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あの頃僕らはアホでした



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【この小説が収録されている参考書籍】
あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

あの頃僕らはアホでしたの評価: 4.00/5点 レビュー 65件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(3pt)

青春小説かと思いきや東野氏の自伝!?

高校生の長男の本棚にあった本作、どうやら本人は読了まで持たず挫折したそうです。だるい、だるいと訴えます。要は面白くないと。

だるいじゃ分かんねえだよ、と思いつつ、親の私も読んでみました。・・・うん?、確かにいまいち面白くない。ふと裏表紙に目をやると「傑作青春記」と書いてあり気づきました。これは、実は自伝であろう。ここに誤解?のおおもとがあると思います。

・・・
思い返すと、中学高校の学園系ストーリーとしてはちょっとテンポが悪かったり、時系列の話が前後する場面がありました。内容は大阪のオッサンとの化かしあいとか、高校での女子更衣室のノゾきの話とか、小説ならば有り得る話ですし、へえー、なかなか面白いじゃん、やっぱ関西が舞台だと会話のノリがいいねえ、と読み進めていたんです。でも高校時代の途中で急に小学校の給食の話に戻ったりして、どうも流れがおかしい。で、主人公の受験校がF大学(大阪府立大学)と出るに至り、ああ、これ自伝だわ、と気づいた次第。

また、やたらにイニシャル表記が多く、小説なのに名前イニシャルにする意味ってあるか?と仄かに心の中で突っ込んでいましたが、ここにきて合点がいきました。

・・・
自伝となると、とらえ方が全く異なります。

デート代を捻出するために磁気定期券を偽造するとか、映画製作に没頭するとか、むしろすげえなと。金がない中で駆け抜けた青春記はむしろビビッドに思えてきます。だってこれ、事実ですから笑 

なお受験に関しては、牧歌的でおおらかな「時代」も感じました。もちろん筆者も必死ではあったと思いますが、相当な適当さ!?で大学受験も大学も切り抜けられたようにも見えます(ごめんなさい)。こんなものを息子に再読させたら時代錯誤的に「適当にやったって、どうにかなるかもしんないじゃん」と謎のポジティブ・シンキングを発揮されそうです笑。なお、どのように切り抜けたのかはぜひ直接読んでみてご確認ください。

・・・
ということで、ミステリーの名手たる東野氏の自伝でありました。ノスタルジックな青春系読み物という観点では「霞町物語」、また大阪が舞台という観点では「戸村飯店 青春100連発」と似ているかなあと思いました。

時代的にはちょっと前の作品ですが、関西・大阪のユーモラスで軽妙かつ壮絶?な状況が手に取るようにわかる作品だと思います。
あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)より
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No.9:
(3pt)

東野圭吾のエッセイ。

エッセイですね。というより、東野圭吾さんの幼少から就職までのことが書かれています。
ヤンキー中学から、ぱっとしない高校時代、そして府立大学での「似非理系」生活。
ウルトラセブンが大好きで、怪獣についてやたら詳しい。
しかも、貧乏で、あまりぱっとしない青春時代のことが書かれています。
おもしろいです。
あと、やはりヤンキー中学を経ているだけあって、「悪い人」の思考方法を、東野さんはよく知っていると思いました。
それが、東野さんの小説のリアリティに繋がっているのでしょう。
また、「理系論」「理系離れ論」が、242㌻にありますが、なるほどと膝を打ちました。
巻末には「特別対談」として、金子修介さんと「怪獣少年の逆襲」という対談がついています。
東野さんのファンは必読の本でしょう。
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No.8:
(3pt)

僕は結構楽しめました。

中学時代の話などは一応オチはあるし、それなりの満足感はあるが、それなり、であり、当時の中学生の日常や青春模様を感じられる以外に別に…という感じ

ただ後半になるにつれて面白い話の密度が高まっていった印象。「読ませる楽しみ 読まされる苦しみ」「残飯製造工場」は特に面白かった。また受験生時代浪人時代大学生時代の話は全体的にユーモアレベルが中学時代と違い稚拙な部分が少なく面白かったです。

