傲慢と善良

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評判

傲慢と善良の評価:

3.53/5点 レビュー 895件。 B ランク

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平均点3.53pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全638件 561〜580 29/32ページ
No.78
(2pt)

第二部が読んでいてイライラした

大嘘ついて疾走してみんなに大迷惑かけておいて、悲劇のヒロイン気取り。
疾走先で成長したつもりになり、婚約者を呼び出して口では「ごめん」と言っているがどこか晴れやかな気持ちになっている。自分だけ。で上から目線で、「このまま結婚しても周りを何とかできると思っているこの人は鈍感だ」。
疾走先が東北だったのも震災を利用されているようで嫌だった。
真実が好きになれなさ過ぎた。
傲慢と善良 Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良より
4022515953
No.77
(3pt)

真実から嫌われるタイプの私は

イライラしました。

まず、「人生で一番刺さった小説との声、続出」と書かれた帯に惹かれ、購入しましたが想像と違いました。これは「結婚」についての小説でした。
私はどちらかというと真実の姉や、架の女友達のように生きてきたタイプなので読んでいてそんなこともその歳まで気づかなかったの?と思ってしまいました。あと震災を利用するような表現がどうも受け入れられませんでした。

個人的には終わり方としては本当は真実自立エンドのほうが良かったのではないかなと思います。傲慢ってなんでしょう。あの時自分が手放した誰かを手放さないで持ち続けることでしょうか。自分の価値が高いと思い込むことはいけないことでしょうか。私はそうは思いません。過去自分がどんな選択をしようと決定したのは母親ではなく自分です。傲慢でも善良でもそこに意思があり、自分がそれで生きやすかったらいいと思います。人生の責任をとるのは自分です。そういった意味で腑に落ちないなぁと思い、レビューさせていただきました。
傲慢と善良 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良 (朝日文庫)より
4022650591
No.76
(1pt)

昔のフランス映画のような

淡々としたストーリーといえば聞こえがいいかもしれないが、最初からずっと盛り上がりがなくオチも安直。何より登場人物に魅力がない。
これに高評価つける人は『こういう作品の深みがワカル私かっこいい』とか思ってそう。
傲慢と善良 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良 (朝日文庫)より
4022650591
No.75
(3pt)

共感と疑問

「ピンとこない」「それは大恋愛」とグサっと来るフレーズもあれば、なぜ結局真実なんだ?普通ダメだろ?と思う点と混在してました。とは言え、一気に読んでしまいましたが^^
傲慢と善良 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良 (朝日文庫)より
4022650591
No.74
(3pt)

真実から嫌われるタイプの私は

イライラしました。

まず、「人生で一番刺さった小説との声、続出」と書かれた帯に惹かれ、購入しましたが想像と違いました。これは「結婚」についての小説でした。
私はどちらかというと真実の姉や、架の女友達のように生きてきたタイプなので読んでいてそんなこともその歳まで気づかなかったの?と思ってしまいました。あと震災を利用するような表現がどうも受け入れられませんでした。

個人的には終わり方としては本当は真実自立エンドのほうが良かったのではないかなと思います。傲慢ってなんでしょう。あの時自分が手放した誰かを手放さないで持ち続けることでしょうか。自分の価値が高いと思い込むことはいけないことでしょうか。私はそうは思いません。過去自分がどんな選択をしようと決定したのは母親ではなく自分です。傲慢でも善良でもそこに意思があり、自分がそれで生きやすかったらいいと思います。人生の責任をとるのは自分です。そういった意味で腑に落ちないなぁと思い、レビューさせていただきました。
傲慢と善良 Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良より
4022515953
No.73
(1pt)

昔のフランス映画のような

淡々としたストーリーといえば聞こえがいいかもしれないが、最初からずっと盛り上がりがなくオチも安直。何より登場人物に魅力がない。
これに高評価つける人は『こういう作品の深みがワカル私かっこいい』とか思ってそう。
傲慢と善良 Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良より
4022515953
No.72
(3pt)

共感と疑問

「ピンとこない」「それは大恋愛」とグサっと来るフレーズもあれば、なぜ結局真実なんだ?普通ダメだろ?と思う点と混在してました。とは言え、一気に読んでしまいましたが^^
傲慢と善良 Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良より
4022515953
No.71
(2pt)

現代にそぐわない

傲慢と善良は同じである。
ストーカーされてると嘘をついて架との結婚に漕ぎ着けた真実は傲慢だ。真実はいい子だからと母親に善良でいることを洗脳されて育ち、自分に起こる不都合なことは全て他人のせいと思ってる。なのにそれを隠してる
ストーカーされてると嘘も架のせいにしてる。こんなことさせてと。
善良そうに見えてやはり傲慢だ

