金環日蝕

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金環日蝕の評価:

3.86/5点 レビュー 14件。 D ランク

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平均点3.86pt

Amazonレビュー一覧

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全23件 21〜23 2/2ページ
No.3
(4pt)

「おれおれ詐欺」に関係し、巻き込み巻き込まれる複雑な人間模様を描く

「金環日食」とは「皆既日食」と違い、月がすっぽりと太陽を隠す大きさの位置にない場合、指輪のように太陽の中心部でなく外側に近い部分が見える現象をさす。
さて、この本の筋としては「おれおれ詐欺」を横軸にして、それにかかわる様々な人間模様が、近しい人々含めての事件、トラブル、だましだまされ、利用し利用されて、かばいかばわれ、裏切り裏切られる、疑心暗鬼が漂うさまが複雑に絡まっている内容となっている。
自分は信じられるかを含めて、人を信じられるか信じられないかという人類の永遠のテーマを扱っており、人間不信を扱っているようで、人間への信頼も捨てないという、不安定な人間関係を描いている。したがって「金環日食」という題にしているのであろう。
「金環日食」は太陽の外側に近い部分は光を発しているので、月で隠れる部分は暗いけど、結構、地球は明るいらしい。人間にはそういう明るい部分と暗い部分が多様に存在し、多様に揺れ動いているのも確かであろう。
私は公文書改竄を命じられ、末端職員としてそれをやらされたあの赤木俊夫さん。やり場のない無念さと、拒否できなかった自責の念とで、怒りの果て自死した彼の姿がちらつきながら読んだ。巨悪は確実に存在し、大小さまざまなサギや裏切り行為が日常化している現実から目をそらしたり、うんざりして切って捨てる人も多い。そういう風潮が強くなっていることを危惧する。
金環日蝕 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 金環日蝕 (創元推理文庫)より
4488444210
No.2
(4pt)

「おれおれ詐欺」に関係し、巻き込み巻き込まれる複雑な人間模様を描く

「金環日食」とは「皆既日食」と違い、月がすっぽりと太陽を隠す大きさの位置にない場合、指輪のように太陽の中心部でなく外側に近い部分が見える現象をさす。
さて、この本の筋としては「おれおれ詐欺」を横軸にして、それにかかわる様々な人間模様が、近しい人々含めての事件、トラブル、だましだまされ、利用し利用されて、かばいかばわれ、裏切り裏切られる、疑心暗鬼が漂うさまが複雑に絡まっている内容となっている。
自分は信じられるかを含めて、人を信じられるか信じられないかという人類の永遠のテーマを扱っており、人間不信を扱っているようで、人間への信頼も捨てないという、不安定な人間関係を描いている。したがって「金環日食」という題にしているのであろう。
「金環日食」は太陽の外側に近い部分は光を発しているので、月で隠れる部分は暗いけど、結構、地球は明るいらしい。人間にはそういう明るい部分と暗い部分が多様に存在し、多様に揺れ動いているのも確かであろう。
私は公文書改竄を命じられ、末端職員としてそれをやらされたあの赤木俊夫さん。やり場のない無念さと、拒否できなかった自責の念とで、怒りの果て自死した彼の姿がちらつきながら読んだ。巨悪は確実に存在し、大小さまざまなサギや裏切り行為が日常化している現実から目をそらしたり、うんざりして切って捨てる人も多い。そういう風潮が強くなっていることを危惧する。
金環日蝕 Amazon書評・レビュー: 金環日蝕より
4488028780
No.1
(5pt)

映像化不可避だと思う作品

ある番組での紹介をたまたま見てしまって衝動買いしましたが…久しぶりに読み始めると早く続きを読みたくて止まらなくなった作品です。
個人的には犯罪の背景が、ある意味美化されていると感じ、その点だけは少し違和感を感じました。
映像化された際のシーンが目に浮かぶ、著者の意図的な?仕掛けが小憎らしい(笑)
もし映像化された場合、著者の描写通りに制作されるのか、伏線をどういった見せ方をするのか、そういった点を楽しみたいと思います。
金環日蝕 Amazon書評・レビュー: 金環日蝕より
4488028780