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イグジット
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イグジットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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『日経ビジネス』誌を定期購読している関係で本作は連載時から読んでいたものの、正直さっぱり面白いと感じなかった。なので、早々に単行本化されたこと自体に驚きだ。 主題は日本の財政・経済が抱える巨大リスクというもので、出版社勤務で営業担当から記者に異動になった主人公が取材を通じて実地に経済の仕組みを学びながら経済指導層の裏面を垣間見、大々的な告発キャンペーンに動きながら、公権力や経済界の黒幕の露骨な圧力を受けて遂に挫折するところで物語は終わる。この間、地銀勤務の元カノの自殺とか、酒造会社の跡取りになっている学友の苦境を打開しようとしたり、細かいエピソードも挟まれるのだが、それらが全然有機的に絡まっていないと思う。んで、最後は東芝(作中では勿論仮名)の粉飾決算事件などにも暗躍したという(大物財務大臣の懐刀でもある)フィクサーに弱みを握られて屈服すると…。 主人公を全くの経済オンチに設定し、他の登場人物から懇切丁寧にレクチュアして貰うという建付けで日本経済が孕む問題点を浮かび上がらせるというのも、ありがちな趣向だ。フィクションに仮託するのはよいとして、でも肝心の物語が詰まらなかったら意味ないだろう。エンディングも中途半端だし、ましてカタルシスはなし。経済評論と小説はしっかり分けていただきたい。 | ||||
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今コロナ禍の日本の財政出動がもたらしている日本の金融危機を、証券や金融コンサル、マスコミ、政治などが絡み合って展開していく。 相変わらずの丁寧な取材に基ずくと思われるリアリティ感。 いきなり読者を置いていかないように分かりやすい金融のイロハから始まり次第に核心へと展開するのはもちろん、ストーリー構成が練られていて読み飽きない。 金融コンサルが謎に力を持ちすぎだが、現実社会ではもっと自分の利益のために暗躍している政治家べったりのコンサルはいるだろう。 金利という概念が消えている現実は確かにあるが、これは今だから書ける小説なのか、それとも数年後でも違和感がないのかは今後の現実がどう展開していくかによってまた新たな展開もあるかもしれない。 | ||||
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日本が危ないことを、小説を通して教えてくれていると感じました。 これは「不発弾」の続編とみて読んだ方が良いので、先にそちらを読むと登場人物に深みが増します。 相場先生、そろそろ麺好きの記者の話も続きをお願いします。 | ||||
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