ツリーハウス

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評判

ツリーハウスの評価:

4.50/5点 レビュー 56件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.50pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全164件 61〜80 4/9ページ
No.104
(4pt)

奇跡の地球(ほし)。

いまだ見ぬ先に、きっと希望が、明るい未来が、幸せが拡がっているはずと、信じれなければ、前に進めなかった。 故郷を捨て、家族を置き、甘言をろうされるままに。 ここで、これで、この人と、生き抜くと決めなければ、何も始まらない。 どこにも行けない。 変えられるはずがないと思えば、変えられない。 変えられると心底思えば、変わる。

今、ツラいから、苦しいから、現実から目を背け、逃げだしても、過去を変えること能わず、ただ、問題の先送りに過ぎず。 先々、何倍にもなって追いかけて来る。 立ち向かい克服するまで。 ただ、逃げてもいい場合もある。 あえて距離を置くことで、関係性が円滑になることも、逆に疎遠になることも、ないとは言えない。 闘うだけが、道ではない。

他人と比較することでは、幸、不幸は語れない。 あれはあれでよかったんだ。 これからきっとうまくいく。 私は私、他人は他人だから。 人には言えない、言いたくない過去がある。 でも、その体験があるから、今の私がある。 人生に無駄なし。 失敗も、恥ずかしい思い出すらも、私の血となり肉となり、私を育て守る糧に。

あの時~していたら、~だったらは、空しい妄想。 後悔する暇があるなら、今、何かをすることで、これからが決まる。 人は、学ぶことで賢くなれるから。 しかも、他人の間違いからも学べる稀有な生き物。 夢もなく、目標もなく、だらだらと月日が過ぎるに任せる日常を、生きてるとは言わない。 人生を、生き切るには、覚悟がいる。 覚悟なき者は、ただ、流される人。 自分で考え、選択し、歩き出す人にのみ、神は道を示す。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
B00CB9Q2RI
No.103
(4pt)

奇跡の地球(ほし)。

いまだ見ぬ先に、きっと希望が、明るい未来が、幸せが拡がっているはずと、信じれなければ、前に進めなかった。 故郷を捨て、家族を置き、甘言をろうされるままに。 ここで、これで、この人と、生き抜くと決めなければ、何も始まらない。 どこにも行けない。 変えられるはずがないと思えば、変えられない。 変えられると心底思えば、変わる。

今、ツラいから、苦しいから、現実から目を背け、逃げだしても、過去を変えること能わず、ただ、問題の先送りに過ぎず。 先々、何倍にもなって追いかけて来る。 立ち向かい克服するまで。 ただ、逃げてもいい場合もある。 あえて距離を置くことで、関係性が円滑になることも、逆に疎遠になることも、ないとは言えない。 闘うだけが、道ではない。

他人と比較することでは、幸、不幸は語れない。 あれはあれでよかったんだ。 これからきっとうまくいく。 私は私、他人は他人だから。 人には言えない、言いたくない過去がある。 でも、その体験があるから、今の私がある。 人生に無駄なし。 失敗も、恥ずかしい思い出すらも、私の血となり肉となり、私を育て守る糧に。

あの時~していたら、~だったらは、空しい妄想。 後悔する暇があるなら、今、何かをすることで、これからが決まる。 人は、学ぶことで賢くなれるから。 しかも、他人の間違いからも学べる稀有な生き物。 夢もなく、目標もなく、だらだらと月日が過ぎるに任せる日常を、生きてるとは言わない。 人生を、生き切るには、覚悟がいる。 覚悟なき者は、ただ、流される人。 自分で考え、選択し、歩き出す人にのみ、神は道を示す。
ツリーハウス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ツリーハウス (文春文庫)より
416767209X
No.102
(5pt)

読み応え満点の家族の物語

どっぷり読み応えのある小説を読みたい人にはうってつけです。
最初どれも同じに見えてフラットな魅力ない家族が、読み終える頃には一人一人顔のディテールを思い描けるほどに近くに感じます。
よくもこんな壮大な話をかけるなーと著者に感嘆する一冊です。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
416328950X
No.101
(5pt)

読み応え満点の家族の物語

どっぷり読み応えのある小説を読みたい人にはうってつけです。
最初どれも同じに見えてフラットな魅力ない家族が、読み終える頃には一人一人顔のディテールを思い描けるほどに近くに感じます。
よくもこんな壮大な話をかけるなーと著者に感嘆する一冊です。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
B00CB9Q2RI
No.100
(5pt)

