スカイ・クロラ

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

スカイ・クロラの評価:

4.05/5点 レビュー 124件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全129件 61〜80 4/7ページ
No.69
(5pt)

情景が

すごいですね。
友人に勧められて購入しましたが、ハマりました。
情景が脳裏に浮かびます。リアルな表現が何とも奥深いというか、読まないとわからない“コク”のような味あります。
最後はショッキングですが、それもハッピーエンドに慣れている私には新鮮でした。
映画も見たいと思います。
まずは飛行機の模型でも買おうかな。。。笑
スカイ・クロラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラ (中公文庫)より
4122044286
No.68
(5pt)

素晴らしいです

私は出版順に*スカイ・クロラ*ナ・バ・テア*ダウン・ツ・ヘヴン*フラッタ・リンツ・ライフ*クレィドゥ・ザ・スカイと、全巻を読ませて頂きました。初めは、一体この作品は何なのだろうか? と疑問を抱きました。 何の説明も為されないまま、テンポ良く進んで行くこの作品。 面白くはありましたが、なんとも煮え切らない感が残りました。それが嫌だったので、続きを買ったのですが、クレィドゥ・ザ・スカイまで読み終えた時、私は大きな感動と森博嗣氏に対する戦慄が胸に湧き上がってくるのを感じました。バラバラのピースが一つに纏まり、完成したのは圧倒される人間ドラマ。 一つの確信と共に再びスカイ・クロラを手にした私は、最後まで読み終えた時、涙が止まらなくなりました。 ああ……こういう感動もあるんだ、と必ず思い知らされます。このレビューを読んで下さった皆さんには、是非ともスカイ・クロラを全巻読んで頂きたいと思います。 草薙水素の人生に、思いに、苦悩に、触れて下さい。
スカイ・クロラ Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラより
4120031586
No.67
(5pt)

素晴らしいです

私は出版順に*スカイ・クロラ*ナ・バ・テア*ダウン・ツ・ヘヴン*フラッタ・リンツ・ライフ*クレィドゥ・ザ・スカイと、全巻を読ませて頂きました。初めは、一体この作品は何なのだろうか? と疑問を抱きました。 何の説明も為されないまま、テンポ良く進んで行くこの作品。 面白くはありましたが、なんとも煮え切らない感が残りました。それが嫌だったので、続きを買ったのですが、クレィドゥ・ザ・スカイまで読み終えた時、私は大きな感動と森博嗣氏に対する戦慄が胸に湧き上がってくるのを感じました。バラバラのピースが一つに纏まり、完成したのは圧倒される人間ドラマ。 一つの確信と共に再びスカイ・クロラを手にした私は、最後まで読み終えた時、涙が止まらなくなりました。 ああ……こういう感動もあるんだ、と必ず思い知らされます。このレビューを読んで下さった皆さんには、是非ともスカイ・クロラを全巻読んで頂きたいと思います。 草薙水素の人生に、思いに、苦悩に、触れて下さい。
スカイ・クロラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラ (中公文庫)より
4122044286
No.66
(5pt)

読んでからアニメも見たいものだ。

ストーリーは主人公のカンナミユーヒチの一人称僕で進められ、全てカンナミユーヒチの主観をもってして語られる。その面でかなり感情移入しやすく僕という存在に自分を近づけることができた。
全体としては極めて虚無的で淡白。そして時々洒落た表現が入る。食べ物で例えるなら白身魚のムニエルといった所だろうか。ただ、飛行機などの横文字の専門用語が解らない点が多々あり、本格的だなと意味も解らず納得した所もある。そこにはふせんを貼り後から調べた。そうすれば二作目からはもっと楽しめる気がした。
主人公を含め複数のキルドレの子供達が喫煙し、飲酒するシーンがあるが、かえってその行為が余計に子供である事を顕著にしているように思えた。実年齢精神共に大人なのだから問題は無いのですが、なんと言うかティーンエイジャー特有の煙草を吸いたい。お酒を飲みたいという。妙に大人に成りたがる姿が私には垣間見え、印象深かった。
世界観としては平和な世界を保つ為にショウとしての戦争を行うと言う発想にも感服したし、永遠に子供のままという発想は、誰しも子供の時に思った事があるのではないかとも思った。事実私もそうだった。大人になんか成りたくないずっと子供のままで、世界もこのままでと。この作品はそんな甘ったれた思考に対するアンチテーゼのようにも思える。是非アニメも見たいものだ。
この作品群は全六部作で完結している。これだけ良い作品群の第一作を読みえ、残りの五作品の事を思うと何だか躊躇してしまう。一気に読みほすか、それとも少しずつ消化するか。私はもったいないので後者を選択する。だが途中で先が早く知りたくて我慢できなくなるかもしれない程の作品群に思える。
スカイ・クロラ Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラより
4120031586
No.65
(5pt)

