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(短編集)
クローバーナイト
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クローバーナイトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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VERYに掲載されている作品とは知らなかったので読み進めていくうちに なるほどVERYの読者層に向けての内容だと合点がいく。 5つの短編どれにも、東京に住む20代後半から30代で、結婚して子育てしている女性が描かれ、そういった方々なら必ず一度は悩むであろう厳しい保活事情、幼稚園選び、お受験、お誕生会、母親や姑から受ける子育てアドバイスの傷つき‥などが、まさにリアルな「あるある」となって共感を呼ぶ。 東京での保育事情 、子育て情報に実に詳しい 。実際に著者が経験していたからこそ書けた内容だと思う。私は保育士であるが 保育士の立場からしても保育園での描写に不自然さはない。 物語の進行役を母親ではなくパパにしたところが、辻村さんらしい工夫だと受け取った。パパの立場の男性にもぜひ読んでもらいたいが、少数だろう。 辻村さんらしさが出てるのは第5話の「秘密のない夫婦」だ。親子の葛藤を描くのは、やはり上手い。 クローバーナイト‥その意味が温かい。 | ||||
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新品を購入したのですが、帯が破けて届きました。 本は内容は、とても良かったです。 | ||||
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共がせぎ夫婦と保育園に通う子供二人、四人の親子に起こる日常の謎を描いたミステリちっくな家族小説。 連作短編集で、イクメン、保活、お受験等、自分には縁のないセレブなお話の数々。女性目線で大黒柱(クローバーナイトという表現)が、とっても素敵な男性として描かれている。 著者の理想なのか、リアルなのか、とにかくよくお調べになっていると思うものの、反感がむくむくと起こってしまう。きれいな箱庭のような生活を幸福とよぶことができない昭和な男には馴染めず…。よって、どうにも謎解きの方へ感心が向かないのであった。 | ||||
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軽いエッセイ風で楽しめました。前向きでハッピーエンドな結末ばかりで、重くならず良かったと思います。この話題での共感はそんなにありませんでしたが、主人公夫婦と関係する人の会話や、描写表現もよかったです。ホカツで離婚の奥の手には驚きました。 | ||||
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辻村さんの作品は好きな作品が多いのですが 今回はちょっと苦手でした。 どちらかというと子育てエッセイに近くて 紹介文のミステリーとはちょっと違うかな?と思いました。 いつもなら読み始めから引き込まれ、読み止め時が難しいのですが 1エピソード読んだら「ふう、もういいや」と 冷めた感じで読み進んでいました。 次読む時もスパンが長いので、それだけ自分の中では魅力的では無いみたいです。 お子さんがいる方とかなら、「あるある」と共感するんでしょうか? そして共感から好きな本としてランク付けするのでしょうか? そんなことまで考えてしまって、楽しめませんでした。 | ||||
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幼い子供二人を持つ夫婦の育児奮闘記。「お受験」「お誕生日会」「祖母の干渉」など、恐らく実体験を元にしたも部分もある、凄くリアルな日常が描かれている。ここには「殺人」「イジメ」「虐待」などいつものキーワードは登場しない。基本的に「悪人・犯罪者」はいないのだ。これが「作者が出産・育児を経験しスタイルが変わった」というやつなのだろうか。きっと書きたかったテーマなのだろう。今までの作品からすれば、少し物足りなく感じるが、相変わらずの素晴らしい表現力ではある。同世代の読者にはとても共感出来る内容だろう。 | ||||
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田舎でワーママしてますが、この本のお話、あまり共感できませんでした。都会のママは大変ねぇ、位の感想。 待機児童問題は理解できましたが、金持ち幼稚園でのママ同士のしがらみ等は完全に余所事でした。 子育てあるあるとか、そういう楽しみ方をしたい方には向かないかも。 | ||||
