羊と鋼の森

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羊と鋼の森の評価:

3.87/5点 レビュー 563件。 B ランク

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平均点3.87pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全763件 421〜440 22/39ページ
No.343
(5pt)

ラストシーンは感動すること間違い無し。

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。苦しみもがきながらも個性豊かな先輩や、双子の姉妹に出会い成長していく―。
主人公・外村の苦悩と成長を描いているこの作品。物語は実に淡々と進んでいくが、読みやすい文章と丁寧な情景描写につい引き込まれて、あっという間に読了。
外村の調律師という仕事に対する真面目さが眩しく、何気ない会話の中で時折表れる名言にハッとさせられる。
静かだが、温かな感動が染み渡る、そんな作品。ラストシーンは感動すること間違い無し。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.342
(4pt)

未知の世界に案内してくれる良い作品だが物足りなさも

読む前はタイトルの意味が全く検討がつかなかったが、読み初めてピアノの調律師の話だとわかり、それだけで非常に興味をそそられる素材だと思った。その出来は期待に違わぬもので、調律師という仕事に入った若者が悩みながらも着実に成長する姿が、爽やかに描かれていて、読後感もよかった。

では、当然五つ星かというと、残念ながら物足りなさが残ったのも事実。その理由は、主人公だけでなく脇役のキャラクターが、すべて想定通りだから。最近の女性作家が描く男子はいつもこんな草食系のキャラのような気がする。どっかで聞いたような会話、どっかで見たような進行で、驚きがないのだ。

最後まで楽しく読んでおいてこんな厳しいことを言うのも失礼かもしれないが、ピアノの調律師という魅力的な設定がなければ、もっと厳しい評価になっただろう。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.341
(5pt)

緩やかに上昇し続けるストーリー

奇妙なタイトルだなと思いながらも購入しました、これまで本屋大賞受賞作に「ハズレ」がなかったから。ストーリーに起伏はないものの、緩やかに上昇し続け、最後にやや高みに昇るといった読後感の良い小説でした。
主人公が育った森が、「羊、鋼」からなるピアノと同化していて、絶妙なタイトルだと思います。
残念ながら音楽的素養のない私ですが、美しい音について語る登場人物たちの思いは感じ取ることができました。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.340
(4pt)

未知の世界に案内してくれる良い作品だが物足りなさも

読む前はタイトルの意味が全く検討がつかなかったが、読み初めてピアノの調律師の話だとわかり、それだけで非常に興味をそそられる素材だと思った。その出来は期待に違わぬもので、調律師という仕事に入った若者が悩みながらも着実に成長する姿が、爽やかに描かれていて、読後感もよかった。

では、当然五つ星かというと、残念ながら物足りなさが残ったのも事実。その理由は、主人公だけでなく脇役のキャラクターが、すべて想定通りだから。最近の女性作家が描く男子はいつもこんな草食系のキャラのような気がする。どっかで聞いたような会話、どっかで見たような進行で、驚きがないのだ。

最後まで楽しく読んでおいてこんな厳しいことを言うのも失礼かもしれないが、ピアノの調律師という魅力的な設定がなければ、もっと厳しい評価になっただろう。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.339
(5pt)

緩やかに上昇し続けるストーリー

奇妙なタイトルだなと思いながらも購入しました、これまで本屋大賞受賞作に「ハズレ」がなかったから。ストーリーに起伏はないものの、緩やかに上昇し続け、最後にやや高みに昇るといった読後感の良い小説でした。
主人公が育った森が、「羊、鋼」からなるピアノと同化していて、絶妙なタイトルだと思います。
残念ながら音楽的素養のない私ですが、美しい音について語る登場人物たちの思いは感じ取ることができました。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.338
(5pt)

楽しい物語です

ピアノの調律師という日頃からその存在が目立たない職業を知る良い機会になりました。登場人物の個性もよく書かれていて、楽しく読ませて頂きました。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.337
(5pt)

楽しい物語です

ピアノの調律師という日頃からその存在が目立たない職業を知る良い機会になりました。登場人物の個性もよく書かれていて、楽しく読ませて頂きました。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.336
(4pt)

縁の下

調律師についての描写が分かりやすく、心理描写も素晴らしい。
この作品が映像化されるのは当然だな。
絵になる小説です。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.335
(4pt)

縁の下

調律師についての描写が分かりやすく、心理描写も素晴らしい。
この作品が映像化されるのは当然だな。
絵になる小説です。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.334
(5pt)

