罪人が祈るとき

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評判

罪人が祈るときの評価:

4.32/5点 レビュー 22件。 B ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全43件 41〜43 3/3ページ
No.3
(4pt)

本当の「罪人」は誰なのか、深く考えさせられる作品

『ジャッジメント』に続く第2作目
本作も根底にあるテーマは復讐です。

息子と妻を自殺で亡くした父親、風見啓介が出逢ったのは自殺を決意した少年
徐々に明らかになる自殺の真相 そして容赦ないいじめの実態

前作の復讐法を思い起こしながら読み進めて行きました。

いくら復讐の為だとは言え殺人はいけない、それは正論かも知れない。
けれど正論では納得出来ない程のやりきれなさ、どこにも持って行き場のない残された遺族の深い悲しみ
いじめの加害者への怒りを感じ、辛い読書時間でした。

加害者の環境にも確かに問題はあった。

けれど、そのはけ口を残虐極まりないいじめで発散するのは筋違いと言うもの。

加害者、加害者の両親、頼りにならない警察
もしも自分が風見啓介の立場になったら、同じ事をしないと言う保証はどこにもない。

読み終えて表紙のピエロを見、タイトルの意味を考えた時、切なさが募る。
罪人が祈るとき Amazon書評・レビュー: 罪人が祈るときより
4575240826
No.2
(3pt)

面白く読んだ

が、ピエロと復讐のセットは既存感強し。
「本当の失敗は標的を殺し損ねること」
↑みたいに目標はっきりしてるのは、好きだ
概ね楽しみました
罪人が祈るとき Amazon書評・レビュー: 罪人が祈るときより
4575240826
No.1
(4pt)

罪と罰

残忍な犯罪なのに加害者が少年で学校内で起こるときそれは「いじめ」と呼ばれ、被害者の少年が自殺に追い込まれたとしても
全てが明らかにされることはなく隠蔽される。
いじめによって息子に自殺され、妻までも失った中年のサラリーマン。
いじめをしていただろう人物に激しい憎悪を燃やしながらも真実は隠され、また親として息子が追い込まれていることに全く気付いてやれなかった後悔と自責の念が手に取るように伝わってくる。
対して、いじめを受けている少年の絶望感。どうしようもない閉塞感、ただ一つの救いは自殺する前にいじめの相手を殺すことを計画すること。
いじめを受けている少年と、いじめで息子を失った父親との話が交錯してつながっていく物語です。
実の親も友達も頼りにはできない少年を救ったのはピエロのぺニー。
この少年と、謎めいた存在ペニーとの出会いから一つの真実へ導かれていく様が丁寧に書かれています。
ペニーと少年のやりとり、心の機微がファンタジーのようにせつなくも美しいです。
真実と同時に明かされたペニーの正体にも驚かされますが、話はそこで終わりません。
どれだけの犯罪を犯した人間でも、まったく反省しない悪魔のような人間でも、復讐してはいけない。
例え愛する家族が殺されたからといって、殺した相手を殺すなんてことはしてはいけない。
そういうセリフを言う人間が出てきます。もちろんその通りでしょう。正論です。
でも果たして正論で全てが割り切れるものなんでしょうか?そう問われている気がしました。
少年はきっと言ってほしかったのだと思います。
「おまえがもし殺されたら、俺はそいつを許さない。そいつを殺してしまうだろう」と。
例え話でも。言葉だけでも。

ペニーは言います「裁いていいのは裁判官ではない。殺された被害者の身内だけだ」

愛するものを奪われたとき、自分の命が危うくなるほど尊厳が傷つけられたとき、果たして人はどう生きるべきなのか。
そんな根源的なテーマを突き付けられます。
罪人が祈るとき Amazon書評・レビュー: 罪人が祈るときより
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