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Tは寺生まれのT: 裏世界ピクニック6



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【この小説が収録されている参考書籍】
裏世界ピクニック 6 Tは寺生まれのT (ハヤカワ文庫JA)

Tは寺生まれのT: 裏世界ピクニック6の評価: 4.29/5点 レビュー 17件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(4pt)

宮澤さんには、話を終わらせるという意思をもって続けて欲しい。

このシリーズも6冊目。

人気なんだろうな。

漫画にもなったし、アニメにもなったし。

自分も読みやすくて良いな、と思うのだけど、自分の感じる読みやすさはシリーズを読んでいるから。

いきなりこの長編読んでも人間関係わからないし、誰がどうしてそういう行動したり発言したりするのか、まったくもって不明だと思う。

シリーズ読み続けている人以外は読者じゃない感が溢れている。

漫画見てたり、アニメ見てる人はいいのかもしれんが。

これまでも2ちゃんねるなどに書かれた怪談を題材にしていたけど、これはホラーというより漫才のような話をネタにしているよう。

こんな話あったかな、と自分自身はあまり記憶にない。

吉本芸人のネタのようなサブタイトルもそんな雰囲気を助長してる。

TT兄弟がすぐに思い浮かんだ(笑。

今回の話で、主人公たちへ裏世界から明確な干渉の意志があることが確認されたし、今後の話も転換していくのかな、と思う。

怪談の数だけ、話のネタは無限に増やせるのかもしれないけど、個人的には作者さんに対して、結末を見せるという義務を果たしてほしいと願う。

そういえば、このシリーズもSFマガジンなんかでは百合SFと持ち上げられていたけど、今回の帯にはそんな記載はなかった。

ブーム終わったのか?

というか、無理やり作り上げたようなブームもどきなんて浸透しない、と自分的には感じてる。

女性同士が主人公、恋愛関係で単純に百合なんて構図描く思考が変な気がしてたから、シリーズ本来の魅力で話を続けていってほしい。
裏世界ピクニック 6 Tは寺生まれのT (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:裏世界ピクニック 6 Tは寺生まれのT (ハヤカワ文庫JA)より
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No.16:
(4pt)

長編とはちょっと違うような…

「裏世界ピクニック」初の長編小説、と銘打っていますが、長編とはちょっと違うような…
タイトルにも在る『Tは寺生まれのT』の部分は正味半分くらい。
裏世界のゲートである廃ビルでの活動や前巻で保護した女の子の話等、『Tさん』との関わり合いが微妙な件も多い。
短篇で書こうと思っていたネタの幾つかを『Tさん』を核として長編に再構築した感じかな。

一応の決着を付け、次巻への引きを見せたところで終わり。

次巻への期待を持たせる意味で商売としては正しいのだが、廃ビルの作業の事、空魚のゼミの発表の事やゼミの仲間の『紅森さん』の扱い等、置いてけぼりを食った感じで少々モヤッとするかな。

最後に女の子が言ったセリフ。これって『閏間冴月』が初めて小桜の家に行った時の言葉だよね、多分。
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No.15:
(5pt)

繰り出されるビジョン、魅力的なシーンに、頁をめくる手が止まりません。

「次巻もまた買って読むぞお!」と、読み終えて、自然とそういう気持ちになりました。
面白かったです。

出てくる仕掛けっつうか、絵的なビジョンに魅力を感じました。とりわけ、次に挙げる四つのシーン(場面)、そのビジョン(映像)が心に残ります。
まず、記憶を喪失した空魚(そらを)の眼球の中に、鳥子(とりこ)の指が入ってくるシーン。次は、潤巳(うるみ)るなが子守歌を歌うシーン。それから、現れては消える謎の少女は一体何者?というビジョン。そして、小桜(こざくら)の運転する車が、青いレールの上を進んでいくビジョン。
この四つの印象的なシーンやらビジョンやらをはじめ、あちこちで惜しげもなく繰り出されるインパクトのある光景、〈裏世界〉が関わる不可思議な情景に翻弄され、魅惑されました。

おしまいに。
空魚が命名した〈謎の女の子〉の名前。◆ってのは、なかなか良いネーミングだと思います。ちょいと、山田風太郎の忍法帖に出てくる女忍者の名前みたい。いかしてます。
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No.14:
(3pt)

せっかくの長編なのに

長編なのに、いつもの連作と何も変わらない。「インターフェース」としてのTなのか、それとも謎の少女なのか、裏世界から主人公たちへの働きかけが描かれるので大事な話だと思うのに、何か残念。
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No.13:
(2pt)