「調律師」と言う仕事の深さ

この本が本屋大賞の候補作となり、本屋の店頭に山積みされた時から気になっていた本でした。
「羊と鋼の森」と言うタイトル、本の装丁、すべて魅力的でした。
しかし、宮下奈都と言う作者は全く知りませんでした。
調べてみると、それなりの経歴のある作家の様でした。
今回、文庫化になった機会に読んでみることにしたのですが、読み始めた途端引き込まれてしまいました。
ピアノの調律師と言う特殊な職業を通して、若者が成長してゆく姿が見事に描かれていました。
山で生まれ森の中で育った主人公は、どうも周りに友達らしき人はいないようです。
そんな中、3人の個性的な同僚たちと少しづつ、いろんなトラブルを経ながら、心を通わせ同僚としていろんな形でサジェスションをしてくれます。
そして何よりも、双子との出会いが主人公を何よりも成長させ、彼の道を定めます。
「調律」とは何か?
彼は悩み続け苦悩する中で、彼らからいろんなものを受け取り掴んでゆきます。
「調律」の要素として、ピアノがあり、楽器の据え付けられている環境があり、そして何よりも演奏者がいます。
カーテン1枚で、音の吸収は大きく変わってきます。
演奏者の弾き方を最大限生かすためにも「調律」は変わります。
今まで全く知らなくて、初めてそういうものかと思ったのは、「純正律」と「平均律」の話です。
和音をきちんと聞かせるには、「平均」に調律しては正確ではないというのです。
又、音楽で使われる音は、少しづつ高くなっているということも知りませんでした。
それにしても、この本は良く取材されているし、エピソードが実に巧妙に組み合わされており、見事に主人公は「成長」してゆきます。
やっぱり、本屋大賞を取るだけの本でした。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.333
(5pt)

「調律師」と言う仕事の深さ

この本が本屋大賞の候補作となり、本屋の店頭に山積みされた時から気になっていた本でした。
「羊と鋼の森」と言うタイトル、本の装丁、すべて魅力的でした。
しかし、宮下奈都と言う作者は全く知りませんでした。
調べてみると、それなりの経歴のある作家の様でした。
今回、文庫化になった機会に読んでみることにしたのですが、読み始めた途端引き込まれてしまいました。
ピアノの調律師と言う特殊な職業を通して、若者が成長してゆく姿が見事に描かれていました。
山で生まれ森の中で育った主人公は、どうも周りに友達らしき人はいないようです。
そんな中、3人の個性的な同僚たちと少しづつ、いろんなトラブルを経ながら、心を通わせ同僚としていろんな形でサジェスションをしてくれます。
そして何よりも、双子との出会いが主人公を何よりも成長させ、彼の道を定めます。
「調律」とは何か?
彼は悩み続け苦悩する中で、彼らからいろんなものを受け取り掴んでゆきます。
「調律」の要素として、ピアノがあり、楽器の据え付けられている環境があり、そして何よりも演奏者がいます。
カーテン1枚で、音の吸収は大きく変わってきます。
演奏者の弾き方を最大限生かすためにも「調律」は変わります。
今まで全く知らなくて、初めてそういうものかと思ったのは、「純正律」と「平均律」の話です。
和音をきちんと聞かせるには、「平均」に調律しては正確ではないというのです。
又、音楽で使われる音は、少しづつ高くなっているということも知りませんでした。
それにしても、この本は良く取材されているし、エピソードが実に巧妙に組み合わされており、見事に主人公は「成長」してゆきます。
やっぱり、本屋大賞を取るだけの本でした。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.332
(5pt)

きっと何度もこの本を開くのだろう

開いた瞬間から「私にとって大切な本」になる予感がした。きっと人生に迷ったとき何度でも私を支えてくれる本に。
沢山の文章の海を泳いできたのは、こんな一冊に出会うためだったのだと、心が震える。人生で三冊目の何度でも読み返したい宝物みたいな本。
ページを捲っている間中幸せだった。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.331
(5pt)

きっと何度もこの本を開くのだろう

開いた瞬間から「私にとって大切な本」になる予感がした。きっと人生に迷ったとき何度でも私を支えてくれる本に。
沢山の文章の海を泳いできたのは、こんな一冊に出会うためだったのだと、心が震える。人生で三冊目の何度でも読み返したい宝物みたいな本。
ページを捲っている間中幸せだった。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.330
(4pt)

職業選びの理想形

読みやすく美しいお話。素朴で不器用な主人公、圧倒的に上を行く憧れの先輩、美少女姉妹など、読者を引っ張りこむ要素は抜け目無い。が、調律師の業務を精神的な部分まで踏み込んで描いたことで、物語に深みと説得力がそなわったように感じる。実際の調律師に話を聞いてみたくなる、ピアノの神秘的魅力も伝える快作。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.329
(4pt)

職業選びの理想形

読みやすく美しいお話。素朴で不器用な主人公、圧倒的に上を行く憧れの先輩、美少女姉妹など、読者を引っ張りこむ要素は抜け目無い。が、調律師の業務を精神的な部分まで踏み込んで描いたことで、物語に深みと説得力がそなわったように感じる。実際の調律師に話を聞いてみたくなる、ピアノの神秘的魅力も伝える快作。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.328
(5pt)

一気に読みきりました

休日という事もあり、一気に読み切りました。ピアノは弾いたことも、調律の事も知識なかったですが、最初から最後まで引き込まれました。素晴らしい小説だと思います。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.327
(5pt)

