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(短編集)
僕は君を殺せない
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僕は君を殺せないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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なにか期待させるような始まり方で、どうなるのだろうと読み進めていくが、 だんだんと雲行きが怪しくなる。 中盤でほぼネタバレ。 そこからは、なんだか後処理のように淡々と物語が進み、 呆気なく終わった。 なにかありそうな雰囲気を醸し出していたが、醸し出していただけでなにもなかった。 | ||||
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陰鬱なお話でした。 ニュースに乗るような話題の中で、特に憂鬱になるもの、虐待だとか、いじめだとか、が、全て詰め込まれたような内容でした。 なんとも救われない内容ではありますが、柔らかい語り口にずんずん読み進めることができました。 ただ、わたしがひねくれているのか、途中でオチが読めてしまい、大どんでん返し、とは、なりませんでした。 それでも十分満喫できる内容ですが。 後半に収められている二篇は、タイトルになっている物語とは別物です。 これらは、タイトルになっている物語と比べると、そこまで興味深いお話ではありませんでした。 オチが読めてしまった身としては、この二篇の分、タイトルになっている物語を、もう少し伏線を張るなど、複雑に深めても良かったかなと思います。 全体的にオススメはしますが、気分の良い、元気な時に読む方が良いと思います。 | ||||
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青春小説と思えばとても良かったです。 帯や「問題〜」などの叙情トリックを思わせる味付けが見当違いで、そのせいで期待はずれという評価をくらっているのがもったいない。 | ||||
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友達に進められて購入してみました。 普段あまり小説を読まない私ですが、吸い込まれるようにあっという間に最後まで読み切りました。 ネタばれできないので、内容については触れませんが、読んで損はありません! | ||||
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タイトルに惹かれて購入しました。 内容は猟奇的なのかと思っていたけれど、想像よりも儚くて引き込まれるような小説でした。 合間にはさまれる「Aさん」というお話も奇妙でとても面白くてすきです。 もっと多くの人に読んでもらいたい作品です。 | ||||
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読み終わり、なんとも言えない切なさが残りました。 あまりミステリーものは読まないので、個人的には、!!!!となりましたね(笑) 最初の方はグロテスクに感じていたけど、物語最後の方は、透明で澄んでいて、綺麗だと感じました。 二度読みはしないと思うけど、好きな作品の一つになりました。短編は読んでません | ||||
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表紙のデザインに惹かれて手に取り、最初の1小節を読んで購入を決めました。 元は「亡霊」というタイトルだったとか。タイトル変更して一気に印象が変わりますね。 誰が「僕」で誰が「俺」でしょう、というアオリから、最後の最後にどんでん返しがあるタイプのミステリー小説かなと思い読み進めましたが、全くそんなことはありません。 犯人はこの人だったのか!と驚くタイミングもなく、凝ったトリックもない・・・というより、トリックなんて無粋なものはどうだっていいでしょ、というスタンスでした。 ミステリーが読みたくて読み始めた人からしたらちょっとがっかりする内容かもしれません。 更に言うと、ストーリーも現実味がなく、熟れていない感があります。 しかし、文章の透明感や「僕」や「俺」の考え方の違い、内に秘める想いの描き方が素晴らしく、一気に読みきってしまいました。 心の中のもやもやが読み手まで伝わってきます。 これがデビュー作ということで、今後が楽しみです。 短編2編はノーコメントです。 今後に期待して星4つです。 | ||||
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帯に惹かれて手に取りましが、「二度読み必至」はない。帯を見て期待していたため、読み終えた後に何の驚きもないことに驚いた。 それよりも私は、表題作の後にある短編小説「Aさん」「春の遺書」のほうが好き。 特に「春の遺書」は、めちゃ読みやすかった。 | ||||
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タイトルと美しい表紙とは裏腹に、内容は思っていた以上にグロテスクで、ホラー要素を含んでいます。人が苦しむ描写はほぼありませんが、苦しんで死んだと思われる遺体の描写があるので、苦手な方はそれだけ覚悟して読んだ方が良いかと思います(その描写もさらりと書かれているので読み流せる程度ですが)。 感想としては、どちらかというとガッカリでした。他の皆さまも書かれているように、裏表紙に書かれた「誰が僕で、誰が君でしょう?」の問題や、衝撃の結末という踊り文句などに素直に期待して読んだので、こんなもんか、というのが正直な感想です。 たぶん、ミステリーを読み慣れた方だったら、途中でなんとなく話の筋が見えてきて、結末もまあそうだろうね、という感じに予想できてしまうような内容でした。誰が僕で、誰が君かを悩むようなこともなく、なぜ問題なんて形にしようと思ったのか疑問です。 全体のストーリーとしては、踊り文句に期待しすぎさえしなければ、面白いと思います。でも読者に委ねる部分が多いので、個人的にはもう少し、僕が事に至るキッカケとなる親族との描写や、変わった友人との出会いや事件に至るまでの経緯、おれの事件に関する詳細が書かれていた方がよかったかなと感じます。 あと後半に書かれた二編はまったくの別物なので、要注意です。正直、その二編はなくてもよかったから、本編をもっと掘り下げて欲しかったです。 二編のうち一つは、お風呂に入る前に読まない方が良いです。最後の一行の意味に気がついて、心からゾッとしました。もう一つは無難な内容でいまいち個人的にはどうとも感じませんでした。 読後はさっぱりしていて、さらりと読み流せる作品です。もしこの本編についてもっと詳細に書いた続編が出たら買いたいですが、二度読みはしないかなあ。あくまで個人的な感想です。 | ||||
