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ヘルメースの審判
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ヘルメースの審判の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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日本の時代遅れのビジネスモデルを描いた圧巻の592P。 ミスを犯さず、いかにして上司の歓心を買う。 悪しき年功序列は不都合な真実から目を背ける。 その社風は変わらず、モノづくりの基本から逸脱していく。 今、何故できないんだ、意識改革と組織改革がっ。 | ||||
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想定以上 | ||||
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楡周平さんの本はほとんど読んでいますが、この本は面白くない。 「大企業の創業者一族に連なる人間が主人公」というのがそもそもだめだ。 企業ものを書くなら、そういう立場の人間ではなく、もっと現場の人間を描くような作品を期待する。 この手の本にはやや食傷気味。選んで購入した自分の責任ではあるが。 | ||||
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面白かったです。 | ||||
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日本の巨大企業 東〇のお話と思います。面白い | ||||
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TOSHIBAをモデルにした楡周平らしい経済エンタメ小説、堪能しました。 日本企業の在り方・問題点を指摘する部分も多く、政官財の癒着、粉飾決算、学閥といった大企業にまつわる問題がすべて網羅されているのではないかというほど、盛りだくさんの内容です。 「ひとつの技術や製品が市場環境を激変させ、既存製品が駆逐されるのを分かっていながら、それでもなお今行っている事業の延命に必死になる。10年20年先のことを考えれば、今打って出ないと手遅れになると分かっていながらだ。」 「10年後20年後には自分たち(経営層)はいないから、後のことは知ったこっちゃないということなんだろ。」 主人公とその親友が交わすこの台詞が深く突き刺さりました。 これは日本企業だけじゃなくて、日本全体に蔓延る暗黙の了解なのではないでしょうか 日本企業が置いていかれているのか。 日本経済が置いていかれているのか。 はたまた、日本という国、社会そのものが置いていかれているのか。 最後の結末が示唆的で、この著者のメッセージが非常に濃くでていると思いました。 主人公がハーバードをトップで出たエリートというのであればもう少しエッジが立っててもよかったな、でとエッジが立ちすぎていたらそもそも日本企業でこんなにのし上がれないよな…と邪念が湧いてしまったので、次回作にさらに期待です! あとは魅力的な題材をふんだんに盛り込んだ反動として、とにかく長いです。物語に入り込めるまでに時間がかかるかもしれません。 最初のつかみがもうちょっと違うか、もっとドキドキするような伏線になっているか、テーマを絞って掘り下げたらよかったかな。 物語に入り込んで、読むのに勢いづいたら、一気に最後まで読み切りました! | ||||
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途中から、どうにも主人公が優秀で有能な人間だという感じがしなくなってしまった… 情報通の親友の「社外秘のリーク」と、エネルギービジネス界のフィクサーの「お気に入り」になったお陰で拾って貰ってめでたしめでたし ふと、小学校の学級委員長みたいな奴だな。と連想した がっつりとした後ろ盾がある中でなら、有能なんだろうなあ、と、書かれてない部分に何となく納得してみた トップ取らせるなら「金庫番」とか「番頭さん」が黒子に居て、本人にのびのびやらせると抜群に能力発揮するタイプかな?と思った 申し訳ないけど、読まずとも良かった | ||||
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東芝の粉飾決算という事実を元にしながらも、原発最終処分場建設やLNGガスの売買契約などのフィクションも交えて展開した本格的なビジネス小説だった。 様々な利権や不正、騙しあい、駆け引きが繰り広げられていて、非常に楽しめた。 画期的な技術や製品というのは、組織が大きくなればなるほど、生み出すのが難しくなるのはなぜか。 大企業の場合、社員の学歴に差がなく、ミスをすれば出世の道が断たれてしまうと考えてチャレンジしないため、革新的な製品やリスクを冒してでもビジネスをものにしようというがむしゃらさがない。 一方、ベンチャー企業には決意と覚悟、妥協しない揺ぎない信念を持っているため、どんなにリスクが高くても最後までやり通す意志がある。 アメリカでの生活が長くベンチャースピリットを持った肥後賢太が、新しいビジネスを模索しながらも、古い体質の会社を変えようと奮闘していく様子は読み応えがあった。 日々猛烈な勢いで環境が変化していく現在のビジネス社会において、過去の成功体験や年の功ではなく、多様性を認めながらも変化を恐れず立ち向かっていくしかない。 ヘルメースという、ギリシャ神話に登場するゼウスの使いで、旅人、商品の守護神である神はどんな決断を下すのか。 粉飾が発覚したあとどんな展開になるかと思ったが、ニシハマという会社に愛着を持ち続け、自分に何ができるかを考えた賢太の生き方に好感がもてた。 | ||||
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