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VERYで連載していたとは知りませんでしたが、納得です。 確かに辻村作品の中では明るく軽く、胸を掴まれるようなあの感覚ではないのですが、それでも子育て中の身には身近な話題が多く、とても楽しめましたし、色々考えさせられもしました。 こういうお話も書けるんだ、と新しい発見というか、辻村深月がもっと好きになりました。 | ||||
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女性誌に掲載された連載小説ということで、子育てがテーマになっていますが、初期の北村薫さんのように、何気ない日常の謎をさわやかに解決していく、ちょっとした謎解きも含まれている点がすごくいいです。連作短編集ですが、話が繋がっているところも多くて、一筋縄ではいかないところが辻村さんらしいです。 主人公のご夫婦がいい人たち過ぎて、ちょっと個性的ではないのですが、それだけに周りの人たちのちょっとした悪意や不注意、偽善などが浮かび上がる構造になっていて、よく考えられていると思います。 辻村さんの初期の作品を読んだ後にこの本を読んだのですが、若い時には若い時の、年齢を重ねてからは年齢を重ねてからの、その時々にしか書けない物語がある、ということに気付かされました。 『かがみの孤城』『朝が来る』もよかったですが、いまのところこの作品がベストです。おすすめです。 | ||||
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保活、お受験、子供同士のお付き合い、お誕生日会、ママ友、両家両親との関係…。 育児経験者には「あるあるあるっ」と首がもげるくらい頷ける描写がこれでもかと詰め込まれており(特に保活に関しては、描写が生々しすぎてもう…)、ですが、それでいながら読後は爽やかな気持ちになれる作品だと思います。 私が特に共感したのは最終話。妻・志保とその母の関係がまんま自分にも当てはまり、胸が痛かったです。その分、そこにキッパリと線を引いてくれた夫・裕は素晴らしいと思いました。こんな旦那さん、理想すぎる!!(しかもママ友関係のイベントにも自然に参加できて、妻の海外出張中に二人の子供をワンオペで面倒みれるだなんて最高でしょう!) VERYに連載していたということで、登場する人たち全員の生活水準が少し高めだなあと思う部分はありましたが、“育児”での悩みはどこも同じですね。 | ||||
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育児のアレコレも面白く、それぞれの人物の性格もよく描けている。いるよねーって。 最終話が筆者の本領発揮だと思う。嫌な人物の性格分かるわーって感じで、しかも何度も何度もやってくる。でも家族なんだよねという感情も残る。寝る前に読んで眠れなくなった。 主人公が男なので、男の私も抵抗なく読めた。まぁ、山本文緒が好きだったりするのでアテになりませんが…。 保活やお受験に取り組む親子の背中を押しつつ、そうでない親子に対しても価値観の多様さを伝えていて、すべての親子に対しての筆者の優しさを感じました。でもね、こんな出来た夫婦関係はないだろたい。 | ||||
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幼児の育児をしている最中なら、興味深く読めたかも。 ひとつひとつの話もよくまとまっていると思うんだけど、読んだそばから忘れてしまうような感じです。 個人的には、主役の夫婦二人が、あまりにも自信満々で周りのママたちに接しているのが鼻につく。育児中にそんな自信満々になんてなれないから、まわりのママたちも悩んだり不審がられることをしちゃってるのに、この夫婦は高みからみてるかんじ。 最後の話も、母親の意見を頑としてはねつけて、家族じゃないから口を出すなって考えは、好きじゃないなぁ。 | ||||
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私には子供も孫もいないけどこういうお話は好きです。自分には関係なく他人事だから面白いのかもしれません。 私が子供の頃にはお受験やママ友という言葉さえなかったので今はこういう風なのか…と興味津々で読み終えました。 今はかわいい二人の子供だけど大きくなったら本当にどんな感じになるのか… いじめやママ友のトラブルとか子供がいないとさみしい部分もあるけど私は子供がいなくて良かったと思ってしまいました。 でも生きにくい世の中、子供がいてもいなくても人生はそれぞれ大変ですが。 | ||||