読み応え満点の家族の物語

どっぷり読み応えのある小説を読みたい人にはうってつけです。
最初どれも同じに見えてフラットな魅力ない家族が、読み終える頃には一人一人顔のディテールを思い描けるほどに近くに感じます。
よくもこんな壮大な話をかけるなーと著者に感嘆する一冊です。
ツリーハウス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ツリーハウス (文春文庫)より
416767209X
No.99
(5pt)

あっはは

タイジロウのいい加減さ・軽さ。どうしてこんな人が最初から最後まで出てくるんだろう。
時代の中で、家族の中で、さて自分はどうやって生きるか?
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
416328950X
No.98
(5pt)

あっはは

タイジロウのいい加減さ・軽さ。どうしてこんな人が最初から最後まで出てくるんだろう。
時代の中で、家族の中で、さて自分はどうやって生きるか?
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
B00CB9Q2RI
No.97
(5pt)

あっはは

タイジロウのいい加減さ・軽さ。どうしてこんな人が最初から最後まで出てくるんだろう。
時代の中で、家族の中で、さて自分はどうやって生きるか?
ツリーハウス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ツリーハウス (文春文庫)より
416767209X
No.96
(1pt)

新ジャンル

個々のキャラクターに魅力はあるが、限られた枚数で全ストーリーを追おうとしている為か、あらすじを読まされているような気分になる。もっと場面を絞ってそれぞれを丁寧に描いても、時の流れを感じさせることは十分可能な筈である。この作品がプロットノベルとでも呼ぶべき新ジャンルであるのならば、私の感覚が古いのかもしれない。少なくとも小説ではないと思う。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
416328950X
No.95
(1pt)

新ジャンル

個々のキャラクターに魅力はあるが、限られた枚数で全ストーリーを追おうとしている為か、あらすじを読まされているような気分になる。もっと場面を絞ってそれぞれを丁寧に描いても、時の流れを感じさせることは十分可能な筈である。この作品がプロットノベルとでも呼ぶべき新ジャンルであるのならば、私の感覚が古いのかもしれない。少なくとも小説ではないと思う。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
B00CB9Q2RI
No.94
(1pt)

新ジャンル

個々のキャラクターに魅力はあるが、限られた枚数で全ストーリーを追おうとしている為か、あらすじを読まされているような気分になる。もっと場面を絞ってそれぞれを丁寧に描いても、時の流れを感じさせることは十分可能な筈である。この作品がプロットノベルとでも呼ぶべき新ジャンルであるのならば、私の感覚が古いのかもしれない。少なくとも小説ではないと思う。
ツリーハウス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ツリーハウス (文春文庫)より
416767209X
No.93
(5pt)

根無し草的な家族の年代記であるところが、とても現代的で親近感がわいた

藤代家の三代目、次男の良嗣は、祖父母が出会った地、かつての満州に、祖母と旅する。その旅を通じて、藤代家のアウトラインを知る。そして、かねてより感じていた、自分たちは根っこのない家族であることを、改めて自覚する。その自覚を通じて、自分たちの根幹には希望があるのだと新たな思いを抱き、毎日を生きていく。

何か立派な系譜や深く遡れるルーツがある家族ではなく、おそらく、戦後の日本の都会に数多くいるであろう、戦後になって代を重ねた根無し草的な家庭のクロニクルを、正面から描いたところに、現代を感じ、とても面白い。

かく言う僕も、良嗣と同様に「うちっていったいなんなんだろう」と、家族のアイデンティティを知りたいという思いを抱えていたので、同じ問題意識だよなと、良嗣に共感しながら読み進めることができた。ただ、我が家族の場合は、祖父、祖母、父が亡くなり、存命の焼け跡派の母も、戦中より以前のことは「私もよく知らないし、昔のことは覚えていないのよ」とはぐらかされ、ほぼ思いは叶わないのであるが。

物語は、現代の良嗣の視点と、過去の祖父母の視点、父母の視点が、交互に現れてくるので、混乱しないよう、家系図と出来事をメモしながら読み進めた。慎之輔(1946年生)、1948年リヤカーを引っ張って中華料理屋を始める、1949年太二郎生、、、といった具合に。
また、グーグルマップやストリートビューで、当時の角筈(今の西新宿)を眺めながら、焼け跡に勝手に線を引き、自分のものだとして家が増殖していく様子などを想像したりした。
そうすると僕の中で、とても親近感のわく年代記としてよりいっそう味わいが増した。

