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命売ります
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命売りますの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 21~40 2/4ページ
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自殺を試み失敗した為、死に場所を探して自らの命を売る仕事をする話。と言っても暗い感じではなく、コミカルさも兼ね備えており、三島氏には少ない痛快な小説です。三島氏と言えば重厚な小説のイメージですが、こちらは肩を楽にして楽しんで読めると思いますので、ハードルが高いと思われる片にオススメです。 | ||||
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「三島由紀夫」っていうと、なぜか文章の裏側に何があるか、と探り探り読んでしまうのだけれど、 最近になって、ようやく普通に読むことができるようになった気がする。 それが正解なのかどうか、それとも作者側の意図に反しているのかどうか、それはわからないけれど、 普通に読んでみて、なかなか面白いと思えた。そう思えた自分に感動した。 これをきっかけに他の作品にも もう一度手を広げてみようかと思えた。 | ||||
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なんとも皮肉なものですわね。 山田羽仁男はコピーライターとして成功しながらも、自殺を試み失敗。 生きることへの執着から解放され、ふっ切れてしまった彼は、こんなニッチな商売まで始めてしまう。 彼の命を買いに来る奇妙な人物達によって、文字どおり命がけの、スリリングな経験がもたらされる。 ことごとく彼は生き残ってしまうが、おかげで皮肉にも彼は「生きている」実感を得てしまう。 しかし、三島由紀夫氏はこんな作品まで遺されていたのですね。 私はテレビドラマでこの作品を知りましたが、あの皮肉にみちた世界観が好きでした。 この作品には賛否両論あるのでしょうが、案外三島氏は楽しみながらこの作品を執筆されていたのではないかなと、私は勝手に想像しております。 俺に大衆小説を書かせたら、こうなるぜとね。 | ||||
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20代の人が考えがちな、人生のレールに対する不満やアイデンティティクライシス、自意識に悩む主人公を描いています。 物語終盤で「人は何かの組織に所属しなければいけないのか!」といった一般社会で言う社会的信用に対する懐疑的で、人はもっと自由に生きるべきだ!というメッセージを感じた。 ただ、個人的には社会の中で特別な存在になりたいという欲求を満たしたいとか自殺という選択を選ぶのではなく、ありふれた幸せを選ぶ人生こそ幸せなのだと考えている。 物語そのものはわかりやすいけど、別に物語そのものを楽しむための作品ではないと思った。未亡人や玲子の処女奪った時のエロ描写が地味に興奮した。 | ||||
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テレビ化されてから、読みましたが面白かったです。 | ||||
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週刊新潮の記事で購入 若者の感情の動き良く分かり 76歳ですが涙も誘う位感銘しました。 | ||||
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本屋の目立つ所に置いてあったので、読んで見た。 全体的にカフカや安部公房の作品の様な雰囲気を感じた。 現実離れした寓話の様な中に作者の深層心理が分かりづらく隠されている。 過去に金閣寺、美しい星、若きサムライのために、を読んだことがあるが、 かなり文体の広さを感じると共に、三島の多面的で繊細な人格を感じる。 登場人物のセリフから作者の思いを感じることが多いが、 本書からはそんな直接的なメッセージを受け取ることは難しかった。 人間の命なんて、自分の意図とは別に、ただ大きなモノの手のひらにあるだけ、 軽く考えるたり、重く考えたりすることはないということだろうか。 他の方のレビューを読んで参考にしてみます。 | ||||
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命を売ることで、 生きることに目覚める若者の冒険小説です。 単純に楽しめる一冊です。 | ||||
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平凡パンチ連載されたライトノベルにみえますが、三島の厭世観、社会に対するシニカルな見方など、三島のすべてが投入されているように思います。豊穣の海のような大作よりも、親しみ易いと思います。獣の戯れ、午後の曳航などの傑作と並ぶとは思いませんが・・・ | ||||
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小説を普段読まない私ですが、これは文体も読みやすく、さらりと読んでしまいました。 最後の涙の描写は、三島由紀夫の孤独と重なります。 なんともいえない人生の虚無を前に、三島はさみしかったんだね。 | ||||
