金環日蝕
評判
金環日蝕の評価:
3.86/5点 レビュー 14件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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金環日蝕の評価:
3.86/5点 レビュー 14件。 D ランク
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さて、この本の筋としては「おれおれ詐欺」を横軸にして、それにかかわる様々な人間模様が、近しい人々含めての事件、トラブル、だましだまされ、利用し利用されて、かばいかばわれ、裏切り裏切られる、疑心暗鬼が漂うさまが複雑に絡まっている内容となっている。
自分は信じられるかを含めて、人を信じられるか信じられないかという人類の永遠のテーマを扱っており、人間不信を扱っているようで、人間への信頼も捨てないという、不安定な人間関係を描いている。したがって「金環日食」という題にしているのであろう。
「金環日食」は太陽の外側に近い部分は光を発しているので、月で隠れる部分は暗いけど、結構、地球は明るいらしい。人間にはそういう明るい部分と暗い部分が多様に存在し、多様に揺れ動いているのも確かであろう。
私は公文書改竄を命じられ、末端職員としてそれをやらされたあの赤木俊夫さん。やり場のない無念さと、拒否できなかった自責の念とで、怒りの果て自死した彼の姿がちらつきながら読んだ。巨悪は確実に存在し、大小さまざまなサギや裏切り行為が日常化している現実から目をそらしたり、うんざりして切って捨てる人も多い。そういう風潮が強くなっていることを危惧する。