悪魔の選択

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悪魔の選択の評価:

4.71/5点 レビュー 17件。 A ランク

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平均点4.71pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(5pt)

面白さピカいち。徹夜して読んだっけなぁ

「ジャッカルの日」「オデッサ・ファイル」に続き、1974年に「戦争の犬たち」を上梓した
フォーサイスは突然引退を表明する。わずか三年余りの間に初期三部作と言われる
傑作を立て続けに出版し、読書界の話題を攫った彼のあまりに早すぎる引退であった。
・・・・・・・・。
しかーし!彼は79年に本書を世に問い、見事に復活を果たしたのであった。その後も
引退と復活を繰り返すフォーサイスの初の復活宣言であった。まあ彼の引退宣言ほど
当てにならないものはないのだが。もちろんファンにとっては有難い話。彼の作品を
粗方読んでいる私がひとつだけ好きな作品を上げろと言われれば、迷うことなく本作を
選ぶ。本当に夢中にさせられたものだ。30年以上も前の作品なので、本書の世界情勢は
今と大きく異なる。ドレークが夢見たウクライナの独立が達成されて、すでに20年に
なるからだ。だが今回再読してみて、その面白さはまったく色あせてないと断言できる。

マンローの諜報戦、米ソの軍事と食糧をめぐる駆け引き。ドレークらによる祖国を取り
戻すための大胆不敵な企て。それらがすべて最後につながっていくプロットは圧巻で
ある。そして終幕に明らかになる真実に読者は天を仰ぐことになるだろう。(下巻に続く)

悪魔の選択 上 (海外ベストセラー・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 悪魔の選択 上 (海外ベストセラー・シリーズ)より
4047910988
No.11
(5pt)

最初から最後まで手に汗を握る小説をお探しの方へ

(上巻から続く)いわゆる初期三部作はドキュメント・スリラーと称される現実性重視で
ジャーナリスティックな作風であったが、本作品でフォーサイスは大きな変貌を遂げた。
以降の作品は現実性をギリギリで担保しながらも、エンターテイメントに軸足を置いた
より大衆受けする形式に衣替えしたのだ。これには当時賛否両論があったものだが、
以後の作品の完成度の高さが、そんな議論を吹き飛ばしてしまった。彼はストーリー
テラーとしても一級品であることを証明してみせたのだ。以後の活躍はご存知の通り。

フォーサイス作品のすべてがそうだが、執筆の前には徹底的に調査・分析・下調べを
している。本書の場合も五ヶ月以上にわたって舞台になる地を調べて歩き、ソ連にも
足を伸ばした。彼の作品はかの地では当時発禁だったそうだが、無事帰還できたとの
こと。巨大タンカーについても実際に搭乗して隅々まで調べ上げた。また世界情勢の
分析力も驚かせる。本書で予測したイラン王制の終焉やソ連のアフガン侵攻、そして
穀物危機。後の世にすべて事実となった。最高のポリティカル・スリラーがここにある。
悪魔の選択 下  角川文庫 赤 537-7 Amazon書評・レビュー: 悪魔の選択 下  角川文庫 赤 537-7より
4042537073
No.10
(5pt)

面白さピカいち。徹夜して読んだっけなぁ

「ジャッカルの日」「オデッサ・ファイル」に続き、1974年に「戦争の犬たち」を上梓した
フォーサイスは突然引退を表明する。わずか三年余りの間に初期三部作と言われる
傑作を立て続けに出版し、読書界の話題を攫った彼のあまりに早すぎる引退であった。
・・・・・・・・。
しかーし!彼は79年に本書を世に問い、見事に復活を果たしたのであった。その後も
引退と復活を繰り返すフォーサイスの初の復活宣言であった。まあ彼の引退宣言ほど
当てにならないものはないのだが。もちろんファンにとっては有難い話。彼の作品を
粗方読んでいる私がひとつだけ好きな作品を上げろと言われれば、迷うことなく本作を
選ぶ。本当に夢中にさせられたものだ。30年以上も前の作品なので、本書の世界情勢は
今と大きく異なる。ドレークが夢見たウクライナの独立が達成されて、すでに20年に
なるからだ。だが今回再読してみて、その面白さはまったく色あせてないと断言できる。

マンローの諜報戦、米ソの軍事と食糧をめぐる駆け引き。ドレークらによる祖国を取り
戻すための大胆不敵な企て。それらがすべて最後につながっていくプロットは圧巻で
ある。そして終幕に明らかになる真実に読者は天を仰ぐことになるだろう。(下巻に続く)

