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うかれ女島
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うかれ女島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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小説としても面白いストーリー。エンディングが少し雑ですが読み物としてはこれでいいのでは?いろいろな生きざまがあり興味深かったです。 | ||||
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本文はまあまあ練られた構成で楽しめた。 しかし、後書きがあまりにくだらない。幼稚でレベルが低すぎる。ここまで読解力も、知性も感性もない薄っぺらい後書きは珍しい。 | ||||
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島の女たちの今と、今に至る過去を追いかけていく。 ミステリアスで不穏な流れが漂っている。 マグダラのマリアなのか。 そこはフリーダムなのか。 ぼやっと余韻を残しながら、島の女たちの形が映し出されていく。 | ||||
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良かった | ||||
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読みやすく面白い、が 最初の痴漢の描写は、知識が薄っぺらいなーと、おもった。 痴漢する男はババアは選ばない、思考が浅すぎて、読む気を失いかけた笑 | ||||
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花房先生の著作、何冊か読んでいますが、この作品は特に先生の考えが濃かったように思う。 そしてそれは、日本で育った女ならば一度は考えてしまうことばかりで、特に瞳子のエピソードで語られていたことは、うんうんと頷きながら読んでいました。また、登場人物にまつわるオチが見事というしかない。 | ||||
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実際に存在した「売春島」(三重県の渡鹿野島)をモデルにした小説。 売春島で死んだ母、そして売春婦の母を憎んで育った息子。息子が母とかかわりのあった4人の女を訪問し、そして、2人の女と売春島を訪れる、という、物語。 悲惨な娼婦の物語、ではない。キリストと行動をともにした娼婦のマグダラのマリアにならって真利亜と名乗った母。娼婦であるとともに、聖なる存在でもあったマグダラのマリア同様、登場する女たちはどこか聖なる存在にも思える。穢れた存在であるとともにどこか聖なる存在でもある娼婦たちを描いた、不思議な余韻の残る物語だった。 | ||||
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男の愚かさ・弱さ・身勝手さと女の逞しさ・生命力・強かさが対照的に描かれていました。長編だったけど面白くて一気に読んでしまいました。著者の他の作品も読んでみたいと思いました。 全体的にとても読み応えがあり満足でしたが、一つだけ。 主人公の大和の結婚相手(柚香)が、実は大和が忌み嫌っていた母と同じ風俗嬢だった(大和は彼女を「純粋で穢れのない世間知らずな女の子」と信じている)というオチがとても秀逸だけど、欲を言えば、大和がそれに気づいて呆然とし絶望する描写があったらスカッとしたのにな〜と思いました 笑。 というか、そうなった時、大和が問答無用で彼女と別れるのか、それとも彼女に執着し続けるのか。それこそをこの小説で書くべきだったと思います。 | ||||
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文章を読んでいると情景が目に浮かびます。 また読み返したくなる本です。 いろんな立場の女性、偏った意見ではなく素直に全部入ってきました。 最後のオチ?もわかります。 女ってこんなものです。 | ||||
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予想よりきれいで大満足でした。ありがとうございました。 | ||||
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花房観音の作品を読むのは3作目。人物描写も良いし、小説としてのプロットも良くできている。作者の売春や性風俗に対する意見も反映されている。作者のプロフィールと併せて読むと、より深みが感じられる作品と言える。 文章が読みやすい。 | ||||
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特に無し。花房観音著の長編小説を久し振りに読んだ。内容的には何時ものバターンと 多少異なっていたが、今著作は顛末がどの章もぼかした形になっており、後味が引かれる感がある。 | ||||
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この著者は初めて。過去に団鬼六賞を取っている。ポルノ小説家か? 新聞の読書欄で褒められていたので、ものは試しと思って読んでみた。 最初の20頁あたりを読んだところで気が重くなる。かつて売春島と呼ばれた離れ島で、売春婦として働いていた女たちのその後を描いたお話。 どうやら暗そうな話なのでその先を読み進む気になれず、2~3日ほったらかしに。どっこいしょとまた取り出して読み始めたら、最後まで一気。頁を繰る手が止まらなくなった。 これは人間の本質に迫るお話。東電OL殺害事件も絡め、実によく書けていると感嘆。特に日本人は性愛の話を避けがちなので、エンタメ系ポルノではなく 私小説的でもない、こういう小説は本当に貴重だと思う。 | ||||
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良い作品でした。 観音さんらしさと、(少し)らしくなさが混同していて、読み終えた瞬間に「もう一度読もう」と思った作品でした。 悲しみというか、虚しさというか、そんな気持ちでいっぱいにしてくれます。 | ||||
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男に対する恨みつらみ諦めを感じさせる。登場する女性たちの主張は正しい。その通りだろうな。でもなあ、そこまで全部言っちゃってもどうするのよっていう気持ちにはなる。女も男も一皮むけば全部セックス、以上!って言われてもなぁ。だからこそ「愛」だの「恋」だのという「偽善」が必要なのではないか。最後のオチは作りすぎかな、結局はバレるだろうし。そうなったら大和クンは、母親から逃れられないことを知って、相手を責めるより自殺するんだろうな。 | ||||
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読んだ後、泣いてしまいました。切なくて、哀しくて、胸がしめつけられるようで。 小説の中で描かれているのは、女性なら多くの人が抱えていて(よほど恵まれた人や鈍感な人は別ですが)でも、普段は「無いこと」にして暮らしている心の闇、光の当たらない部分。 逃げ出したいけれど、逃げればどこまでも追いかけてくる女の心の闇に、向き合わせてもらえた本でした。 ここまで深い女の業とでもいうものを描いた作品には、なかなか出会うことができないと思いました。 悪女、娼婦として貶められてきたマグダラのマリアは、本当はマグダラのマリアはキリストの妻で社会的な勢力から悪女として貶められた聖女だという話を聞いたことがありますが。 この本を通じて「女の本当の幸せとは?」「いままで押しつけられたきた社会的な善を疑った方がいいのでは?」なんて考えさせられました。 | ||||
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売春婦になった女性たちの事情や、その後の人生が面白い。下品でいやらしい世界を描いているのに、不思議と卑猥な印象がないのは、文章がうまく、作品全体にただよう哀愁――と呼んでいいかどうかわからないが、登場人物が皆背負っている哀感のようのもののせいか。 実際にあった事件をモデルにした話も出てきて、興味深い。 それぞれに訪れるどんでん返しもミステリーめいていて最後まで読まされた。この著者の本を読んだのは本作が初めてだが、当たりだった。 | ||||
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島は売春島と言われている離れ小島。 島に渡るには、船を使うしかない。 島は、江戸時代から、売春を中心として栄えていた。 その島で女衒、置屋のようなことをしていた女性マリアがなくなった。 マリアには、子どもがあったが、島に渡るとともに、子どもの希望もあり連絡をしなくなっていた。 その子ども大和は、母の死後、マリアが残した4人の女性に、マリアの死を告げることを決心する。 色艶モノとしての小説というより人間の哀しさを描き出すために、この島をかいたのかも。 性産業についている女性はなぜその職を選ぶことになったのか? 社会の歪みを見つめるように語られていく。 マグダラのマリアから名をつけた母幸子を否定し続けた大和に救いはあるのか。 実際に、この売春島、うかれ女島は実在するらしい。 その昔話題になった東電女性殺害事件をほうふつとさせる逸話もあり、社会の暗い闇の部分に目を向けた社会派小説ともいえる。 表紙や題名により、嫌悪感のある方もいるかもしれないが、ぜひ読んでほしいと思う。 | ||||
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