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黒書院の六兵衛
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黒書院の六兵衛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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六兵衛の話しは、フーンレベル。理屈っぽくて。それで、これだけ書けるんだから、さすが次郎さん。 だけど、上巻で十分です。辟易手前。 | ||||
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西郷隆盛と勝海舟のおかげで、無血開城となった江戸城。新政府への引き渡しが迫る中、いてはならぬ旧幕臣に右往左往する城中。その男、御書院番、れっきとした旗本の的矢六兵衛である。そして西郷も、その六兵衛を腕ずく力ずくで引きずり出してはならぬという。六兵衛をめぐっては、いろいろは噂が飛び交うが…。 面白い設定のお話ですが、最期の結末がすっきりせずに、消化不良の印象が残ります。結局、六兵衛の正体は不明のままだし、どんな存念で座り込んだのかも不明、すっきりしないなぁ。その六兵衛が、座り込みを続けるうちに、その存在が大きくなってゆき、最後に城を去るところでは、少し感激させられるのは間違いありませんが…。 なお、本書で幕末の尾張藩の立場がどういうものだったか始めて知りました。 | ||||
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最初は六兵衛の動きが分からなく、ミステリー小説を読んでいる面白さがありました。ただ途中からあまりにも寡黙すぎて六兵衛が何を考えているか分からなくなりましたので星2個減点しました。 | ||||
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下巻の途中から既読感を覚えたのは、壬生義士伝のせい。 徳川の殿軍を見事に務めた吉村貫一郎。 武芸・学問・人品。彼に足りなかったのは出自だけだった。 本作の主人公?である謎の人物的矢六兵衛もまた。 彼が何者であるかは別としても、彼が、何の目的で引き渡し直前の江戸城に居座り続けるのかは、下巻で明らかになる。 吉村貫一郎が「戦う」ことで義を貫いたとすれば、六兵衛はひたすら動かぬことで、幕府の新政府に対する義を貫いたのか? ユーモアを交えながら、幕末の本質を明らかにしようとする浅田氏の手法は評価に値する。 もしかして、最後の最後でファンタジーでどんでん返しをくらわされるのじゃないかと不安を覚えつつ読んでいたが、それはなく、腹に落ちるエンディングであった。 この不安がなければもっと良い物語だったと思うが、過去の作品からしかたないよね。 | ||||
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浅田次郎作品は大好きで、歴史物に関してはほぼ読んでいます。 この作品については上巻途中からあれ?と思って読み進めました。 大名始め官軍各将や有栖川宮、天璋院や静寛院宮までもが六兵衛について頭を悩ませる…たかだか一旗本の処遇に大げさかなと感じました。 途中様々な人の証言や六兵衛の正体の憶測が飛び出すものの、結局は正体はわからずじまい。 もやもやしたままです。 様々なひとの証言を元に珍妃の死を解明する『珍妃の井戸』に似てるなと感じました。 | ||||
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六兵衛に関わりのある人を次から次に登場させて、彼の事を語らせるが、いずれによっても彼の真の姿は不明のままラストに至る。結局、人物不詳のまま「徳川時代の武士の鑑」を体現したもののようにされて終わるのだが、語る人があまりにも多くちょっと間延びし過ぎ。遂にその姿が明らかになるのではないかと期待すると肩透かしを食らうから、ミステリー好きの人はは読まない方がいい。 | ||||
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浅田さんの 一路が素晴らしくて時代物を頂きましたが ちょっと・・・・ | ||||
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それで、それで、とページを繰る手を止められないリズムは、さすが。 ただ最後まで読んで、「えっ?それで!?」と少々きょとんとしてしまった。 | ||||
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最近の作品はつまらなくはないものの、読んでいて涙がこぼれるような感動は味わえない。デビューから時が経ち、作者が書きたかったテーマは出尽くしたのであろう。とはいってもツボを押さえたストーリー展開や、文章のリズム感はさすが。 | ||||
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江戸城無血開城に前後して、江戸城に居座る侍六兵衛と、この侍の正体や真意をあれこれ詮索して、 振り回される人々のお話です。 出だしや着想はおもしろかったですが、同じような調子で六兵衛に関する仮説の検証が続いていくので、 後半はあきてしました。いっそのこと下巻の最終章を読んでしまいたくなる誘惑にかられました。 | ||||
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江戸城無血開城が実際どのように行われたのかは興味のあるところ。その際、侍の株を手に入れた(本当にあったといわれる)輩が江戸城に居座ったという設定は面白い。主人公にほとんどセリフがなく、周囲があれやこれやと仕立てるところは著者の計算済みで、最後には侍の矜持を示してみせた。だが、如何せん物語全体が文字通り、動かざること黒兵衛のごとし。私の期待はやはり著者も得意とする波乱万丈の展開である。 | ||||
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周囲の困惑をよそに居座りを続ける六兵衛。居座る場所も、最初の書院番士の宿直部屋から大広間の武者隠し、帝鑑の間、上之御部屋、松溜間、ついには黒書院と、次第に格式が上がり、話しかける相手も、西郷吉之助、大村益次郎、前尾張大納言徳川慶勝、木戸孝允、第16代宗家徳川家達といった大物たちになる。最後には明治天皇まで顔を出される。武士の心映えへの賛歌はいつもの浅田節だが、それにしても、六兵衛の正体が十分には明かされないのは物足りない。 | ||||
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六兵衛の正体が気になって最後まで読みましたが、結局あいまいなままで、消化不良。 浅田氏お得意の男の美学は存分に書かれていますが、蒼弓の昴や壬生義士伝ほどの感動はなかった。 | ||||
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