タイトル見て感じた不安が的中

今までの敵とは違い、寺生まれのTさんを持ってきてしまったのには多少の違和感。ネタキャラ的な側面があるとはいえ、一応ヒーローではあるのにこの扱いはどうなのか。ヒロインたちにメアリー・スー的な物を感じてしまった。
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No.12:
(5pt)

控えめに言って最高だった

控えめに言って最高だった
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No.11:
(5pt)

読んでください(直球)

裏世界ピクニックは漫画から入りましたが2人の関係性が徐々に発展していく過程が実に良いです。初の長編で劇場版イメージの事でしたが、今までの怖さとはちょっと違った不気味さを感じました。アニメ観た人はぜひ小説も読んで沼にはまっていただきたいですね。2期待ってます。
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No.10:
(5pt)

裏世界ピクニック、サイコー!!

後書きに作者さんが書いてる通り、お祭り映画みたいな雰囲気の裏世界ピクニックでした!表紙の通り朱里が大活躍して読んでて楽しかったです!!

でも途中までは、Tさん関連の描写がめちゃくちゃ怖かったです。明らかに数行前と矛盾した描写があるのに、肝心の語り手の空魚は全く気づいてない……みたいなシーンがいくつもあって「気づいて〜っ!!」と心の中で叫びながら読んでました。

裏世界ピクニックシリーズが好きな人……は既に読んでると思いますが、まだ読んでない人は是非読んで下さい!!オススメです!
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No.9:
(5pt)

ホラー系が好きな人にはお勧めのシリーズ

今までは短編集でしたが、今回は長編となっています。
短編形式でさくっと読めるのも良いのですが、読み応えが有る方が好みなので嬉しかったです。
内容の大筋はいつも通りなのですが、長編なので深堀りしていく方向にしたのか、今後の展開に影響を与えそうな話もちらほら出てきました。
次巻以降も楽しみになりました。
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No.8:
(4pt)

シリーズ初の長編構成。百合もホラーも絶好調という感じではあるが若干「軸」がブレていた様な気も。

アニメ化もされるなど、まさに人気絶賛といった感じの宮澤伊織の百合ホラー第六感。

物語はこの四月で三年生となった埼玉県在住の大学生・紙越空魚が遅刻の危機に慌てながら大学へと向かう場面から始まる。慌てすぎて躓き転倒しかけた空魚だったが、助けてくれたのは流れるような金髪の美女。思わず見とれる空魚に対しその「見知らぬ」美女はまるで空魚の事を知人であるかのように「空魚、その目、どうしたの」と気遣ってくる。傍にいたショートの女子も「ほら!やっぱり変なんですよ、紙越センパイ」と空魚を知っているかの様子。

彼女たちが先週学食で急に話し掛けて来た二人だと思い出した空魚は「遅刻するから」とその場を逃げ出す。所属ゼミの指導教員・阿部川の文化人類学ゼミが始まるが各学生が志望するテーマを発表する中で「かわいいもの研究」をやってみたいと口にした空魚に対し、阿部川も周りの学生も「怪談はいいの?」と怪訝な顔で尋ねてくる。

先週のゼミで自身が「実話怪談を研究したい」と口にしたらしいが全く記憶にない事で戸惑う空魚。そもそも先週のゼミが記憶に無い事に焦る空魚だが、ふと視線を感じる。視線の主は髪を短く刈った妙に姿勢の良い男子。空魚は彼が寺生まれであると言っていた事を思い出すが……

空魚が記憶喪失という、いつになく強烈な「つかみ」から始まるからちょっと驚いたが、もっと驚いたのはこの6巻の収録エピソードは表題の「寺生まれのTさん」これ一本きりなのである。あとがきで作者が「劇場版」と称しているが短編集スタイルで続けてきたシリーズで初めての長編。人気シリーズと言えど6巻ともなれば多少のマンネリズムも避けられなくなる中で、従来のスタイルを変えてみせる事で新鮮味を出そうとチャレンジしてみた、という所だろうか?

