蒼色の大地
評判
蒼色の大地の評価:
2.83/5点 レビュー 12件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1〜4 1/1ページ
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蒼色の大地の評価:
2.83/5点 レビュー 12件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
灯は生まれつき目が蒼く、「青鬼」と呼ばれて差別されてきた。しかし、鬼仙島では青鬼が平穏に暮らせると聞き、やって来た。そこでは灯を温かく迎えてくれた。
しかし、誘われて海賊行為に加担した灯は、人殺しは自分にはできないと考える。
場面は変わって日本海軍の射撃訓練。大きな耳を持つ榎木新太郎は巡洋艦「白山」に乗っていた。その妹、鈴がカギとなる人物である。実は灯と鈴は同じ村に住んでいて、他の村人が灯を差別する中、唯一鈴とその兄、新太郎だけは灯に親切にしてやっていたのだ。というのも、新太郎は灯に借りがあった。鈴が沼で溺れそうになったときに、灯が助けてくれたのだ。鈴は灯の初恋の相手でもある。
そして今、鈴はなぜか灯のいる鬼仙島に向かおうとしている。
島に着いた鈴は何か食べようとするが、なぜか島の人間から拒否される。ならず者に乱暴されそうになるが、お鶴という女性に助けられ、その店で働くことになる。
一方、新太郎は海賊(灯たち)を退治する計画を告げられ、その情報を蒼い目をした人間に漏らしている伊丹という男を監視するように命令される。
新太郎たちと灯の衝突は避けられないように見える。3人の運命は、一体どこへ向かうのか……。
どうやら、灯のいる海賊は海族、新太郎の属する日本海軍は山族。とすれば、この2つの勢力はぶつからざるを得ない。「螺旋プロジェクト」では、全ての作品がこのコンセプトで描かれている。
こんな設定にしたのは、どれだけ文明や科学が進歩しても、世界から争いがなくなることは決してないということを言いたいのかもしれない。宗教やイデオロギーが異なるために対立してしまう。それが人間の本質だということを、物語全体を通して指摘したかったのかもしれない。そして、その先にある希望をも映し出しているのでないか。そんなことを考えさせられた。