(短編集)

13・67

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評判

13・67の評価:

4.41/5点 レビュー 66件。 S ランク

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平均点4.41pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全68件 41〜60 3/4ページ
No.28
(5pt)

香港の歴史・時代の空気がよくわかる

香港の警察小説。短編の連作だか、一章から年代が遡っていく構成で、目新しかった。
事件の背景である、香港の歴史がわかりやすく頭に入ってくる。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.27
(4pt)

クセ者

全ストーリー素直に終わりません。
最終話は一番単純に話が進行するかと思いきや・・・
そう来たか!
久々に某ミステリーランキングの順位に納得の優秀作品でした。
捻りが効いた物がお好きな方はどうぞ・・・
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.26
(5pt)

香港警察に関する短編6編。クワン警視を中心に話が組み立てられている。力作であり、傑作。

香港警察に関する短編6編。
2013年から1967年へと、時代をさかのぼる。
「黒と白のあいだの真実」2013
「任侠のジレンマ」2003
「クワンのいちばん長い日」1997
「テミスの天秤」1989
「借りた場所に」1977
「借りた時間に」1967
クワン警視を中心に話が組み立てられている。
6番目と1番目の話がつながる部分が、最終ページに。

力作であり、傑作。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.25
(5pt)

香港の歩んだ道と主人公クワンの生涯が交錯する

6編の中編からなる連作で、主人公と香港の歴史を現在から逆に辿っていく趣向。中国人の名前が最初は覚えにくかったが、読むうちにだんだん慣れてきた。評者としては、アクションが中心の4番目と6番目が面白かった。いわゆる新本格の味わいがあるのは、1番目であろう。少々無理めの設定の中、富豪一家の闇の歴史が生んだ悲劇が暴かれるのは圧巻。6番目でのみ、第3者からの視点が主観的視点へと変化していて、アレッと思ったがそれも納得の着地で締めくくられるのが気持ち良い。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.24
(5pt)

現代華語ミステリーの本格派っぷりに感嘆するとともに・・・

“天眼”と呼ばれた香港警察の名刑事クワンと
その弟子ローを主人公とした、46年の事件簿を
逆年代記〈リバースクロノロジー〉で語っていく、
本格派・社会派ミステリー。6中篇で500ページ近い大作。

本書が凄いのは、1篇1篇の中篇が独立した、
鋭い本格派ミステリーであると同時に、通して読めば
それが複雑な1967年から2013年までの香港現代史を
鮮やかに描き出す社会派ミステリーでもある点だ。

6篇の中篇の背景は、雨傘革命の直前から、SARS禍、
香港返還、イギリス統治時代の反英運動まで、
その作品への影の落とし方は様々ではあるが、
いずれも香港の街角のざわめきや料理の匂いまで
漂ってくるかのような生き生きとした描写が、
現代史を血肉あるものとして感じさせてくれる。

現代華語ミステリーの本格派っぷりに感嘆するとともに
どんな歴史書よりも、猥雑でエネルギーに溢れた香港や
アジアを専門とする方々には、是非とも手に取って
最後まで目を通して欲しい傑作である。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.23
(5pt)

面白かった。間違いない!

この小説は 2013年から遡って1967年まで、二人の主人公が事件を解決していく内容。 家族間の殺人事件から三合会の組織犯罪、警察内部の腐敗など6つの物語りで構成されている。捻りに捻りを加えて更に反転のある結末が目立った。香港はビジネスと夜景や食べ物の国とだけ知っていた私は香港と言う国についてもっと勉強したくなった。 イギリスの植民地だった香港は97年中国に返還されて、 今までの香港のシステムを向後50年間認めるとの約束を中国政府から貰っている状態で果たして50年後の香港はどう変わるのだろうか!
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.22
(4pt)

逆年代記にしなくてもいいのに

キャラクターに魅力があり面白かったのですが、
逆年代記ではなく普通の時間軸のほうが分かりやすくて良かった気がします。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.21
(3pt)

期待し過ぎた

高評価に期待し過ぎた。
期待し過ぎず、レビューを深く見ないで読めばそこそこ楽しめたかもと思った。

確かに年代を逆送して展開していくのは面白かったし、成長を見せる登場人物には魅力も感じたが…凄い面白かったかと言うとそうでもない。
特に最終話が面白いとの評価が多かったので期待していたが、自分的には「ふーん」程度で特別ビックリはしなかった。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.20
(5pt)

質、量とも満足で、久しぶりに読書の醍醐味を味わった。脱帽。

「週刊文春ミステリーベスト10」で、20年以上も愛してやまなかったフロスト・シリーズの最終作「フロスト始末」を押えて堂々1位に輝いたのが本書である。「このミステリーがすごい!」では2位だったが、1位の「フロスト始末」とは僅差。ただ順位が定まってなかった昨年の10月か11月に、日経新聞の書評に本書が紹介されており、注目すべき作品だとは知っていた。香港映画は数多あるが、香港警察小説を読むのは初めてで、6編からなる中編小説集である。単行本上下2段500頁弱のボリュームなので、先ずは量的には満足である。

