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この世界に i をこめての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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まだ、はじめの40ページしか読んでいないのにレビューを書くのは失礼千万かとは思いますが、どうにもこれは…と思い筆をとった次第です。 他の方も言われていますが、文章表現がどうにも拙く感じてしまいます。私なんかのド素人が何を生意気にというお話でありますが、しかしそのド素人ですらもそう感じてしまうような文体でした。 この著者の本はこれが初めてで、何やら処女作が大層に評判であったとの口コミを見かけたので、少なからず期待しておりました。しかし、原田マハ先生の本の次に読んだのがまずかったのでしょうか。一つ一つの文章は短く改行は多め、語尾や言い回しも単調で読んでて楽しくありません。語彙の被りや薄い表現も見受けられます。ヒロインの小説を書く様子、それ、一言でまとまりませんか。クドクド3、4行に分けて同じような事書かなくてもいいじゃありませんか。しかもそれによって内容に深みは生まれていないような浅い文章。 内容はこの先面白くなっていくのかもしれません。まだ40ページ。起承転結の起すらもまともに把握していないのは事実です。しかし、この先をどうも読む気がしない。味のしないガムを噛んでる気分です。 もし続きを読んだら拙いながらにも追記をさせていただきます。このレビューはあくまで私個人の感想です。もしどなたかの気分を概していまいましたらお詫びいたします。 | ||||
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正直読んでて胸糞悪かったです。吉野が亡くなった理由が明かされてなかったのですが、私は染井が吉野の模倣で小説を書いたことが原因だと想像しました。だとすれば染井が彼女の死の原因なのに彼は彼女の信奉者と恋人ごっこを始める…ちょっと理解ができません。 もしかしたら私の読み方に問題があるのかもしれませんが、全体を通して展開がよく分からなかったです。人に勧めることはないでしょう。 | ||||
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作家というのは第1作目で成功した場合、第2作目には大変悩むのだそうですね。実際相当の圧力だったと思います。ただ、作者がその圧力を撥ねのけて秀作をものしたかといわれれば、残念ながら凡作に終わってしまったとしか評価できないと思います。 前作の『君は月夜に光り輝く』がまさにそうでしたが、こういったライトノベルス、ライトミステリーの分野では現実にはあり得ない設定や、荒唐無稽な展開が許されます。その上でどれだけひとの心に響く作品が書けるかが勝負となる訳です。しかし、作者の設定した世界の中での必然性や説明性は担保されていなければいけないという条件は、小説である以上はずせません。そういう目でこの作品を見てみると、作品として破綻しているとまではいいませんが、必然性や説明性の面から落第ではないかと言わざるを得ないと思います。 主人公と吉野の出会いやその後の展開については(異論のある向きもあるでしょうが)まあ納得できるとして、真白がそこに絡んでくる必然性や主人公と真白のその後の関係は不自然としかいえないと思います。主人公が吉野の小説の贋作をつくって編集者に送ったりする場面でも、自閉症気味でコミュニケーション障害があるひとがそんなことをするというのは全く不自然です。一番問題なのは吉野が何故死んだのかが明らかにされないことで、世間では事故だったのか自殺だったのかが問題にされたとありますが、当たり前ですよね。高校1年生の普段健康な女の子が特別な誘因もなく部屋の中で死んでいるのが発見されたら、これば話題の天才少女作家でなくても大問題になりますよ。物語の後半になって、吉野のパソコンから「自分に何かあったらこのパソコンを始末してくれ」といった伝言があることから、どうも自殺ではなさそうですが、それでは何なのか、これといった説明がありません。この小説では吉野の死が大きな意味をもっているのですから、これには作者には絶対の説明責任があります。くわえて、主人公は結局吉野の作品を参考にするかたちであったとしても、それなりの小説を書き上げています。これもそれまでの流れからはあまりにも強引な落ちではないかと思います。 少し長くなってしまいましたが、そういう訳で、わたしはこの作品は評価できません。次回作に期待したいと思いのですが、これも誰かが指摘していたことですが、この作者は小説家として長くやっていこうと思うならばもう少し文章力を磨く必要があると思うことを付け加えさせていただきます。 | ||||
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前作を買って、描きたい理想を書くことにちゃんと向き合っているなという印象を受けたので、期待を込めて購入しました。 結果、かなりがっかりしました。 まず、評価が分かれる部分として引っかかりの少ないとても読みやすい文章で書かれています。サクッと読みたい人には好印象ですし、じっくり読みたい人には物足りなく思われるでしょう。文章を短くしてやたら改行を多くするのはこの人の癖でしょうか。これに関しては褒められても良いと思いますし、「気楽に読めるから好きだ」と言う読者がいても不思議じゃないです。 問題は、その表現力。 正直に言って、かなり下手くそだなと思いました。 センスのない比喩、単語のダブりなど挙げればキリがないです……読んでて辛くなる。 小説に向き合う作品だからこそ、細部にこだわって、文の美しさに執着して語るべきなんじゃないでしょうか。稚拙な文章で小説のことを語られても説得力がありません。作者のTwitterで「自分の売りは文体です」と言っていたのを見かけましたが、この作品を読んだ後だと、それ本気で言ってるの? って感じです。(文体とか雰囲気って文章から滲み出るもので、人間で例えるならば「性格」のようなものです。自分で「文体が売り」と宣言することは「僕の長所は性格が良いところです」と自分で言ってしまうようなものですよ) 描きたい理想があるのに、せっかく良いイラストレーターがついたのに、もったいないです。 想いだけで書いている、という感じが良い意味でも悪い意味でもひしひしと伝わってきました。 ならば、その想いが伝わるように、技量を高めるべきなのでは。 新刊でお金を払った読者をがっかりさせないでほしい、と言いたいです。 | ||||
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