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龍時01-02
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龍時01-02の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 1~20 1/2ページ
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よくあるサッカー漫画のように試合中のキャラクターの動きを彼らのスペシャルな部分だけを描くのではなく、それ以外のプレーも多く描いているので、先が読めなくなる場面が多く最後まで楽しめた。主人公への感情移入度を評価に入れるべきかどうかは悩むところですが僕はあまり好きになれなかったです。一番好きなリュウジの妹のことを想像しようとするとなぜかバルセロナのクライファールトの左腕が彼女を抱いている。こういう逆境を何度も乗り越えたのでしょうか、リュウジは。 | ||||
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サッカーは興味がない。なので、あまり読みたくない小説のたぐいであった。 それでも、野沢尚好きにとっては避けては通れない作品。 結果、若くして海外で挑戦する選手の孤独と気迫を体感できて、とてもおもしろかった。 おそらく、野沢尚のサッカー観が色濃くでている小説である。 少し古い小説なので、海外の選手がその昔のジダンやロベルト・カルロスなどであり、 自分が少し知っている範囲だったのも良かった。 日本という帰れる場所がある、その帰属の安心感を邪魔だと感じる件がある。 国を捨てることでストイックになり、退路を断つという考え方だ。 ここまでの意識をもって生きる人間というのは、自分にとっては新鮮である。 しかし、世の中にはそもそも退路がない人間はいっぱいいる。 失敗すれば、人生が終わる、いや自分だけでなく家族もろとも。 そういった覚悟が違う人間との争いは、普通に日本で暮らしていては味わうことは出来ない。 退路があるという幸せが、デメリットになるという世界。そこに孤独を抱えながら、飛び込む少年。 少年の内面世界とサッカーという現実フィールドがうまく絡み合う。飽きさせない物語であった。 | ||||
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サッカーはまあまあ好きですが、この作品は 「少年・少女」を経験したことのある人ならだれでも共感できます。 あと読んでるだけでスペインの風を感じるくらいの旅情もすごい。 | ||||
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サッカーに関し、1人の少年の実感、行動、考え、プレーを通して 自分の人生を賭けて求めるものを戦い、勝ち得る過程が 現実性を確保したうえで生々しく描写されている。 現実性の確保があるので、この本を読んでいて 先を読み進めたい、読んで感動を感じることができるのではないだろうか。 自分は、そうだった。 レベルの低い環境を飛び出し、 レベルの高い環境でレベルアップしている人間というのは、 読者の中でもいると思う。(私自身も、そう。) そういう人にこそ、読んで有益だと推奨します。 共通する実感が描写され、 自分自身で体験しているので、共感して読み進められます。 | ||||
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爽やかな友情も、キラキラした汗の描写もありません。 スポーツで金を稼ぐというのは、とても大変。それを改めてわからせてくれる小説です。 仲間を蹴落とし、誘惑に耐え、誰をどうやって利用していくのか。 十代で思考し判断するのは、正直きついです。でも、時間は限られています。 主人公が異国のピッチで生き残り、活躍するには… | ||||
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スポーツ系の小説が好きで、探していたところこの小説に出会い、読み始めたのですが、一気にのめり込んで読んでしまいました。 私自身サッカー経験はないのですが、内容がかなり細かいところまで描かれているように感じられ、サッカー経験者の人はさらにおもしろく見れるのではないかと思います。 | ||||
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16歳のサッカー少年が日本を飛び出し、単身乗り込んだスペインでの苦悩や成長を非常にうまく描いています。 ゴールシーンの表現は、文字を読んでいるだけで映像を見ているわけではないのに、興奮してしまいます。 サッカーというスポーツを小説でここまで表現できるのかと、先が気になり一気読みでした。 ミステリ以外の野沢作品もいいですね。 | ||||
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たぶんJリーグ発足当時にでた作品です、まだネットも発達していなくて次回作を心待ちにしていました。だから国会図書館まで探しに行った記憶がありますね、、、そんな折の自殺ニュースでした、、その後の活躍を見てみたかった、、、たしか共同著者がいたような、、合掌 | ||||
