十二人の死にたい子どもたち

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評判

十二人の死にたい子どもたちの評価:

2.79/5点 レビュー 76件。 C ランク

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平均点2.79pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 21〜40 2/3ページ
No.24
(4pt)

人の考えはそれぞれ違っている

人には色々な考え方があると思う。それは、ここにレビューを書いている人が1番わかりやすいのではないかなと思った。(評価の観点で)
この作品もそれと同じように、12人がそれぞれの死にたい理由をもってここに来ている。今の若者なら実際に悩んでいる人もいたりするだろうし今後問題になっていくことかもしれないがそのような悩みを持ってその場に来ている。この作品を読んで率直に思ったことはどのような悩みがあっても打ち明けられる存在の人が1人でもいた方が良いと感じた。本の中ではよく話し合いが用いられていたが、その話し合いによって次第に心が変化してるように思えた。
この本が伝えたいことというのは人にはそれぞれの考えがあり、それを受け入れるということと、大切な人というのは一生大切にしなければならないなと私はこの本を読んで感じた。

気になる人はレビューだけで判断するのではなく読んでみるのがいいと思う。ただ、内容が複雑なのでメモを取りながら読むとわかりやすいと思う。
十二人の死にたい子どもたち (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)より
4167911507
No.23
(4pt)

人の考えはそれぞれ違っている

人には色々な考え方があると思う。それは、ここにレビューを書いている人が1番わかりやすいのではないかなと思った。(評価の観点で)
この作品もそれと同じように、12人がそれぞれの死にたい理由をもってここに来ている。今の若者なら実際に悩んでいる人もいたりするだろうし今後問題になっていくことかもしれないがそのような悩みを持ってその場に来ている。この作品を読んで率直に思ったことはどのような悩みがあっても打ち明けられる存在の人が1人でもいた方が良いと感じた。本の中ではよく話し合いが用いられていたが、その話し合いによって次第に心が変化してるように思えた。
この本が伝えたいことというのは人にはそれぞれの考えがあり、それを受け入れるということと、大切な人というのは一生大切にしなければならないなと私はこの本を読んで感じた。

気になる人はレビューだけで判断するのではなく読んでみるのがいいと思う。ただ、内容が複雑なのでメモを取りながら読むとわかりやすいと思う。
十二人の死にたい子どもたち Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたちより
4163905413
No.22
(4pt)

賛否両論あるみたいだけど

映画になるのでエンタメ的に面白いのかな? と思ったけど、どちらかと言えばメッセージ性の高い小説。
そういう小説は読者自身の共感性で評価も分かれてしまうものだから、安易にオススメはしませんが、少しでも興味があれば一読してみてもいいと思う。
キャラクターがしっかりと描かれていて、少年少女的な魅力がある。
十二人の死にたい子どもたち (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)より
4167911507
No.21
(4pt)

賛否両論あるみたいだけど

映画になるのでエンタメ的に面白いのかな? と思ったけど、どちらかと言えばメッセージ性の高い小説。
そういう小説は読者自身の共感性で評価も分かれてしまうものだから、安易にオススメはしませんが、少しでも興味があれば一読してみてもいいと思う。
キャラクターがしっかりと描かれていて、少年少女的な魅力がある。
十二人の死にたい子どもたち Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたちより
4163905413
No.20
(4pt)

そして、12人の死にたい子供たちは、誰もいなくなった

全くの想像に過ぎませんが、作者が本当につけたかったタイトルはこんな感じでしょうか。
作品的には「12人の怒れる男」と「そして誰もいなくなった」を合わせた感じでしょうか。

自殺を覚悟して集まった割にはみんな軽すぎるし、なんだ結局死なないのか、という批判が多いようですが、10代で集団自殺をするために200もある質問をクリアしてまで参加した人たちという設定を考えるとなかなかリアルかなという気はしました。
つまりここに集まった子たちは、一人で死ぬ勇気も決断力も実行力もなく、未熟で限られた経験と頭でっかちな思考だけを元に、「もう死ぬより他に道はない」と勝手に行き詰ってしまった思いあがった少年少女たちであるわけです。
その未熟な思い上がりゆえに、ちょっと自分と違った発想や思考に出会っただけで、すぐに行き詰っていたはずの状況が変わって見えてしまうというのは、多くの若者に特有の「目から鱗が落ちた」現象で、さほど不思議ではないですね。
このあたりは偏差値が高い低い、育った環境が恵まれているか否かに拘わらず若さからくる脆さであり、同時に可能性でもあるわけです。

