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(短編集)
暁のひかり
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暁のひかりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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心中を助けたはずの母子三人につきまとわれ、最後には家族同然に居つかれてしまう男の話。 安部公房の「友達」といった、見知らぬ他人にわが家を乗っ取ってられしまう物語は他にもありますが、こちらはユーモアたっぷりで、心地よい読後感を残す、すばらしいエンタメ作品となっています。 その心地よさの秘密を少しだけ分析したいと思います。「ああ楽しかった」と読み捨てされることに藤沢さんも異論なく書かれてはいるとは思うのですが。真のプロ作家として、ごちゃごちゃうるさい主張だのテーマだのが前面に立たないように配慮を尽くされているわけですから。 たとえば、物語というのは変化、主人公の物理的、心理的変化を描くもので、いっけんすると、家族を失った男が、家族(まがいのもの)を獲得するという変化、物理的変化だけが書かれているように見えるわけです。心理的変化という、ほんらいドラマが追及するべき変化は示されないで。主人公視点で書かれる以上、彼の心理はすべて可視化され、言語化されて読み手に届けられるはずなのだから。 藤沢さんのおそるべき技巧は、主人公が意識化できていない、言葉にできていない心の変化を、そのできていないままに掛 | ||||
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綺麗 | ||||
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で、文字も大きく綺麗でした。 | ||||
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藤沢周平さんは好きな作家なので何も言うことはありません。ただその文章と、物語性に感心しています。 | ||||
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これだから、世の中というのは、信用ならねえ、いいせりふです。表題作と。穴熊が。特におもしろい。いや、すべて、いい。 | ||||
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藤沢周平の短編集はやはり素晴らしい。 どれを読んでも余韻が残る、というのはどこから来るのか、やはり作者の腕なのであろう。 | ||||
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時代小説のアンソロジーによく登場するお話が2作はいっております。 そのひとつが表題ともなっている『暁のひかり』と『穴熊』。 とくに『暁のひかり』は何度読んでも、感動が改まります。2作品とも、どこか虚しさを覚える作品ですが、惹かれる小説です。 6つの短編の中で、異色なのが『しぶとい連中』。クリス笑いが起こる作品ですが、こちらも人の再生が描かれています。 好きな一冊です。 | ||||
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「暁のひかり」は、真っ当な人生に戻れる機会をみすみす逃してしまった男の物語です。 藤沢周平は他のアンソロジーでもう一つの人生も描いています。「約束」のお蝶、「驟り雨」の嘉吉、あるいは「運の尽き」参次郎の物語は、人生の岐路で真っ当な世間に戻れた者の物語です。これら三編の物語は読み終えた読者に、他人の幸福を願わせる力があります。 竹を杖に必死に歩く稽古を続ける"おこと"に出会い、壺振りの市蔵は昔の親方の店まで戻り職人としてやり直そうとします。ひょっとするともう一歩のところで市蔵も元の世界に戻れたのかもしれません。もう少しで、"おこと"のいる世界に手が届いたのかもしれません。 "おこと"という娘のひたむきさは,それだけで読者に感銘を与えます。どれほど市蔵が彼女のいる世界に戻りたかったかを窺わせるに足るものです。 先の三編とは異なり、読後にすがすがしさの残る物語ではありませんが、それ故、"おこと"の真摯さ、市蔵の諦念が印象に残ります。 また、 「本当の意味で一人前の大人たちがいつの間にか、この国から消えてしまった。似非大人はいても、若い魂を揺さぶり、山のいただきになれる大人はどこにいったのだろう。説教でなく、訓示でなく、命令でなく、そういうものと対極にある言葉、本物の大人がぼそりぼそりと語る真実の言葉を子ども達は、もう聞くことができないのだろうか。だとしたら、読んでほしい、、、」 というあさのあつこ氏の解説も読み応えがあります。 | ||||
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想像以上に素晴らしい状態で、大変満足しています。価格も他に比べて安いと思います。 | ||||
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江戸の片隅に生きる人々の生きざまや寂寥感を描いた秀作に感銘。 | ||||
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藤沢文学はほとんど江戸時代が舞台です。江戸時代の武士とか庶民の生活習慣とかいろいろ知らなかったことが少し分かってきました。本を読み始めると江戸時代にタイムスリップしたような感覚におちいります。それが心地よく現実の生活とのギャップがたまらなくよいです。 | ||||
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藤沢周平の作品は、江戸時代の情緒がとても繊細に表現されているので大好きです。 | ||||
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藤沢作品の中でも 男女の秘め事を 慎ましく さらりと 書き流して 読者の 感動を 呼ぶ作品と 感じた。 おすすめの 一冊と言える。 | ||||
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知人から借りて面白かったので購入しました。 短編が6つあり、どれも読みやすく、内容も面白いのでスラスラ読み進められると思います。 そして、描写がとても巧い作品です。又機会があったらこの作者の別の作品を読んでみたいと思います。 | ||||
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「暁のひかり」「馬五郎焼身」「おふく」「穴熊」「しぶとい連中」「冬の潮」の6編の短編集。 主人公は「冬の潮」の紙屋の旦那・市兵衛を除いて、博徒だったり、人足だったり、荒くれだったり、町の半端ものが多いです。 お天道様が照らすおもての道からはぐれてしまった者の孤独感、さびしい感じがよく出ています。 嫁にほのかな思いを持ってしまったところでは、市兵衛もはぐれ者と言えるかも知れません。 「暁のひかり」の切ない感じと、「しぶとい連中」のあっけらかんとしたしぶとさのどちらも好きです。 | ||||
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表題作はメチャクチャいい。 藤沢周平の全作品の中でも5指に入りますよ、本当に。 でも中の「しぶとい連中」って話が自分は大嫌いです。イライラします・・・ だから短編集としては星4つ | ||||
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