一気に読みきりました

休日という事もあり、一気に読み切りました。ピアノは弾いたことも、調律の事も知識なかったですが、最初から最後まで引き込まれました。素晴らしい小説だと思います。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.326
(4pt)

静謐で、あたたかい

いい作品を読んだな、と嬉しくなりました。
文学作品を人にたとえるのは変かもしれませんが、同じ時期に読んだピアノコンクールを題材にした小説が、饒舌で表情豊かな華やかな人物だとすれば、こちらは寡黙で思慮深い人を思わせる物語でした。甲乙はつけられませんが、私はこちらが好きだと思いました。
登場人物はいずれも輪郭がくっきりとして、職場の先輩たちも、憧れの板鳥さんも、出番の少ない社長でさえ、その性格や風貌や声の調子まで思い浮かぶようでした。
若者の成長物語は終わらせ方が難しいと思いましたが、希望の持てる、でも行き過ぎないよい結びで、満足して本を閉じました。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.325
(4pt)

静謐で、あたたかい

いい作品を読んだな、と嬉しくなりました。
文学作品を人にたとえるのは変かもしれませんが、同じ時期に読んだピアノコンクールを題材にした小説が、饒舌で表情豊かな華やかな人物だとすれば、こちらは寡黙で思慮深い人を思わせる物語でした。甲乙はつけられませんが、私はこちらが好きだと思いました。
登場人物はいずれも輪郭がくっきりとして、職場の先輩たちも、憧れの板鳥さんも、出番の少ない社長でさえ、その性格や風貌や声の調子まで思い浮かぶようでした。
若者の成長物語は終わらせ方が難しいと思いましたが、希望の持てる、でも行き過ぎないよい結びで、満足して本を閉じました。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.324
(5pt)

好みによる様ですが、私は〇、素晴らしいと思います!映画化するそうですが、この透明感が出せるか?

娘がピアノを弾いていた頃、調律の時期を知らせてきて我が家を訪れた調律師。女性なのに重いピアノの前板を外し、ハンマーを手にコツコツ仕事をしていました。繊細な仕事であることは聞いていましたが、存外力仕事でもあるのだなあと思って見守っていたものです。
 調律は、絶対音階を持ち、緻密な調整を行う特別な仕事という印象を持っていました。子どもの頃、音楽的な素養もないと思われる父から聞かされていたのを思い出しました。父の言葉には、その職業が特別な才能を持つ人のみ就くことができる特別な職業だというニュアンスが含まれていました。
 そんな調律師の世界を、透明感溢れる文体で描いたのが、この宮下奈都(みやしたなつ)さんの、「羊と鋼の森」です。
 宮下さんは、まるでガラス箱の中に登場人物を入れて、それを外から覗いている様な透明感と空気感でこの物語を書いていました。主人公「外村(とむら)」も、自然の中で生活して来た純粋無垢の青年として描かれています。
 先に「ガラス箱の中」と表しましたが、宮下さんの文が客観的で感情移入出来ないという意味ではありません。主人公の内面を覗くという意味ではガラスの外に居ながら主人公と同化する様な体験を得たと言った方がピッタリかもしれません。

 調律という「試み」。敢えてここでは「仕事」と言わずに「試み」と言いたいですね。その「試み」の奥深さを表すには、この様に表す以外方法がないのではないかと思わわれる透明感のある秀逸な文章です。
 この小説は、調律というものの神髄を、純粋無垢な主人公外村(とむら)青年の考えと彼を取り巻く様々な登場人物との会話によって、一つずつ一つずつ深めていこうとする「試み」でもあります。「音」、「音楽」というものを「よくぞここまで描き出そうとしましたね」と拍手を送りたいくらいです。

 「『なるべく具体的なものの名前を知っていて、細部を思い浮かべることができるっていうのは、案外重要なことなんだ』《略》『でもさ、外村、お客さんにチーズみたいな音に調律してくださいって言われたらどうする』《略》『まずは、チーズの種類を確認します。ナチュラルか、プロセスか。それから熟成の具合を尋ねると思います』《略》『要するに、好みの問題なんだ。ピアノにどんな音を求めるのか、それはお客さんの好み次第だよ』ようやく話がつながった。《略》『やわらかい音にしてほしいって言われた時も、疑わなきゃいけない。どのやわらかさを想像しているのか。必要なのはほんとうにやわらかさなのか。《略》具体的にどんな音がほしいのか、イメージをよく確かめたほうがいい』」

 弦を叩くハンマーの先端が羊の毛の固まりで出来ていて、それを針でつついて柔らかくするだけで、ピアノのキャスターの向きを変えるだけで、部屋のカーテンやテーブルクロスの有無だけで音が変わるなど、調律の奥深さ、難しさがびっしりと詰まっています。
 2016年「本屋大賞」受賞作ですが、この透明感のせいか賛否もある様です。でも、これは評価に違わぬ傑作だと思います。宮下奈都さんの他の本も読みたくなりました。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945