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御用船帰還せず
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御用船帰還せずの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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相場英雄さんの本です。 時代小説で、徳川綱吉の頃が舞台です。 金銀改修をしたい荻原重秀&個性派ぞろいのダーティーワークをする微行組vs柳田と新井白石という感じです。 荻原は、土佐からの金を運ぶ船が「行方不明になった」という事件を演出して、金の含有率が低い貨幣に改修することを、世論に納得させたいと考えているが、それを阻止しようとする一派との闘い、という感じです。 なんか、最初はよく考えられているかな、と思っていたのですが、中盤あたりからダルダルというか、物語のツクリが甘くなっていくというか。 相場さんは、現代小説が持ち味で、おそらく貨幣のことを調べていくうちに、現代の貨幣価値が、江戸にも同じカラクリであることに気付き、そこで時代小説を書いた、という感じがしました。 時間潰しにはいい本だと思います。 | ||||
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登場人物の約20年間にわたる因縁、幕府の財源と貨幣経済の矛盾など面白い点はありますが、クライマックスの大仕掛けに至る必然性がいまいちピンとこない点、登場人物の確執が単純すぎることや現代的な言葉使いなどなじめない点も多々ありました。 時代小説としては???ですが、エンターテイメントとしてはそれなりにエキサイティングで面白かったです。 | ||||
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最近、荻原重秀を主人公にした小説がやたらと多い。『貨幣の鬼』は史書を踏まえてリアリティを目指していたが(会話が現代人でリアリティがあるとは思えなかったが)、本書は初めからエンタテインメントと銘打っただけあって、リアリズムは無視してつくられた「お話」。しかしそれにしても、隠密組織が出てきたり、北町奉行所が勘定所にスパイを送り込んだり、果ては佐渡の金を積載した御用船を奪取するとか、高校生でも嘘くさいとわかってしまう内容で、一言で言えば荒唐無稽に尽きる。 | ||||
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