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魔女たちのアフタヌーンティー
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魔女たちのアフタヌーンティーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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アフタヌーンティーの響きに釣られて購入。 主人公の押しまくる営業姿勢に、あまり共感できないな…と思っていましたが、年齢も近く不惑どころか惑いすぎる気持ちにいつしか大共感… 完璧な女主人(ホステス)に見えた魔女にも抱えていた悩みがあり、色々な設定が生きてくる終盤は一気に読み切ってしまいました。 茶葉でもティーバッグでもペットボトルのお茶でも良い。ちょっと気持ちを落ち着けて、素直になろうと思えました。 | ||||
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以前からアフタヌーンティーの魅力に取り憑かれてるのでタイトルにヤられましたが、中身も素敵なお話で繰り返し読みました | ||||
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「西の魔女が死んだ」の世界観が好きで、こちらの本を読んでみました。 美しい光景がたくさん浮かぶ描写です。 思わずスコーンも食べたくなったし、家にある普通の紅茶も丁寧に淹れたくなりました。 最近、目黒の庭園美術館に行ったばかりだったので、美しい光景が浮かびました。 「自分の心を整えるために、ゆっくり紅茶を淹れるのよ」と帯に書かれています。 魔女が、主人公やゲストたちの傷ついた心を癒してくれるお茶会を開いてくれるお話だと思っていたら。 最後、とても心を打たれました。 「私たちは時にぶきっちょだ。身近な人にほど上手く伝えられず、すれ違う」 私自身性格が真反対の姉がいるので、重ねずには居られませんでした。 想像していたお話より深く、感動しました。 立派に見える大人も、誰もが昔は子供で、色々な思いを抱きながら生きている。 とても美しい世界観、ぜひ映像化してほしいです。 | ||||
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魔女が棲むとも噂される古風なお屋敷で催されるアフタヌーンティーで、偶然に出会った世代もバラバラな人たちが午後のひと時を過ごす。或るときはまるで貴族の館に迎えられたかのような応接間(ドローイングルーム)で最高級のダージリンと贅沢なティーフーズが振舞われる。また或るときは秘密めいた庭で、七輪で沸かしたお湯で淹れた紅茶とスコーンを楽しむ。ミノベ不動産の開発部で働いている前屋敷真希は、その邸宅の買取交渉の糸口を求めてお茶会に参加することになる。 型に囚われないお茶会で、心地よい時間が流れていく。日常から切り離されたような空間で、お茶を飲みながら互いに語らううちに、客たちそれぞれの悩み事が、少しずつ癒されていく。必ずしも素直に雰囲気を楽しめる人ばかりではないし、自分の都合だけ押し通して帰っていくような客もいる。しかしそうした人にとっても、お茶会は変化の契機となる。邸宅の買取交渉も進まず、仕事にも恋にも行き詰まりを感じていた真希もまた、何度もお茶会に参加しているうちに徐々に変化していくことで新たな道が拓けていく。 格式ある趣味の良い屋敷の庭や内装の描写が優雅な「魔女たちのティーパーティー」の雰囲気を一層引き立て、供されるティーフーズの数々もいかにもおいしそうで、読んでいるとゆったりとお茶を楽しんだ気分になれる。英国風のお茶会が美麗な文章で描かれるプロローグで、優雅なお茶会を楽しんでいる女主人と招待客がどんな人なのかについては、敢えて描写を抑えて読者の想像を促している。そんな小さな謎が物語の随所でアクセントとなっている。物語の結末に至るまでに織り込まれる巧みな伏線も鮎川哲治賞出身作家らしい技巧を示している。 | ||||
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アフタヌーンティーというと、バブルの頃香港のペニンシュラホテルの豪華なロビーサロンで提供されるアフタヌーンティーに日本人が殺到したことを思い出します笑 今、国内のホテルでもアフタヌーンティーが、プチブームだそうです。 アフタヌーンティーってタワーになっているケーキやスコーンを食べながら、ちょっと優雅な気分で紅茶を飲むこと、ぐらいにしか思っていなかったのですが、この物語を読むと気持ちを込めて設えたホストと、そこに集うゲストとが、ゆったりと心の交流をする贅沢な時の流れこそがアフタヌーンティーなんだということがわかりました。 普段はパサパサしていてあまり好きではないスコーンが、とても食べたくなったのは、作者のものがたりの上手さでしょう。 紅茶好きの方も、コーヒー党の方も、この本を読み終える頃には無性に琥珀色の紅茶を飲みたくなること間違いなしです。 | ||||
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