悪魔の選択 上 (角川文庫 赤 537-6) Amazon書評・レビュー: 悪魔の選択 上 (角川文庫 赤 537-6)より
4042537065
No.9
(4pt)

巧妙な駆け引き

ソ連の穀物不足、ウクライナ過激派によるKGB議長暗殺とタンカー占拠、ソ連共産党政治局内のバランス、ヨーロッパ内での軍縮を狙うアメリカ、ソ連過激派の膨張と環境汚染を防ぎたいイギリス。。。欧米各国の思惑が交錯する中で、複数のサブストーリーが同時進行するので、長編でありながら全く飽きることがありません。各国間、各勢力間のせめぎ合い、バランスの変化、巧妙な駆け引きが堪能できます。80年代の小説でありながら、ソ連の政治体制の崩壊を予想しているかのような書きっぷりが面白い。
悪魔の選択 上 (海外ベストセラー・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 悪魔の選択 上 (海外ベストセラー・シリーズ)より
4047910988
No.8
(5pt)

30年たっても読み応え十分

週刊文春1980年 総合3位ソ連の穀物不足が引金となって、ヨーロッパに戦雲が立ち込める。諜報活動によって情報を入手したアメリカ、イギリスは、現ソ連政権の維持による戦争回避の行動に出るのだが、ウクライナ パルチザンの銃弾が情勢を悪化させてしまうのだった ・・・綿密な取材を積み重ねたとはいえ、なんと驚くべきリアルさであることか。エスピオナージは、苦手な分野なのだが、いっき読みできる迫力をもっている。特に下巻の後半からは、ジェットコースター的展開を見せる。英米露、そしてヨーロッパを巻きこんだスケールのでかさが良い。ストーリーが破たんすることなく、でかい風呂敷を上手にたたんでくれる。ちょっとした悲恋なんかも織り込んで、堅苦しさだけではおわっていない。結局最後に笑ったのは誰か。最後の2頁のどんでん返しで明らかにされるのだが、これは予想外。巻末のあとがき、30年後に読まれているかとのインタビューで、「おそらく読まれないでしょう」とフォーサイスは答えている。いやいや30年たっても十分に読み応えあるんだなぁ。
悪魔の選択 下  角川文庫 赤 537-7 Amazon書評・レビュー: 悪魔の選択 下  角川文庫 赤 537-7より
4042537073
No.7
(4pt)

巧妙な駆け引き

ソ連の穀物不足、ウクライナ過激派によるKGB議長暗殺とタンカー占拠、ソ連共産党政治局内のバランス、ヨーロッパ内での軍縮を狙うアメリカ、ソ連過激派の膨張と環境汚染を防ぎたいイギリス。。。欧米各国の思惑が交錯する中で、複数のサブストーリーが同時進行するので、長編でありながら全く飽きることがありません。各国間、各勢力間のせめぎ合い、バランスの変化、巧妙な駆け引きが堪能できます。80年代の小説でありながら、ソ連の政治体制の崩壊を予想しているかのような書きっぷりが面白い。
悪魔の選択 上 (角川文庫 赤 537-6) Amazon書評・レビュー: 悪魔の選択 上 (角川文庫 赤 537-6)より
4042537065
No.6
(4pt)

巧妙な駆け引き

ソ連の穀物不足、ウクライナ過激派によるKGB議長暗殺とタンカー占拠、ソ連共産党政治局内のバランス、ヨーロッパ内での軍縮を狙うアメリカ、ソ連過激派の膨張と環境汚染を防ぎたいイギリス。。。欧米各国の思惑が交錯する中で、複数のサブストーリーが同時進行するので、長編でありながら全く飽きることがありません。各国間、各勢力間のせめぎ合い、バランスの変化、巧妙な駆け引きが堪能できます。80年代の小説でありながら、ソ連の政治体制の崩壊を予想しているかのような書きっぷりが面白い。
悪魔の選択 上 (海外ベストセラー・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 悪魔の選択 上 (海外ベストセラー・シリーズ)より
4047910988
No.5
(5pt)