それにしても人生と昭和史が重なる三代記って、壮大で奥行きが深くて、やっぱり面白いですね。
満州、敗戦と引き上げ、戦後のどさくさでの生活、東京タワー(高度成長)、全共闘、あさま山荘事件、新宿駅バス爆破事件、オウム事件。。。世の中にはなんと多くの出来ことで埋め尽くされていることでしょう。そして、それらが、直接的、間接的に、あるいは経済的に、心理的に、僕達家族に様々に影響を与える。
藤代家を通じて、一気に読める物語としてこれらを描き上げた筆者の筆力に感服です。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
416328950X
No.92
(5pt)

根無し草的な家族の年代記であるところが、とても現代的で親近感がわいた

藤代家の三代目、次男の良嗣は、祖父母が出会った地、かつての満州に、祖母と旅する。その旅を通じて、藤代家のアウトラインを知る。そして、かねてより感じていた、自分たちは根っこのない家族であることを、改めて自覚する。その自覚を通じて、自分たちの根幹には希望があるのだと新たな思いを抱き、毎日を生きていく。

何か立派な系譜や深く遡れるルーツがある家族ではなく、おそらく、戦後の日本の都会に数多くいるであろう、戦後になって代を重ねた根無し草的な家庭のクロニクルを、正面から描いたところに、現代を感じ、とても面白い。

かく言う僕も、良嗣と同様に「うちっていったいなんなんだろう」と、家族のアイデンティティを知りたいという思いを抱えていたので、同じ問題意識だよなと、良嗣に共感しながら読み進めることができた。ただ、我が家族の場合は、祖父、祖母、父が亡くなり、存命の焼け跡派の母も、戦中より以前のことは「私もよく知らないし、昔のことは覚えていないのよ」とはぐらかされ、ほぼ思いは叶わないのであるが。

物語は、現代の良嗣の視点と、過去の祖父母の視点、父母の視点が、交互に現れてくるので、混乱しないよう、家系図と出来事をメモしながら読み進めた。慎之輔(1946年生)、1948年リヤカーを引っ張って中華料理屋を始める、1949年太二郎生、、、といった具合に。
また、グーグルマップやストリートビューで、当時の角筈(今の西新宿)を眺めながら、焼け跡に勝手に線を引き、自分のものだとして家が増殖していく様子などを想像したりした。
そうすると僕の中で、とても親近感のわく年代記としてよりいっそう味わいが増した。

それにしても人生と昭和史が重なる三代記って、壮大で奥行きが深くて、やっぱり面白いですね。
満州、敗戦と引き上げ、戦後のどさくさでの生活、東京タワー(高度成長)、全共闘、あさま山荘事件、新宿駅バス爆破事件、オウム事件。。。世の中にはなんと多くの出来ことで埋め尽くされていることでしょう。そして、それらが、直接的、間接的に、あるいは経済的に、心理的に、僕達家族に様々に影響を与える。
藤代家を通じて、一気に読める物語としてこれらを描き上げた筆者の筆力に感服です。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
B00CB9Q2RI
No.91
(5pt)

根無し草的な家族の年代記であるところが、とても現代的で親近感がわいた

藤代家の三代目、次男の良嗣は、祖父母が出会った地、かつての満州に、祖母と旅する。その旅を通じて、藤代家のアウトラインを知る。そして、かねてより感じていた、自分たちは根っこのない家族であることを、改めて自覚する。その自覚を通じて、自分たちの根幹には希望があるのだと新たな思いを抱き、毎日を生きていく。

何か立派な系譜や深く遡れるルーツがある家族ではなく、おそらく、戦後の日本の都会に数多くいるであろう、戦後になって代を重ねた根無し草的な家庭のクロニクルを、正面から描いたところに、現代を感じ、とても面白い。

かく言う僕も、良嗣と同様に「うちっていったいなんなんだろう」と、家族のアイデンティティを知りたいという思いを抱えていたので、同じ問題意識だよなと、良嗣に共感しながら読み進めることができた。ただ、我が家族の場合は、祖父、祖母、父が亡くなり、存命の焼け跡派の母も、戦中より以前のことは「私もよく知らないし、昔のことは覚えていないのよ」とはぐらかされ、ほぼ思いは叶わないのであるが。

物語は、現代の良嗣の視点と、過去の祖父母の視点、父母の視点が、交互に現れてくるので、混乱しないよう、家系図と出来事をメモしながら読み進めた。慎之輔(1946年生)、1948年リヤカーを引っ張って中華料理屋を始める、1949年太二郎生、、、といった具合に。
また、グーグルマップやストリートビューで、当時の角筈(今の西新宿)を眺めながら、焼け跡に勝手に線を引き、自分のものだとして家が増殖していく様子などを想像したりした。
そうすると僕の中で、とても親近感のわく年代記としてよりいっそう味わいが増した。

