五本指のけだもの: W・F・ハーヴィー怪奇小説集
評判
五本指のけだもの: W・F・ハーヴィー怪奇小説集の評価:
3.50/5点 レビュー 2件。 - ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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初訳も3編ありますが、他にも入手困難な作品もあって、私は半数以上が未読だったのでそこも良かったです。
時期としては20世紀前半の作品で、超自然要素が前面に出てくるというよりも、何か見えない力が背後で働いていると感じさせるものや、狂気や妄想といった方向でも解釈できる作品も。
さらにそれらが組み合わさった『道具』が個人的なベストでした。炎暑も大好きですが、何度も読んでいるので。
他にも、有名なモチーフの変奏がペイガニズムの雰囲気をまとう『ミス・アヴェナル』や、これだけわかりやすいモンスターホラーな表題作『五本指のけだもの』も良かったです。
後者はタイトルがユーモラスなオチとなっているところもいい。アンソロジーで読んだ『旅行時計』もコミカルなラストで印象に残っているし、そういう終わらせ方が好きなのかもしれません。
ちなみに最後に既訳リストがありますが、解説で触れられていたThe Arm of Mrs. Eganも「幻想と怪奇10」に訳されていたかと。