私はこの子が嫌い
だけど自分にもこの子の様な一面があるのも否めない

ラスト結婚してしまったが、独身を通してほしかった。結婚が全てではないと、30代独身3人の娘がいる60代の私は思う
傲慢と善良 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良 (朝日文庫)より
4022650591
No.70
(2pt)

現代にそぐわない

傲慢と善良は同じである。
ストーカーされてると嘘をついて架との結婚に漕ぎ着けた真実は傲慢だ。真実はいい子だからと母親に善良でいることを洗脳されて育ち、自分に起こる不都合なことは全て他人のせいと思ってる。なのにそれを隠してる
ストーカーされてると嘘も架のせいにしてる。こんなことさせてと。
善良そうに見えてやはり傲慢だ

私はこの子が嫌い
だけど自分にもこの子の様な一面があるのも否めない

ラスト結婚してしまったが、独身を通してほしかった。結婚が全てではないと、30代独身3人の娘がいる60代の私は思う
傲慢と善良 Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良より
4022515953
No.69
(3pt)

ヒロインが好きになれない

男性視点の前半は、とても深く描かれていて面白かった。タイトルの傲慢、善良というキーワードに説得力があった。しかし後半の女性視点の部分は、好みの問題もあるとは思うが、共感するのが難しく、傲慢も善良も、前半ほどにはしっくりと描かれていない。帰結も納得できないというか、前半の最後の男性の心理から終末部分にどう繋がるのか、やや飛躍があるように思える。
傲慢と善良 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良 (朝日文庫)より
4022650591
No.68
(3pt)

ヒロインが好きになれない

男性視点の前半は、とても深く描かれていて面白かった。タイトルの傲慢、善良というキーワードに説得力があった。しかし後半の女性視点の部分は、好みの問題もあるとは思うが、共感するのが難しく、傲慢も善良も、前半ほどにはしっくりと描かれていない。帰結も納得できないというか、前半の最後の男性の心理から終末部分にどう繋がるのか、やや飛躍があるように思える。
傲慢と善良 Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良より
4022515953
No.67
(3pt)

イライラが楽しい

真実やその母親陽子の思考回路・言動に結構イライラします(笑) 身内にこういうタイプの人いるよね~と誰かを思い出しながら読むのもまた楽し。
傲慢と善良 Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良より
4022515953
No.66
(3pt)

イライラが楽しい

真実やその母親陽子の思考回路・言動に結構イライラします(笑) 身内にこういうタイプの人いるよね~と誰かを思い出しながら読むのもまた楽し。
傲慢と善良 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良 (朝日文庫)より
4022650591
No.65
(3pt)

生々しく重い。

圧巻でした。、婚活小説であり、恋愛小説。
辻村深月先生が読者を殺しにくる文章が堪らない。
結婚相談所の扱いについては確かにそうかもと勉強になりました。
傲慢と善良 Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良より
4022515953
No.64
(3pt)

生々しく重い。

圧巻でした。、婚活小説であり、恋愛小説。
辻村深月先生が読者を殺しにくる文章が堪らない。
結婚相談所の扱いについては確かにそうかもと勉強になりました。
傲慢と善良 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良 (朝日文庫)より
4022650591
No.63
(3pt)

真美が本当に無理

1部のストーリーは主人公の架が、真美の失踪をきっかけに真美の過去を知っている人物に会うことで、本当の彼女の正体を知っていき、架自身も自らの婚活や結婚に対する違和感の正体を突きつけられるというもの。

要すれば「現代の婚活や恋愛が上手くいかないのって傲慢さと善良さが邪魔しているからだよね」というのを深く考察されている。
自身も思い当たる点が随所にあって胸が痛くなった。

2部の真美が本当に無理だった。
東北の被災地に行って人と触れ合う内に、自分も見つめ直すことができました。という楽観的なストーリー
中でも真美の架に対する態度が酷すぎる
・勝手に東北に行ったくせに架を呼び出すのは酷すぎる。真美から菓子折りを持って謝まりにいくのが筋だろ。
・ストーカーの嘘の件も「ごめんね」であっさり。あんなに架に迷惑かけたのに絶対悪いと思ってないだろ。
・ラスト架に強気なのがとにかくむかつく。あんだけ架は真美のために東奔西走していたのに「架は鈍感だな」って、なんでそんなに強気になれるの?

