ゴリラ裁判の日

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評判

ゴリラ裁判の日の評価:

4.21/5点 レビュー 19件。 C ランク

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平均点4.21pt

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全21件 21〜21 2/2ページ
No.1
(5pt)

作者はゴリラ(良い意味で)

こんなに人と感想を語り合いたくなる作品には中々出会えない。
最初から最後まで、女性のゴリラ、ローズの視点で描かれる法廷闘争劇。

こう書くとイロモノに見えてしまうが、メインとなる法廷部分は最後まで結末の読めない臨場感ある展開。
経緯はどうあれ、人命優先でゴリラを射殺した動物園の判断に賠償させるほどの落ち度を認めることが難しいのは、素人でも想像できてしまう。
どう勝つのか?勝った先にローズの幸せはあるのか?

しかし、何より惹き込まれるのは、ゴリラ以外には書けないと思わされるほどの、ローズの緻密な心情描写。
人に近づき、人と同じ表現ができるようになったからといって、「人になりたい」と悩むような安易な展開ではない。
描写の節々から、ローズが自身のゴリラ性に誇りを持っていることが分かる。
ゴリラとして人間社会の中で生き、主張するローズだからこそ、却って感情移入できる。

映像で見たわけではない。それでも、ローズの凛としたナックルウォークの姿が脳裏に焼き付いて離れない。
間違いなく、これまでと同じ視点でゴリラを見ることができなくなる作品。
ゴリラ裁判の日 Amazon書評・レビュー: ゴリラ裁判の日より
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