■スポンサードリンク
黒書院の六兵衛
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
黒書院の六兵衛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 21~40 2/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非常に良かった。六兵衛の誰たるかを明らかにする必要も無い。徳川から新政府への御一新において、手のひらを返しまたは返さざるを得なかった幕臣らへのたった独りの反目であり、かつ開幕からここまでの徳川幕政とその武団消滅への鎮魂があの行動になったと思う。ラストシーンはなかなか読ませた。爽やかな読後感を持たせてくれる作品だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変楽しく読ませて頂いております。当時の幕府の模様が解りやすく描かれています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変楽しく読ませて頂いております。当時の幕府の模様が解りやすく描かれています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
西郷隆盛と勝海舟のおかげで、無血開城となった江戸城。新政府への引き渡しが迫る中、いてはならぬ旧幕臣に右往左往する城中。その男、御書院番、れっきとした旗本の的矢六兵衛である。そして西郷も、その六兵衛を腕ずく力ずくで引きずり出してはならぬという。六兵衛をめぐっては、いろいろは噂が飛び交うが…。 面白い設定のお話ですが、最期の結末がすっきりせずに、消化不良の印象が残ります。結局、六兵衛の正体は不明のままだし、どんな存念で座り込んだのかも不明、すっきりしないなぁ。その六兵衛が、座り込みを続けるうちに、その存在が大きくなってゆき、最後に城を去るところでは、少し感激させられるのは間違いありませんが…。 なお、本書で幕末の尾張藩の立場がどういうものだったか始めて知りました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幕臣も徳川方大名も新政府方大名も武士も、様々な武士の心の底にあった、武士はこう在るべきという魂が具現化された人だったのかなあ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
珍しくいらいらする物語。どんなどんでん返しがあるかと我慢しながら読み続けたけど、結局よく分からないまま不自然な終わり方。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読ませる技術はさすが。 お城に座り込む六兵衛の正体やいかに? 最後のシーンを描きたくて書かれた作品なのかも。 鹿児島出身としては、西郷どんの発言をカタカナ表記されるとかえって読みにくかった。お江戸の人から見れば、やはり外国語のようなものなんですかね?(わら) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は六兵衛の動きが分からなく、ミステリー小説を読んでいる面白さがありました。ただ途中からあまりにも寡黙すぎて六兵衛が何を考えているか分からなくなりましたので星2個減点しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
六兵衛が何故座り続けたのか。それは読者が自分で結論えお出すということか。ただ読んでいて先を知りたいと思う本でした。映画になったら良いなと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸城開城に際し、大変ユニークな、また面白いストーリー設定です。登場人物の描写も楽しみました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上下巻で完結ですが、片方でも満足できるのではないでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ここまで引っ張るなら最後は六兵衛について謎となる部分をとことん詳らかにしてくれないと面白くない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