1部がすごく現代の人にぶっささる素晴らしい物語だったので、なおさら2部がもったいないと思いました。
傲慢と善良 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良 (朝日文庫)より
4022650591
No.62
(3pt)

真美が本当に無理

1部のストーリーは主人公の架が、真美の失踪をきっかけに真美の過去を知っている人物に会うことで、本当の彼女の正体を知っていき、架自身も自らの婚活や結婚に対する違和感の正体を突きつけられるというもの。

要すれば「現代の婚活や恋愛が上手くいかないのって傲慢さと善良さが邪魔しているからだよね」というのを深く考察されている。
自身も思い当たる点が随所にあって胸が痛くなった。

2部の真美が本当に無理だった。
東北の被災地に行って人と触れ合う内に、自分も見つめ直すことができました。という楽観的なストーリー
中でも真美の架に対する態度が酷すぎる
・勝手に東北に行ったくせに架を呼び出すのは酷すぎる。真美から菓子折りを持って謝まりにいくのが筋だろ。
・ストーカーの嘘の件も「ごめんね」であっさり。あんなに架に迷惑かけたのに絶対悪いと思ってないだろ。
・ラスト架に強気なのがとにかくむかつく。あんだけ架は真美のために東奔西走していたのに「架は鈍感だな」って、なんでそんなに強気になれるの?

1部がすごく現代の人にぶっささる素晴らしい物語だったので、なおさら2部がもったいないと思いました。
傲慢と善良 Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良より
4022515953
No.61
(3pt)

主人公の名前がね…

「しんじつ」と読める単語を主人公の名前にしているので、途中で何度も『しんじつ』…あ、違う『まみ』か。となってしまった。紛らわしいので、主人公の名前は真実じゃない方が話に集中できたかも。
傲慢と善良 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良 (朝日文庫)より
4022650591
No.60
(3pt)

地方出身、婚活経験あり

私自身が地方出身で婚活経験があるため登場人物たちの心理描写には分かる分かる。あーいるいるこんな人。と思うなどしましたが...
[ネタバレ]
架がなぜ真美と結婚したのかが不思議でたまらないです。
まず、婚活の段階で架のようにリア充でスペック、ルックスが良ければ30代になっても若くて可愛いコとマッチングするし、消去法でも真美は残らないだろうと思うのです。
真美が誰もが振り返る美人ならわかる。でもどちらかといえばモテてこなかった。スクールカースト上位に属していただろう架と日陰の存在だっただろう真美は中学、高校のクラスメイトなら絶対に交わらなかった。真美が社会人になって変わったかといえばそうでもない。そんな2人に共通する話題って何だったんだろう。一体何が良くて架は真美と付き合ってた?架は真美と会話してて楽しかった?真美に1ミリも魅力を感じないから不思議で不思議で。(現実を突きつけた美奈子グッジョブ)
さらに真美の嘘により架や家族を巻き込んでいく。
真実(しんじつ)を知ってしまったら普通ドン引きですよね。元々結婚に乗り気じゃなかったならあの一件は破綻の引き金になりそうなのに架は何を血迷ってしまったんだ...

私がこの物語で一番愛せるのは金居さん。
傲慢と善良 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良 (朝日文庫)より
4022650591
No.59
(2pt)

言いたいことは分かるけど、モヤモヤする(ネタバレあり)

婚活で出会った男女に訪れた危機を通して、人間が無意識に持つ「傲慢と善良」の罪を暴き出す。
でもそれだけでは露悪的すぎるから、作中で男女がそれぞれ成長して、二人の絆も深まりハッピーエンド。
大体そういう話なのですが、個人的には読んでいる間に抱いた違和感や疑問が結局解消されなくて、ラストで晴れ晴れとしている主人公カップル二人とは対照的に、すごくモヤモヤとした気分になりました。
主な疑問点は以下の通りです。

・小野里夫人の主張は概ね正しいと思うが、ほぼ初対面の男性に「お前は傲慢で彼女は愚鈍な人間だ」と受け取られかねない話をする結婚相談所の主催がいるのだろうかと疑問。
しかも、作中で触れられているように、周囲の評判に気を遣う田舎の土地柄で。

・あと、夫人の「婚活が上手くいかない男女」に対する主張の辛辣さが強すぎて、そういう人がなぜ、しち面倒臭い結婚相談所を続けているのか疑問。
すんなり成婚しない男女に対してそんなに冷徹な視線を持っているなら、成婚料だけでなく仲介料をもっと引き上げた方が精神衛生上良さそう。

・リア充ぶっている男主人公にロクな友人がいなくて泣ける。
最初に出てくる男友達が良心かと思いきや、たいした出番もなくフェードアウト。
代わりに頻繁に出てくる女友達連中は、どこから見ても性格が悪く、良い所が微塵もない。

・そんな女友達の中でも、特に極悪なのが美奈子。
主人公に対して嫌味や謗りしか言わないのに、一応友人でそこそこ出番やセリフがあるおいしいポジションなため、出て来る度にストレスが溜まる。
「口が悪い」と「親しい仲なら相手の尊厳をどれだけ踏み躙ってもノーカン」を履き違えたこの女と、男主人公は学生時代から仲が良いばかりか、過去には付き合いかけたことすらあるという。
最後まで断罪もされず痛い目にも遭わないし、個人的には何のために出てきたのかよく分からないキャラNo. 1。
読者の尿酸値を上げるためか?

