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エミリの小さな包丁
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エミリの小さな包丁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全109件 101~109 6/6ページ
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エミリのおじいちゃんが傷ついたエミリに美味しい料理で癒していく。 ほっこりします。 | ||||
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読みたいと思ったきっかけが、チェロ奏者、柏木広樹さんのアルバム「VOICE」収録の「エミリの小さな包丁」のテーマ曲を聴いたからだ。映画化と言うわけでもなさそうなのに、なぜこの小説のテーマ曲が創られたのか?プロの音楽家の創作欲を突き動かす、どんなものがあったのか知りたくなった。正直、それまでは、癒し系とか、料理や食べ物を題材にした小説は興味なかった。だが、読んでみると、それだけではない再生の物語でもある。人として生きていく大事な事が、食を通して、田舎の良さを通して教えてくれる。映像が観え、音が聴こえる。 | ||||
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それぞれ心に傷なり陰なりを持つ人々が、出会いを通じて癒やされていく。ご都合主義とも言えるが、安心感とも言える。心が疲れている人、寂しい人、人が信じられなくなっている人、お勧めです。 | ||||
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キラキラとした風景が拡がります | ||||
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森沢明夫ワールドに大満足でした。他人のことを気遣えない知人、母を嫌っていた主人公、口数少ないお祖父ちゃんの言葉に隠された思い。みんなそれぞれの人生で辛いことや悲しいことにも遭いながら前向きに生きてるんだなぁと思いました。自分の思い込みのフレームだけで他人を嫌ったり好いたりするけど、知らなかったエピソードを聞いたり自ら気づいたりしたら、これまで見えていた印象とは180度変わることもある。小説だけど、人生教訓になる温かい森沢さんのお話が大好きです。 | ||||
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森沢さんの作品はどれも好き。 今回の作品は、あることがきっかけで田舎のおじいさんの元にやってきた主人公が 生きる力を取り戻していく内容です。 章ごとにお料理が紹介されており、読みながらお腹が空きます(笑)。 ものたりなかったのは、エミリちゃんの内面があまり伝わってこなかった点です。 おじいさんを始め魅力的な登場人物が現れるものの、さっと通り過ぎていく。 エミリちゃんが自分と向き合えていないので、周りに気をくばる余裕がなかったのかもしれませんね。 本当に落ち込んでいる時って、食事の味しません。 エミリちゃんが復活していく経過とお料理、おじいさんの人生が うまくリンクするともっと面白くなりそうでした。 なんてったって森沢さんですもの。 今後の期待も込めて星3つにします。 | ||||
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作者の森沢さんを調べると高倉健さんの「あなたへ」や「ふしぎな岬の物語」の原作や小説化を された作家さんであることを知りました。 初読と思っていましたがどこかで別の本を読んでいたり、このように映画で見ていたりしたのですね。 この物語にも出てくる田舎の穏やかで「なんにもない」漁師町の雰囲気や本のロケーション感は共通 のBGMのように流れていて、懐かしくもゆったりとしたいい気持ちになります。 この物語には東京で不倫と職場関係に疲弊したエミリという女性が彼女の15年間交流のなかった おじいちゃんと、お互いに感情表現が不器用ながら、徐々に心を通わせあい、きちんと日々をおくり、 ゆっくりとながら自分と向き合っていく様子を書いてゆきます。 田舎の漁港で風鈴を手作りしながら独り暮らしをしているおじいちゃんですが、意外に、釣り下手な作家や お調子モノの漁師、いい波が来るとサーフィンに出てしまう喫茶店の主人など、いい関係の友人も多く、 自分で釣ってきた魚を調理する腕前は料亭の板前さんなみで空腹時に読み始めると思わず居酒屋か 魚屋さんに走り出たくなってしまうくらいの危険性を持っています。 口数少なく、でも気持ちがあったかくて、料理も上手いし、実は読書家で教養もある。 なんてステキなおじいちゃんなのでしょう。。。 イナカの古い家の感じ、とか自分で採って作る料理の感じとかジブリのトトロや思い出ぽろぽろみたい だなあ。と感じてアニメキャラを当てはめて読んでいましたが、作者が健さんの映画の本を書いたと 知ってからはこの方の役は「あなたへ」の健さんに決まりです。あの白髪の感じとかたたづまい 朴訥にしゃべるせりふとか仕草など。。。。ああピッタリすぎる。 文章の中で健さんに会いたいファンの方、お勧めですよ。 | ||||
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地にどっしりと足を付けて生活してるおじいちゃんがとてもいい感じだった。魚料理の描写も楽しい。 エミリは…、ちょっと「甘い」かな?不倫で逃げて来て、逃げた先で次に惚れるの早すぎw「鬱」じゃなくて「ちょっとへこんでる」位のトコで、なんでそんな悲壮感漂わせたがるかなあ?と思わんでもなかった。 読後感はいいんだが、始めからないモノなら別に寂しくないだろうが、「慣れて」しまった後に「旅立ち」を見送るおじいちゃんの「祭りの後の静けさ」がやっぱり痛い。個人的に↑の痛さって感じたくないんだよなあ… 概ね楽しみました。 | ||||
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ゆっくり何日かに分けて読むつもりが、寝る前に読み始めたら夜中まで一気に読了してしまった。 大好きな作家 森沢明夫さんの最新作 【エミリの小さな包丁】 都会で傷ついて、お金も仕事も行き場所も無くし、長く会っていなかった 海の近くの おじいちゃんの家に「お邪魔する」25才のエミリ。 「この作品が、一番好きかもしれない」と最新作が出る度に思ってしまう森沢さんの作品。 でも、どれも大好きだから一番なんて本当は選べない。 温かみのある素敵な表紙の絵。2人の人物の後ろ姿。 読了した後、もう一度このエミリとおじいちゃんの背中を見て、あることを確認したら、ゆらゆらと涙で滲んだ。 これも又、抱きしめたくなる一冊。 終始、お腹がグーグー鳴るような美味しそうなお魚料理の数々。 心を込めて食事の支度をする 無口なおじいちゃん。 その愛情表現に、多くの言葉はいらない。 1人で料理する時でさえ、丁寧にすることは、自らへの大切な愛だと改めて気付かされる。 風鈴が「凛」と鳴るたびに、今までの森沢さんの本の登場人物達が 微笑んでいるように感じる。 小さな青いビー玉が、心の中で「凛」と光る。 優しくて、魅力的な登場人物がまた増えた。 あえて書かないけれども、胸に響く名言がたくさん出てくる。 大人になる度に、深く詮索しないことの優しさが身に染みるようになる。 それは、たくさん心が傷付いてきたからだけど、痛みを乗り越えてきた心こそが、キラキラとした未来への大切な宝物だと思える作品。 早速重版が決定したそうですね!! おめでとうございます♪♪ *\(^o^)/* | ||||
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