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最近ワールドカップが行われたのを機に読んでみました。 サッカーのポジショニング、全体の動き、その中でのリュウジの思考の流れ、どうしようもなく湧き上がってくる感情、疾走感。それらが、簡潔に文章に中に現れてくる、すごい小説でした。リュウジのような選手が、これからの日本サッカーに現れてほしいと、本気で思いました。 | ||||
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サッカーの描写がサッカーをずっとプレーしてきた僕が読んでも違和感がなく、場面に引き込まれていくのでよかった。 基本的には少年がサッカーを通して成長する青春小説だ。しかしジメジメ悩んだりするキャラクターでは無いので、比較的さらっと物語は進んでいく。 個人的にはこれを読んで考えさせられたりする事は無いが、主人公の成長を楽しみに読み進める娯楽としては満点だと思う。という訳で今から続編を注文します(笑) | ||||
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「本格サッカー小説」のフレコミである。 高校生リュウジが単身渡西、プロチームに入り、ユースからトップチームへと登りつめていく過程を描いた。 家族、恋人とのできごと。スペインの人々とのふれあい。そして「迫真の試合描写」(謝辞より)。 確かにストーリーはそれなりの起伏に富んでいる。 試合描写も「迫真」かどうかは別にして、頑張って書いている。 が、リアリティーがいまひとつ。 「襲いかかる敵DF」みたいなフレーズがやたら出てきて暑苦しいことこの上ない。 サッカー未経験者(たぶん)の著者が、主人公=プレーヤーの視点から試合描写するっちゅうのは、やっぱキツイっすよ。 言葉を飾り、状況説明を重ねるほどに現実のプレー感覚とは遊離して、リアリティーは失われる。 サッカーという競技自体、<散文的>なものではないのかもね。 たとえばTVの実況中継。思い入れたっぷりにアナウンサーがべらべらしゃべり、絶叫調にやるよりも、ボールに絡む選手の名前を淡々と連ねたほうが受け入れやすい。 その意味で、本書はマテリアルの加工方法に問題ありってトコですか。 登場人物も類型化して描かれていてちょっとクサイ。 スポ根もの、立身出世物語、演歌の花道、なんですよ。作中のヒトビトが。 そーゆーのが好きなヒトは良いんですけどねぇ。 帯(おび)には「稲本潤一絶賛!」とありますが、イナジュンは好きなんですかね?そーゆーのが(意外に好きだったりして)。 | ||||
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私はまだ19歳だが、この小説は今まで出会った小説の中でもっともおもしろいと感じたものだ。もう何度も読み返していて何度読んだのかも覚えていない。何度よみかえしてもその試合描写、感情の起伏など何をとっても興奮してしう。 サッカー小説なので、サッカーの試合の描写がすばらしいことはもちろん、主人公であるリュウジの行動や感情の変化にも何も言うところはない。 多くのかたが思っているように私もこの小説の続き読んでみたい。しかしその願いが永遠に叶わないのは非常にもどかしい。 | ||||
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本格的なサッカーストーリーという小説のジャンルが日本にはないと思います。 スポーツノンフィクションは秀作が数々ありますが、サッカー少年の成長物語として思い浮かぶのは、小説ではありませんが「キャプテン翼」くらいでしょうか。 本作はサッカープレイヤーである主人公の少年の成長(サクセスストーリーになるか否かは、もう永遠に誰にもわからなくなってしまったことが残念ですが。)を、単純なプレイ場面だけでなくサッカーのさまざまな側面から描写しています。 サッカーの場面の表現力は思わず引き込まれるます。リーガエスパニョーラの実在の選手名もふんだんに出て来ますが、勿論6年前の状況なので、現在の状況とは大きく異っています。知っているとより面白いのですが、ヨーロッパのサッカーシーンに関して全く無知でも、プレイの描写を丁寧に行っているため、この作品のスポーツ小説としての醍醐味は十分に味わえるでしょう。 一方で日本サッカーの教育的な側面、家庭環境、恋愛、ビジネスとしてのサッカー、海外での日本選手が受ける有形無形の差別など、単純にピッチ内で競技として行われるサッカー以外の要素にも手を抜かず、主人公の内面も丁寧に捉えています。スポーツノンフィクションが好きな人には、この部分を冗長的と感じる人がいるかもしれませんね。プレイ場面の爽快さが鈍る感じは確かにあります。しかし、プレイヤーも人間で、内面ので葛藤や、さまざま問題や希望を抱えてピッチを走っていることを改めて認識させてくれる描写です。 まあ、現実ここまでいい人ばっかりいないでしょ。と思ったりしますが、これ以上サッカー以外の困難が重なると作品が重くなりますね。 | ||||
