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(短編集)
マカロンはマカロン
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マカロンはマカロンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 21~39 2/2ページ
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期待通り面白い内容だった | ||||
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料理の「うまい/まずい」に、シェフへの顔色伺いなど必要ない、あってはならない、と言ったのです「肉小説集」で。 あなたは「シェフの名誉の為に死んでくれ」ですか。「お客様の生死の話に私一人の名誉など安いものです」ですか。 何を差し出しても「美味しい」と言うので不審に思ったら「言わないと逮捕されるから」。三舟シェフはどう料理するでしょうか。今後に期待です。 誰も傷付けない(お客様の自己責任)手腕は見事です。 お客様は店の「サクリファイス」です。 ※『ザ・シェフ』読んでおりました。シェフがお客様に語りかけたり、お客様の素性や悩みを当てたりする様は彼を思い出しました。三舟忍は味沢匠になれるのでしょうか。今後に期待です。 | ||||
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近藤史恵の三舟シェフ探偵(?)シリーズ第3弾。 街の小さなフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」に飛び込んでくる日常の謎を、シェフ三舟氏が解き明かす短編集。 これまでの作品と比べると、グルメグルメした描写がやや抑えめな印象もするが、そのあたりは匙加減であろう。注文された料理やお客さんの思い出などをとっかかりに、なにげない違和感の裏にひそむ真実があきらかになっていく。旨そうな料理へ想像が広がるのと同時にちょっとした爽快感が楽しめる、というわけだ。現代の時事ネタ(?)も取り込みつつ、調理したり食べたりする以前に我々は人間だみたいな感覚も混ぜ込んでいて、読みながらほっこりしたりも。 個人的には、冒頭の「コウノトリが運ぶもの」にもうすっかりやられました。さいきん自分がこういう話に弱くなってきた気がします。これは歳のせいかもしれませんね(笑。 | ||||
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近藤史恵さんの作品は「サクリファイス」で心を掴まれました。でも、このシリーズに流れる雰囲気はまったく異なります。「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」に続くビストロ・パ・マルのシリーズ。シェフが料理の知識を駆使して事件を解き明かす…というより、日常誰にでも起こりうる悩みを解決します。私は読みながら共感することが多く、読後はいつも優しい気持ちに満たされます。また数々のお料理の描写に想像を掻き立てられて、ビストロ・パ・マルで寛いでいるような気分になります。 | ||||
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表題作の他、「コウノトリが運ぶもの」、「青い果実のタルト」、「共犯のピエ・ド・コション」、「追憶のブーダン・ノワール」、「ムッシュ・パピヨンに伝言を」、「タルタルステーキの罠」及び「ヴィンテージワインと友情」の8つの短編から構成されるフレンチ・レストランのシェフ三舟を探偵役とした連作ミステリ短編集。シリーズの三作目らしいが、本シリーズを読むのは私は初めて。物語は店のギャルソンの高築の一人称で語られる。 しかし、一読、ガッカリした。ミステリ味が全くしないのである。一応、シェフが謎解きをするというのがウリの筈なので、これは拙いだろう。人情噺、不倫話、再婚話、LGBT問題などを読まされてもウンザリするだけ。作者の持ち味は取材力なので、食物アレルギー、偏食、自然食品などの食習慣を含むフランス料理については詳しく書かれているが、ミステリ味(皆無だが)とのバランスが悪過ぎる。これなら料理小説に徹した方が良い。 付言すれば、素材の組み立て方が悪い。例えば、ブリオッシュというパンが女性の乳房を模ったものなんて一般読者が知る筈がないから、これを謎解きのネタにするなら途中で伏線を張るのがミステリとしての作法であって、最後に、シェフが唐突に「ブリオッシュというパンは女性の乳房を模ったものなんだよ」と言っても単なる後出しジャンケンで興趣が全くない事を作者は知るべきである。ミステリ作家としての作者の資質を疑わせるに充分な愚作である。 | ||||
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ビストロ パ マル シリーズの最初の2冊を読んで早く3冊目を読みたいなあと思いながら、すっかり忘れていたらもう3冊目が文庫化されていました。読み終わるのがもったいないような気持ちで幸せな時間を過ごせました。中でも「共犯のピエドコション」は一番ほっこりしました。コロナ禍、何とか生き残って欲しいビストロです。 | ||||
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3作目は前作「ヴァンショーをあなたに」「タルトタタンの夢」とは全く違うものだとおもいます。それまでの心温まるコージーミステリーから、ミステリーという体裁をとった近藤さんの社会に対する鋭い視点を感じました。 最近ネットやニュースで目にするようになったテーマを5年〜10年前に書き上げていたのが流石です。 ビストロパ・マルの世界観だからこそ扱えるのかもしれませんが。 | ||||
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シリーズ初めの一冊としてこの巻を手に取りましたが、最初の話しか読んでいません。 プライベートなことに触れずに、真相を伝える方法はなかったのでしょうか。 お客様のプライベートなことを明るみにして、何をサービスしたいのか、 そのほかのサービスが上品にされてるだけあって、この無粋さは余計に気になります。 自分がされたら、ちょっと嫌だな、と思ったので、辛めの評価です。 こんなお店では、三ツ星はとれない。 | ||||
