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風の果て
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風の果ての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 1~20 1/3ページ
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状態はきれいで、申し分ありません。 | ||||
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. 剣の達人である下級武士の生涯を描く作品であり、青春時代 の淡い恋の回想を絡めてストーリーが展開していく。 恋あり、友情あり、お家騒動あり・・・藤沢作品のエキスを 集約したような見事な名作である。 淡い初恋が縦糸となって描かれていく、正義を貫く一人の武士の 生きざまは、清冽であり、また爽やかな感動を呼び起こす。 ラストの、初恋の人「お福」のと邂逅が、作品全体の終結として 深い余韻を残す作品である。 | ||||
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登場人物がとても多く、江戸時代の名前ですので少し戸惑いましたが、面白かったです。 | ||||
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藤沢周平作品は、華々しく活躍した人物ではなく、ごく普通の人々の日常を、人情豊かに描くイメージがありましたが・・ 意外でした。下級武士から藩の中枢にまで出世を遂げる主人公。しかし、その過程では、様々な葛藤や争いがあり・・ラスト、その心中に去来するものは、決して手放しで喜べる充実感ではない。 これでよかったのか、いや、こうするしかなかった・・ 自分の人生を振り返る時、人は誰しも、楽しかったことや喜びと共に、ある種の苦さを味わうのではないでしょうか。 | ||||
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時代小説は過去の時代を借りて現代の読者に訴える。 私は、作者の士道小説が好きだ。特にユーモアが漂うようになってからのものが。士道小説は最後には刀にかける。そこに話の終着点をみる。いわゆる世話ものはどうにも読む気にならない。それでは世界が広がりにくいが、わたしは気にいったものは繰り返し読む。数年サイクルで読み直すので余り困らない。むしろそのようなものが私にとっての名作となる。 | ||||
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藤沢周平の本は数多く読んだ。「獄医立花登手控え」「三屋清左衛門残日録」「用心棒日月抄」など傑作の数々。本書はやや地味で、ぐっとこなかった。 | ||||
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本棚から抜けていたので、追加しました | ||||
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アマゾン配達員は配達のノウハウ持ってるの?教育受けているの?アマゾンさんはこれでいいの?もう買わない 退会検討中 | ||||
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下士の家に生まれた部屋住から出世して家老迄に登り詰め、幾つかの政争を経て得たものは大きいが、失ったものも多数。青年期の青く切ない気持ちもいつの間にか老獪さへと変わり人生を過ごした老いも感じる。じぶんの人生と重ね合わせて考えさせられた。 | ||||
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迅速に対応していただき満足しています。 | ||||
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又左衛門だったり隼太だったり、今と若き日をうまく書き分けています。 今の又左衛門の年齢は、私より少し若いくらいかと思います。 おもしろく読めています。 最近の時代作家さんの作品ももちろん読みますが、藤沢作品に触れると ストーリーだけではなく日本語の美しさを嬉しく感じます。 | ||||
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名著 | ||||