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ママ友・保活・お受験・誕生日パーティなど子育てがテーマの作品です。 子供のいない私には遠い話しすぎて、わからない世界でしたが、「VERY」に連載していた作品ということを知り、納得! たしかにこれ、あの雑誌の読者さんが共感し、憧れそうな、都会的な今時の若い家族が出てくるし、 「VERY」掲載小説としては大成功なのではないでしょうか。 「子供のために」であるはずの様々な出来事が次第に競争や見栄の張りあいになり、嫉妬も渦巻き・・・。 凄い世界だなぁ・・・私、この世界で生き抜く自身ありませんww 保活に有利になるように離婚するなんて常軌を逸しています。 でも、追い込まれて必死になると、何が正しいのかがわからなくなり、こんな非常識な選択もしてしまうという心理は理解できるかも。 これで主人公が母親の志保さんだったら、女性ならではのもっともっとドロドロした感じになってたんだろうけど、 主人公を父親の裕さんにしたことでママ達の世界を客観的に描くことができ、内容のわりには軽めの作品に仕上がっていると思います。 でもまぁ、やっぱ「VERY」だよな~。ただようセレブ感が私にもどうも苦手でしたっ! | ||||
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平和の象徴であるクローバー。そのクローバーの形がいつまでも続くよう、幸せを守る騎士である鶴峯裕が育児に奮闘する物語。 お受験やお誕生日会、ホカツなど、昨今話題となっているテーマが、良識ある一人の父親の視点から描かれていて読みやすかった。 「子どものために」と思って始めたお受験が、母親の使命になって他人と比較するようになったり、お誕生日会が親の義務になっておかしなルールが増えて負担になったりと、普通という感覚がどんどん麻痺していくという話は共感できた。 子育て世代に読んでほしい良書だった。 | ||||
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朝が来る,などで凄い作家だと思っている辻村氏の作品ということで読みました。装丁や最初の話の内容などで,軽い話なのかな,と失望感がありましたが,,, それはとんでもない勘違いでした。都会で共働き,子育てすることにより起きる問題やストレスなどを織り込みながら,人間の心理にも深く切り込んで作品が作られていく。私個人の状況とは全然違うのに人間関係の根っこの部分はいっしょなのかと,展開にドキドキしながらのめり込みました。こういうことあるある,こんな人いるいるって何度も思いながら。 特に最終話。母と娘,夫と義母の関係について言葉のやりとりなどが秀逸。作者はなぜこんな事がわかるんだろうと怖くなるほど。家族を持った者にはほんとに考えさせられる。 この本読んで,軽いとかありがちとか思う方もいるでしょうが,,,この本の怖さが,そして凄さがいつかわかると思いますよ。 | ||||
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楽しみにしていたのですが、どうしても子育て奮戦記のように思えて、 作者のデビュー当時のキレキレ感が伝わらない・・・。 それでも、次の作品を読みたいと思うのは、やっぱり作者のファンだから。 | ||||
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ママ友、保活、お受験、今時のキーワードてんこ盛りで楽しく読みました。 ちなみに楽しく読んだが、個人的には後口がストレスフルでした。 …義母は何らかの発達障害か学習障害でももってるのかな?が、「読後の印象」になってしまった。 | ||||
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保育園に通う2人の子供を育てる夫婦の周りにおきる、現実にあるよねーと思われるさまざまな事件にまつわるお話。 ママ友の間の噂話で誤解されて孤立する母、保育園に入るための試練を描くホカツ、何かが行き過ぎている名門幼稚園とお受験とお誕生日会、最後は母親と娘の間の葛藤など、どれも扱う主題は結構重いものだけど(同じ主題でどろどろのドラマも出来そう)、主人公の夫と妻の軽妙なやりとりや仲の良さで、そこはさらりと読ませて貰える。 自分は男だしはっきりいってよく分からないけど、きっと女性ならわかるのかなと思われる微妙な心理までこまかく描かれていると感じた。主人公を夫にしていることで、どろどろになりそうな部分も客観的に表現できているので男の私でも充分楽しめました。どのお話にも必ず軽いサプライズやどんでん返しがあり、最後は謎解きのような爽快さも用意されているので読んでて楽しい。ほろりとさせられる場面もたくさんあります。好きな本でした。 | ||||
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