物語のベースとなっているのは相変わらずネットロア。今回のお題は2ちゃんねるのニュース速報(VIP)板「怖いと見せかけて笑える話」スレッド24~30に書き込まれた「寺生まれのTさん」から引っ張ってきているらしい。

一般的なネット系怪談と見せかけておいてオチに「寺生まれで神通力を持つTさん」を登場させては「破ぁ!」の一喝とともにそれまで聞き手をビビらせていた怪異を吹っ飛ばしてはギャグテイストで話をオトすというちょっと反則気味のキャラクターであり、これまで本作に登場させた怪異と比べてもかなり異質なタイプのネットロアとなっている。

ベースになったネットロアがどこかコミカルな雰囲気でも本作では冒頭の空魚の記憶喪失に象徴される様に「裏世界との関りを断つ、あるいは封印する」という中々厄介な存在として大暴れ。そもそも本作の主役、空魚と鳥子は裏世界を通じて結び付いた仲であり「裏世界との関りを断たれる=二人の仲を断たれる」に等しく百合スキーな読者さんにとっては最大のピンチを迎える事に。ただ空魚・鳥子的にはピンチでも空魚が自分を忘れてしまった事で取り乱す鳥子の様子は百合スキーたちには「ご褒美」かと(個人的には「鳥子さん空魚のこと好き過ぎだろ」とちょっと困惑したが)

ネットロアベースのホラーとしても中々秀逸で「寺生まれのTさん」という「シリーズもの」の良さを、要するに元になった話の多様さを活かすべく上記のスレッドから採取しまくっているのだが、この「Tさんシリーズ」一時期に集中して投下されたものらしい。

その後作者は調査の過程でニコニコ大百科に「Tさんシリーズ」の作者を名乗る人物の書き込みを発見するのだが、その出所が某ブログのコメント欄でもはや出所を探る事が不可能と判断したとの事……ネットで拡散された話の出所が十数年で追跡不能になり闇に閉ざされる辺り、まさに現代の怪談といった風情。ひょっとしたらこの6巻で一番怖かったのはこの「あとがき」なのではないかと。

話の方はこの裏世界の現象が日常の世界に侵入してきた様な存在「Tさん」を追う空魚たちの姿を描いているのだけど、それ以外にもDS研に幽閉された潤巳るなや裏世界で出会った幼女の現状を描いたりと既刊で登場させた人物をトレースしていたりもする……が、ここがちょっと気になった。

第四種を幽閉するエリアに侵入した「Tさん」と潤巳るなの対決や日常世界と中間領域、裏世界という位相の異なる世界を自在に動き回る幼女は確かに気になる部分ではある。ただ、「劇場版」と銘打って既存の短編構成からスタイル変えた中で既刊で登場させた人物をトレースする必要があったのかな、という疑問が。潤巳るなも幼女も登場する場面は多いのだけど、どこか扱いが宙ぶらりんだったという印象が拭えなかった。

ともあれシリーズ全体からするとこれまでジワジワと日常を侵食してくる事はあっても基本的には「そこにあるだけ」だった裏世界が意図を持って空魚や鳥子の周りをうろつき始めたという変化が見えてシリーズの転機となる巻だったかな、という感想を抱くに至った。百合的にも鳥子がかなり空魚に依存的になり、空魚も不器用ながら若干素直になった部分が見えて関係が進展したとも言える。

次巻以降スタイルをいつもの短編集に戻すのか、長編スタイルを継続するかは分からないがスタイルを変えても相変わらず水準以上の楽しさを与えてくれる安定感はさすがだと思わされた一冊。
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No.7:
(5pt)

買ってよかったです

空魚の様々な面を見れて良かったです。
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No.6:
(2pt)

今回は少しキャラへの好感度が下がりました…。

ネタバレ注意です。

今回も最初の記憶を失う展開など、面白かったです。
ただ茜理が記憶を失った際、空魚に対する対応がかなり酷い印象でした。まだ“目”による精神への影響が出てない段階で、そんなに早く暴力を匂わせた対応をするのか、優しいイメージがあっただけに、血の気が多いと言うか、もはや見た目が普通な不良って感じでした。
そして空魚に関しても、“他人に興味がない”というのをその人の一人称で見るのはやや辛く、肝試しに行ったのを相談されたくだりでは気取った痛々しさのようなものを感じてしまいました。
他人に興味がないというのはあまり振りかざされてて気分の良いものではないので今巻何度もそれが繰り返されていてストレスを感じました。
逆に潤巳るなはもともと嫌なキャラがそのまま嫌なキャラをしていて不思議と不快感がなく好印象さえ抱きました。
色々不平を書きましたが、ここまで読んできてるのでこれからも読むと思います。
次巻も楽しみに待ちます。
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No.5:
(5pt)

劇場版!