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主人公は、とある藩の下級武家の次男。 文であれ、武であれ、才を認められて新たに家を興すか、 何ぞの家に婿入りするか、 自立への道は、この二つにひとつ。さもないと一生「厄介叔父」として、兄に養われる日陰の身、となる。 本作(上巻)では、主人公を含む下級武家の次男以下「部屋住み」四人の、「学問や武芸に精出」す青春期から自立への道程が描かれる。各自様々に思いを抱いて進むも、その各々の思いを超えて、人生はやがて定まって行く。そうした各々の道程と「果て」としての現在が、行きつ戻りつしながら、著者の綿密な筆致と優れた描写で、時に伸びやかに、時に緊迫感を帯びて、綴られる。ある者は、婿入りした妻女の「男女のかかわり合い」を発端に男を殺めた果てに身を滅ぼし、ある者は、普請組禄高二十石に婿入りし「性根を据」えて地道に妻子との暮らしを成し、ある者は、件の男を殺めた友への「討手」や要人の「護衛」に任じられて鬱屈を溜め込んで行く。対し主人公は、壮大な荒れ地開拓を夢見、やがて機縁を得て農政家に婿入りして家業を継ぎ、もう一人の「同じ時期に片貝道場に入門した仲間」である上級武家の嫡男の藩政奪取に与して藩中枢食い込みの足掛かりを築いて行く。 上巻はここまでとなるが、表題にいう「風」とは、思いを超えて各々の人生を定め行く、運をも含む眼には見えない、抗えない力ともいうべきか。著者の数奇な人生から導かれた、苦さを秘める複雑な思いが、沁み沁みと伝わって来る。 | ||||
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本作(上・下巻)は、著者の代表作である「蝉しぐれ」と「三屋清左衛門残日録」の先駆をなすもので、この二作の筋立てが混在している。一つには下級武家次男以下「部屋住み」の青春から自立への物語であり、二つには藩政中枢を巡る権力闘争の物語であり、三つには藩政首席を占めたが故の悲喜の物語である。そこに一人の上級武家嫡男も加わるが、云わば物語に拡がりを持たせるための役回りと解してよかろう。 下級武家の次男である主人公は、この三つの全てに関わる。青春時は文武両道に励み、壮大な荒れ地開拓を夢見、やがて機縁を得て農政家に婿入りして家業を継ぎ、荒れ地開拓を成功させて藩政中枢に食い込み、上級武家嫡男との政争に打ち勝って藩政首席に昇る。嘗ての仲間は、人生を歩むに連れ、道を異にしたり、交差させたりする。交差は件の藩政を巡る争いや、意地を掛けた果し合いである。主人公は、その何れにも勝ちはするが、抱くのは悦びだけではない。苦みもある。 こうして身分制の家を単位とする制約された時代の、下級武家「部屋住み」の人生を切り拓く姿を通して、生きることの意義を、読み手に問い掛ける。時代小説の持つ時空を超えた魅力であり、藤沢文学の一際の冴えでもある。現役であった30年程前に初めて手にし、今回で7回目となる。無論その時々で味わいに変化は生じるものの、都度に鮮度は改まり、感慨は新たになる。大切な導きの本となっている。 | ||||
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長い間かかって、少しずつ読みました。この作者の小説はそれができます。以前、テレビドラマで見ましたが、もうひとつわからなかった部分がくっきりとし、小説でしか味わえないものがありました。 | ||||
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この本は、藤沢小説には珍しく時間倒置が多用されています。ただ、どこの時代かが分かるように名前の呼び名が変わります。さらには、長編だからですから当然ですが、多彩な人物が登場します。一気に気合を入れて読まないと「筋みち」が分からなくなります。 実は、本を読む前にテレビドラマで観ました。最初のころ適当に観てたら分からなくなってしまいました。幸いにも録画してましたから冒頭から見直しました。ドラマは配役が若い頃と熟年時を別の俳優さんになります。ドラマ内の名前も変わります。ドラマの3話目を観終わったところで本を読んでみたくなりました。 上巻を読み終えました。これから下巻です。楽しみ〜です。いざ! | ||||
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上巻の読後、一挙に下巻を読み終えました。下巻は回想にも多くの頁が割かれてますが、いつもの藤沢さんペースで混乱することはありませんでした。また、終身雇用であることの方が当たり前に感じられる世代(私ら)には、時代小説ではなく、バブル期前後の企業を扱った現代小説にも通ずる人間の性がえがかれてるように感じました。 上下通しで一気に読んで下さい。 | ||||
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どなたでもそうでしょうが、以前読んだ本でも年を経て再度読み直すと、年齢とともに感じることが違ってきます。蝉しぐれはどちらかと言うと若い世代向きでしょかね。 | ||||
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再々再読、藤沢周平最高作品をぜひ、たくさんの読者に、読んでみてほしい。 | ||||
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上下巻とあって長編ですが、一気に週末に読みました。藤沢作品の中でも、読後に、タイトルと内容の妙がしみじみと伝わってくる素敵な一冊だと思います。 | ||||
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