「13・67」という珍しいタイトルは2013年から1967年への逆年代記で、香港の其々の時代や複雑な世相の中で起こった難解な事件をクワンという名刑事が解いていくのだ。基本的には私の好みではない本格ミステリーだが、単純に犯人は誰かを追うだけではなく、その背後にある香港の時代と香港警察の宿疴を背負い込んでいるので、緊迫感の質が違う。従って、作者もあとがきで触れているように、全編読むと社会派の衣を纏うという、不思議かつ魅力的な作品に仕上がっている。

長くなるので個々の作品の感想は簡潔に書く。1 紛うことない本格推理小説で、この中編集を読む心構えが出来る。 2 プロットは横山秀夫「囚人のジレンマ」に似ているが、内容は似て非なるもので、感嘆!。 3 快調。ただ、243頁上段7行目の、あるいは機械があれば、の機械は前後の文脈から機会ではないか?。 4 切ないラストの余韻。 5 誘拐事件と見せかけて・・・。 6 カーチェイスのオマケがあり、予想していた登場人物の名前を見事に裏切られ、直ぐに1を再び読むハメになった。

最初に量的には満足と書いたが、質的にも大満足で、久しぶりに読書の醍醐味を味わった。脱帽。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.19
(5pt)

質、量とも満足で、久しぶりに読書の醍醐味を味わい、脱帽。

「週刊文春ミステリーベスト10」で、20年以上も愛してやまなかったフロスト・シリーズの最終作「フロスト始末」を押えて堂々1位に輝いたのが本書である。「このミステリーがすごい!」では2位だったが、1位の「フロスト始末」とは僅差。ただ順位が定まってなかった昨年の10月か11月に、日経新聞の書評に本書が紹介されており、注目すべき作品だとは知っていた。香港映画は数多あるが、香港警察小説を読むのは初めてで、6編からなる中編小説である。単行本上下2段500頁弱のボリュームなので、先ずは量的には満足である。

「13・67」という珍しいタイトルは2013年から1967年への逆年代記で、香港の其々の時代や複雑な世相の中で起こった難解な事件をクワンという名刑事が解いていくのだ。基本的には私の好みではない本格ミステリーだが、単純に犯人は誰かを追うだけではなく、その背後にある香港の時代と香港警察の宿疴を背負い込んでいるので、緊迫感の質が違う。従って、作者もあとがきで触れているように、全編読むと社会派の衣を纏うという、不思議かつ魅力的な作品に仕上がっている。

長くなるので個々の作品の感想は簡潔に書く。1 紛うことない本格推理小説で、この中編集を読む心構えが出来る。 2 プロットは横山秀夫「囚人のジレンマ」に似ているが、内容は似て非なるもので、感嘆!。  3  内容は充実しているが、243頁上段7行目の、あるいは機械があれば、の機械は前後の文脈から機会ではないか?。 4 切ないラストの余韻。 5 誘拐事件と見せかけて・・・。 6 カーチェイスのオマケがあり、予想していた登場人物の名前を見事に裏切られ、直ぐに1を再び読むハメになった。

最初に量的には満足と書いたが、質的にも大満足で、久しぶりに読書の醍醐味を味わい、脱帽。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.18
(4pt)

帯の推薦文通りの高密度、高レベル

第1話 2013年
酸素マスクでベッドに横たわり耳だけ聞こえる老人(クワン元上級警視)に脳波測定器を付け、弟子の質問
に対し脳波によるイエス・ノーの意思表示のみで事件を解決する一見すると安楽椅子探偵もの。
第2話 2003年
マフィアが経営する芸能事務所の女性タレントの殺害事件にマフィア同士のいざこざが絡む一見する
と社会派推理もの。(クワンは嘱託で独自行動)
第3話 1997年
凶悪犯罪者の脱獄と、化学薬品をビルからぶちまけるテロ事件が同時に発生し警察が大忙しになる
一見するとクライムサスペンス。(クワンが定年退職する日)
第4話 1989年
凶悪犯罪者が潜伏するビルをひっそりと取り囲み逮捕しようと試みるも、血気盛んな刑事が暴走し
突入。犯人達を射殺するも民間人巻き添えで全員死亡。一見するとアクションな内容。
(クワンは本部で情報解析する部署の課長)
第5話 1977年
香港人警官の汚職を捜査するイギリス人捜査官の子供が誘拐される。(クワンは現場の班長)
第6話 1967年
労働争議と左翼組織の爆弾テロ計画。(クワンは?)