未成年飲酒報告や過去の犯罪報告はもう少し控えめにというか、もう少し、さらに反省してる感じを出して欲しかった。割と平然と語ってるのが残念でならなかった。

怪獣談義などは世代ではないけれど僕も円谷プロの昭和の作品が大好きであるため、非常に興味深く読めた。一切の知識がない人にはたしかにつらいかもしれない。

似非理系人間の悲哀、の章は全国の割と安直な理由で理系選択をしようとしている中高生に読んで欲しいと強く思った。
と、まぁ長々と述べてしまったわけであるけれども、、

僕は筆者の作品をかなり多く読んであり、それなりのファンではある。フラットに単なるエッセイとしては捉えられない。あぁいう作品を書いてる作品がこんな人生を…!と思ったから興味深いと感じた部分があるのは否めない。筆者の作品を読んだことがない人が読んでどう感じるかはわからない。

ただ小説と同様、一気に読ませる筆致は流石でした。何故にこんなに読みやすいのか…。
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No.7:
(3pt)

作者・東野圭吾さんの子供の頃のお話。

昭和時代のいろんな風景が出てくるお話が何話にも分かれて紹介されています。
なかなか面白く読みやすい反面、今の若者が読めば理解不能な(体罰や犯罪スレスレの話など)があり全員が気持ち良く読めるかというとそうではないと思います。
今の若者にはなかなかハードな内容だと自分は思いました。
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No.6:
(3pt)

まったくもって

普通の人だということが分かる、
現在の文豪東野圭吾さんのエッセイです。

普通の人だから、内容も
普通ですw
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No.5:
(3pt)

良品

期待道理の商品でした。買って良かったです。読んでいて楽しいです。
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No.4:
(3pt)

人気作家の小学校時代から大学時代までをまとめたエッセイ

本書は、今をときめく人気作家でいらっしゃる著者の小学生時代
から大学生時代までを、ユーモアたっぷりに、そしてやや自虐的
にまとめたエッセイです。

「不良」たちがひしめき合う中学校での球技大会の様子、転校し
てきたと思ったらどこかに行ってしまったある女子生徒、思春期
の男子なら誰でも抱える女子への熱い思い、夢中になったウルト
ラマンやブルース・リーのこと、大学受験挑戦や浪人時代のこと、
そして大学で入部し、後に主将まで務めることになるアーチェリー
部での手荒い新入生歓迎の様子などなどが、著者のその時々の
「アホ」な考えや行動とともに、楽しく書かれています。また、
会話で表される著者の大阪弁も本書に楽しさと彩りを与えてくれ
ています。

直木賞作家の著者も、学生時代に小説ばかり読み耽っていたわけ
ではなく、私たちとそう変わらない青春時代を送っていたことを
知って、著者が何だか身近に感じられる本です。

ただ、やはり個人的には、いくら「アホ」だと言っても、万引き
やカンニングはやり過ぎだなと感じるし、(著者はもちろん反省
していらっしゃるが)読んでいて楽しいものではなかったのが残念
でした。
ただ、筆致は読みやすく、内容も面白いので、著者のファンの方
や著者と同世代の方は特に楽しく読める一冊だと思います。
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No.3:
(3pt)

全体的には楽しいけど…

私的にはウルトラマンの話とか、解説的なものはいらないし、興味ないので、退屈でした。楽しいですが、客観的に見て、いつものミステリーを求める方にはオススメじゃないです。
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No.2:
(3pt)

独特のヌルイ雰囲気が絶妙でマニアにはたまらない。

今一番人気の著者の青春期。
小学校〜大学時代が描かれている。かなり端折っている。
大阪の空気がそのまま詰まっているような文章が面白い。
独特のヌルイ雰囲気が絶妙でマニアにはたまらない。
独特のカラーがあるからハマル人とそうでない人に分かれるが、私的には面白かった。
大阪ファンにお勧めします。
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No.1:
(3pt)

ぼくはこんな人です

魅力的な自分を語るに嘘は要らない。あなたがよろこびそうな話をもってくればいいだけです。

というわけで,東野圭吾の青春期です。

ど不良中学の学級委員時代,リベラルな高校での自由,体育会系の大学時代,読めばあなたも東野圭吾が好きになる。

そんなエッセイ兼私小説です。

面白いですよ。

一番面白かったのは怪獣談議でした。
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