■スポンサードリンク


黒書院の六兵衛



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

黒書院の六兵衛の評価: 3.73/5点 レビュー 81件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全81件 1~20 1/5ページ
No.81:
(4pt)

読者レビューを読むまでが「完読」

本を閉じて「爽快」だった読者は少ないでしょう。
肯定的なレビューを書いている方も、色々とそしゃくしたのち、読書体験を肯定されたのかと。

上巻・下巻、ともに「どうなるのだろう?」と気になりながら読み続け・・・・。
最後の数ページ前で、「読み終わってしまう、、」という惜しい気持ちも味わいました。
そして、最終ページに至るのですがー。なんとも言えない読後感。。。
読者にその「なんとも言えない」感覚を残し、あれこれ書かせるところまでが、作者の狙いなのでしょう。

個人的には、もっと爽快な読後感を期待していたので、最後は、とても残念でした。
ずっと感情を表さなかったロクベイさんが、最後の数ページで豹変してしまい、これも残念。

ただ、無血開城の最中の武士たちのありよう、江戸城西の丸のつくり、天朝様の入城のありさまなど、
大河ドラマなどでは描かれない様子を垣間見ることができ、まあまあの読書でした。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.80:
(5pt)

浅田次郎さんの本が好きで注文しました。

やはり買って良かった。早く下段が読みたくなりました。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.79:
(5pt)

とても胸にグーっと来ました。

読んで行く内に何か六兵衛の味方になっていく自分が不思議、、、
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.78:
(5pt)

これはもはや

人間技とは思えぬ
神域、真妙の
傑作だと感服しました。
浅田先生、本当に
ありがとうございました!
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.77:
(3pt)

辟易の手前

六兵衛の話しは、フーンレベル。理屈っぽくて。それで、これだけ書けるんだから、さすが次郎さん。
だけど、上巻で十分です。辟易手前。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.76:
(5pt)

絶対に面白い。

江戸城受け渡しを題材にした内容なので、これは読まなきゃ、と購入。
次郎氏の著作は、とにかく面白いし、勉強になります。下巻も購入予定。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.75:
(5pt)

実に面白い

どう展開するのかわからない面白さ。電車の中で読んでますが、30分が短く感じるほど実に面白い。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.74:
(1pt)

時間を返して

浅田氏の小説はいつも面白くて、大好きだったので、期待して読み始めました。いつか面白くなるはずだ、と自分にいいきかせて最後まで忍耐の一字で読み切りました。私の中で近年まれにみる残念な小説になりました。何を伝えたかったのか、何が問題だったのか、まったく私にはわかりませんでした。読み切るまで結構な時間がかかる作品です。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.73:
(4pt)

時代小説

時代小説
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.72:
(5pt)

配送速い

同日注文の上巻よりも早く到着。新品で満足しています。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.71:
(4pt)

まずは解説から

上司からもらって読み始めました。
全く予習しなかったので、六兵衛の正体を考えながら読んでいました。
想像と違ったオチでびっくりしましたが、解説を読んで納得しました。
二回目を読むつもりがない場合、ちょっと変な順番ですが、多分解説を読んでから
本章を読んだほうが面白いと思います。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.70:
(1pt)

ほんまに良?

内容より、本自体がめちゃくちゃ汚れていた。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.69:
(1pt)

楽しみです...

浅田さんは好きなので楽しみだけどAmazonにはガッカリです。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.68:
(4pt)

お城の勉強になります。

日本史が苦手な私ですが、もっとこのあたりを勉強せねばと思いました。自分の出自、出身地にこだわる東京人の歴史を垣間見た気分です。
それにしても無血開城ってほんとに奇跡的な出来事だったんですね。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.67:
(4pt)

江戸マン参上!

アンパンが喋ったりバイ菌が喋ったり
梨が奇声を発しながら踊り狂ったりする事は
我々の日常の中では無い訳ですが
小説や映画
絵本やアニメの中ではまま在る訳です。

本書を読了して思いました。

的矢六兵衛は
「江戸という時代」を擬人化した
キャラクターなんだなぁ
と。

愛と勇気と武士道だけが友達のヒーロー

江戸マン!

日本では古来
「形の無い」不思議な出来事や現象に
名前を付けて表現しました。

「妖怪」という奴です。

人知の及ばぬ
大きな流れにも
「神」と名前を付けた。

六兵衛は江戸時代という
妖怪であり
神でもあった訳です。

・・・でも何か夢落ちの様で
反則というか
(読んでる内に「まさか・・よもや」と
思ってしまったので)
消化不良気味でした。

しかしこれ一冊(二冊)で
江戸という時代が
教科書よりも解り易く
解説されているので
「そういった向き」には
お勧めですね。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.66:
(5pt)

運動部の掛け声

私が千葉県の
とある公立中学に上がりましたのは
昭和五十年代の事です。

男子全員丸坊主。
女子はオカッパにさせられました。

元々東京者の私は、嫌でたまりませんでしたが
「校則」となれば致し方無い。

入学早々全員「運動部」に入れ!との事。
文化部は部活に在らず。
そういう「空気」でした。

バスケ部に「嫌々」入部。
一年は中腰でコートの端に並び
先輩達の練習を眺めます。
先輩達のシュートが決まる度
我々一年は「ある動作と掛け声」を致します。

ナイッシューナイッシュー
(パンパパンパンパンパパン)
チューゼイ!