下巻の途中から既読感を覚えたのは、壬生義士伝のせい。 徳川の殿軍を見事に務めた吉村貫一郎。 武芸・学問・人品。彼に足りなかったのは出自だけだった。 本作の主人公?である謎の人物的矢六兵衛もまた。 彼が何者であるかは別としても、彼が、何の目的で引き渡し直前の江戸城に居座り続けるのかは、下巻で明らかになる。 吉村貫一郎が「戦う」ことで義を貫いたとすれば、六兵衛はひたすら動かぬことで、幕府の新政府に対する義を貫いたのか? ユーモアを交えながら、幕末の本質を明らかにしようとする浅田氏の手法は評価に値する。 もしかして、最後の最後でファンタジーでどんでん返しをくらわされるのじゃないかと不安を覚えつつ読んでいたが、それはなく、腹に落ちるエンディングであった。 この不安がなければもっと良い物語だったと思うが、過去の作品からしかたないよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現時点では上巻のみ読み終わった状態。 下巻が手元にない故、こうやって上巻のみの情報でレビューが書けるのは、良かったのか良くなかったのか。 幕末史では、勝-西郷会談で江戸城無欠明け渡しができました。めでたし、めでたし。 で終わるところですが、浅田さんは、ニッチな歴史の裏面というか側面をとらえるのがうまいですな。 当然、大政奉還した上に、戊辰戦争も棚上げして恭順しちゃった将軍とは別に、江戸城で勤務していた旗本・御家人は大量にいるわけで。 一部先鋭的な集団は上野彰義隊となって一戦交え。というのは普通に歴史を知っている人なら当たり前の話なんだけど。 そうじゃないひとも、いるはずだよな。よく考えると。 その中で江戸城を頑として動かない男が一人...。 声を荒げるでもなく、刃傷に及ぶでもなく、ひたすら書院番として江戸城に詰めるのみ。 しかも、どうやらその侍は「入れ替わっている???」、わけがわからなさ過ぎて、「どういうこと???」と読み進めてしまう。 久々に飢餓感を覚える、上下巻の読み物でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
浅田次郎作品は大好きで、歴史物に関してはほぼ読んでいます。 この作品については上巻途中からあれ?と思って読み進めました。 大名始め官軍各将や有栖川宮、天璋院や静寛院宮までもが六兵衛について頭を悩ませる…たかだか一旗本の処遇に大げさかなと感じました。 途中様々な人の証言や六兵衛の正体の憶測が飛び出すものの、結局は正体はわからずじまい。 もやもやしたままです。 様々なひとの証言を元に珍妃の死を解明する『珍妃の井戸』に似てるなと感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は浅田次郎さんのファンです。六兵衛が誰なのかの謎解きを期待しながら退屈な上巻を読み終わり、下巻に入り話の展開が早まり、だんだんと六兵衛の謎が解き明かされた。しかし、いくら何でも数千両の旗本の株を買うほどのお金がある浪人(?)がいるとは思えないし、これには無理がありすぎる。おそらく浅田次郎さんはそんな些末なことはどうでもよく、江戸時代を背負う人物として六兵衛を描いたのであろう。最後の締めくくり方ももう一つであった。六兵衛にもっと語ってほしかった。途中まで気を持たせたのに残念だった。 浅田次郎さんの時代劇は「一路」「憑神」「お腹召しませ」のようなドタバタ展開で最後に感動して終わるタイプと、新撰組3部作のような真面目で堅いタイプに分かれると私は思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新しい感覚に時代劇読み物。謎が謎を呼ぶ六兵衛の実態に興味津々。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
六兵衛を取り巻く人間模様と時代模様が織りなす,新しい感覚の時代劇読み物。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸末期大政奉還にて江戸城を新政府に譲り渡す段になって、その江戸城に一人居座る武士的矢六兵衛。旗本中の旗本と言われた 御書院番士。その凛とした姿は武士らしい武士だが、正体が分からない。どうも、この六兵衛は金で旗本職を買ったらしい。だが、その もともとの六兵衛はどうしたのか、またここに居座るもう一人の六兵衛の意図は何か。彼を巡って勝安房守、西郷隆盛、木戸孝允などが 六兵衛との折衝にあたり、江戸城中がてんやわんやの騒ぎになる風景は、そのまま三谷幸喜あたりが脚本を書いて映画にできそうで ある。六兵衛の正体を巡って疑心暗鬼が生まれ、彼の意図をさぐるべく多くの人間が登場する。ここまでは、ユーモアタッチの時代劇ミステリーとも 言え、非常に楽しめる。どのような結末になるのか、多くの読者はワクワクするはずだ。だが、結末は、やや期待外れ(私には)。六兵衛が 桁外れの寡黙な人間のためか、彼の意図が最後までよく伝わらない。「感動の結末」と言われてもなあ、というのが私の感想。解説で 青山文平が、江戸260年の平和を現出させたバックボーンが六兵衛であるということを述べているが、六兵衛が、最後は天皇と面談(と言っても 六兵衛はしゃべらないが)しても、彼の意図がよく伝わって来ないのだ。青山は解説の題名を「私の『黒書院の六兵衛』」と付けている。 つまり自分はこう解釈したという意味であろう。浅田次郎らしいもう少し切れのある結末が欲しかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
浅田次郎先生にしては、締まりの無い駄作で、残念な出来だった。。。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!