一冊使って一つの話という今までとはまったく違う構成ですがとても楽しめました
まさに劇場版寺生まれのTさん
今回はホラー要素薄めの、キャラ関係性マシマシです
あかりやるなといった準レギュラーキャラへの解像度が上がりました
全体的にとても満足です
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No.4:
(5pt)

バック・トゥ・ザ・裏世界

いきなり記憶喪失で「あのシーン」で鳥子ちゃんがキレて百合全否定!?
とショックを受けたら、その後はやっぱりデレデレという、いつもの二人。
前巻で空魚ちゃんに自覚が出てきたおかげでほんのり距離が縮まるのが
良い感じでした。

茜理ちゃん、明らかに惚れてるっぽいですけど、気のせいなんだろうか…。
普通あんなに一途に追い掛けないと思うのですが。彼女も可愛いので
そこら辺悩ましい(と、勝手に悩んでます)。

以前インタビューで甘々な百合を描くつもりはないみたいな事を言って
いた記憶があるので、このシリーズでラブラブな百合は期待しない方が
いいかもしれないと思っています。

が、今回も小桜ちゃんが巻き込まれたり(アニメのおかげでかなり思い入れが
深くなった)、丸々一巻ひとつの謎を追うとか、けっこう豪華で
楽しかったです。

そして謎の女の子が実は…?とか、潤巳るなはやはりラストへのキーパーソンなのかとか、
色々深読みさせていただきました。

それとアニメ版を観て今回あらためて思ったのは、文字の威力というか、ホラーと
小説の親和性って深いなと感じます。
クトゥルフ神話もそうだけど、映像化してしまうとどうしてもただの怪獣物にしか
観えない難しさがあって、アニメも悪くないけど怖さが違うというか。
頭の中で想像するしかない、文字だけで「見えない」世界って、目隠しされるような
怖さがあるし、微妙なニュアンスを伝えるのに文字って強いなあという。
今回も地下室のところとか、夜中に車で追うとだんだん変になってゆく…なんて
ところがゾクッとして怖楽しかったです。

今後冴月がどう絡んでくるのかとか、女の子の活躍?はどうなるのとか、
そしてなにより空魚と鳥子の仲は進展するのかとか、悩ましくも楽しみです。
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No.3:
(5pt)

日常を浸食する異常の波状攻撃

どう見ても異常。それが認識されなかったり意にも介されない状況は、読んでいるこちらも頭がおかしくなりそうでした。日常に当たり前のように狂気が介入している様はゾッとします。
境界の曖昧になった世界でヤババが極んでヤバイ状況でヤバイ女達がエモーショナルにイチャついているーーー
そして空魚の人間としての成長と比例して輪郭が鮮明になっていく裏世界の狂気ーーーこれは理解っていいものなのか?

あなたも読む「ウルトラブルー」を体感して第四種になりましょう。
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No.2:
(5pt)

空魚さん、幾ら記憶を無くしていても それは貴女が一番鳥子に言ったらいけないヤツ!(笑)

今回の巻は「劇場版」がコンセプトの為、これまでとは違ってファイルは一つだけですが
カラテカ・茜理ちゃんの参戦もあって楽しめました

大学のゼミで遭遇した「寺生まれのT」により、右目の力と裏世界に関わる全ての記憶を無くした空魚でしたが
取り敢えず、記憶を無くしても鳥子の顔がストライクど真ん中なのは良く分かりました(笑)

「裏世界ピクニック」の担当編集の溝口力丸さんが
「寺生まれのTは怪談にとってのワンパンマン」とTwitterに書かれてましたが、読んでいくとこれが実に的確な表現であったと納得
空魚達 第四種接触者にとっては厄介極まりない敵で

このところの巻での裏世界の存在の動きの意味や
前巻で保護された女の子のその後も分かって
先がますます楽しみになりました。
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No.1:
(4pt)

波ァ!!

寺生まれのTさんは洒落怖まとめやニコニコ動画のコメで至るところまで出てきたり書籍化もされていますね
てっきり味方かと思いましたがまさかそういう演出になるとは思いませんでしたがTさんの痕跡を怪異を通して追跡していくのは読みながらわくわくしていました
私としてはあんまりがっつり二人がいちゃいちゃするのではなくこれ位のやり取りや距離でなのに二人の唯一無二な関係を言動やお互いを意識してる感じかとても好きです
まだまだ二人を通して宮澤さんの書く怪異を読みたい読み終わってからさあこの次はどんな怪異がどんな形をして現れてくれるんだろうと楽しみで堪らないです
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