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三島由紀夫作品、初めて読みました。 理屈っぽいややこしい人だという先入観があったので、こんなに綺麗な文章を書く作家さんなのかとびっくりしました。 コレは三島由紀夫じゃない!という感想も多いので、別の作品も読んでみたいです。 | ||||
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一気に読み終わった。軽妙で楽しめる昭和を感じた。作品は作家の一部であるため、生き方、考え方とともに楽しむこともできるかもしれないが、そことは切り離して素朴に楽しめる作品でもあると思った。 | ||||
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「隠れた怪作小説発見!」という帯とポップで本屋で紹介されたいたのをみて購入。しばらく積読になっていましたが、読みだしたら一気に読了です。 三島由紀夫は潮騒しか読んだことがなかったけれど、読み進めていくうちに、これってホントに三島?純文学じゃないじゃん。と思う位ナンセンス。筒井康隆かって思うほど。 時々感じる昭和な描写に、三島なんだよなと思い出す。 他の三島作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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Amazonで頼んで届いた日に読破しました。 三島由紀夫は何冊か読んでそれっきり距離を置いていたのですが、こんなエンタメ要素の強いものも書いていたのかとびっくりしました。 タイトル的に重い話かと思っていましたが全然そのようなことはなく、この題の物語を娯楽にまとめ上げてしまうのは凄いなぁと感じました。 他の方も書いてありましたが娯楽小説です(いい意味で)。 少しまじめな本は疲れたけど、ちゃんとした人の本を読みたいというときにぴったりなのではないかと思います。 | ||||
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以前から、三島由紀夫さんの、書かれた本は、知ってました。貧困で、もう、売るものが、無い。そういう事、を、題名から、想像しましたが、ちょっと違っていました。 | ||||
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初めての三島由紀夫作品であり、他の作品とは比較ができないので、率直な感想を書いておきます。 三島由紀夫といえば、筋肉ムキムキで割腹自殺してしまうような気難しい人のように思っていました。 だから、作品もそんな感じなのかなあと身構えていましたが...。 とっても面白い! 一番のポイントはとっても読みやすいことです。高校一年生の私でも気楽に読むことができた。 どんな話かというと、コピーライターとして働いていた羽仁男は、突然新聞の文字がゴキブリの群れように見え、 突発的に自殺したくなる。 電車内で服毒自殺していたものの、助かってしまうのだった。 どうしても死にたい彼は、新聞の広告欄に「命売ります」と、自分の命を売り出したのであった...。 という話なのですが、様々な依頼をこなしていくにつれて、彼の心情に変化の兆しが見え始めるのです。 世にも奇妙な依頼内容、心情の変化が見所です。 更に、その後本当に自殺をしてしまった著者が何を思いこの作品を書いたのか。 考えてみながら読むのも面白いかも。 「生と死」について考えさせられる面白い本です。 | ||||
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完全に、帯の「誘い文句」に、誘われて購入致しました。 初めは、「命売ります」の世捨て人的な羽仁男が、奇妙な人々が絡む 事件に巻き込まれ、謎の組織に追われてゆく。その逃亡の過程で、逆に 命が大切になってゆく点が、面白い。 従来の三島文学とは違う、エンターテインメント性重視の作品で、 60年代後半の時代背景も懐かしく、大変楽しめました。 私的には、伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」と重なる感じ がしました。 | ||||
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2回読み返しました。 楽しい世界を感じることが出来ました。 言葉表現は三島由紀夫だなぁ・・と ただ終わりが駆け足に思えて残念でした。 | ||||
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読み終わった後、藤子不二雄FのSF(少し不思議な)漫画を思い出しました。凄く近い感じがしました。硬くならず、難しくなく、ドキドキ・ハラハラ感満載のエンタメ小説だと思います。 最近の作家さんでも、このレベルの小説書いてる人少ないなぁ。 | ||||
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50年近く前の作品と思えないほどぐいぐい読み進めます。主人公をはじめ、登場人物がみんなどこか病んでいて、おかしくなってしまう人の内面ってこんな感じなのかなと思ってしまいました。 | ||||
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