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(短編集)

じごくゆきっ



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【この小説が収録されている参考書籍】
じごくゆきっ

じごくゆきっの評価: 3.73/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(5pt)

もっと読みたいです

もっともっと読みたいのですが 欲求に対して物量が足りませんでした
じごくゆきっAmazon書評・レビュー:じごくゆきっより
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No.10:
(3pt)

「砂糖菓子の弾丸…」の後日談ではない

桜庭一樹の最高傑作として名高い「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」
初めて読んだ時の衝撃と言ったらなかった。ラノベレーベルであったが、ラノベの範疇を超えており、小説にも収まりきらない「何か」で、これは大変な作家が出てきたな、と思ったものだ。
そして、かなり時が経ってからの「後日談」だと言うので中身も見ずに購入したら、物語としての繋がりは全く無かった…ピンク色の"アレ"が僅かに出てくるのみ。これを後日談として売るのは詐欺であろう。
7つの短編どれも桜庭一樹らしい作品だが、玉石混交で、一番長編の「ロボトミー」が玉、本のタイトルにもなっている「じごくゆきっ」が一番石かな。
じごくゆきっAmazon書評・レビュー:じごくゆきっより
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No.9:
(2pt)

『後日談』、納得出来ない。

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の後日談が収録という謳い文句に惹かれて購入しました。……が、他の方も書かれている通り一読しただけではどれが後日談に当てはまるのかさえ謎で、最後の解説を読み、後日談(と言われているモノ)を読み直しましたが、全く納得出来ません。
元々桜庭さんの作品はほぼ網羅していますが、その中でも大好きな作品の後日談が読める…!と高揚した私の気持ちを返してほしいです…。
普通の短編集が発売されるだけでも十分嬉しかったのに、変な謳い文句を付けなければ、ただ新刊が発売されたことだけを喜べたのに…と変ながっかり感ばかり募る作品になってしまいました…('・ω・`)
じごくゆきっAmazon書評・レビュー:じごくゆきっより
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No.8:
(4pt)

桜庭テイストが分配されていて読みやすい

桜庭作品の特長である毒だったり負の部分が他書より少なめではありますが、その中で独特の言い回しや表現がぴかっと存在感を示しています。
「ファミリーポートレイト」以降の著者の作品はその配分が過剰すぎてあまり好きになれなかったのですが、「じごくゆきっ」は過剰すぎずちょうどいい配分で、楽しく読めました。

ただ今回も著者がよく取り扱う題材のひとつである児童虐待を下敷きにした話があり、またかとウンザリしました。
何度も扱うところからきっと何かこだわりがあるのだろうと思いますが、美化されがちで気持ちのよいものではないのでそろそろ取り上げるのをやめてくれるとありがたいです。
じごくゆきっAmazon書評・レビュー:じごくゆきっより
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No.7:
(3pt)

あの手この手で陰鬱な短編集

各話の登場人物が時には異常な困難に直面する様は妙なリアリティもあり引き込まれながら読み進めることができる。

しかしすべての主人公の性格が流されやすいというか意思が弱いので徐々に手のつけられない状況になっていくのが非常に歯がゆい。主人公共々まともな人がいないので何故その問題でそのように話が転がっていくの?と不可解。共感はできない。

リアリティがありそうでまるで無く、読んだ後には嫌な苦味だけが残る。弁護士や精神科医や児童相談所の無い世界の話なのだと思う。あれば即刻解決しているはずだから。

『A』はSFとして割り切って楽しめたので良かった。『ロボトミー』は良い話の雰囲気を出しているが医療従事者からすると「?」が多すぎて話に集中できない。

陰鬱な話が好きな人、若しくは作者のファンなら楽しんで読めるのでは無いかと思う。
じごくゆきっAmazon書評・レビュー:じごくゆきっより
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No.6:
(3pt)

桜庭作品としては凡庸

というよりも、「少女」「家族」「隠された虐待」といった要素から名作過去作品の雑な焼き直しのようにどうしても感じてしまう
なので、そこらへんの凡百作家の凡百作品に比べればおおむね質は高いと思える

明白マイナスポイントは
文章の崩し方が強すぎて、時に雑な印象に思える
それから、他の方も触れているが収録作中2点が砂糖菓子の続編である理由がわからない(期待してたのに)。ネット上検索するとそれっぽい理由を挙げているサイトもあるようなのですが、自分としては納得しかねるものでした。
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No.5:
(4pt)

みんな読んで!

ロボトミー 最後のライブのとこ 本当に泣けました。 この本もっレビュー多くても良いのにね。
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No.4:
(4pt)

キャッチコピー詐欺

歪んだ人物ばかりが登場する7作の短編集。
話はどれもとても面白い。
しかし、帯の『「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」の後日談を含む』と言ううたい文句に惹かれて購入した自分としては納得ができないものがありました。
登場人物も被っていないし、前作のエピソードを踏まえているわけでもありません。
つまりまったくの別作品なのですが、これは何をどう読んだら後日談って事になるのでしょうか?
後書きもないので、答え合わせもできません。
これでは「売るためにこじつけているだけじゃないの?」と思ってしまいます。
作者さんの意向なのか、編集の意向なのかわかりませんが、こういうやり方はやめて欲しいと思います。
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No.3:
(4pt)

小品ながら心に響く

独特の切り口で現実の残酷さを描写する作家だ。かなり好き。
七篇入り短編集である。連作かと思ったら、関連しているのは最初と最後だけ。

『暴君』中学生女子の教育論で始まって、オバケヤシキで終わる。ドス黒い。
『ビザール』嫌な恋愛小説。
『A』SFアイドル小説だった。こういうのも書けるんだなあ。
『ロボトミー』幸福な結婚生活が暗転する。美しくも切ない結末が忘れられない。 最高のお気に入りとなった。

表題作は、大人になりたくない女性教師が女生徒を誘惑する。
成熟拒否と同性愛、そして先生の抱えるある事情。山岸涼子の絵が浮かんで仕方なかった。
『ゴッドレス』父の恋人は、男で坊主でデブだった。醜悪さが快いというか、いかにも作者らしい一篇である。
『脂肪遊戯』細身の美少女が故意に激太りした原因とは。
猟奇的に見えるが、意外と身近にありそうな話だ。
全部いい出来だった。独特の味を出せる作家は読む価値があるな。
じごくゆきっAmazon書評・レビュー:じごくゆきっより
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No.2:
(4pt)

誰の心の中にもある相反する人格とその美しさ

グロテスクでおどろおどろしい事象がおこっているにも関わらず、文章には怨念めいたものがなく、むしろ淡々とすすんでいきます。
無理心中やDVやら、おこっていることは非常に気分の悪いことだらけ。でもその横で、楽しかった思い出や現実の生活が流れていて。さらに、それぞれの登場人物の心根はいたって普通というか、なんというか。。。
 「綺麗事」の裏側、狂気と平穏、SubjectiveとObjective、繋いで全部曝け出したら、思ったよりもっと違うところにエロチシズムや色気があったことを教えてくれています。
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4087711145
No.1:
(5pt)

少女の毒性を描く名手

異形コレクション収録の2本を含め、未刊行の短編作品集です。異形コレクションの二本がとても好きだったので購入。児童虐待についてと、少女の持つやるせない暴力性を描かせたら桜庭一樹は天下一品だと改めて思いました。
じごくゆきっAmazon書評・レビュー:じごくゆきっより
4087711145

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