尊王攘夷のために勝海舟を斬りに行った坂本龍馬が、その勝に説教されて開国論に変わって勝の信者になったなんていう有名なエピソードがありますが、これなどまさに若さゆえの脆さと可能性の象徴ともいえるでしょう。
ただ「10代の若さで思い上がって絶望するな」、なんて正論を大人がいくら振りかざしたところで、若者には全く響かないわけで、そういう意味ではこういう描き方をすることで、自分たちの絶望が一歩離れた位置から見るとただの滑稽に過ぎないという視点を読者が持つことができるとしたらかなり意味のある作品だという気はしました。

そういう視点で見ると、一番秀逸なのはやはり「ヘルペス」の子でしょうね。
もし自分があの12人の中にいて、死ぬことを決めており、他の人の死ぬ理由にケチをつけるのは余計なお世話だというルールを知っていたとしても、やっぱり「ヘルペス」の子に対して、何も知らせずにこのまま死なせてしまうのはどうにも死に心地が悪い(?)と思ってしまうのではないかなんて想像してしまいました。
十二人の死にたい子どもたち (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)より
4167911507
No.19
(4pt)

そして、12人の死にたい子供たちは、誰もいなくなった

全くの想像に過ぎませんが、作者が本当につけたかったタイトルはこんな感じでしょうか。
作品的には「12人の怒れる男」と「そして誰もいなくなった」を合わせた感じでしょうか。

自殺を覚悟して集まった割にはみんな軽すぎるし、なんだ結局死なないのか、という批判が多いようですが、10代で集団自殺をするために200もある質問をクリアしてまで参加した人たちという設定を考えるとなかなかリアルかなという気はしました。
つまりここに集まった子たちは、一人で死ぬ勇気も決断力も実行力もなく、未熟で限られた経験と頭でっかちな思考だけを元に、「もう死ぬより他に道はない」と勝手に行き詰ってしまった思いあがった少年少女たちであるわけです。
その未熟な思い上がりゆえに、ちょっと自分と違った発想や思考に出会っただけで、すぐに行き詰っていたはずの状況が変わって見えてしまうというのは、多くの若者に特有の「目から鱗が落ちた」現象で、さほど不思議ではないですね。
このあたりは偏差値が高い低い、育った環境が恵まれているか否かに拘わらず若さからくる脆さであり、同時に可能性でもあるわけです。

尊王攘夷のために勝海舟を斬りに行った坂本龍馬が、その勝に説教されて開国論に変わって勝の信者になったなんていう有名なエピソードがありますが、これなどまさに若さゆえの脆さと可能性の象徴ともいえるでしょう。
ただ「10代の若さで思い上がって絶望するな」、なんて正論を大人がいくら振りかざしたところで、若者には全く響かないわけで、そういう意味ではこういう描き方をすることで、自分たちの絶望が一歩離れた位置から見るとただの滑稽に過ぎないという視点を読者が持つことができるとしたらかなり意味のある作品だという気はしました。

そういう視点で見ると、一番秀逸なのはやはり「ヘルペス」の子でしょうね。
もし自分があの12人の中にいて、死ぬことを決めており、他の人の死ぬ理由にケチをつけるのは余計なお世話だというルールを知っていたとしても、やっぱり「ヘルペス」の子に対して、何も知らせずにこのまま死なせてしまうのはどうにも死に心地が悪い(?)と思ってしまうのではないかなんて想像してしまいました。
十二人の死にたい子どもたち Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたちより
4163905413
No.18
(4pt)

やりすぎ

クローズドサークル的な物語。なんかいろんな推理物のオマージュ作品ぽい。本格推理と思うと肩透かしかも。とにかくトリックの開陳がもったいぶった割に長くてわかりにくい。この手の小説のゾーッとする描写もありそうでない。大詰めの大演説は読者のほうも白けるんじゃないかなー。

ぶっちゃけ、あんなんみんな逃げちゃうだろって思う。なんでこの会合にこだわっているのかわからない。

と散々書いたが、まあ風呂に入らず深夜まで読みすすめるくらいには面白かったので4つ星。
十二人の死にたい子どもたち (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)より
4167911507
No.17
(4pt)

