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太陽のあくび
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太陽のあくびの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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買うべき! | ||||
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このみかんおいしかったです。 甘酸っぱくて、切なくて青春時代を思い出します。 | ||||
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登場する人物がストーリーが展開する中で、のびのびと描かれていて、太陽のあくびを食べたような爽やかな気持ちになりました。 | ||||
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愛媛県農家が開発したレモミカン。これをTVショッピングで紹介したが大失敗。 テレビ局側のリベンジとこのミカンをなんとか売ろうと必死に頑張る少年部の中高校生を中心としたメンバーの努力が微笑ましい。 一般文学通算1214作品目の感想。2014/05/29 11:20 | ||||
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登場するみかんのさわやかな甘酸っぱさ(唾液止まらず)、登場人物たちの青さ、甘酸っぱさ。 いろんな意味で甘酸っぱく、読後感はあくまでさわやか、爽快です。 読んでよかった! みかん食べたい!! そんな気分になる小説です。 | ||||
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新商品のミカンを題材に、物を売りだすというプロセス自体を テーマにしたユニークな青春小説。 生産者である農家の高校生達のミカンに対する純粋な思い、 ヒット商品を出したいテレビ通販会社のバイヤーの思惑、 二つの視点が交互に重なり、物語が進んでいきます。 両者の思惑が一致しなかったことから、通販番組の失敗で 一度は破局する関係、両者の内部でも起こる不協和音を乗り越えて、 お互いに自己を見直し、商品をより深く考え直し、やがて両者の 和解の後、終盤の通販番組での一世一代の大勝負へと、一気に 読ませる展開です。 形は青春小説ですが、物の販売をどう仕掛けるか、不協和音の ある組織をどうまとめるか、大事な場面でどう博打をうつか、 など考えさせられることも多く、青春という時代をとうに過ぎた 私にも大いに楽しめる作品でした。 作品設定も魅力です。地方で農業生産に携わる若者、テレビ通販 会社という、日頃あまり分からない世界の裏側が描かれている ことが、大いに好奇心を掻き立てられました。 現代の農業はITで武装して、時代感覚にも敏感。現代を生きる 人たちとして、希望に溢れた描かれ方をされています。現代の 農業で暗いニュースを聞くことが多い昨今、これはちょっと 嬉しい発見です。もっとも農協の保守性、後継者問題など、 現代の農業の問題も随所に反映され、一筋縄ではいかない この世界を垣間見せてくれます。 反対にテレビ通販の世界は、時間当たり販売数がすべてを決める 競争原理そのもののシビアな世界。しかしながらどこか手作りな 番組制作の舞台裏と、そこに集う一癖も二癖もある好人物達が、 時々ほのぼのとさせてくれました。 日頃描かれることの少ない二つの世界ですが、そこで生きるのは まぎれもなく、我々と同じ、強さと弱さと熱い血をもった人たちです。 新しい世界を覗いてみたい人にも、青春小説の持つ普遍的なドラマ性を 楽しみたい人にも、そして一つの成功物語から何かを学びたい人にも、 多くの人にオススメできる作品だと思います。 | ||||
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愛媛と東京、ミカン農家とTV通販。 序盤の通販オンエアの「失敗」から終盤の「リベンジ」まで、二つの舞台は距離をとりながらそれぞれに展開していきますが、終盤一気に距離を縮める怒涛の展開。 読み進めるほどスピード感が加速していくだけに、読後感のすっきりさわやかな感じがまさに柑橘系でした。 そして登場人物がみな愛らしく、ほほえましい。 通販の顧客は毎年夏を心待ちにするそんな心持ちも含めて買う、そんな件がありますが、この小説自体がそんな季節の「生鮮もの」そのものの感じ。 夏が待ち遠しくなります。 | ||||
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ショッピングテレビの本番最中に話を拒んだ父。 憤る息子に、祖父の遺影を前にして訳を語る シーンには思わず涙が出ました。 そこからページをめくる手がますます速くなり クライマックスでは「もう終わっちゃうの」と 楽しさと寂しさが相半ばしてしまいました。 他の方も書かれているように、紙幅のわりに 登場人物やエピソードが多いので、いっその こと、あと100ページくらい増やして2巻もの にすればもっと良かったのに… でも、デビュー作でそう思わせてしまうのは なかなか無いんじゃないかな。期待度を込めて 5点。これからが楽しみな作者です。 | ||||
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ちょっと目立つ(すこしマヌケな)装丁に惹かれて買ってみました。 新人の作家さんですが、内容は期待以上にいい作品でした。 実家の(地域の?)新種の夏みかんをがんばって売ろうという高校生達と、テレビ通販のバイヤーの2つの視点で物語りが構成されている作品です。 やっと出荷できるまでにこぎつけた、新種の夏みかん、しかも東京の通販会社から声がかかり、期待に胸をふくらませる主人公、一方で厳しいノルマを突きつけられるバイヤーの秘策として期待を背負う夏みかん・・・しかし、本番では全く売れず。 と一気に盛り上がり、その後気組みを外された形で、愛媛と東京で、それぞれのどらまが静かに進んでいきます。 しかし、徐々に人間関係が噛み合いはじめ、リベンジへ・・・。 後半は圧巻の盛り上がりで、一気に読めてしまいます。 やや強引ながら、後半一気に話を大団円に。そしてほんわかと、すがすがしい、畠中恵の作品の読後感に似ています。 | ||||
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高校生たちが祖父の遺志を継いで新品種の夏みかんを開発する。これを全国に広めるため、通販番組を活用するのだけれど、生産者の想いとバイヤーの想いが上手くかみ合わず、番組は大失敗に終わる。 収穫時期を目前に控える、売り先の当てもない夏みかん。全く売上が立てられず、社内で立場をなくしていくバイヤー。どん底から一発逆転を目指すまでのあれこれを、周囲の人々との人間関係を交えながら展開していく作品だと思う。 後半は夏みかんの瑞々しさ美味しさが紙面から伝わってくる様で、気分がとてもすっきりするのだけれど、その分、前半が重く感じる。 とにかく失敗から始まるから重々しいのは当然なのだけれど、生産者である風間陽一郎がなぜ沈黙したのか、バイヤーの柿崎照美はいくらなんでも素人の生産者と意思疎通をしなさ過ぎではないか、という疑問があり、かつ、どれだけ夏みかんに思い入れがあるのかを読者が共有する部分がないので、夏みかんを売り込もうとする風間陽介の行動が上滑りしているように感じてしまった。 また、生産者側とバイヤー側の両方で物語が展開していくから、紙幅に対してエピソードが盛り込まれ過ぎのようにも感じた。特に後半は、バイヤー側での意識の転換がメインになっていくので、生産者側の高校生たちをフォローしきれず、途中までは結構重要な役どころに思えた少年が、最後には何となくフェードアウトしてしまった様な感も否めない。 ただ、この様に感じたのは、ボクに農業に関する本格的な経験がなく、どちらかというとバイヤー側に共感しやすいためなのかも知れない。でも、最初のチグハグ感を乗り越えれば、最後には爽やかな気分になれる物語だと思います。 | ||||
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