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空飛ぶタイヤ
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空飛ぶタイヤの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全699件 81~100 5/35ページ
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複雑で飽きさせない構成と表現力豊かで読みやすい文体。 緊張と弛緩を繰り返しながら主人公が追い込まれ焦らされる展開が続く。モデルの実際の事件と対照して勧善懲悪を期待しつつもさすがにたまらなくなってきた頃、伏線が回収されて大団円がくる。読者は最後にきっと鳥肌がたつほどの快感を得ることができるだろうと思う。 私は、どんな物事にも捉える角度によってもっともらしい理屈付けができてしまうことの虚しさを知っているつもりである。良識があれば判断の際に少しは逡巡(しゅんじゅん)するものだろうと思う。 だから、本作の人物の描き方についてふと、こんなにバランスを欠いており、利己の一点で単純な一方的なひとがいるのだろうか、とフィクション感を抱きそうになることもあった。悪役の演出が過ぎるのではないかと。 しかし、テレビに映った某政治家さんの言動がまさにそれで、現実感を伴って納得できた(笑) 解説も説得力ある内容で、著者と本作の解説がしっかりされていて、共感できるし理解の役に立った。解説にタイトルがあるのも斬新に感じた。 最後にレビューを書くにあたり、本作が候補だったにもかかわらず受賞作なしだった当時の直木賞選考委員の選評を読んでみた。本離れが進むなかで多くの読者に読まれていることが本作の評価を如実に反映していると思う。 ・・・よほどこちらのAmazonレビューのほうが率直だと思った。 | ||||
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長瀬智也の映画が良くて原作が気になり購入しました。 映画ではカットされてるエピソードなども当然あり読んで新鮮でした。 | ||||
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遅ればせながら拝読しました やはり池井戸潤作品は清く強く優しい正義を感じます 正しいことの姿は時として見えなくなりますが必ずあります いつまでも形を変えないところも正しいことのあるべき姿です いつもながら心動かされ読後感のすがすがしさを感じました | ||||
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映画でも見ましたが、やはり本の方がダントツでよかったです。 映画ではPTAでイジワルをしようとする保護者をとっちめる場面はありませんでしたが、 本はしっかり書いてあり読後感はすっきりです。 お奨めしたいと思いました。 | ||||
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某大メーカーの大トラのタイヤがハズレ、親子が死亡した事件が題材です。企業人が一読すべき本です。メーカーの存在意義とは。 | ||||
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財閥系自動車会社によるリコール隠しのせいで加害者にされた中小運送会社が、苦難を乗り越え逆転勝利していくストーリー。読了した後の爽快感は正に池井戸ワールドの真骨頂。映画も見てみようと思います。 | ||||
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あっという間に読んでしまいました。フィクションとの事ですが実際の事故(事件)を思い出しました。空飛ぶタイヤ(下)も絶対読みたくなります。 | ||||
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軸は赤松社長を中心としたストリー展開だが、同時にいくつものストリーが展開されていてむだがなく飽きさせない。存分に池井戸潤の世界を堪能した。ただ、今回封切りになった映画ストーリーが2時間では収まりつかなかったのかもしれないが薄っぺらいものになってしまったのが残念。よく池井戸さんがOKしたなと思った。 | ||||
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映画では時間の関係で全部は表現できていないようだが、読んだ後観るとより楽しめると思う。 | ||||
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大満足 | ||||