やりすぎ

クローズドサークル的な物語。なんかいろんな推理物のオマージュ作品ぽい。本格推理と思うと肩透かしかも。とにかくトリックの開陳がもったいぶった割に長くてわかりにくい。この手の小説のゾーッとする描写もありそうでない。大詰めの大演説は読者のほうも白けるんじゃないかなー。

ぶっちゃけ、あんなんみんな逃げちゃうだろって思う。なんでこの会合にこだわっているのかわからない。

と散々書いたが、まあ風呂に入らず深夜まで読みすすめるくらいには面白かったので4つ星。
十二人の死にたい子どもたち Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたちより
4163905413
No.16
(4pt)

サスペンス好き

ミステリー系で殺人が起きる物語のように最初は感じたが読み終えた時にはミステリー殺人ではなく現代の風刺を描いてる作品に変わっていた

それはこの作品の良い所でもあるし悪い所でもあった。具体的に悪い所というのはレビューの中に現れている
例えば長ったらしい、リアリティがない、酷似している他の作品の劣化版の様な事書いてあった確かにそう捉えるのも不思議ではないと思った。そう思えた理由はこの作品は心理戦や推理と言った物はあるがそれが1番重要な点ではないからだ。なので前文の様な作品を重点に読みたい方にはオススメしない

他の人の低評価のレビューを否定している訳ではなく、もしこの作品の流れで1人でも死者が出ていたら自分はレビューを星1つにしていました。

星4にした理由は作品自体はとても素晴らしかった。だけどこの本のタイトルを見て勘違いしてしまう方がいらっしゃると思った、現に自分はタイトルを見て買いました。読んでいる最中誰が犯人だろうと予測を立てていましたがテンポよく犯行が起こるわけではなかったので少し不思議に思っていました、結果的に自分は風刺物が嫌いではなかったのでこのエンディングでとてもよかったのですがそれを望んでない方も少なくはないのではないかと感じたそのため万人受けするものでは無いと感じこの評価とさせていただきました。

最後に自分は読み終えて「人間は命の大切さを分かっているつもりで分かってない」を伝えたい作品だと考察しました。
十二人の死にたい子どもたち (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)より
4167911507
No.15
(4pt)

サスペンス好き

ミステリー系で殺人が起きる物語のように最初は感じたが読み終えた時にはミステリー殺人ではなく現代の風刺を描いてる作品に変わっていた

それはこの作品の良い所でもあるし悪い所でもあった。具体的に悪い所というのはレビューの中に現れている
例えば長ったらしい、リアリティがない、酷似している他の作品の劣化版の様な事書いてあった確かにそう捉えるのも不思議ではないと思った。そう思えた理由はこの作品は心理戦や推理と言った物はあるがそれが1番重要な点ではないからだ。なので前文の様な作品を重点に読みたい方にはオススメしない

他の人の低評価のレビューを否定している訳ではなく、もしこの作品の流れで1人でも死者が出ていたら自分はレビューを星1つにしていました。

星4にした理由は作品自体はとても素晴らしかった。だけどこの本のタイトルを見て勘違いしてしまう方がいらっしゃると思った、現に自分はタイトルを見て買いました。読んでいる最中誰が犯人だろうと予測を立てていましたがテンポよく犯行が起こるわけではなかったので少し不思議に思っていました、結果的に自分は風刺物が嫌いではなかったのでこのエンディングでとてもよかったのですがそれを望んでない方も少なくはないのではないかと感じたそのため万人受けするものでは無いと感じこの評価とさせていただきました。

最後に自分は読み終えて「人間は命の大切さを分かっているつもりで分かってない」を伝えたい作品だと考察しました。
十二人の死にたい子どもたち Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたちより
4163905413
No.14
(4pt)

是非、メモのご用意を。

「12人の死にたい子どもたち」のタイトルからお察しの通り、メインの登場人物が多いです。
そして、序盤から、会場に集まる前から、それぞれがあっちこっち動き回ってくれます(;^ω^)
序盤の、各自の行動や見たものを把握しておいた方が、後半の謎解きが面白くなるので、是非メモをとりながら読む事をおすすめします。
(記憶力に自信のある方は…羨ましい。)

