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龍時01-02
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龍時01-02の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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「本格サッカー小説」のフレコミである。 高校生リュウジが単身渡西、プロチームに入り、ユースからトップチームへと登りつめていく過程を描いた。 家族、恋人とのできごと。スペインの人々とのふれあい。そして「迫真の試合描写」(謝辞より)。 確かにストーリーはそれなりの起伏に富んでいる。 試合描写も「迫真」かどうかは別にして、頑張って書いている。 が、リアリティーがいまひとつ。 「襲いかかる敵DF」みたいなフレーズがやたら出てきて暑苦しいことこの上ない。 サッカー未経験者(たぶん)の著者が、主人公=プレーヤーの視点から試合描写するっちゅうのは、やっぱキツイっすよ。 言葉を飾り、状況説明を重ねるほどに現実のプレー感覚とは遊離して、リアリティーは失われる。 サッカーという競技自体、<散文的>なものではないのかもね。 たとえばTVの実況中継。思い入れたっぷりにアナウンサーがべらべらしゃべり、絶叫調にやるよりも、ボールに絡む選手の名前を淡々と連ねたほうが受け入れやすい。 その意味で、本書はマテリアルの加工方法に問題ありってトコですか。 登場人物も類型化して描かれていてちょっとクサイ。 スポ根もの、立身出世物語、演歌の花道、なんですよ。作中のヒトビトが。 そーゆーのが好きなヒトは良いんですけどねぇ。 帯(おび)には「稲本潤一絶賛!」とありますが、イナジュンは好きなんですかね?そーゆーのが(意外に好きだったりして)。 | ||||
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