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梅安針供養: 仕掛人・藤枝梅安4
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梅安針供養: 仕掛人・藤枝梅安4の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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長編だったためか、テンポが鈍るというか、メリハリがいま一つでした。 | ||||
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これは長編です。おなじみのメンバーが総登場です。大阪の白子屋までがどういうわけか、江戸に遠出をして登場するほどです。もっとも彼の役割は限定的で、次回での大きな役回りを示唆しますが。またおもんの影は本巻では意外なほど薄いようです。さすがに梅安も限られた時間(約一月か?)の中で息抜きをする暇もなかったのでしょうか。 発端は期待させてくれます。しかし長編になると基本的な筋の堅固さとそのわかりやすい呈示が大事になるのですが、この部分ではこの作品はすっきりしません。最後の部分で仕掛けのもともとの由来についてはそれなりの解き明かしが行われますが、驚くほど陳腐で平凡なものであり、どうも動機がはっきりしません。ある意味では、侍の家の中での同士討ちのような印象さえ与えてしまいます。もうそういう時代だったのかもしれません。 本作品では面白いことに梅安自身が逆説的な状況に置かれてしまうのですが、このプロットの面白さはあまり深められることはなく、すぐに背景に退いていきます。また最後のシーンもなぜ武州の熊谷から豆州の熱海へと急展開するのかも、その背景が説明されることはありません。というわけで謎解きやサスペンスを楽しむというよりは、いつもながらのこの舞台と人間関係の展開を味わう作品なのでしょう。 | ||||
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私は仕掛人シリーズでは(5)と(6)の長編が最高に面白いと思っている。なので、今回の長編は、それらと比べて、話の展開や登場人物の設定がやや単調のように感じてしまう。その点で星3つとした。ただし、今回も池波さんの文章はテンポがよく簡潔を極め、人物のやり取りを存分に楽しむことができるだろう。 | ||||
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