▽以下、ネタバレにならない程度の、序盤に書かれている特徴まとめ。
(帽子を脱いだ後の特徴や正体、死のうとする理由などは書いていません。)
ーーーーーーーーーーーーー
【廃墟】
・元 産婦人科・小児科・内科の総合施設
・4階建て
・映像製作会社が買い取り、改装予定
・高価な医療機器だけ運び出され、内装は綺麗なまま。
・電気・水道・電話も使用できる。
・玄関と裏口が、簡単な暗証番号でロックされている。
*参加者は、1階ロビー受付内のダイヤル式金庫の中にに入っている、金属製の数字(サトシが古い時計からはずしたもの)を順番にとり、地下の多目的ルームへ行く。

【人物】
1.♂サトシ
 主催者/冷静/甲斐甲斐しい
2.♂ケンイチ
 やせ型/陰鬱な顔/スーツ/若干空気が読めない
3.♀ミツエ
 入念なメイク/ピンクのゴシック衣装・ポシェット(中には先立った想い人の写真)
4.♀リョウコ
 地味な服装(ジーンズ・ブラウス)/マスク・ニット帽/薄化粧
5.♂シンジロウ
 ワイシャツ・黒ネクタイ・紺色のスーツ・ハンチング帽/低身長/考察好き
6.♀メイコ
 ブレザー・スカート・ワイシャツ・ピンクの花の髪飾り/小柄/気弱/自分で意見を決められない
7.♀アンリ
 黒髪ロング/長身/白いワイシャツ・黒ジャケット・タイトスカート・タイツ/自信に満ちている
8.♂タカヒロ
 やせ型/幼い頃から病院に通っている/吃音
9.♂ノブオ
 坊主/小柄/メガネ・ワイシャツ・クリーム色のスーツ/社交的
10.♂セイゴ
 ガッシリ体型/派手なTシャツに白シャツを羽織っている・短パン・サンダル/喫煙者
11.♀マイ
 金髪に近い髪色/色黒/制服(ミニスカート・ブレザーを腰に巻いている)/頭が弱い/病院に不信感?
12.♀ユキ
 ??/何に怯えている様子/目立たない

(余談)
なかなか 細かい状況や建物の構造まで頭の中で把握するのは難しいので、映画化は嬉しいですね。
ただ、公開情報を見る限り、登場人物の服装や特徴が違っていて、意味のある変更なのか…ちょっと残念でした。(特にシンジロウとメイコ)
十二人の死にたい子どもたち (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)より
4167911507
No.13
(4pt)

是非、メモのご用意を。

「12人の死にたい子どもたち」のタイトルからお察しの通り、メインの登場人物が多いです。
そして、序盤から、会場に集まる前から、それぞれがあっちこっち動き回ってくれます(;^ω^)
序盤の、各自の行動や見たものを把握しておいた方が、後半の謎解きが面白くなるので、是非メモをとりながら読む事をおすすめします。
(記憶力に自信のある方は…羨ましい。)

▽以下、ネタバレにならない程度の、序盤に書かれている特徴まとめ。
(帽子を脱いだ後の特徴や正体、死のうとする理由などは書いていません。)
ーーーーーーーーーーーーー
【廃墟】
・元 産婦人科・小児科・内科の総合施設
・4階建て
・映像製作会社が買い取り、改装予定
・高価な医療機器だけ運び出され、内装は綺麗なまま。
・電気・水道・電話も使用できる。
・玄関と裏口が、簡単な暗証番号でロックされている。
*参加者は、1階ロビー受付内のダイヤル式金庫の中にに入っている、金属製の数字(サトシが古い時計からはずしたもの)を順番にとり、地下の多目的ルームへ行く。

【人物】
1.♂サトシ
 主催者/冷静/甲斐甲斐しい
2.♂ケンイチ
 やせ型/陰鬱な顔/スーツ/若干空気が読めない
3.♀ミツエ
 入念なメイク/ピンクのゴシック衣装・ポシェット(中には先立った想い人の写真)
4.♀リョウコ
 地味な服装(ジーンズ・ブラウス)/マスク・ニット帽/薄化粧
5.♂シンジロウ
 ワイシャツ・黒ネクタイ・紺色のスーツ・ハンチング帽/低身長/考察好き
6.♀メイコ
 ブレザー・スカート・ワイシャツ・ピンクの花の髪飾り/小柄/気弱/自分で意見を決められない
7.♀アンリ
 黒髪ロング/長身/白いワイシャツ・黒ジャケット・タイトスカート・タイツ/自信に満ちている
8.♂タカヒロ
 やせ型/幼い頃から病院に通っている/吃音
9.♂ノブオ
 坊主/小柄/メガネ・ワイシャツ・クリーム色のスーツ/社交的
10.♂セイゴ
 ガッシリ体型/派手なTシャツに白シャツを羽織っている・短パン・サンダル/喫煙者
11.♀マイ
 金髪に近い髪色/色黒/制服(ミニスカート・ブレザーを腰に巻いている)/頭が弱い/病院に不信感?
12.♀ユキ
 ??/何に怯えている様子/目立たない