パンパパン・・・と云うくだりは
拍手です。
「ナイッシュー」は
ナイスシュートでしょうが
何でしょう?

「チューゼイ!」って。

恐らく伝統なのでしょう。
このバスケ部の。
そして恐らく先輩達も
誰も意味何ぞ知らんのでしょう。

この学校は
新興住宅地造成に伴う新設校でしたが
元から在る地元中学校からの
「分離」という形だそうです。
なのでその旧校からの「伝統」なのでしょう。

毎日うさぎ跳びをさせられました。
水も飲むなと言われました。

「今までそうして来たのだからそうせい!」
と。

そして昭和は遠い過去となりました。
平成までもが終わろうとしています。

当時は嫌で仕方なかったけれども
何だか懐かしい。

本書を読んで
そんな事を思い出してしまいました。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.65:
(5pt)

がらがらぽんの中にあって動かぬもの


 この小説は日経新聞夕刊の連載新聞である。
波瀾万丈のストーリーが展開されるわけでもない。動かぬ六兵衛のまわりの
人があたふたして、いったい六兵衛は何者でなぜじっと座ったままなのかを
あれこれ忖度するばかりの物語である。大きな事件が起こることもない。
読者を飽きさせないのは浅田次郎のリアリティあふれる筆力。おそらく浅田は
この連載のあいだ嬉しくてしようがなかったに違いない。自分の筆のちからで
読者が登場人物と同じようにあたふたしているのがわかっていたから。

 六兵衛とはなんだったのか。読者ひとりひとりに答えはゆだねられる。
江戸幕府260年を貫く武士の魂だったとか、明治維新後の文明開化で侵される
日本の伝統文化を象徴しているとか、あるいは民草を幕府の支配から天皇の
支配に委ねるための儀式の司祭だとか・・。明確な答えがないのがいい。
いろんな読み方ができるから楽しい。

 八方美人の変節漢ばかりのいまの世の中に、筋を通す人間がこんなにも
美しいのかとあらためて教えられた。これを映画化するとして、六兵衛を
誰に演じさせるか。からだが大きくて筋肉質しかも敏捷で頭もきれる。
う~ん、藤本隆宏あたりか。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.64:
(5pt)

最後には感動の涙

読み終えた時、誰もがこの最後の武士に清々しさを感じてため息をつくのではないでしょうか。上司の顔色を伺いながら不本意な仕事をさせられてる自分が情けなくなります。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.63:
(5pt)

江戸城の格式ある座敷を転々と漂流する六兵衛


 江戸城受け渡しの物語は、西郷隆盛と勝海舟や山岡鉄舟などの談判に
スポットライトがあたって進められるのが普通だが、この浅田次郎の小説は違う。
身分の低いひとたち(いまの企業で言えば主任クラスとか担当者だろうか)は
開城にあたってどう行動したのか、どう受けとめたかという視点から物語を
紡いでいる。

 主人公は新政府の先遣隊長として送りこまれることになった尾張徳川家の
徒組頭の加倉井隼人。ノンポリの江戸育ちの平凡な家庭人。嫌な仕事を
押しつけられ皆から気の毒がられながらも江戸城に入る。彼を待っていたのは
右往左往する旗本御家人とそのなかで無言で居座る御書院番士の六兵衛。
六兵衛を(腕力なしで)立ち退かせようと彼の秘密を探るうちに加倉井隼人は
次第に六兵衛に惹かれていく。六兵衛が260年続いた徳川武士の魂を顕現して
いるように思えてきたのだ。絶対ありえない荒唐無稽なストーリー展開だが
浅田次郎の手練れたリアリティ溢れる文章に接すると、本当にあったかも
しれないと思い始める。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.62:
(4pt)

幕府はなぜ滅びたか?の物語。

幕末というと、勤王の志士だの新選組の話ばかりで、江戸幕府の内情を描いた作品は少なく、その意味でとても興味深く読みました。オチがないとの批判も見られますが、六兵衛が誰かというのは実はどうでもよくて、この小説のテーマは、あくまで滅びんとする幕府であり、その中で右往左往する人々の物語です。六兵衛を軸に、様々な立場の人々の証言をつないだ構成は、当時の人々の姿を生き生きと浮かび上がらせ、幕府に対して抱いていたイメージが変わりました。歴史上の有名人物のいかにもな語り口も楽しいです。この小説が日経新聞の新聞小説だったということを考え合わせれば、老舗の大企業と人の在り方の物語とも言えるかもしれません。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!