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(短編集)
コロナと潜水服
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コロナと潜水服の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 21~39 2/2ページ
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個人的には「占い師」がとても面白かったです。 舞子の心理と行動、プロ野球選手である彼氏の反応がとてもリアルでした。 自分の人生については占い師などに依存せず、 自分自身に問うことが一番であると、改めて思いました。 「コロナと潜水服」は主人公である夫がガチガチのコロ助ブレインなので、 終盤に差し掛かるまで、読むのが正直しんどかったです。 伊良部シリーズのように、医薬品に頼らないドクターを描く著者が コロナに関してはどのような解釈をしているのか気になっていたのですが、 渡辺家の妻が伝えてくれていました。 言わんとしていることをストーリーにして伝えるっていいですね。 それにしても、この著者が描く女性は強い女性が多いです。 | ||||
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面白かったし、読後感が良いです。 | ||||
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一番好きな作家さん。やっぱり短編ウマいなぁ。テンポよく、文章うまく、描写が適格。 | ||||
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小説宝石に掲載された全5編の短編集。妻に浮気された中年小説家やリストラ勧告に抵抗した家電メーカー社員等の主人公が、不思議な出来事を経験して・・・、というややファンタジー系の作品集。 いずれも予想の域を超えないストーリーと思いますが、ユーモラスで柔らかな文体と感情移入しやすいキャラクターたちで、最後まで物語を楽しむことが出来ます。ラストは前向きなものが多いですが、表題作が一番微笑ましく温かい気持ちになります。 | ||||
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本屋で奥田さんの本を見てすぐ手に取った。この人の描く世界の優しそうで奥行きの深い話が好きだから、ミステリーを読み終えた頭にはちょうどいいかもと思った。コロナでがさついて誰も彼もがとんがっている時代、良質のミステリーもよかったけどこの優しさがたまらなかった。世の中に対するいとおしいアプローチが素敵だと思った。オシャレな感覚も相変わらず、短編それぞれのタイトルページがいい。この時代をとげとげしく生きるか、穏やかにやわらかく感慨深く過ごすか、私は後者がいい。良書に巡り合えていい巣ごもりの夜になりました。 | ||||
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どの話も温かい気持ちになります。 奥田さんの本はいつも、どれも素敵で大好きです。 | ||||
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おもしろい! 奥田さんの話はそもそも好きなのですが、コロナ生活を取り入れた話も旬だし、なんとかなく後味が暗くならない読後感て、小説に大切な要素だと思います。 大人の読書に特にオススメだと思いました。 | ||||
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相変わらず面白い。久々に堪能させていただきました。作者のユーモアが好きです | ||||
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普段は短編集は読まない。 が、好きな作家の長編が待ち遠しいときに、つなぎとして読むことがある。 宮部みゆき、篠田節子、そして奥田英朗だ。 奥田英朗には、『無理』『最悪』『オリンピックの身代金』『罪の轍』などの重い犯罪小説があり、ぼくはこちらのストリームが好みなのだが、精神科医・伊良部シリーズや『ウランバーナの森』などの、ちょっとおかしみを感じるテイストのストリームも嫌いではない。 本書は、『向田理髪店』のようなハートウォーミングな短編が5作収録されているが、いずれも主人公の周りに起こる超自然的な現象を織り込んでいる。 それをあくまでも軽いタッチで、恐怖に振らず、処理してみせるのが著者の真骨頂だ。 ぼくは最後の『パンダに乗って』が一番気に入った。 | ||||
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さすが、奥田英朗です。どの話も秀逸です。 | ||||
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奥田英朗作品は好んで読むが、なぜか今回の小説は、読んでると伊坂幸太郎作品を読んでると錯覚する。伊坂幸太郎作品も好きなので別にかまわないが、なぜだろう。 | ||||
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久々に昔から大好きな奥田節❤️ サクッと読めた大満足な一冊 | ||||