・美奈子をはじめ女友達連中は、友人(男主人公)の婚約者である女主人公をあからさまに馬鹿にしており、彼氏(男主人公)の前でも平気で女主人公の陰口を連発し、こき下ろす。
それに止まらず、長い付き合いの友人である男主人公に対しても常にダメ出しと非難の嵐で、たまに褒めるのは彼の外見や収入スペックのみ。
つまり、彼女たちは男主人公に対して、
「外面はまあまあ良いし一緒にいたら自慢できるけど、それ以外には魅力がないし女を見る目もない情けない男」
と捉えており、そんな彼にマウントを取るのが楽しくて付き合いを続けていると思われる。
それに気づくことなく彼女らと付き合い続けていた男主人公こそ、作中で一番善良な人間だと思う。

・回想で度々出てくる男主人公の元彼女は、外見も性格も非の打ちどころのない美女のように評されている。
しかし、上記の邪悪の化身こと美奈子と大変親しかったというエピソードから察するに、美奈子に勝るとも劣らない恐ろしい女であることが推測できる。

・男主人公が、女主人公の大学の学部を家族すら知らないことにショックを受ける場面。
家族ではない婚約者という立場とはいえ、二年間女主人公と付き合ってきた自分も知らないのに、人のことを言える立場か?と感じた。

・最初の導入の不自然さからして、ストーカーが女主人公による狂言なのはほぼ確実だと予想していた(ストーカーが合鍵をどうやって作ったのか、そもそも外からカーテン越しに部屋の中の人影を見ただけなのになぜそれがストーカーだと分かったのか等、女主人公の証言のツッコミ所の多さから)。
しかし、ある程度常識人として描かれている男主人公が全くそれらに疑問を持たず、警察も指摘せず徹底スルーしたまま話が進んでいく。
そのため、「もしかしてこの世界では警察が無能で、本当にストーカーが存在するのかも」と考え直した。
しかし、結局第一部の終盤で、普通に狂言だったと確定して拍子抜けした。
話の展開の都合上、男主人公がすぐに真実に気づいてしまうとまずいのは分かるが、穴だらけの証言に全く疑いを持たない登場人物の思考に、ご都合主義感を強く感じた。

・これは読み終わってから気付いたのだが、女主人公は失踪している間、ずっとアパートの家賃を払い続けていたのだろうか。
おそらく本人不在で賃貸の解約は出来ないだろうし口座引き落としかもしれないが、単純にお金が勿体無いし、失踪先でも色々入り用だろうに残高に余裕があるんだな、とゲスの勘ぐりをしてしまう。

・そもそも、女主人公はアパートに通帳や印鑑を置きっぱなしにして失踪したにも関わらず、失踪中にお金に困ったり金銭面を気にするような場面が全くない。
震災のボランティアで復興途中の地域に行ったのならば、都会と同様に設備や商店が充実しているとは限らないし、何でもキャッシュレスという訳にはいかず、現金が必要になる場面もあると思う。
にも関わらず、通帳がないから銀行のキャッシュカードを使ってお金を下ろすとか、地銀が多くて都会の銀行の現金支払い機を探すのに苦労したとか、そういったささやかな描写すらない。
知らない土地に突然単身で移住するにあたり、金銭面が気にならない人はあまり居ないと思うので、全く触れられていないのは不自然に感じた。

・作中で女主人公の失踪は大きなエピソードの筈なのに、上記の理由などから失踪中の描写がイマイチ緊迫感に欠けている。
そういった詰めの甘さが目立つ一方、「『東北の被災地』を、女主人公が成長する感動の舞台にしたい」という作者の強い思惑だけは伝わってきて、あざとさに興醒めしてしまった。

まだまだありますが、長すぎるので省略。
同作者の「かがみの孤城」のようにファンタジー要素がある物語なら、多少ご都合主義的なことがあっても「これはファンタジーだし不思議なことが起こる世界だから」と納得することができる。
しかし、本作のように、大人の男女が主人公で現代社会を舞台にした婚活がテーマの物語だと、作中のリアリティラインがシビアになってしまう。
テーマや世界観が現実的な分、警察の捜査のおかしさなど、現実に反する描写の齟が目立つ。
女同士のえげつない悪口や田舎の人間の狭量さなど、嫌な人間の描写に関しては生臭いほどリアリティがあるのだが、
その反面、登場人物が「話を進めるために都合よく動かされている」操り人形感が強く、「どうしてそうなった?」と思う箇所が多すぎて、あまり楽しめなかった。
傲慢と善良 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 傲慢と善良 (朝日文庫)より
4022650591