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半沢直樹、下町ロケットなどドラマを視聴しましたが、小説にはノータッチでした。今回、映画化を機会に興味を持った為、購入しました。池井戸潤の作品を初めて読みましたが、想像以上に読みやすかったです。知らない用語でも分かりやすく説明してくれ、するすると読み進めることが出来ました。前半から後半にかけて、本当にもう諦めたくなるような苦境の連続でしたが、それでも、諦めずに戦う赤松の姿は非常に胸が打たれました。この作品を通して感じたことが中小企業の脆さと大企業の闇の深さです。たった一つの事故であっさりと吹き飛びそうになり、人生の歯車が狂う様はまさに私にもいつか訪れるかもしれない現実でした。そして、この事件がある過去の事件をモデルにしている事を知り、驚きました。当時、私が小学生だった頃にこのような事件が本当にあり、まさか誰もが知っているあの大企業によって引き起こされたものだとは思いもよりませんでした。現在、就活中の大学生ですが、改めて企業の見る目が変わった思いです。 予想外の掘り出し物を見つけた気分です。これから池井戸先生の作品を是非とも追わせていただきます。 | ||||
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池井戸先生の作品のドラマのみを視聴し、原作に触れてこなかったものです。上巻に続き、下巻を貪るように読み進めていきました。最後まで大満足の作品でした。赤松のみならず、沢田にすらもう目を覆いたくなるような展開が連続しますが、そこからの逆転劇がまたスカッとします。ここはドラマでも通ずる部分のように思えました。 過去にあった現実の事件をモデルにしていたこの作品からあの誰もが知る大企業がこのような悪行に手を染めていたことを知りました。当時、小学生だった私にとっては当然関心が薄い出来事です。成長した今になってこの作品を通じることで知れて本当によかったと思います。現在映画が公開中ですが、過去を忘れないという意味でも非常にいいタイミングだと思います。誰もが記憶を薄れさせていく中、あの大企業がこのような不正を行っていたのだとそう知った上で真に大切なものが何なのか。現在、就活中でまだまだこれから企業を社会を知っていく身ですが、改めて企業について考えることが出来て本当によかったと思っています。 | ||||
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実話に基づく小説。 運送会社の赤松社長に共感を覚えつつ、痛快な結末を迎える。実際の事件が起きたのは2002年1月10日。横浜市内で大型トレーラーの左前輪が外れ母子3人を直撃。長男と次男は軽症だったが、母親は死亡。実際は映画とは異なり、製造会社の非は暴かれたものの、運送会社に対する世間の非難は厳しく、廃業に追い込まれてしまったとのこと。 現実社会で、正しいことを行うことの如何に難しいことか。ただ、「空飛ぶタイヤ」が、正しく生きることへ、勇気を与えてくれていることだけは間違いない。 | ||||
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上下巻ある本だからゆっくり読もうと まずは上だけを買ったけど あまりの面白さに 読み始めてすぐ下をポチッ ハラハラドキドキ一気に読んじゃいました とっても面白かった~ | ||||
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『』『』『』『』など数々の大ヒット人気ドラマの原作を手掛けるベストセラー作家・池井戸潤による三菱自動車リコール隠し事件をモデルとした経済小説『空飛ぶタイヤ』! 本作は2005~06年にかけて発表され、2009年にドラマ化され〈主演:仲村トオル〉、そしてこのたび映画化〈6・15公開、監督:本木克英、主演:長瀬智也〉となった作品である。 トラックのタイヤ脱落事故により、窮地に立たされた運送会社だったが、大手自動車メーカーのリコール隠しの疑惑を抱き、自社の無実を証明すべく巨大企業の闇に立ち向かう物語だ。 池井戸作品で映像化された初めての作品で『』の大ヒットで池井戸作品に興味を持って見たのが『』のドラマでした。 本作は平成21年日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ番組最優秀賞、東京ドラマアウォード優秀賞(連続ドラマ部門)、第26回ATP賞テレビグランプリ2009最優秀賞( ドラマ部門)、第26回ATP賞テレビグランプリ2009グランプリなど輝かしい受賞歴を持ち、実際拝見して最初から息もつかせぬ展開で最後までものすごく面白かった。 これまで読んだ池井戸作品では中小企業VS大企業とのモノ作りにおける戦いが繰り広げられてきたが、本作では刑事事件に絡み、自ら無実を証明するために巨大企業の隠ぺいを立証するプライドを賭けた闘いを描いている。 父親の代から引き継ぎ経営をやり繰りする中小の赤松運送社長・赤松徳郎(40過ぎ)、赤松を手助けする古参社員の専務・宮代直吉、見た目はチャラいが実は誰よりもしっかりした仕事をする整備士・門田駿一(20前半)、今回の事故原因に疑惑を抱くホープ自動車販売部カスタマー戦略課課長・沢田悠太(37歳)、今回の事故と系列企業の内部告発に疑念を抱く東京ホープ銀行本店営業本部・井崎一亮、井崎の大学時代の友人でホープ自動車のリコール隠しに疑いを持つ週刊潮流記者・榎本崇、今回の事故を含めた自社車両のリコール隠しに暗躍する将来の社長の有望株であるホープ自動車常務取締役・狩野威(たけし)、その狩野と密約する国内与信の総責任者であるホープ銀行専務・巻田三郎、今回の事故で決定的証拠をつかめず忸怩たる思いで捜査する港北署刑事・高幡真治、など…。 読んでいて結構なボリュームだが、ドラマを見た者にとっては、ドラマ同様、一気に楽しめました。