それにしても人生と昭和史が重なる三代記って、壮大で奥行きが深くて、やっぱり面白いですね。
満州、敗戦と引き上げ、戦後のどさくさでの生活、東京タワー(高度成長)、全共闘、あさま山荘事件、新宿駅バス爆破事件、オウム事件。。。世の中にはなんと多くの出来ことで埋め尽くされていることでしょう。そして、それらが、直接的、間接的に、あるいは経済的に、心理的に、僕達家族に様々に影響を与える。
藤代家を通じて、一気に読める物語としてこれらを描き上げた筆者の筆力に感服です。
ツリーハウス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ツリーハウス (文春文庫)より
416767209X
No.90
(5pt)

逃げたっていいじゃないか

最近、角田光代さんが気になっていてずっとマークしていた一冊。やっと読む機会にありつけました。

久しぶりにかなり読み応えたっぷりの良書に出会えました。

普段は読み終わってからすぐにレビューを書くのですが、本作品の感想は自分の中で全くまとまらず読み終わってからだいぶ時間が開いてしまいました。一言では言い表せない、複雑な良さがありました。

東京に暮らすとある家族の、三世代に渡る歴史の話で、時は70年ぐらいをまたぎます。歴史をさかのぼるとそれぞれの登場人物の人生に色々な事件、変化が起きるのですが、どれもこれも誰にでもありそうなレベルの出来事、なのにやたらドラマチックでどの家族にも恐らく深く追求すればこの程度の事件って、色々あるんだろうな、でも、知る由もないんだろうなぁ、と思えるその辺のさじ加減が非常にうまいと思いました。

主人公が祖父の死をきっかけに自分の家族には根のようなものがないと感じるところから物語は始まるのですが、私の実家も東京のど真ん中にある為か、この主人公の家庭環境とそれほど変わらないような気がします。

だからこそ、他人事とは思えず話に夢中になりました。果たして、自分の祖父母はどのような人生を送ったのか、そして両親は??この本を読むと自分の家族に昔の話を聞きたくなります。

それと、この本にはしきりに『逃げてきた』という言葉が使われます。嫌な事から逃げて、家族から逃げて、生まれ故郷から逃げて、自分の人生と向き合う事から逃げて・・・そうして色んな事から逃げてきた自分達を恥じて生きた祖父母。でも、この物語から時として『逃げる事』がその後の人生の可能性を大きく広げるのではないか、と私は感じました。

私は今までの人生、『逃げるな』と言われ続けて全てに真っ向から立ち向かってきました。その結果、疲れ果ててしまい少し体調を悪くしてしまいました。人生、時になにかから逃げたっていいじゃないか、この本を読んでいてふと、そんな気がしました。

角田光代さんはこれで3冊目になりますが、どれもとっても面白かったので次は『さがしもの』か『空中庭園』を読みたいと思っています。

なんか、どっぷり読書したい!!という方に是非お勧めの1冊です。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
416328950X
No.89
(5pt)

逃げたっていいじゃないか

最近、角田光代さんが気になっていてずっとマークしていた一冊。やっと読む機会にありつけました。

久しぶりにかなり読み応えたっぷりの良書に出会えました。

普段は読み終わってからすぐにレビューを書くのですが、本作品の感想は自分の中で全くまとまらず読み終わってからだいぶ時間が開いてしまいました。一言では言い表せない、複雑な良さがありました。

東京に暮らすとある家族の、三世代に渡る歴史の話で、時は70年ぐらいをまたぎます。歴史をさかのぼるとそれぞれの登場人物の人生に色々な事件、変化が起きるのですが、どれもこれも誰にでもありそうなレベルの出来事、なのにやたらドラマチックでどの家族にも恐らく深く追求すればこの程度の事件って、色々あるんだろうな、でも、知る由もないんだろうなぁ、と思えるその辺のさじ加減が非常にうまいと思いました。

主人公が祖父の死をきっかけに自分の家族には根のようなものがないと感じるところから物語は始まるのですが、私の実家も東京のど真ん中にある為か、この主人公の家庭環境とそれほど変わらないような気がします。

だからこそ、他人事とは思えず話に夢中になりました。果たして、自分の祖父母はどのような人生を送ったのか、そして両親は??この本を読むと自分の家族に昔の話を聞きたくなります。