先入観なしで

僕(カンナミ)が感じているであろう感覚を文章を読みながら追体験できる。そんな本です。
映像が脳裏に広がり、浮遊感も降下するときの何ともいえない開放感もしっかり味わいました。
去年映画化されたときは前宣伝を見ただけで「興味なし」と思ったのですが、とんでもない。これは本を読むべきでした。こんな感覚で読める文章はなかなかありません。
好き嫌いでいったら絶対に好き。表紙も綺麗です。
今はナ・バ・テアを読んでいますが、一気に読むのはもったいなくて我慢しながらゆっくりと読んでいます。
スカイ・クロラ Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラより
4120031586
No.64
(5pt)

読みたい順に

あえて、出版順に読まず、時系列で読んでみました。
でも、5冊の読後感という観点からは、どこから読んでも良いのではないか?
と感じました。
金太郎飴みたいな感じです。
ただ、細かいけれど、重要な伏線は、出版順に読んだ方が味わえるかもしれません。
とにかく楽しめます。
スカイ・クロラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラ (中公文庫)より
4122044286
No.63
(5pt)

空は遠い

実は、映画を見てから読みました。
飛行機に詳しくない私には、専門用語はさっぱり解りません。
映像を見た分想像しやすくなったので、正解でした。
読み始めると想像以上に面白く、シリーズを一気に読んでしまいました。
無限ループの軌道に乗ってしまって現在三週目です。
刊行順第一作目の「スカイクロラ」。
淡々と、時に詩のように語られるキルドレの生と死。
その向こうに何が見えるのか。
自分の命を懸ける自由も勇気も持ち得ない大人の私は、例えそれが大人にならない子供達に与えられた数少ない選択肢の一つであったとしても、自分の思うままに、機体に自らの命一つを載せて空へと駆け上がって行く彼らの姿を、羨ましく眺めてしまうのです。
最後の数行、母に甘える幼子のような純粋で愛らしくすらある言葉が、心に響きます。
スカイ・クロラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラ (中公文庫)より
4122044286
No.62
(5pt)

じっくり

飛んでいる時の描写が散文詩のようで、特に良い。それで惹きつけられたら他の刊も買って、一気に、じっくりと、読むべきだ。後世まで残る作品とまでは言わないけれど、今のあなたの感性に何か引っかかるものがあるなら、全ての刊を読んだ方が良い。そしてそれは多分、読む為に費やした時間を決して無駄ではなかったと思わせてくれるはずである。
スカイ・クロラ Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラより
4120031586
No.61
(5pt)

空を飛ぶイメージ

シリーズの内、何巻が最終かどうかなど構成方法については、いろいろ意見が分かれると思います。
作品や作者の分野が何かと言うことには興味はありません。
ただこのシリーズは空を飛ぶことをイメージできる人は素直に物語の中に入り込めると思います。
インメルマンターンとかバレルロールとかのマニューバ関連の言葉とか、エルロン、ピッチなんて航空用語がイメージできないと読んでいて楽しくないと思います。
それくらい飛ぶことについては丁寧に書かれています。
エレベータと聞いてデーパートを思い出すようだと、文体とか作者の過去を引き合いに出したくなるんじゃないでしょうか。
空を飛ぶことをイメージして楽しめる人には、お勧めの本です。
きっとシリーズ全巻を一気に読みきれるでしょう。
そのくらい空を飛ぶことと、空に居ることを丁寧に書いている本です。
スカイ・クロラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラ (中公文庫)より
4122044286
No.60
(4pt)

純粋

 森博嗣さんの小説は分かりづらい、というか読者に媚びない。自分自身の言葉を、自分の考える言葉で発信する希有な作家という印象を受ける。
 そういう意味ではデビュー作になった「すべてがFになる」のようなミステリを書き続けるのには無理があったのかもしれない。
 スカイ・クロラはそんな森博嗣さんの小説の雑味を徹底的に取り除いた純粋な小説。カンナミの思考が空を飛び、重さを感じる右手が銃を握る。気分を「綺麗」と表現できるその純粋さが、ホンの少し羨ましかったりする。
スカイ・クロラ Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラより
4120031586
No.59
(5pt)