死亡事故により赤松運送に向けられた警察の厳しい目や世間からの糾弾にあい、取引先からも信用をなくし、メインバンクからも融資を断られ、倒産の憂き目にあうという四面楚歌の状況下で自社の無実を証明しなければならないという赤松社長にとって圧倒的に不利な展開で物語が進むのだが、このあたりはドラマ同様、小説でも読んでいてハラハラするところだ。 人物配置で上手なのが、赤松にとって仇敵ともいえるホープ自動車側にも沢田という自社の不正に疑念を抱く社員がいて、両者の思惑とは別に内側からも外側からも攻めようとする展開がスリリングなのだが、ちょっとやそっとではビクともしないホープ自動車という牙城のデカさにおののくだろう。物語の途中で一筋の光明が差したと思ったらいとも簡単に潰えてしまってどうしようもなくなってしまうからだ。 ドラマもそうなのだが、赤松サイドの方が窮地に立たされて打つ手がなく、ボクシングでいえば防戦一方でコーナーに追い詰められ、タオルを投げる寸前のところまで行くのだが、そこからの逆転劇に読んでいてカタルシスを得て面白いのだ。 今回の映画化も楽しみだが、是非、未見の方はドラマを見てから本作を読む事をおススメします(その方が物語が入りやすいと思う)。 池井戸作品でも主人公が最も窮地に追い詰められた状態からの逆転劇といえば本作が最も面白いのかもしれない(家庭内やPTAの件はいらないと思われるかもしれないが赤松に戦う勇気を奮い立たせるという意味では必要なのかも)。 最後に沢田が人気DJである妻・英里子に会社の不正について悩みを打ち明けるシーン(158頁)で英里子の言葉が印象に残りました。 「一番大切な人に嘘をついちゃだめよ。会社の場合、それは、お客さんでしょう」 | ||||
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普段から週三冊ほど本を読む大学生です。池井戸作品も何作か拝読しておりますが、こちらはなんせ分厚い…850ページ程あるので何となく敬遠しておりました。しかし、ここで長瀬さん主演で映画化ということで(TOKIOの大ファンです)折角ならばと購入。 読み始めてびっくりです。分厚さを感じさせないテンポの良い物語の進行…一段落つくまで眠りにつくことすら出来ない嬉しい恐怖。結果として2日で読み終えてしまいました…池井戸マジック恐るべし(˘ω˘ ≡ ˘ω˘)(笑) 内容としては中小企業、大手企業、銀行が大きな括りとなり物語が進行していきますが、主人公である赤松社長の人間性がとにかく素敵でした。人が一人死んでいるのに自社のことしか考えていない、自分は関係ないのだと言い続けるホープ社員に恐怖すら覚えましたが、実際犯罪が起きて罪を認めていない人がいると聞くことがありますが、こういった感じなのかと想像したところ、血の気が引きました。仕事をするが故に、彼らは人間ではなくなってしまっている。また、会社が大きければ大きいほどお金の力でどうにでも解決がつく、他社に罪を擦り付ければ良いと言う考えを持ちやすいのでしょうか。最後まで読むと、消費者である私たちがどれだけ名が通っている会社であれば大丈夫という勝手な考えを持ってしまっているのだろうかと純粋に感じてしまいました。そのような中で赤松社長はお金に囚われず、被害者、家族、仲間のために最後まで物事をやり遂げようとする力に強く励まされた気が致します。 あと個人的にリアルだったのが小学校の女王蜂こと片山さん。自分が女だからでしょうか、リアルで仕方ありませんでした。女社会と男社会はそもそもの考え方が違うとよく聞きますが、あんな一方的な形で攻め込んでも結局周りはわかっていて、制裁を食らう。最後殆どの人が手をあげなかった際、どれだけスカッとしたことか( ˙-˙ )自己中心的な考えはやはり良くないですね。何事もバランスが大事です。 拙い文章でわかりにくいとは思いますが、本当に引き込まれる作品でした。ここまでクオリティが高いと逆に映像を見た時にショックを受けないか心配です(笑)池井戸作品、当分ハマります。 | ||||
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現実に有った内容でしたので実感を伴い、この様なことが二度と 起こらない様願いながら読ませて頂きました。 近々映画にもなるとのこと楽しみにしております。 | ||||
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最初から最後まで、猛烈におもしろい! ここ10年で読んだ小説の中でもベストと言ってよい。星6つか7つあげたい。頁をめくる手が止まらない、というのはまさにこのことだと実感。 走行中のトラックのタイヤがはずれて歩行者を直撃、死に至らしめたという現実の事件が下敷きになっている。ホープ自動車とかホープ銀行という名前になっているけれど、これはご存知、三菱のこと。 | ||||
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小説の内容はいうまでもなくピカイチです。 が、三菱自動車って本当に腹立つよな。三菱グループ自体を解体すべきだろ。 | ||||
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存在は小さくてもホンキで生きてる人の必死の思いに胸が熱くなりました。 | ||||
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