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読み進めていくうちに、久々にサッカーが、(しかも真剣勝負の)どんどんやりたくなってくるような、いてもたってもいられなくなるような気持ちになってきます。もう少し早く、たとえば中学生の頃にこの小説に出会っていたなら、もう少し、レベルの高い次元でのサッカーができたような・・・。と自分の能力を棚に上げて思ってしまうような小説です。 | ||||
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ついに見つけた。本物のサッカー小説を。この本は、あるサッカー雑誌にマンガ化されて載っていたのがきっかけで手に取ったのだが、もうどっぷりとハマってしまった。サッカー経験者には、読んでいてリュウジの試合中の試合勘、疾走感、疲労感、すべてがそのまま伝わってきて、リュウジと一体となってピッチを駆ける快感を得ることができる。サッカーを知らない人でも、読み終えたとき、息を切らせているのではないだろうか。 W杯イヤーの今年、ぜひ読んでもらいたい作品です。 | ||||
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史上最高のサッカー小説だ。 こんなにおもしろいサッカーの小説を読んだことがない。 サッカーはライブが一番だ。 結果がわかっている録画放送を見るほど退屈なことはない。 ライブなら、この先どのようなことがわかるか、だれにもわからないからだ。 それを野沢さんは小説でみごとに表現した。 プレイヤーの思考や、息遣いなどが、読み手がまるでそのプレイヤーになった同一感をこころに持たせてくれる。 特に試合での記述では、サッカーのライブ感をみごとに表現している。 どうやってこれほどまで、プレイヤーの心理がわかるのだろうか? と思うぐらいの表現が出てくる。 ボールの回ってこない龍時はいらだつ。 そのとき、突然その理由がわかった。 ”俺が信用されてなかったんじゃない、 俺が仲間を信用していなかったのだ” これほどみごとな言い回しはないと思う。 残念ながら、野沢さんが残してくれたこの本はあと2巻しかない。 ミステリーでも才能を発揮した野沢さんのこの本の続きをじっくり味わいたいと思う。 | ||||
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サッカーを扱った小説。 珍しさが先行して手にとって見た。 僕自身も一応経験者。あの興奮を味わえるのかなぁ、と疑問に思いながら・・・。 他の方のレビューを見ると解る。 まさしく「傑作」と呼ばれるべき作品だ。 等身大の少年「リュウジ」の考え方、行動どれをとっても破天荒。 だがどこか僕達も感じた事のある感覚・・・。サッカーをしていなくても、サッカーを知らなくても満足の出来る作品だろう。 思わずサッカーがしたくなる・・・そんな作品だ。 これこそサッカーを扱う作品にとっては最高の賛辞ではないだろうか・・・。 | ||||
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サッカーを扱った小説。 珍しさが先行して手にとって見た。 僕自身も一応経験者。あの興奮を味わえるのかなぁ、と疑問に思いながら・・・。 他の方のレビューを見ると解る。 まさしく「傑作」と呼ばれるべき作品だ。 等身大の少年「リュウジ」の考え方、行動どれをとっても破天荒。 だがどこか僕達も感じた事のある感覚・・・。サッカーをしていなくても、サッカーを知らなくても満足の出来る作品だろう。 思わずサッカーがしたくなる・・・そんな作品だ。 これこそサッカーを扱う作品にとっては最高の賛辞ではないだろうか・・・。 | ||||
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日頃からサッカーを知らない(と思われる)アナウンサーの反応や、 フットサルから始めた人の「なんでわからないんだっ」と 感じるプレー(ポジショニング)とか、 そういった経験者と未経験者の壁というか違和感やいらいらを感じて、 サッカー未経験者にはサッカーを理解することはできないんじゃ ないかと思っていました。 それがこの小説に限っていえば、主人公になってプレーしているかの ような錯覚に陥いらせられ、なんてリアルな、元プロ選手ではないと 書けないんじゃないかと思わせる描写にうならされ、 しかもあとがきから著者は元野球少年!?と知って この人の取材能力と理解力の高さにこういう人もいたんだな。 と感動しました。 もう、03-04以降が読めないのは残念でなりませんね。 | ||||
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日本のサッカーに閉塞感を感じて、単身スペインへ乗り込みリーガ・エスパニョーラへ挑戦する少年の姿を描いたサッカー小説。 動きの早い競技を文章でどこまで表現できるかは、スポーツ小説のポイントになるが、それはドリブラー『リュウジ』を中心に躍動感あふれる描写でクリアされている。 また、日本を離れて孤独に打ちのめされ、自己に芽生える焦りと闘い、強い心でそれを乗り越えてゆく、ピッチ外での姿も繊細に描写される。 そして、サッカーに貪欲に打ち込む姿には、羨ましさすら覚える。 Jリーグや海外リーグで活躍する選手が、実名で登場するのもサッカー好きにはたまらない。 | ||||
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