シリーズ全作と他の方のレビュー読後の感想

作品内容については、文体にしか触れていません。読まれる方はご注意を。
初めて森さんの作品を読んだ時は、私も好きになれない文体だなと思いました。
ですが、このシリーズを読んでからは、簡潔だからこそ美しい静寂・躍動が表現できているんだと思っています。
ただ、自分の読解力、想像力が足りないだけだったんだなと^^;
まさに、「小説が映画化されてイメージが壊れた、と思う人は、その程度のイメージだっただけ。」だということではないでしょうか。(←コアかな^^;)
小説なんだから、その作品を書いた人、その他大勢の読んだ人の数だけ受け取り方があって、極端に言えばハッピーエンドかアンハッピーエンドかすら違ってくると思います。
結局、その小説が好き、っていうのは、その小説を読んで受け取ったイメージが自分好みだったってことで、このシリーズを特に読み込めなかった人や、著者が書きたかったことがわからないと言う人(著者が書きたいことなんて知る必要は無いし知ることなんてできないと思いますが)は、ただ文字を読んだだけだったのではないでしょうか。
このシリーズを教科書のように読んでも、時間を無駄にするだけかと思います。
私はこのシリーズを読んで、空が好きになりました。
スカイ・クロラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラ (中公文庫)より
4122044286
No.58
(4pt)

限りなく言葉の使い方を工夫している作品

 子どもたちが戦闘機に乗り、人を殺す。物語自体現実なのか、主人公の夢なのか、この「スカイクロラ」だけでは分かりにくい。続編も読む必要があるのだろう。
 無駄のない言葉、戦闘用語などもあるが説明がシンプル。限りなく言葉の使い方を工夫している作品。
スカイ・クロラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラ (中公文庫)より
4122044286
No.57
(4pt)

空を這う者。

仕事として空を飛ぶ。ありふれた空に。ありふれた死だけを翳して。ちっぽけな生を纏って。スカイクロラシリーズ第一作この物語だけでは理解するのが難しい部分が多々あります函南優一と栗田仁郎の因果ティーチャーと草薙水素の関係所々の詩のような語りが世界観である淡泊な感じを表現しています最初はぼんやりとした物語も不可解な部分を残しつつ輪郭が見えてきます皆さんの言うように空の描写はとても見事ですなぜ空を見ると落ち着くのか分かった気がします次回作の『ナ・バ・テア』も 読みたいと思います。
スカイ・クロラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラ (中公文庫)より
4122044286
No.56
(5pt)

「見る」小説

 登場人物に自分を重ね、文章の情景を心の中で「見る」ことが大切です。ただ文字を追っているだけでは、特にこのシリーズの醍醐味でもあり、圧倒的な臨場感で自分が実際に操縦しているかのような気分になれる戦闘シーンの良さは分かりづらいんではないでしょうか。このシーンのためだけにでもラダー、エレベータなどの簡単な航空用語を調べておくといいかもしれません。森博嗣作品の特徴である、淡々とした心理描写や事実を的確に描写する透明感あふれる文章も心地いいです。
 同じスカイ・クロラでもアニメの絵のような表紙のものがありますが、自信を持ってこちらの表紙のものをおすすめします。読み終わって本を閉じた時、ストーリーの内容とこの綺麗な青とがリンクして素晴らしく爽快な読後感を感じることができるはずです。
スカイ・クロラ Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラより
4120031586
No.55
(4pt)

気障だけど

冒頭から気障です。
文体が……すごく、ナルシスです。そこが最初鼻に付いてなかなか読み進められなかったのですが、慣れてくると気にならなくなります。そして静かな展開に、静かで、衝撃的なラスト。森先生がいちばん気に入っているとおっしゃっているだけあり、私も読み終えたあと、森作品の中では、これが一番好きな作品となりました。
ただ、やっぱ気障なんだよなー。そこでつまずくのはもったいない作品だということだけ書いておきます。
スカイ・クロラ Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラより
4120031586
No.54
(4pt)

生き方!

静かな激しさと、激しい静かさを感じました。生きることの明確さが彼らにはあり、かたくなにそう生きる事を望んでいる素敵な単純さが私は好きでした。
私はこの巻から読み始めましたが、こういう結末であることを知った上で読んだ後(前)四作品も面白く読むことができました。この結末を知ってからこそ!!と思える所もあったと思いますので私はスカイ・クロラから読んでよかったと思います。
スカイ・クロラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラ (中公文庫)より
4122044286
No.53
(4pt)

宣伝が邪魔

このシリーズの内容は本当に好きなのですが、
カバーの左下にくっついてくる
「スカイクロラ 全国ロードショー」みたいな宣伝が邪魔で不愉快です。
このシリーズのハードカバーの装丁は非常に綺麗で、
本の中身と外観とどちらからも潔癖な感性が感じられます。
それゆえ本棚にあるこのシリーズを見るだけで、
「綺麗なものだけ見ていたい」そういう感情を抱かずにはいられないものでした。
しかし最近付き始めた、その綺麗な空の中にあまりに無粋に浮かぶ宣伝文句。
空の中にまで「重い汚れ」が入ってきたみたいで非常な嫌悪感を感じてなりません。
なんでこういうことをするのかな
スカイ・クロラ Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラより
4120031586
No.52
(5pt)

