■スポンサードリンク


】【(その他)

正解するマド



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
正解するマド (ハヤカワ文庫JA)

正解するマドの評価: 3.89/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

どうか正解されたい

あらすじだけ読んで「本編と関係ないなら別にいっか」とか思ってるひとよ、不正解だ。ガッツリ本編に絡んでるし、スピンオフというかむしろ完全に続編です。ただし本編ラストにモヤモヤしている人よ、そのモヤモヤは解消されません。
正解するマド (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:正解するマド (ハヤカワ文庫JA)より
4150312842
No.4:
(5pt)

異方存在ならびに高次元干渉が実在することを主張した作品

アニメ作品『正解するカド』の「スピンオフ」ノベライズかと思い、本書を購入いたしました。この作品をどう評価するべきか、なかなか迷っております。と言うのも、表紙の後ろに本の紹介が書かれているのですが、そこでは「スピンアウト」と書かれており、見事に期待を裏切られたと思うと同時に、それはそれでひとつの作風として「あり」なんではないかとも思われたからです。
 本書は、読者がアニメ『正解するカド』を視聴していることを前提に書かれています。本書における根本的なテーゼは、アニメ『正解するカド』で言及されていた高次元干渉というものは実在する、ということに尽きると思われます。
 筆が進まず苦悩する著者は、やがて『正解するカド』の登場人物ヤハクィザシュニナを幻視し始めるのですが、その彼から、カドが三次元宇宙用の変換機構だとしたら、マドは二次元宇宙用の変換機構だと告げられます。二元宇宙とは、小説だとのこと。小説という異次元の物語が、人に影響を与えることはいわば「異方変換」なのであり、それは「宇宙と異方の邂逅」である。つまり、小説の存在は、高次元干渉が可能であることを証明している、もっと言ってしまえば、アニメ『正解するカド』はきわめてリアリティのある話なんだ、ということなのでしょうか。そういわけで、アニメ『正解するカド』の脚本を書いた「野崎まど」は「正解」しているのであり、本書のタイトルは『正解するマド』とされたのだと思われます。
 著者の上述のテーゼをどう評価するかはさておき、いきなり話が急展開し、このテーゼが語られるのは、本書の最後の部分だけであり、核心的な問題だけに、もっと慎重に著述されるべきではなかったかと思わずにはいられません。作中でも著者は締め切りに追われており、実際、時間がなかったのでしょうか。
 とは言え、本書の随所で表明されている「野崎まど」氏に対する乙野四方字氏の思慕の念がダイレクトに伝わってくる作品ではありました。
正解するマド (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:正解するマド (ハヤカワ文庫JA)より
4150312842
No.3:
(5pt)

「正解するカド」のノベライズでスピンオフで続編でメタ・メタフィクションでファンブックです。

※まずこのノベライズはアニメの「正解するカド」のラストの事までネタバレしているので、「正解するカド」をすべて視聴していない方は要注意です。

アニメの正解するカドが面白かったのでこちらも手に取ってみました。
どこか狂気を感じる内容紹介が正解するカドらしさを出しています。
なので正解するカドの楽しみ方が理解できた方にはぜひお勧めしたいです。

始めは作家ものと思わせておいて…という正解するカド的な内容です。
本文中には正解するカドの内容はもちろん野崎まど氏の著書の事や「これよく出来たな」と感心するギミックも仕込まれているので読み返すのがとても面白いです。
後半を読めば正解するカドの内容理解やとあるキャラクターについての情報も得られると思うので、面白かったけどちょっと不満だったという方も楽しめるかと思います。

それと、人によってはもう一冊必要になるかもしれません。
正解するマド (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:正解するマド (ハヤカワ文庫JA)より
4150312842
No.2:
(5pt)

最高のスピンアウト作品

最高に面白かった。
正解するカド視聴者には是非読んでいただきたい。
野崎まど読者はさらに楽しいかと。
正解するマド (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:正解するマド (ハヤカワ文庫JA)より
4150312842
No.1:
(5pt)

犯人はマド

このような小説を成立させた作者の手腕と、これを出してしまう早川書房の懐の深さがすばらしい。
しかし、この作家にここまでの内容を書かせてしまうのは、他に原因がある。
それは、野崎まど、その人である。
この作品には犯人と呼べる人がいて、アニメのノベライズなので、アニメスタッフは犯人かもしれないが、やはり主犯は野崎まどなのである。

しかし作者は犯人はマドとは言わないだろう。なぜなら尊敬しているからだ。敬愛しているからだ。
それじゃあしかたがないな。
でもやっぱり主犯は野崎まどだと思うのだ。
正解するマド (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:正解するマド (ハヤカワ文庫JA)より
4150312842

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!