(余談)
なかなか 細かい状況や建物の構造まで頭の中で把握するのは難しいので、映画化は嬉しいですね。
ただ、公開情報を見る限り、登場人物の服装や特徴が違っていて、意味のある変更なのか…ちょっと残念でした。(特にシンジロウとメイコ)
十二人の死にたい子どもたち Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたちより
4163905413
No.12
(4pt)

十二人をきっちりキャラクター付けしていましたね

ありがちな設定で、でも、7、8人でなく12人。
だからこそ、それぞれの描写は飽きない程度に、薄く、
そしてわかりやすくキャラクター付けをしていたので、読みやすかったです。
ところどころ、発想の飛躍や、なぜ、そうなるかなど腑に落ちない点はあったものの、
まぁ、子供たちなので、と割り切って読むと楽しかったです。

そして、オチも予想通り、ある程度綺麗にまとめてたのも良かったです。

でも、シンジロウとサトシはすごいですね。
離人的なところもよかったです。
十二人の死にたい子どもたち (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)より
4167911507
No.11
(4pt)

人生の中で一番凄まじい時代

今思うと中高生ぐらいの頃はある意味人生の中で一番凄まじい時代だったんだなと改めて思いました
十二人の死にたい子どもたち (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)より
4167911507
No.10
(4pt)

面白かった

久しぶりに好きな雰囲気の物語でした。
ダンガンロンパ的な雰囲気なので、あのゲーム好きな人は好きだと思います。
最後のオチも好き!
十二人の死にたい子どもたち (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)より
4167911507
No.9
(5pt)

ちりばめられたメッセージ

一度目は、雰囲気を味わうのもよいでしょう。でも、十二の価値観をそれぞれの立場で考えてみるのも面白いです。なぜ、こうなったのか。そんな事を考えた時、すでにこの世界に取り込まれているでしょう。
時には反発、時には共感。
それこそが、本書が伝えたかったことだと思っています。
他人と自分は違うもの。だからこそ、理解に面白さがやってくる。受け取る人の数だけメッセージがあると思います。
十三回、視点を変えて楽しめます。
十二人の死にたい子どもたち Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたちより
4163905413
No.8
(5pt)

この世に望んで生まれてきた子供はいない……だからこそ、大人は。

警察庁の集計によると、2017年の自殺者は前年より757人少ない2万1140人で、8年連続で減少したそうです。
――しかし、全ての年代で減少する中、19歳以下は前年より29人増えて516人となったとか。

子供がなぜ自殺するのか? ……このシンプルな問いに対して、真摯に向き合った作品だと私は思います。

決して、その答え、正解が書かれているわけではありません。
ただ、それを自身、読者が考えることこそ、本作の意義ではないかと思います。

子供が死を選ぶ理由は様々だろうと思います。
たとえ第三者……大人がそんな馬鹿らしいことで、些細なことでと思ったところで、当人がそう思わない限り、それは馬鹿らしいことでも、些細なことでもなく、唯一無二の、死に至る理由となります。

そんな理由を、誰かに話すことができたとしたら。
そんな馬鹿らしいことで、些細なことでと茶化すことなく、ただ話を聞いてくれる誰かがいたとしたら。
時に共感し、時に意見し、一緒になって死について真剣に考えてくれる仲間がいたとしたら。

本作に大人は出てきません。
本作に登場するのは、子供でありながら、大人のように考えざるを得なくなった子供達だけです。
それは大人の子供に対する無関心さ、そして、子供の問題を子供自身が解決するしかないという現状を、如実に表しているように思えます。

子供達が何も話してくれない……そう言う大人もいるでしょう。
何も話してくれないのは、信用していないからであり、話しても無駄だと思っているからです。
子供が限られた人生の中でそう思うようになったのなら、その責任は子供ではなく大人にあります。
……にも関わらず、自分の都合の良い時だけ、話して欲しかったと言うのは、虫が良い話だと私は思います。

本作に対するレビューを見渡すと、的外れだと思われるものがいくつか見られます。
それは、そのような形でしか本作と向き合えなかったということであり、つまり、真面目な話をしている相手に真面目に向き合うことができない、あるいは、自分の理解できないことは理解したくない、理解しようと思わないという、態度の表れだろうと思います。

もちろん、どのようなレビューを書くことも自由ですが、だからこそ、なお悲しくなるといいますか……願わくば、そうしたレビューを書いている人達が、小さな子供であることを願うばかりです。(こんなことをつい書いてしまう私もまた、大人げないとは思いますが!)