最終巻というのが真実でした。

出版順は、スカイ・クロラが最初に出たものなのです。
執筆者のブログに「スカイ・クロラ」が最終巻だということが明記されていました。
ただ、執筆者が出版順を敢えて最終巻から書いたというのは、スカイ・クロラから読むべきなのだろうかと執筆者のHPで見たところ、そういう質問が沢山あったようで。
回答は、「ナ・バ・ティア」から読むべきではとのこと。
理由は簡単。第一巻だから。
私は、出版順に&ここのレビューでスカイ・クロラは最終巻じゃない!!という言葉が大半を占めていたのでそれを信じました。
だからといって、後悔とかそういうのは一切ありません。
ナ・バ・ティアから読んでも、スカイ・クロラから読んでも、きっと最初に読んだものに戻ってしまう気がします。
(ただ、私は映画を最初に見たので・・・その後原作を読んでます)
シリーズを通して読むと、よくよく味が出てくるお話で中々理解が難しいです。
それでも、引き込まれてしまうのです。
あれ?あれれ??って。
どんどん引き込まれて世界に飲まれて締め付けられて抜け出せない。
全部読んでも、抜け出せないんです。
どんどん、もがけばもがくほど(読み込めば読み込むほど)渦が増えていきます。
それでも、その感覚がたまらなく好きです。
本当に、空に飛んでいるような、空を飛んでいる気分になれる。
心を空に飛ばせる。
それが、感じられました。
素敵な作品です。
読み手にかなりの自由を与えられている分難しいけど
まさに、雲をつかむようなそんな物語ではないでしょうか?
つかめそうでつかめない
追いつけそうで追いつけない
そんな、作品です。
スカッとした物語ではないので、ゆったりと世界を浸ることができるそんな方にお勧めです。
スカイ・クロラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラ (中公文庫)より
4122044286
No.51
(5pt)

解説を少しだけ,小説を読んだだけですが

  航空機は、空気の中を滑りながら飛んでいる。車の走行とは明らかに異なる。トラクターやプッシャー。前者は翼の前にプロペラがあり機体を引く。後者は先尾翼となりプロペラが機体を押す。=散香の特性が分かるだろうか。かつて私も戦闘機の仕事をしていた。
 エルロン(主翼の外側にある舵)は機体を左右にひねる。=ロールを打つ。
 ラダー(垂直尾翼の舵)は機体を左右に振る。=ロールを打つ方向へラダーをあてれば急降下に入る。
 エレベータ(垂平尾翼の舵)は機体を上下に振る。=エレベータを引けば機体は上を向き、それまでの速度エネルギーが高度という位置エネルギーに置き換わる。そのままの姿勢で推力(速度エネルギー)がなくなれば失速となり、逆にこれを利用して滑りながらターンを打つ。
 フラップ(主翼内側の舵面)は、低速時の揚力を稼ぐ、もしくは高速時において速度エネルギーを揚力エネルギーに変えて、結果としてブレーキの役割をなす。
 これらの舵と重力や遠心力の立体的な組み合わせ。  
 こうしたハード面。普通の人に分かるわけがないのだが、本小説にはほとんど解説がない。
 また、キルドレ達の少し変わった内面。記憶がないか、まるで植えつけられたかのような記憶の断片。シリーズにおけるパラレルな記憶、そして生死感。クローンの暗示か。主人公の一人称は総て「僕」。こうしたソフトの面
 ハードとソフトの両面が分からないと、全くつまらない話。多分☆2つ以下の価値。
 しかし、その両面が理解できた瞬間、彼らが空戦することを「踊る」「美しく踊りたい」という「本当の意味」を知る。
 散香(サンカ)を飛ばす水素(スイト)は酸化水素、つまり水となり大空に溶け込む。
 そして、クレィドゥ・ザ・スカイのエンディング。ブーメランの意味。キルドレ達の連鎖。正に「メビウスの輪」が出来上がる。
追記 これが森氏のテーゼではないとするコメントがあったが、同氏の「トロイの木馬」は同様のテーゼが流れていると思う。
スカイ・クロラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラ (中公文庫)より
4122044286
No.50
(4pt)

底辺に流れる厭世観をどう感じるか

森博嗣がミステリではなく、純文学(?)に挑戦したという感じだろうか。
「すべてがFになる」「有限と微小のパン」で
普通の人とは異なる時間の過ごし方をして、
普通の生活では幸せは得られないとでもいうような、
ある意味厭世観にも近い雰囲気があったと、
個人的には思っているが、
ミステリにおける謎解き等も取っ払った分、
その厭世観が純度を高めて、より如実に出た作品と言えるだろう。
それをどう受け止めるかが
この作品の好き嫌いを決めるところだと私は思う。
スカイ・クロラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・クロラ (中公文庫)より
4122044286