30年たっても読み応え十分

週刊文春1980年 総合3位
ソ連の穀物不足が引金となって、ヨーロッパに戦雲が立ち込める。諜報活動によって情報を入手したアメリカ、イギリスは、現ソ連政権の維持による戦争回避の行動に出るのだが、ウクライナ パルチザンの銃弾が情勢を悪化させてしまうのだった ・・・
綿密な取材を積み重ねたとはいえ、なんと驚くべきリアルさであることか。エスピオナージは、苦手な分野なのだが、いっき読みできる迫力をもっている。特に下巻の後半からは、ジェットコースター的展開を見せる。英米露、そしてヨーロッパを巻きこんだスケールのでかさが良い。ストーリーが破たんすることなく、でかい風呂敷を上手にたたんでくれる。ちょっとした悲恋なんかも織り込んで、堅苦しさだけではおわっていない。結局最後に笑ったのは誰か。最後の2頁のどんでん返しで明らかにされるのだが、これは予想外。
巻末のあとがき、30年後に読まれているかとのインタビューで、「おそらく読まれないでしょう」とフォーサイスは答えている。いやいや30年たっても十分に読み応えあるんだなぁ。
悪魔の選択 下  角川文庫 赤 537-7 Amazon書評・レビュー: 悪魔の選択 下  角川文庫 赤 537-7より
4042537073
No.4
(4pt)

巧妙な駆け引き

ソ連の穀物不足、ウクライナ過激派によるKGB議長暗殺とタンカー占拠、ソ連共産党政治局内のバランス、ヨーロッパ内での軍縮を狙うアメリカ、ソ連過激派の膨張と環境汚染を防ぎたいイギリス。。。欧米各国の思惑が交錯する中で、複数のサブストーリーが同時進行するので、長編でありながら全く飽きることがありません。各国間、各勢力間のせめぎ合い、バランスの変化、巧妙な駆け引きが堪能できます。80年代の小説でありながら、ソ連の政治体制の崩壊を予想しているかのような書きっぷりが面白い。
悪魔の選択 下  角川文庫 赤 537-7 Amazon書評・レビュー: 悪魔の選択 下  角川文庫 赤 537-7より
4042537073
No.3
(5pt)

冷戦時代の裏話的な面白さ

現在のロシア、旧ソビエトと連邦小国の1つウクライナ。その上、アメリカ、ヨーロッパまで巻き込んだ、ソ連の農作物不作問題。日本でもずいぶん前にあった米不足と同じような状態だが、そこは軍事大国ソビエト連邦。解決策が全く違うんですよね~。こういう感覚の違いって言うのは、日本人である私たちにはいまいちピンとこないかも!?しかし、自分が外国人になったつもりで読んでみるとこの微妙な綱渡り、巧妙な駆け引きが実感できると思いますよ。なんと言っても、複数のストーリーが絡み合っているのにもかかわらず、1つ1つが分かりやすくて、楽しめます。国と国が隣り合ってるとこういう事も問題になるんだとわかりますよーー!
悪魔の選択 上 (海外ベストセラー・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 悪魔の選択 上 (海外ベストセラー・シリーズ)より
4047910988
No.2
(4pt)

巧妙な駆け引き

ソ連の穀物不足、ウクライナ過激派によるKGB議長暗殺とタンカー占拠、ソ連共産党政治局内のバランス、ヨーロッパ内での軍縮を狙うアメリカ、ソ連過激派の膨張と環境汚染を防ぎたいイギリス。。。欧米各国の思惑が交錯する中で、複数のサブストーリーが同時進行するので、長編でありながら全く飽きることがありません。各国間、各勢力間のせめぎ合い、バランスの変化、巧妙な駆け引きが堪能できます。80年代の小説でありながら、ソ連の政治体制の崩壊を予想しているかのような書きっぷりが面白い。
悪魔の選択 上 (角川文庫 赤 537-6) Amazon書評・レビュー: 悪魔の選択 上 (角川文庫 赤 537-6)より
4042537065
No.1
(5pt)

政治とは血の流れぬ戦争である・・・

 当時の世界情勢を克明に描き出している名作、「スパイ」とは如何なるモノかについて考えさせられた作品です。著者が語学に堪能であるからだとは思いますが、語学の差異を利用した描写は心憎いばかりです。「現実世界は必ずしも美しくない」という言葉を理解したいと思う人なら一度はお読みになってみるのも悪くないと思います。
悪魔の選択 上 (角川文庫 赤 537-6) Amazon書評・レビュー: 悪魔の選択 上 (角川文庫 赤 537-6)より
4042537065