夢にも思わない

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評判

夢にも思わないの評価:

3.65/5点 レビュー 40件。 C ランク

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平均点3.65pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全48件 41〜48 3/3ページ
No.8
(5pt)

人の性が現われるとき。

「R.P.G.」で家族に生じる憎しみみたいなものを描き出してから、宮部みゆきは哀しい人間の性を描くことのできる第一級の小説家になったと思う。「模倣犯」や「理由」といった重厚な描写とは対象的に、本書は中学生を主人公にしているのでその語り口は軽妙でユーモラスでもある。  ある少女の殺人事件に主人公の中学生は「夢にも思わない」形で遭遇するのだが、その事件を通じて次々とわかる事実は切実で物哀しい。そして宮部が用意したエピローグは、人間がある場面でどうしようもなくその人の本質を浮き彫りにしてしまう、という意味であまりに残酷だ。 余談だが、心理描写を書き込むという手法が主流な中で、宮部みゆきはむしろ引き算しているのかな、と思わせるような簡潔な文章で心理描写に挑戦している。にもかかわらず哀しさが心にしみるんだよね。 
夢にも思わない (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夢にも思わない (角川文庫)より
4043611021
No.7
(4pt)

期待していただけに

僕が宮部ワールドにはまったのは「今夜は眠れない」を読んでからで本作はその続編という事で楽しみにしていました。結果としては残念な部分が多かったですね。途中まではヒロインを想って奮闘する主人公に「僕もそうだった」と感情移入して読んでいましたが、最後にヒロインを責め立てる主人公に「そこまで言うか?」と思ってしまいました。たしかに嘘をつき、人を売って自分は良い子でいようとするヒロインはひどいかもしれませんが、本当にヒロインが大好きならばもっと他に方法があったのではないか?そういった残虐性もすべてひっくるめてヒロインの事を考えてあげるのが主人公の進むべき道だったのではないかと思ってしまいます。随所に大人っぽい考えを見せていた主人公が最後に子供っぽい癇癪を起こしていることにガッカリしました。
夢にも思わない (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夢にも思わない (角川文庫)より
4043611021
No.6
(5pt)

ほろ苦さを残すが、愛着を持てる素敵な作品

「今夜は眠れない」から引き続き、緒方&島崎コンビの長編小説です。今夜は~と比べると、二人には試練が多く、二人の微妙な距離の置き方や心理的描写が事細かに書かれていて、読み手にとっても、ちょっと切なくなるような内容です。思っていても口にはださない、逆に立ち向かって言わなければならない。決して結果が自分に不利であっても、素直に自らに従い行動する緒方。黙して自分の中で、葛藤を重ねる島崎。大人になるってこういう段階を踏んでいくんだなと、ふと思わされるが、ちょっとできすぎた感もあり。読み終えるとほろ苦さが残っていますが、それが心地よかったりもして。だからというわけではないですが、お勧めします。
夢にも思わない (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夢にも思わない (角川文庫)より
4043611021
No.5
(4pt)

やっぱすごい

この本は、「今夜は眠れない」の続編なのですが、今作も宮部さんならではの、どんでんがえしが素晴らしいです。また、主人公らの成長も多々見られ、「今夜は眠れない」のファンならば、是非一度は読んで欲しい一品。
夢にも思わない (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夢にも思わない (角川文庫)より
4043611021
No.4
(5pt)

「今夜は眠れない」読みたい!

私は「火車」をよんで宮部みゆきさんのファンになりました。そして宮部さんの本読みたいな~と思って本やに立ち寄り、「夢にも思わない」を購入。平凡な少年の暮らし…突然の事件!?殺人!複雑、混乱?解決。と、私にとってもはこんな感じでずっとドキドキしてました。私は中学3年生ですけど、中学1年生の彼らは私よりずっと行動力があって頭脳もすごいです!話の続きがわからなくてイライラしたり…ページを飛ばさないのに必死でした。すごい夢中になってずっとよんでました。平凡な中学生にもこんなことが起こりうる!(まだ「今夜は眠れない」を読んでないのんで、ぜひ読みたいです!)
夢にも思わない (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夢にも思わない (角川文庫)より
4043611021
No.3
(5pt)

切なさに感動できます

「今夜は眠れない」にも登å 'ã-た中学ç"ŸäºŒäººãŒã‚¯ãƒ©ã‚¹ãƒ¡ã‚¤ãƒˆã®äºŒäººã®å°'女とともにある殺人事件に巻き込まれます。その殺人事件は大規模な組ç¹"がかかわっていたりと、大変ながらも困難ã‚'ä¹-り越えながら解決へとå'かっていきます。ã-かã-、ã"の本の見せå 'は一度解決されたと読è€...に思わせてからである。宮部みゆきはã"のï¼'重の見せå '(一度解決という見せå 'ã‚'作ってから後、さらなる見せå ')の描きæ-¹ãŒéžå¸¸ã«çªå‡ºã-た作家であると思う。以前の作å"ã§ã"れã‚'最も効果的にç"¨ã„ているのは「é­"è¡"はささやく」であろうか。「é­"è¡"はささやく」ではある普通のå°'å¹'がï¼"人の女性がある老人に裁かれてるのã‚'見て、何とか止めようとå¥"走する。ã-かã-、見せå 'はã"れが解決された後、最後にそのå°'å¹'が裁くå'ã!«å›žã‚‹ã®ã ã€‚そã"に最大の感動が詰められている。そã-て「夢にも思わない」にもã"れと同じように最大の感動が最後の最後にç"¨æ„ã•れているのである。å°'å¹'å°'女たちの心の動き・è'›è-¤ã®åˆ‡ãªã•に感動です。
夢にも思わない (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夢にも思わない (角川文庫)より
4043611021
No.2
(5pt)

宮部みゆきは残酷な作家である

宮部みゆきはヒューマンな作風の作家だということになっている。とんでもない。すぐれた作家というものは、残酷極まる人間観察眼を持っているものだ。終章、主人公が直面する、あまりに微妙で、しかし残酷な真実。ふつうの人間は直視する勇気がなくて、見過ごしてしまうに違いないほど微妙で、並みの人間には受け入れることもできないほど残酷な真実。だが、雅男クンはその「真実」にきちっと向き合う。そして島崎クンがみせてくれる、さりげない思いやり。ああここはやっぱり宮部ワールドなんだと思う。こんな中学生、いやしないぞ、と30年前に中学生やっていたオジサンは思う。だがしかし、そういう中年男の胸をここまで切なくさせる作者の手腕。脱帽である。
夢にも思わない (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夢にも思わない (角川文庫)より
4043611021
No.1
(4pt)

推理小説と切ない恋のはなし

 僕は前作の「今夜は眠れない」の続編として読みました。けれど、前作とはまた違ったモノに仕上がっています。主人公「僕」とその友人の島崎が「僕」が惚れている女の子をめぐって起きた殺人事件に向かっていきます。「僕」は事件の真相が明らかになるに連れ見えてくる、彼女の姿に困惑し、自分の中で葛藤します。「僕」のまっすぐな恋心と優しさがとても素敵で切なくなりました。読み終わってため息が出ました。 推理小説に似合わない軽いテンポと、文章の所々のユーモラスな表現も魅力的で、手軽に読めます。  是非一度、どうぞ。
夢にも思わない (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夢にも思わない (角川文庫)より
4043611021