4話までは真相が深く刑事小説と本格を織り交ぜ技巧を駆使した内容でたいへん面白く感じた。
短編の為、背景描写や心理描写のクドイ部分がなくかなり密度の濃い小説。
5話はそれまでの1~4話に比べひねりが足りず失速気味に感じた。
6話は最後の数ページで驚かされるが、そこに行きつくまでがこの本で一番退屈だった。
なぜ時間を遡る形式をとったのかは最後まで読まないとわからず、ちょっと感動した。
後半がやや退屈な上、結構長めの小説の為か最後の方は若干飽きてきたが、
国内3冠の某ゾンビ小説よりは全然レベルは高いと思う。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.17
(2pt)

連作という仕掛けを活かしきれてない印象

連作の本格ミステリ。テレビドラマの「相棒」の香港版をイメージすればいいかと。
時代を順にさかのぼっていったり、第一話と最終話が思わぬところでつながるなど、
いちおう連作にはなっているが、連作であることをうまく活かして切れていない印象。
最終話を読んでからもう一度、第一話を読み返したが、新たな発見もなく。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.16
(5pt)

香港社会が抱えるジレンマを背景にしたリバースクロニクル

すごく面白かったです。実は最初の章を読み終わった後、あれ?レビュー高評価の割にこんなもの?と思ってしまったのですが、読み進めていくうちに止まらなくなりました。

まだ記憶に新しい雨傘運動が起こる前の香港が書かれていますが、今の香港社会が抱えるジレンマをより理解できたような気がします。
中国への経済依存の一方で、イギリス植民地という歴史を経た彼らが”先進国”としてのプライドを持ち、中国共産党の強硬な支配を受け入れ難く思っている現代の香港人たち。ここへつながる香港の混沌とした歴史を背景に繰り広げられる物語は単なるミステリーでにとどまらないと感じました。

そもそも私はミステリーをあまり読まないので、ミステリーの分野にどのようなカテゴリがあるのか知りませんでしたが、著者があとがきで述べていたミクロ的には「本格派」の、マクロ的には「社会派」の作品となったというのは、読み終えてなんとなく意味がわかった気がします。
単なるミステリー小説でなく、一つの歴史小説を読んだような、そんな読後感でした。

ちなみに私は今香港に住んでいますが、それもあってか登場する地名やお店の名前でより臨場感を持って楽しめました。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.15
(4pt)

人名地名にルビがあればもっと楽しめた

前評判通りに面白かったが、短編集なので読み進めていくうちに、そこまで評判が高い設定や構成にするにはどういう風にすれば良いかを考えてしまったので、完全に入り込めはしなかった。話はどれも香港にとって重要な時代を舞台にしているので、話に聞いたことのある昔の香港を想像しながら素直に読めばもっと楽しめた。漢字を日本語的に読んでしまうか記号でしか認識できないので、ルビがあればよかった。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.14
(4pt)

異色の香港ミステリ!

香港の現代史上カギとなる年(2013年、2003年、1997年、1989年、1977年、1967年)におこった事件を過去に遡るかたちで、6話の短編ミステリがおさめられている。

ミステリそのものは、ロジックはしっかりしているものの、こじつけや強引なところも多く(実際、「推測」という言葉が時々使われている)、本格ミステリのファンにとっては、もっと捻りがほしい、物足りないと思う箇所もあったのでは。それでも、第6話の最後のところの意外性にはとても興奮したし、タイトル『13・67』の意味付けがやっとわかった。

ただ、第5話の「借りた場所」、第6話の「借りた時間」は、そのタイトルと本文内容の組み合わせが今一つしっくりこなかった(自分がそこまで読解できなかっただけかもしれないが・・・)。「借りた場所(Borrowed Place)」、「借りた時間(Borrowed Time)」というフレーズがハン・スーインの『慕情』から受け継がれる何とも言えない味のあるものであることからして、これらフレーズを使うならミステリ・ロジックとこれらフレーズとに関係性を持たすなり、ミステリ性と社会性をもっと連関させるなどして、もっともっと大切にこれらフレーズを使ってほしかった、というのが本音、個人的には。

とは言っても、『13・67』には、どんなに都市が発展しても香港が持つ決して変わらない香港性が一本しっかりと通っている。それぞれの年の社会背景にあって、旺角、油麻地、尖沙咀、湾仔、セントラル、レパルスベイなど地名やストリート名がところどころにちりばめられてもいて、事件やその取り巻く人間模様をさりげなく盛り上げている。香港好きにはたまらない一冊と思う。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.13
(4pt)

最後まで読んで、また最初から読み返した

なかなかのボリューム!