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最近はちょっと寡作になってしまった感のある著者の新刊には5つの短編が収められています。 ひと夏を古い葉山の家で過ごす中年小説家の周りに起きる出来事を描く「海の家」 左遷された社員たちが集められる「追い出し部屋」での不思議な話、「ファイトクラブ」 プロ野球選手の恋人を持つフリーアナウンサーの生々しい葛藤を描く「占い師」 息子の奇妙な能力に気付いたリモートワーク中の父親が主人公の「コロナと潜水服」 自分へのご褒美に古いイタリア車を買うことを決意した男たちが導かれる未知の街の人間模様、「パンダに乗って」 いずれも日常と非現実を行き来する人間の細かい心の動きを描いており、それぞれに楽しめます。 特に「海の家」「占い師」はシニカルとポップな感じが入り混じった著者ならではの作品と感じました。 「オリンピックの身代金」や「罪の轍」のような長編が素晴らしいのはもちろんですが、こういう短編集もまた出してもらいたいなと思います。 | ||||
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直木賞を受賞した「空中ブランコ」以来の奥田ファンです。前作「罪の轍」はシリアスな方の奥田作品の傑作でしたが、今回はほのぼのした方の奥田英朗を楽しめる短編集です。こころが疲れているときに、ぜひ手に取ってほしい優しい1冊となっていて、「小さな救世主、現る」という本の帯がまさにぴったりの表現だと思いました。 | ||||
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不思議な出来事に導かれていく話でもスッと入り込めました。 個人的にはボクシング、フィアットと新しい趣味も近くに感じた今読みたいタイミングにドンピシャでした。 コロナの話も上手くまとまっていて、そんな事あるか!?とかならずに楽しく読めました。 | ||||
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まさかのホラーもの(?)シリーズとは驚きました。 声をだして笑ったり、泣いたり、あたたか〜い気持ちにさせていただきました。奥田英朗さんの作品大好きです。次回作もたのしみにしています。 | ||||
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この本は5作からなる短編集。表題の「コロナと潜水服」はそのうちの1作です。 感想は奥田英朗はやっぱりうまいわ。作家のセンスが出る短編で「どれどれ 短編集で私の引き出しの多さでも見せましょうか」と奥田英朗がストレートと変化球を織り交ぜます。 共通するのはファンタジーチックなアプローチですがまったく飽きさせません。 オススメは「パンダにのって」。 名作です。 ネタバレになるのであまり書けませんが、シリーズ化希望。 「カブトムシにのって」、「テントウムシにのって」。 ワイルドなところだと「マスタングにのって」も書けますよ。奥田さんどうでしょう? 写真はサイン本を買えたので載せます。 なんか得した気分になれます(笑) | ||||
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人生でちょっとうまくいかない時に出会う、幽霊が人生の軌道修正をしてくれる作品集。 題材的にはシリアスな展開になってもおかしくない展開を、著者ならではの穏やかな作風で登場人物をちょっと応援したくなる作品に仕上がっている。 大きな盛り上がりには欠ける部分はあるけど、読了感はどれも悪くないです。 ただあえてタイトルにコロナを入れる意味は不明。 | ||||
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どうでもいい話ですが、長めの長編小説が2冊続いたので、気分転換の意味を込めて「コロナと潜水服」(奥田英朗 光文社)をサクッと読み終えました。5つの短編が収録されています。私にとっての「奥田英朗」は、「罪の轍」よりも2014/11月に読んだ「ナオミとカナコ」の方が印象深い。(それは、リドリー・スコット映画にとっての「グラディエーター」よりも「テルマ&ルイーズ」が素敵だったことに似ている。訳がわからない(笑)) (1)「海の家」・・・・・・妻の不貞により家を出た小説家が葉山、一色海岸の一軒家で暮らすことになります。少年と「家族」。何のことはありませんが、一色海岸の波音のように少し荒く、穏やかな結末だと思います。 (2)「ファイトクラブ」・・早期退職勧告。追いつめられ「追い出し部屋」に異動させられる会社員。「奥田英朗」版、チャック・パラニューク。これも何のことはありませんが(笑)、より古い時代のハリウッド映画の趣。 (3)「占い師」・・・・・・プロ野球選手を恋人に持つ"スペック"がそこそこのフリー・アナウンサー麻衣子が占い師に運命を委ねます。昨今では、かつてのお見合いの「釣り書き」のようなものが"スペック"と呼ばれていますね(笑)。軽妙で味わい深い。 (4)「コロナと潜水服」・・最新短編なのでしょう。コロナは、もう語るのも嫌なあの「コロナ」("ここらでやめてもいいコロナ"(笑))。笑って、笑って、泣けた。 (5)「パンダに乗って」・・ある目的を持って新潟に向かった男のロード・ノヴェル。"パンダ"の秘密は明かせません。ある人の閃光の人生。 (1)から(3)までは、まあアベレージ、プロフェッショナル・ワーク。評価は、(4)と(5)に集中しています。(4)はさすがの表題作。こんな他愛ない話がなぜこれほどのしあわせをもたらすのでしょう。 | ||||
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