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吹上奇譚 第一話 ミミとこだち
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吹上奇譚 第一話 ミミとこだちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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作者の本ではアムリタが一番好きでしたが、2000年代以降は読んでもあまりピンと来ない本が多く、長い間すっかり遠ざかっていました。他の人のレビューを見ても同じような人がどうやらたくさんいたらしいことがわかりました。 独立した長編というにはやや物足りない長さですが、読み物としてはとても楽しめました。出だしの占い師の描写などは、真に迫るものがあり、本当にこういう占い師がどこかにいるんじゃないかと思うくらいです。実際に自分でも占い師や、サイキック・リーダーに見てもらったことがありますが、まさにこういう感じなところがあり、「そうそう!」と言う感じでした。この冒頭でぐっと引き込まれたのと、昏睡状態の人を身近に知っていることもあって、後はどんどんと作品世界に入り込み、読み終わったのが残念に感じました。続編を楽しみに待ちましょう。 80年代から、90年代始めにかけては、村上春樹か、よしもとばななか、という二大人気作家の感がありましたが、いつの間にか村上春樹ばかり有名になりました。ちょっと寂しいと感じていましたから、本作を機に再び並び称されるくらいの存在感を示してくれると嬉しいなと思います。 | ||||
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ネタバレになるのかな〜? いや震えてしまいました。 夜にカバーを外して表紙を見てください。 こんなところにもビックリする仕掛けがあったとは! (追)そういえば、最初に本を手にした時「カバーの丈が本体よりも少し短いんじゃないかな?」 と思いつつも特に気にもせず、ほかの積んである本との比較もしないで持ち帰りました。 ぼくのは3mm短いでした。 さて、続編の仕掛けは何だろうね? | ||||
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あとがきに「私がファンタジーを書くなんて・・・」とありますが、 自分は、著者の作品は全て「ファンタジー」「スピリチャル」として ワクワクしながら楽しんで感動して読んで癒されてきました。 本作は、まさに著者の真骨頂!もって生まれた創作能力、 人の心を癒し救ってくれる「救世文学」の賜物だと感じています。 これこそが「吉本ばなな文学」だと思います。 「スウィート・ヒアアフター」のような超絶スピリチャルファンタジーに 継いで、素晴らしいシリーズになると予感しています。 主人公がその素晴らしい能力に気付かなかったように、 もしかしたら、著者は、自分の本当の創作能力を隠し続けて きたのかもしれません・・・いつも、少しづづ溢れていましたが・・・。 本当に素敵な素晴らしいスピリチャルファンタジーです。 きっと、著者が望むように、若い世代の読者に必ず引き継がれて いく文学になると確信します。 このような作品がどんどん創作されていくことを望みます。 | ||||
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吉本ばななさんの作品には決してブレない芯のようなものがあり、どの作品においてもそこを大事に描いています。 よく「吉本ばななの作品ははどれもそっくり。同じようなのばっかり」と言われるのは、だからです。 ばななさんが大事にしてるこの思いに寄り添えるかどうかで、ばななワールドを楽しめる人かどうかが決まります。 私にとっては読み逃したくない素敵な表現の多く、作品からは得るものと心の充実度が大きい作家さんです。 今回、いちばんズキンと来たのは、80ページの 「別れた恋人に届け物があってあと一回だけ会える、そんなときにはかない望みが苦しい喜びをもたらす」って部分。 せつなさが沁みました。 キャラクターたちの個性・内に抱える悲しみや力強さ、 そのひとつひとつがばななさんの作品らしさにあふれてて、たまらなく愛おしい。 もはやストーリー云々ではなく、感覚で心を揺さぶられる。 吉本ばななの小説って、そういうものだと思っています。 | ||||
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深い洞察の蓄積から生まれた,特別な作品の一つだと思います。人間という存在の意味や幸せとは?ということについて考えるヒントがたくさん詰まっているように感じます。身近なことで誰もが見過ごしがちな,人間にとって大切なことがさりげなくく書いてあります。ファンタジー上にも係わらず,登場人物達が,もの凄いリアリティを伴って描かれています。 続編をゆっくり待ちたいと思います。 何度も読み直すことで,その都度気がつかなかった大事なことを発見するような気がします。 映画化も楽しみな作品です。 | ||||
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初期の頃の作品は好きだったけれど、最近はどうも、、全部同じような内容で、読んだのか 読んでいないのかも思い出せない印象のものが多くて。そんな中で、この「吹上奇譚」は 割と良かったかな、、続きがどうなるかも気になるし。 きっと吉本ばななさんの書きたい事の芯はずっと同じで、そこに惹かれるから読んでしまうんだろうな。 | ||||
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