この世に望んで生まれてきた子供はいません。
だからこそ、望まれて生まれたということを、そう望んだはずの大人達が、子供達に伝えていかなければならないと思いますし、子供が生まれきて良かったと思える世界にしていかなければならないと思います。
十二人の死にたい子どもたち Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたちより
4163905413
No.7
(4pt)

元ネタはNHKの「真剣10代しゃべり場」?

いわゆるミステリー作品を期待したものの、良い意味で裏切られました。
タイトルの元ネタと思われる映画「十二人の怒れる男」のような、法廷モノに近い内容です。
名探偵のような役割(この場合だと弁護士?)を担うキャラも登場し、謎解きの要素もあるものの
正直そういった部分よりも、それぞれのキャラクターが織りなす群像劇としての面白さに惹かれました。
登場人物の何人かは「中高生のくせに頭良過ぎるだろ」という気もしましたが。
読んでいて、10年以上前にNHKで放送していた「真剣10代しゃべり場」という番組を思い出しました。
十二人の死にたい子どもたち Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたちより
4163905413
No.6
(5pt)

クールなようで、なんと熱い冲方ミステリ

天地明察、水戸光圀により歴史作家だと思い込まれ、
一方で一部のSFフリークに熱く支持を受けている冲方さん。
本作は別冊文藝春秋に一年間に渡る連載の初挑戦ミステリ。
恩田さんに負けたものの昨年の直木賞候補でもありました。

冲方さん的には新しい分野への開幕先発投手的位置付けの本。
凄く緻密に練って考えて構成したという感じです。
なにせ構想12年。しかも密室系ミステリ。
廃病院に集まった十二人の少年少女たち。
彼等はインターネットサイトで集団自殺の呼び掛けに呼応して
集まったのでした。お互いの面識も全くなく、自殺の原因も
それぞれが全く異なる。

このまま集団自殺を実行するのか?
この不自然な状況の謎解きをするのか?
彼等は全員で自らの自殺の原因を発露しながら意見を主張します。

ある少年は緻密な推理を積み上げ ある少年は精妙な進行役に徹し
ある少女は場を支配しようと主導し ある少女はトリックスターとして新しい局面をもたらす
次々と12人の一人一人が解決に向けて役割を果たすようになります。
何故ここに知らない一人が増え、
この中の誰が嘘をつき、誰がこの事態を引き起こしたのか?

ほとんどが病院内の一室のなかで繰り広げられるたった半日の
狭く、濃く、長くて短い、場所と時間の中の物語。

十二人の死にたい子どもたち、このタイトルに映画12人の怒れる男たち
を思い浮かべる方も多いでしょう。まさにその通り。
一部屋の中で少年たちがこれでもかってくらい延々と議論するのです。
そしてその議論の内容は映画のような他者の裁判、他社の罪の軽重ではなく
自分たち自身の自殺の正当性、根源性を問いあうのです。
僕も読了後に映画を探して見直したいと思いました。

目まぐるしく話し合いの主導権は少年と少女の間を行き来し、
事実と証拠が次々に意外な方向に物語を引っ張っていきます。

そのあたりの物語の濃密さと綿密な構成が作者のこだわりであり、
ともすれば読者の関心と同調しづらいところがあると思います。
この波長が合わないと遅延感や倦怠感を感じてしまうことも多いでしょう。
だけど頑張って最後まで読むときちんと謎解きとは別に
物語全体の解決を作者なりに提示してくれます。