それと、この本にはしきりに『逃げてきた』という言葉が使われます。嫌な事から逃げて、家族から逃げて、生まれ故郷から逃げて、自分の人生と向き合う事から逃げて・・・そうして色んな事から逃げてきた自分達を恥じて生きた祖父母。でも、この物語から時として『逃げる事』がその後の人生の可能性を大きく広げるのではないか、と私は感じました。

私は今までの人生、『逃げるな』と言われ続けて全てに真っ向から立ち向かってきました。その結果、疲れ果ててしまい少し体調を悪くしてしまいました。人生、時になにかから逃げたっていいじゃないか、この本を読んでいてふと、そんな気がしました。

角田光代さんはこれで3冊目になりますが、どれもとっても面白かったので次は『さがしもの』か『空中庭園』を読みたいと思っています。

なんか、どっぷり読書したい!!という方に是非お勧めの1冊です。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
B00CB9Q2RI
No.88
(5pt)

逃げたっていいじゃないか

最近、角田光代さんが気になっていてずっとマークしていた一冊。やっと読む機会にありつけました。

久しぶりにかなり読み応えたっぷりの良書に出会えました。

普段は読み終わってからすぐにレビューを書くのですが、本作品の感想は自分の中で全くまとまらず読み終わってからだいぶ時間が開いてしまいました。一言では言い表せない、複雑な良さがありました。

東京に暮らすとある家族の、三世代に渡る歴史の話で、時は70年ぐらいをまたぎます。歴史をさかのぼるとそれぞれの登場人物の人生に色々な事件、変化が起きるのですが、どれもこれも誰にでもありそうなレベルの出来事、なのにやたらドラマチックでどの家族にも恐らく深く追求すればこの程度の事件って、色々あるんだろうな、でも、知る由もないんだろうなぁ、と思えるその辺のさじ加減が非常にうまいと思いました。

主人公が祖父の死をきっかけに自分の家族には根のようなものがないと感じるところから物語は始まるのですが、私の実家も東京のど真ん中にある為か、この主人公の家庭環境とそれほど変わらないような気がします。

だからこそ、他人事とは思えず話に夢中になりました。果たして、自分の祖父母はどのような人生を送ったのか、そして両親は??この本を読むと自分の家族に昔の話を聞きたくなります。

それと、この本にはしきりに『逃げてきた』という言葉が使われます。嫌な事から逃げて、家族から逃げて、生まれ故郷から逃げて、自分の人生と向き合う事から逃げて・・・そうして色んな事から逃げてきた自分達を恥じて生きた祖父母。でも、この物語から時として『逃げる事』がその後の人生の可能性を大きく広げるのではないか、と私は感じました。

私は今までの人生、『逃げるな』と言われ続けて全てに真っ向から立ち向かってきました。その結果、疲れ果ててしまい少し体調を悪くしてしまいました。人生、時になにかから逃げたっていいじゃないか、この本を読んでいてふと、そんな気がしました。

角田光代さんはこれで3冊目になりますが、どれもとっても面白かったので次は『さがしもの』か『空中庭園』を読みたいと思っています。

なんか、どっぷり読書したい!!という方に是非お勧めの1冊です。
ツリーハウス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ツリーハウス (文春文庫)より
416767209X
No.87
(5pt)

蔵書として読み返したい秀作です!。

実は図書館で何気なく借りて読み始めた本作。角田光代さんの書籍は殆ど読んでいたのですが、この本は本当に出会えて良かったと思えた秀作でした。
あらすじは他の方々がレビューに書かれている通り、戦後新宿で中華料理屋を開いた祖父母の代から始まった三世代家族の物語。祖父が亡くなって久々に集う家族を見て疑問に思う孫の良嗣の視点から始まります。
戦中の満州時代から戦後日本に引き揚げてきてからの日本の主要事件が家族のちょっとした出来事とリンクして不自然さなく描かれていき、最後に良嗣が「家族を繋ぐものは根っこではない。希望なんだ。」と気付く場面で終わります。
人生に迷った時や疲れた時に読み返して生きる希望や勇気をもらえそうな気がして、文庫版を購入しようとこちらを訪れました。
私が一番感銘を受けたのは、離婚しようかどうしようか迷って実家でブラブラしている娘(叔母)に語りかける父(祖父)の言葉「そこにいるのがしんどいと思ったら逃げろ。逃げたことを自分でわかっていれば、そう悪いことじゃない。闘うばっかりがえらいんじゃない」という言葉と孫の良嗣から後悔した事はないのかと聞かれた祖母のヤエが「あの人も私もね、逃げて生き延びたろう。逃げるってことしか、時代に抗う方法を知らなかったんだよ。そんなだったから、子どもたちに、あんたの親にね、逃げること以外教えられなかった。私たちは抗うために、生きるために逃げたんだ。でも今はそんな時代じゃない。それは申し訳ないと思うよ」というセリフ。
この他にも地位や権力といったものとは無縁ながらひたむきに生きた普通の人々の生き様が胸に迫ります。自分の子どもたちにも「お願いだから騙されたと思って読んで」と薦めたくなる本でした。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
416328950X
No.86
(5pt)

