、楽しんで読んだ。 | ||||
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軽くて読みやすく、楽しく読んだ。仕掛けも楽しいけど、期待したほどの驚きはなかった。2章目が好き。 | ||||
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多彩なジャンルの作品が 絡まり合うように紡がれた異色の作品集。 5種の短編の中では、真面目な高校生男子が 本気でM-1王者を目指す少女の野望に 巻き込まれる青春小説が圧倒的にイイ! 冷めていた少年が熱を帯び 本気になっていく流れには 見事にやられましたよ。 少女の軽妙な切り返しにも 唸るしかなかったですね。 このコンビの成長ぶりには、 胸が熱くなること請け合いです。 森バジル先生には ぜひこの青春路線で勝負して欲しいです! それ以外の短編についても、 どこかにオォと驚かされる要素があって、 楽しい読書になりました。 「真実は一つ!」でない探偵とか、最高でしょ! (対象年齢は12歳半以上かな?) | ||||
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一読すると別々の短編集が絶妙な繋がり方をするのが、新鮮でどんどん本の世界に吸い込まれていく感覚がいい。 | ||||
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話しが進む中で、内容や登場人物が絡み合ってくるところがおもしろかった | ||||
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●松本清張賞受賞作品との事だが、作風は清張作品とはかなり趣が異なっている。若者の目線で描か れていて、全体的にコメディタッチの作品である。 本書は5つの短篇の連作集で、ミステリ仕立てやSF、ファンタジーなどのジャンルに合わせた構成。 所々に前の登場人物が顔を出し微妙につながっている。それぞれのジャンルの核となるポイントはつ かんでいるが、短篇であるが故に若干浅い描写だった。加えて「科学小説」や「幻想小説」ではまる でマンガの様。ガジェットで遊んでいる印象だった。 しかし、それぞれのジャンルの特徴をうまくとらえたチャレンジングな作品であり、★4としまし た。 | ||||
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うまいです。読んでしまいます。ただ、うますぎて、著者の熱量が隠れてしまうほど。難しいんですね、小説を書くって。 | ||||
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松本清張賞の作品はハードルが高いのかと思っていましたが、読んでみると、良質なエンタメ小説本でした。 買ってよかったです。 第1章で、読者が違和感を抱くレベルの雑なサスペンス小説なのかと思わせて、ラストで読者の心を一気に鷲掴み。 そこからは、作中の巧妙な仕掛けにより一気ににエピローグまでたどり着いてしまいました。 群像劇が好きな方でこの作品が嫌いな方は、おそらく存在しないのでは? 作中の仕掛けがなかったとしても、青春小説などは特に単体で読んで十分なレベルのクオリティに仕上がっています。思わず涙しそうになりました。 最後に、舞台設定が 2023 年であることを踏まえると、このレビューを読んだ方は是非、今すぐ買って読んでほしい作品です。なんせ、5種類の短編が1冊にまとまっており、非常にお買い得! | ||||
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読了して、帯にあるキャッチフレーズ「この小説は、選考委員への挑戦状だ」という言葉に深く納得。 章ごとに異なる小説ジャンルを、一見バラバラの世界観で描きながらも、次々と物語が連鎖していく。 途中で感じた印象的なセリフや、ちょっとした違和感が伏線となり、クライマックスに至る爽快感は見事の一言。新人賞ならではの意欲作で、特定ジャンルを超え、エンタメ小説の新しい形に触れた気がしています。 文体も非常に読みやすいので、長編小説ながらあっという間に読了してしまいました。また、全五章の中で、選考委員の辻村深月さんが絶賛していた「青春パート」が、個人的に凄く好みでした。 | ||||
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