人生に悲観したりちょっとでも自殺を考えた若者には
是非読んで欲しいと思います。
自分はこの中の誰なのか?
誰に共感し、誰の意見を許せないと思うのか? 
自分の境遇と結論は他の志願者にとって賛同されるものか?
それとも、別の理由に比べればとるに足らぬものでしか無いものなのか?
実は全ての人物に対になる反対の境遇と理由をもつ人物が
きちんと存在しています。
謎解きよりも、より作為にみちたお節介なまでの冲方 丁のギミック。
否が応でも悩みを持つ読者はこの構造に自分を当て嵌め物語中の人物のセリフに
共振するのではないでしょうか?「この物語はオレのことを書いている!」と。

面倒臭くも熱苦しくもある熱血作家冲方の現代ミステリデビュー戦。
少なくともよくあるデストピア小説のように結論ぶん投げタイプの
本ではなく彼らしい爽快な出口を読者の眼前に指し示してくれました。
賞に残らず、されど僕の記憶に残った一冊なのでした
十二人の死にたい子どもたち Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたちより
4163905413
No.5
(5pt)

自分は死ななくてもいいと読後に思えた。

傑作だと思います。
多くのレビューで「ミステリーとしてはちょっと...」「些細な点が気になって...」とありますが、本作の主眼はタイトルと物語の展開で明らかな通り、【自殺願望者が自殺をやめるまで】を描く事が大きな目的だと思います。
「死体のトリック」や、「自殺の理由」はあくまで舞台装置に過ぎず、【年端のいかない子供がどうして死にたいと思うのか、また、どうしたら彼等が死ぬことをやめるのか】を描くための些末な要素に過ぎません。
そして、そのことを通して著者は【人が人を理解する】という普遍的な考えを伝えてるのだと思います。
(もしくは私が壮大な誤読をしているかだと思います...)

12人の登場人物は「自殺」という閉じた考えの元から「生きる」という(大仰な言い方ですが)無限の可能性が満ちた世界へと思考を変えます。
この際に彼等は「理解」という需要なプロセス(捉え方の違いこそありますが)を経ることで「自分の考えを変えること」を受け入れる様になります。

一見当たり前の様に思えますが、この「理解」というのは自殺願望のある人にはとても難しいことだと思います(自分自身がそうでした)。そして、普段の生活をしている人にも中々簡単にできるものではないと思います。

それは、私が周囲の人に理解されず、私自身が相手の(自分以外の人の)意見を理解することができなかった経験の下にあります。
私は「自分の思う範囲」を越えて他人を理解することできませんでした。

物語内で、明日もない命のシンジロウが、命に別状のない病気に苦しむマイの「自殺したい理由」に絶句して言葉を失った場面で私も絶句しました。【その程度の...その程度の理由で死にたいなんてお前バカじゃねぇn...いやバカなんかではない】と。
私自身がこれまで「苦しい」「死にたい」「死んだ方が楽だ」と切実に思えたこと訴えたことは他人から見ると本当に「大したことではない」のだと初めて理解できたからです。
私は傲慢でした。そして他社も傲慢だったのではないかと同時に思いました。
「言い方/ニュアンス/態度の違いはあれど「理解してくれ」「理解させろ」という思考/関係があったからです。そして恐怖を感じました。
【今まさに自分が、自分自身が嫌っていた〝無理解〟】を平気で他人にしていたのだと。

校内で起こる「いじめ」では、する/される両側の無理解があるのだと。また、同じように「宗教/人種/戦争」にも同じことが言えるのだと。
そして同時に「安定した考えなんてのは何処にもないのではないか」とも思いました。
この年になるまで「死なず」に「生きて」いた間に【無理解】の中でどれだけ人を傷つけて、一方傷つけられるようなことをされてきたのかと思いました。
そして、「死んで」しまっていたら、どれだけ可能性があっても【死ぬのは良いことだ】と勘違いして、ある種「死」に対して幻想を持っていたままだったのか。と考えることができました。

私は以上の極私的な理由から、単に自分が「こうとらえた」という理由で本作を面白いと思いました。
「死ぬ」ことは【ない】のだと思えたのが自分に取って重きをおくことだからです。
それは心の何処かで「死にたくない」と思っていた考えを補強するものであったり、もしくはこの作品を読んでも「死んで構わない」とも捉えた可能性もあるからです。

くどくど長々と書きましたが。
私は多くのことをこの一冊で知って、理解することができたので、本作は【理解すること】に重点を置いて読むと非常に面白く楽しめる読書体験になると思います!是非オススメです!!
十二人の死にたい子どもたち Amazon書評・レビュー: 十二人の死にたい子どもたちより
4163905413