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帯の感じから、叙述トリックを期待しましたが、至って普通の結末でした。帯の宣伝方法に問題があると思います。キャラクターも魅力的でストーリーと良かったので、そっちを取り上げるべきではないかと。大どんでん返しを期待すると、は?ってなります。普通に読みましょう。ちなみにタイトル作の他に2本短編がありますが、別の話ですので、これも続きだと勘違いして読むとがっかりします。 | ||||
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まず他の方も書いていらっしゃるように、この本には表題である「僕は君を殺せない」と全く別作品の短編作が2作入っています。 「僕は君を殺せない」と同じような雰囲気で次の話「Aさん」が始まるので、連作かと思いきや関係無かったのでガクっと来ました。 オレンジ文庫ではあまり見ない特徴的な文章・話し作りをする作家さんで非常に好みでした。 どんでん返しも無く、ミスリードも無く、ミステリーとは正直言えないのですが、静かに…それでいて淡々と進む物語が「僕」の内包する狂気のようなものを感じてとても面白かったです。 透明感のある文章とミスマッチな不穏な内容が素晴らしく、今後ミステリー部分(特にミスリード)をもっと深く切り込んで行けたら化けそうな予感がしています。 これからの作品にも期待しています! | ||||
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裏表紙のあらすじの下に、書いてある 「問題:だれが「僕」で、だれが「君」でしょう?」 に興味を持って読みましたが、ミステリーでもないし、二度読むほど複雑なストーリーでもない、「僕」と「おれ」の繋がりが希薄過ぎる点と、「君」の最後も強引すぎる、ただ語り言葉の語彙が美しく綺麗でした。 文章は好きなのでもう少しストーリーに厚みがあると面白く読めるはず。 | ||||
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ジャケ買いで読んだのですが、とても好きな作品となりました。 表題作は独特の文体、表現で、物語に入るのに少し抵抗がありましたが、あとは一気読みできる内容です。 普通ならばネチネチと掘り下げてページ数をかせぐような要素をサラッと短く放り投げてみたり、かと思えば「僕」の回りくどい話し方で引き止めるような書き方をしてみたりと、緩急に富んだ文章を書く作者さんだと思いました。 意表を突こうと必死でどんでん返しを企むでもなく、あくまでしなやかに、過去と現在を行きつ戻りつしながら進むストーリーは、派手ではないものの魅力的だと感じました。 ただ、ほかの方も仰っている通り、後半に収録されている短編はどこか表の分かりやすいところに書いておいて欲しかった、と思います。続きのエピソードかと思って読んだら全く関係の無い短編だったので混乱してしまいました。それだけマイナスポイントだったので星は4つに。 とはいえ、久しぶりに素敵な作家さんと出会えたと感じています。 | ||||
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「猟奇的な彼女」かと思ったら・・・・・・ とにかくこの作者の作品が出たらすぐ買うことにします。 | ||||
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犯人がわかるシーンは上手かったと思います。 雪のシーンも、映画で見たいかも。 デビュー作であり、表紙もイメージに合っていて、色々気に入ったのですが、短編無しならなおよかったので減点しました。 | ||||
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ストーリーも世界観も悪くない。 別にストーリーとしてつまらないわけではないんです。 ただミステリー…ではない気が。。 どんな風に騙されるのかとワクワクしながら一話が終了。あれ?! おもわず、短編集と見せかけた叙述トリックか! と一気読みしちゃいましたが、なんのことは無い、短編集だった。。 これはミステリーじゃなくて、ラブストーリーでは?! | ||||
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面白かったです。夢中で読みました。 ただ、紹介されているほど新感覚のミステリーではないし、そう言われて考えながら読めばすぐ真相はわかると思います。一読の価値は十分にあります。でも二度読みはしないかな。 | ||||
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他の方のレビューどおり、中編→短編に入ったときは続きかと思って、どこでつながるんだろうといろいろ推測しながら終えたらまかさの別物語。メインの中編に現実感はなく、帯の二度読み必至!のコメントがあるも、私は二度目はなさそうです。と、いいつつ寝る前の時間に二日で読んだのでたのしみました。「僕」の視点の描写がすきでしたね。 | ||||
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まさかの中編+短編+短編。それならそう明記してほしかった。 『おれ』と『僕』の視点から話が進む表題作は、他にも数名キーパーソンがいます。なので中編を読み終えてハァ~となって、 『私』でまた話が始まった時は他視点の後日談かと思ったのに・・!まったく別の短編よりも、私はレイ視点を読みたかった。 でも表題作は面白くて、岐阜~長野が舞台なのも嬉しかったです。 ・探偵モノっぽい推理やどんでん返しはない ・キャラの歳や言動に現実味がない ・ミステリーと思いきやガチで霊が絡む ・読点のリズムが自分に合わない ・時系列が、『おれ』は過去の事件(夏)~現在(冬)に向かう一方で、『僕』は秋・冬の出来事を行き来する ・・・ 等々つっかえる部分も正直あったのですが、夢中で三時間弱で読了。 人死にから始まるストーリーの勢いと登場人物のあれコレ、そして叙景を楽しむ小説だと思います。 雪とか血とか『執行人』の相方ではありませんが、外から読む分にはとても綺麗。 何より『執行人』のキャラが好きです。動機も葛藤も曖昧で、読んでて納得できないのに、その透明感がこのひとの持ち味なんだと思えた。 登場人物たちの素性が全員どこかぼかされてるのも、(これも悶々とするけど)物語の魅力の一つ。 ただそのおかげで、『僕』とレイは片親の違う兄妹だと途中から勘違いしてました。勘違いで良かった。 | ||||
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