蔵書として読み返したい秀作です!。

実は図書館で何気なく借りて読み始めた本作。角田光代さんの書籍は殆ど読んでいたのですが、この本は本当に出会えて良かったと思えた秀作でした。
あらすじは他の方々がレビューに書かれている通り、戦後新宿で中華料理屋を開いた祖父母の代から始まった三世代家族の物語。祖父が亡くなって久々に集う家族を見て疑問に思う孫の良嗣の視点から始まります。
戦中の満州時代から戦後日本に引き揚げてきてからの日本の主要事件が家族のちょっとした出来事とリンクして不自然さなく描かれていき、最後に良嗣が「家族を繋ぐものは根っこではない。希望なんだ。」と気付く場面で終わります。
人生に迷った時や疲れた時に読み返して生きる希望や勇気をもらえそうな気がして、文庫版を購入しようとこちらを訪れました。
私が一番感銘を受けたのは、離婚しようかどうしようか迷って実家でブラブラしている娘(叔母)に語りかける父(祖父)の言葉「そこにいるのがしんどいと思ったら逃げろ。逃げたことを自分でわかっていれば、そう悪いことじゃない。闘うばっかりがえらいんじゃない」という言葉と孫の良嗣から後悔した事はないのかと聞かれた祖母のヤエが「あの人も私もね、逃げて生き延びたろう。逃げるってことしか、時代に抗う方法を知らなかったんだよ。そんなだったから、子どもたちに、あんたの親にね、逃げること以外教えられなかった。私たちは抗うために、生きるために逃げたんだ。でも今はそんな時代じゃない。それは申し訳ないと思うよ」というセリフ。
この他にも地位や権力といったものとは無縁ながらひたむきに生きた普通の人々の生き様が胸に迫ります。自分の子どもたちにも「お願いだから騙されたと思って読んで」と薦めたくなる本でした。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
B00CB9Q2RI
No.85
(5pt)

蔵書として読み返したい秀作です!。

実は図書館で何気なく借りて読み始めた本作。角田光代さんの書籍は殆ど読んでいたのですが、この本は本当に出会えて良かったと思えた秀作でした。
あらすじは他の方々がレビューに書かれている通り、戦後新宿で中華料理屋を開いた祖父母の代から始まった三世代家族の物語。祖父が亡くなって久々に集う家族を見て疑問に思う孫の良嗣の視点から始まります。
戦中の満州時代から戦後日本に引き揚げてきてからの日本の主要事件が家族のちょっとした出来事とリンクして不自然さなく描かれていき、最後に良嗣が「家族を繋ぐものは根っこではない。希望なんだ。」と気付く場面で終わります。
人生に迷った時や疲れた時に読み返して生きる希望や勇気をもらえそうな気がして、文庫版を購入しようとこちらを訪れました。
私が一番感銘を受けたのは、離婚しようかどうしようか迷って実家でブラブラしている娘(叔母)に語りかける父(祖父)の言葉「そこにいるのがしんどいと思ったら逃げろ。逃げたことを自分でわかっていれば、そう悪いことじゃない。闘うばっかりがえらいんじゃない」という言葉と孫の良嗣から後悔した事はないのかと聞かれた祖母のヤエが「あの人も私もね、逃げて生き延びたろう。逃げるってことしか、時代に抗う方法を知らなかったんだよ。そんなだったから、子どもたちに、あんたの親にね、逃げること以外教えられなかった。私たちは抗うために、生きるために逃げたんだ。でも今はそんな時代じゃない。それは申し訳ないと思うよ」というセリフ。
この他にも地位や権力といったものとは無縁ながらひたむきに生きた普通の人々の生き様が胸に迫ります。自分の子どもたちにも「お願いだから騙されたと思って読んで」と薦めたくなる本でした。
ツリーハウス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ツリーハウス (文春文庫)より
416767209X