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ビストロ・パ・マルのシリーズは大好きです。何といっても涎がでそうな料理の数々。わけのわからない材料や用語がでてきますが、不思議と何となく理解できる本です。やみつきになります。 | ||||
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大好きなビストロ・パ・マルシリーズの第3弾。文庫本化まで待ち切れず、購入してしまいました。商店街近くの小さなビストロで起こるちょっとした小事件?を名探偵三舟シェフが解決していく。お決まりのパターンのようで、そうではない。ストーリーも面白いけれど、フランスの地方料理の描写が見事で、本当にこういうビストロがあったら月一で行きたくなりそうです。次回作も期待しています。 | ||||
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「タルト・タタンの夢」(2014年5月)、「ヴァン・ショーをあなたに」(2015年2月)に続く、 ビストロ・パ・マルのシリーズの第3弾の作品です。 商店街にある小さいけれど実力派のビストロ(フランス料理の店)で起こる身近なエピソードを描いたこのシリーズを、私は楽しんで読んできました。そして、3冊目のこの本も、期待を裏切らない良質の出来栄えになっています。 この店のギャルソンである高築くんの視点を通して語られた、シェフはじめ店の人たち、料理の数々、お客たちの姿、そして人間模様の綾が織りなす小事件。上手に構成された良質の物語です。 基本的に、小さな店の中だけで始まり終わるエピソード。1作目も2作目もそうでしたが、本作品も良質の舞台を見ているような感さえあります。 味わいがあって、楽しめる、良質の作品集(この本には8作品を収録)。 シリーズ3冊すべてが良い作品です。お薦めします。 | ||||
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小さなビストロにやってくるお客様の ちいさな事件、 事件とも呼べないような出来事から、 シェフが推理して、 というお話がズラリ。 フランス料理のうんちくもあり、 サラリと読める、それこそおいしい小説だ。 ふと手に取って、シリーズものであるのをしり、一作目から読んだ。 深く考えずに読めるし、 だいたいが、いいお話なので、安心して読める本だと思う。 次作が出たら、また読みたい。 | ||||
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小さなフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」シリーズの第3弾です。 自分はフレンチには詳しくないので、1つ1つの料理をいまいちうまくイメージできないのがもったいなくはありますが、 あまり深く考えずに気楽に読めるミステリーなのでこのシリーズは気にいっています。 恋の切なさや家族の絆を描くあたたかいお話もあるけど、 そららよりも人を騙すことに「パ・マル」の料理を利用するお客さんが出てくるような、 読んでいて後味の悪い話の方が強く残ります。 仕事だから口出しはできないし、割り切らなきゃいけない。こういうのはお店の人にとってもつらいだろうなぁ。 でも、読者のそのイヤな感情も「パマル」の温かな雰囲気と料理がちゃんと癒してくれますよ♪ そのへんのバランスの良さもこの作品の魅力なのでしょうね。 | ||||
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日常の謎?とまでもいかない なんか気になるお客様たちの言動を 三船シェフが解き明かすのは楽しいです。が、そのお客様たちの心理がダークだったりするので 読後感が良くない話しも結構あります。 タルタルステーキの話しなどは、いやいやソレはやっちゃイカンでしょ!うまく生きていくには時には、、てレベルじゃないよー。 もちろんホンワカ系もありますが、ダークなエピソードの印象が強く残るが残念。 ラストの話しも、しょっぱなから高槻君と同様に 胸がザワザワしました。 | ||||
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このシリーズが好きで発売を楽しみにしていました。前2作と変わらないちょっぴりビターなテイストが心地良いです。 他の方が言ってるようにとにかくにフランス料理が食べたくなる一冊です。刊行ペースもが早い作者なので次作も楽しみにしています。 | ||||
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ビストロのシェフが身近な出来事のちょっとした謎を解く、いわゆる「日常の謎」ミステリー、シリーズ3作目。 が、なんといってもフレンチ薀蓄が楽しくって、食べ物好きにはたまりません。 あ~フランス料理食べたい~~ | ||||
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この作者のお話は、サラッと読めるのが良いところだと思います。軽いミステリーといった感じでしょうか?すぐに一冊読めてしまいます。このお話は、前の2冊からの続き物ですが、前作を読んでいなくても楽しめると思います。外食好きの人、食べることが好きな人は特に楽しめると思います。 | ||||
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前2作からかなり待ちました新刊!今度も前作をいい意味裏切る良さで、 もちろんシェフの作る料理の美味しそうな表現もさることながら、 料理ものでは珍しい、やはり創元社のミステリーズに載った作品 ならではの読みごたえ。どきっとする面白さがあります。 実は血のソーセージや腎臓の料理とかは好きではないですが、シェフの パ・マルの料理は食べてみたくなる。そういう期待をさせる書き方がうまい んだと思います。マカロンの話、豚骨の話、最後のワインの話も良かった。 | ||||
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このシリーズ大好き。ほどほどの謎ときとおいしいモノと、さり気なうんちく。 3点バランスよく屈託なく読める感じが大好きです。 マカロンとはアーモンドプードルと卵白で作る菓子で、ナッツ類が入っているのは是だが、断じてクリームなどは挟み込んでない菓子の事だ!と、今の「マカロン」に「これはマカロンとは違うだろう」と、常日頃思っていた疑問が本書で溶けました。 面白く楽しく、大変おいしくいただきました。 | ||||
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