人の名前や地理で少し手こずるものの、展開の面白さで飽きさせない。

続編も期待できる構成で、今年最後の読了に満足出来た。

特に意識せずに書店で即買いしたのだが、翻訳モノで読み始めは少し心配だったが・・・。

最近、香港が舞台のストーリーを多く読んでいるせいか旅にお出たくなってしまう。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.12
(5pt)

香港で、香港人だからこそ書けた傑作ミステリー

雨傘後にその余韻の残る香港に来た身としては、ともかく読みたくなってしまった本書。
途中まで読んで、あまりの面白さに嬉しくなって、原書をチェックしたくなってしまった。
ひとつの理由としては、香港人の人名がちょっと読みにくかったので。
通常香港人は英語名を持っているけれど、本書の中の表記はほとんど中国語。ジャッキー・チェンと成龍、ドニー・イェンと甄子丹、アンディ・ラウを劉徳華、ジョン・ウーを呉宇森と書かれると、ちょっと分かりにくいのと同様、香港人の名前を漢字だけで書かれるとかえって分かりにくい。
近所の本屋で見当たらなかったので、香港一大きな本屋に行ったけれど、『獄門島』や東野圭吾、はては『黒死館殺人事件』の翻訳本まで積んである中にも本書が見当たらなかったので、最後は店員に出してもらった。
でもよく見たら、台湾の出版本ではないか。要するに広東語版はないのかな。

雨傘運動直前の2013年から英国植民地時代の1967年まで遡る6つの話それぞれがミステリーとしてひじょうに上出来でいろんなパターン書いていて、最後の驚きの仕掛けまで飽きさせないけれど、香港の地理や歴史について少し知識があるとさらに面白さが増す。ちょうど東京の銀座、新宿、原宿、浅草、お台場といった場所がそれぞれどんな性質の場所か分かっていると東京舞台の小説が楽しめるのと同様に、人口、面積とも東京都の半分くらいに凝縮され、英国植民地から中国に返還され現在一国二制度下へ目まぐるしく動いている香港においてはなおさら。
最後の話の1967年においては、香港島と九龍サイドにはまだトンネルはなく、人も車も船での往復。文化大革命に影響を受けた民衆暴動のこの時期の不穏な空気と、一国二制度の将来への保証に対する漠然とした不安ただよう空気、これらがやはり重なり、対照して見えてきてしまう。
著者の香港人としてのアイデンティティの問題は『』のインタビューでも読めて興味深い。

著者あとがきに書いてあるとおり、それぞれの物語の舞台のモデルとなった場所は現在もあるので、ちょっと実際回っても楽しめると思う。(あるいはパンダバスさんあたりがツアー企画してもミステリーファンの観光客が呼べるかも)

悲しいかな、周りの香港人にきいても本書のことを知っている人はいなかった。アニメやコミックと並んで日本のミステリーも結構読まれているのに、自分のところのこんな凄いミステリーを知らないとは!
中国本土からのスタッフに原書を貸そうかと言ったら、繁体字で縦書きだから読みにくいとのこと。
なるほど。(中国本土は簡略化された簡体字で全て横書きで統一されている)
華文ミステリーの書き手にとっても、中国本土、香港、台湾といった一概に「中国」と括れない緊張関係の中で、どこを向いて書いていくか。それはとても難しい問題だと思うが、また同時に本書のようなスリリングな傑作が今後も出てくる事が期待される。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.11
(1pt)

ルビの重要性

巻頭の地図の地名にルビが無く全く読めない時点で興ざめ。その後も、登場人物を含めルビ無しの箇所が非常に多く辟易する。古典ミステリー云々以前に第1章で後出しジャンケンの血縁関係がトリックの肝という時点でアンフェア感を感じ積読行き決定。何が面白いのか理解に苦しむバカミスの領域。あと、章毎に登場人物の明記は必須。その時の年齢の明記もあれば尚分かりやすいかと。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.10
(5pt)

これから中国のミステリーも目が離せない

本書のタイトルは1967年から2013年までの出来事を描いているところからきているらしい。香港を舞台にした六つの短編からなる本作だが、どれも水準以上でさすがに国内のミステリーで幾つかの賞をとっているだけのことはある。

香港警察のクワン警視の活躍を描いているが、第一話と最後の第六話で登場人物がつながるところなど、大変うまくできている。また六話ともに、微妙に世界感が異なる点、これは香港の歴史とあいまって、事件も誘拐事件であったり、凶悪犯との銃撃戦であったりと、そこらのバランスも大変すばらしい。

ただ、1960年代に、こんなに反英闘争の嵐が香港でふきあれていたなんで、当時中学生であったわたしは全く知りませんでした。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157
No.9
(5pt)

本格ミステリであり社会派ミステリでもある

連作短編集。一作ずつは本格ミステリですが、全体として見たら社会派ミステリです。これが見事に実現されています。海外ミステリはハズレを掴まされることも多いですが、これは大当たりでした。
13・67 Amazon書評・レビュー: 13・67より
4163907157