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逆転のアリバイ 刑事花房京子



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【この小説が収録されている参考書籍】
逆転のアリバイ 刑事花房京子

逆転のアリバイ 刑事花房京子の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

重箱の隅をつつく謎解きなので少し興ざめ

初めての作者。シリーズものらしい。
刑事コロンボみたいに,最初に犯行(妻と情夫を殺す)が描かれ,完全犯罪的にアリバイも完璧で,妻を殺された悲劇の夫を演じていたが,主人公の女刑事にアリバイを覆され,結局捕まってしまうという話。

犯人の奥さんは有名な宝石の専門家。テレビなどにもいっぱい出演中。ただ旦那の方は地味で奥さんの仕事の手伝いなどをしている感じで,奥さんはどんどん浮気をしてしまう。その浮気相手の一人がイタリア人で,コロッと騙されて偽の鑑定書付きの宝石を仕入れさせられて,それをお客様に売った後に偽物だというニュースが流れ,奥さんは店のブランドを守るためにすべて買い戻す。すると莫大な借金が残るわけで,それを解決するために,そのイタリア人を殺し店舗に火を放って保険金で何とか穴埋めしようと夫婦で完全犯罪の計画を練り,実際に実行に移すのだが,途中で旦那がその犯罪では絶対に行き詰ると判断し,自らが再度計画を練り直し,まず奥さんを殺し,次に外人を殺す。筋としては,外人が奥さんを殺し宝石を奪い,さらに旦那も殺そうとしてもみ合っている最中に,ピストルが暴発した感じで外人が死んでしまう…旦那は正当防衛という感じ。

完璧に実行したので,一般の警官は全て信じて旦那を被害者として丁寧に扱ってくれるのだが,主人公の女刑事は色々な疑問点がどんどん浮かび,結果的にアリバイを崩して真犯人を捕まえる事になる。

読む方からすると,最初からから犯人はわかっているので,どうやってそのアリバイを崩していくのかだけが焦点になる。この本は事件自体はとても面白く伏線もいろいろ貼ってあるにもかかわらず,アリバイに決定的な欠陥がなく,そんな事は普通は思いつかないというかどうでもいいんじゃねぇ?という枝葉末節的なネタで崩れていくのがどうもなんだかなあ…となってしまう。

Amazon見たら私以外の評価はとても良いので私の読み方が皮肉れているのだろうと思いました(笑)
逆転のアリバイ 刑事花房京子Amazon書評・レビュー:逆転のアリバイ 刑事花房京子より
4334914586

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