白いジオラマ
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 | 2018年10月19日 白いジオラマ (単行本) 元刑事で、現在は神奈川県小田原市鴨宮で「防犯アドバイザー」を務める麻生和馬は、元引きこもりの孫・新城将に言った。 「二万円やるから、俺のバイトを引き受けろ。張り込みだ」。無茶振りされた孫は、〈捜査〉ならぬ〈調査〉を開始する。やがて浮き彫りになる〈家族の断層〉――。 姿を消した独居老人の行方は、そして、暗い顔で子ども食堂に通う少女に笑顔が戻る日はくるのか？(「BOOK」データベースより) |
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| いつもの堂場瞬一とは違う方向性だけど結構良かったと思います。 | ||||
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| ひき籠り的な青年が周りの人間に影響を受けながら段々と人とのコミュニケーションが取れるようになり、自分に自信が持てるようになっていく状況が微笑ましい。 | ||||
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| 警察OBのお節介なお爺さん。 大学にも通えなくなった孫は、お爺さんが鬱陶しい。 そんな2人の前に失踪事件。 色々な家族の成長が描かれていると思いました。 いいと思いました。 | ||||
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| 素直に面白い。ミステリーとしては普通。でも普通って意外に難しい。変に堅苦しかったり、難解だったり、もはや作者の一人相撲みたいな作品も多い中で、普通に面白いミステリーは非凡。タイトルと内容とのギャップにやや違和感はあるけれど、ラストは普通にハッピーエンドってのも何だかほんわかして心地好い。 | ||||
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| 堂場作品の面白さは「テーマに沿った確実性、スピード感、人間関係の絆」のようなものが相まっての洗練さにあった気がする。それが、多作すぎる作品群にただテーマに沿って執筆するだけで面白さが無い作品が多くなった。もう少し作品を大事にして執筆作品を少なく絞ったほうが良い。この作品も＜半ひきこもり青年と祖父＞の関係で終始しているが、父親の存在はまったく出てこない。祖父の娘、父に関する存在も一方的過ぎてまったく深彫りされていないのは何故だろう？＜半ひきこもり青年＞の存在も考え方も希薄すぎて「ただの薄っぺら青春小説」かな・・・・。 | ||||
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