ラッシュライフ

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評判

ラッシュライフの評価:

3.97/5点 レビュー 278件。 B ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全371件 221〜240 12/19ページ
No.151
(3pt)

やや混乱ぎみの事件の「ラッシュ」だったけれど

全体的に、筋の流れ方、登場人物の絡みがあまりスムーズにいっていない気がして、ちょっと読みにくかった。でも、インテリの泥棒黒澤がかなりフューチャーされていて、彼のお説教を何回も読み返した。黒澤は深い言葉をぽろり、ぽろりと吐く。たとえば「(宗教を持ち出す前に、)生きていること自体に驚いて、拍手をすればいい」へんに屈折したり偽悪的になったり、暴力だけで話を構成したりしない、そういう精神的健全さが、伊坂作品の最大の魅力だと思う。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.150
(5pt)

登場人物が魅力的

普通の街に住む、普通の人々の、普通ではない群像劇。
10人以上もの人物。それぞれが別々に生きているように見えて、複雑に交錯し、それが一つの物語を生み出す。
群像劇ということで、ごちゃごちゃした分かりにくいイメージを持ってしまうかもしれないが、そのあたりの心配はないでしょう。
この作者はキャラを立てるのが非常にうまいからです。
各々のキャラが立っている、というよりもかなり魅力的。
特に黒澤はこの作者の作品の中でも一、二を争うほど魅力的です。
私の周りでもすこぶる評判がいいです。
そしてそれぞれの人生が、懸命に生きている姿が感動的。
そして懸命に生きているからこそ、ときおりこぼれる名言の数々。
その中には著者の価値観やメッセージ性が出ています。
作者の持ち味である会話のテンポ。その中にうまく織り込んだメッセージ性。
いやー、これがあるから伊坂さんは人気があるのでしょう。
今回はさまざまな登場人物が出てくるため、いっぱいあります。
そして群像劇の醍醐味である、物語と物語のつながり。
このつながりに気付いたときの興奮は他のジャンルでは味わえません。
やや強引な展開が気になるかもしれませんが、初めて読んで引っかかる人はそう多くはないでしょう。
私は何回も読んでようやく少しおや?と思う程度でした。
なによりそのつながりを魅せるための工夫が秀逸でしょう。
配置、犬、宝くじ、好きな日本語外人、特別な日。
特に好きな日本語の件は、その人の人間性がうまく凝縮されている。
伊坂幸太郎の作品の中でも個人的にかなりお気に入りです。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.149
(5pt)

凄い作品に出会った

複雑なトリックはなく、かつオチをはっきりさせない話なので、推理を楽しむミステリーとしてのオススメはしません。飽くまでヒューマンドラマです。
予定調和な展開の中動く、いかにも創作らしい個性的な登場人物達が、妙に現実的で生々しく思考して生きている所に惹き込まれました。
この作者は現代人の、温かいとも冷たいともつかない危うい感情を表現するのが本当にうまいと思います。
傑作です。少なくとも私の知る小説の中で一番。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.148
(4pt)

綺麗に集約

この読後感はなんなのだろう。
特に感動したり、心に残るものはなかったが、『オーデュボンの祈り』で伊坂作品を初めて読んだときのそれに似ている。
新感覚、シュール、常軌を逸した世界観。
時間軸が異なった5つの物語が、ストーリーが進むにつれて徐々に交錯していく様は痛快である。
この高い構成力には舌を巻く他ない。
物語の中で、オーデュボンに登場したキャラクターに触れられていてニヤリとする場面も。
トリックが若干読めてしまったのが残念。
黒澤が良いキャラをしている。彼には星5つ!
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.147
(4pt)

ンマ〜イ!!

さすがプロ、巧い!と思った一冊。
物語の構成が見事です。
複数の人間の人生が複雑に交錯し合う、
まさに巧妙な騙し絵のような物語でした。
物語が繋がっていく手法はよく使われますが、
ここまで複雑に伏線を張って、緻密に繊細に絡み合わせる技術には感服です。
プロの仕事って感じです。カッコイイ!
4つの物語と10以上の人生。
全ての登場人物の人生に、瞬間的にスポットライトがあてられて、
誰かが誰かの人生に関わっていく。
最後まで読んだら、また最初から読みたくなる。
そんな物語でした。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.146
(1pt)

つまんない

話の展開に無理がありすぎだし ショッキングな出来事も子供だましと感じるほど
拙かった 話が展開するたびに登場人物が繋がっていけば面白いの?全然わかんない
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.145
(4pt)

エッシャーの「騙し絵」の如く

5つのストーリーの織りなす群像劇が、あたかもマウリッツ・エッシャーの「騙し絵」の如く、時間や空間を超えて連関してゆきます。
その配置の妙が、この小説の醍醐味になっています。
時間の前後した話が、上手く配置されて、「謎」を読者にヒントを与えながら解いてゆきます。
ちょうど、映画「メメント」を見ているような感じです。
それだけに、最初はなかなか状況が掴みにくく、登場人物をなかなか特定できない恨みがあります。
でも、最後にスカッとすべてが明確になるのを楽しみに、読んでゆけば行けばいいのでしょう。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.144
(2pt)

今更のレビューですが

こんなものか?と云う程度の出来。群像劇としてのプロットは見事。けど、それだけ。キャラは駄目駄目。作中のキャラに人間観察云々と云わせてる割には、作者の人間観察が薄っぺら過ぎる。何この若者達は?ステレオタイプを書きたいにしても、余りに幼稚に過ぎる描写。その他、端々に垣間見られる行動の不自然さが酷い。本当にこの作者、執筆当時まで30年も生きて来たのかよ、と苦言を呈したくなる程の頭の悪さ。引用も、ただすれば良いってもんじゃないよ?箔でも付けたいのかい?後、ミステリーとして出すからには、このトリックの酷さは無いんじゃないですか?
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.143
(5pt)

今の時代の空気感

伊坂作品をはじめて読みました。
ストーリーもトリックも、時系列がだんだんつながっていくのも
とても面白く、ページを夢中でめくっていたという感じです。
バラバラ殺人とか、登場人物がみんなそれぞれにエキセントリックだったりとかで
「ありえない話」なんだけれども、それぞれの台詞とか、考えていることは
ありえない話ではなくてむしろ現実的で、それをそのものずばりではなくて
寓話的な話で現代の空気感を表現している気がして、やっぱり作家ってすごいなと
思いました(笑)話の中に「神」を登場させているのもすごく良かったです。
何がどう良かったのかはうまく説明できませんが・・・
謎解きを楽しみながらときどき立ち止まって考えさせられました。
単なるミステリーではないと思うので、また読み返してみたい本です。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.142
(5pt)

純粋に楽しめる人は読める

この物語は確かに「何がしたいのか」と言われれば明確な理由は無いのかもしれない。でもそれでいいと思う。伊坂幸太郎作品のはミステリー大好きな、厳しい人間にはオススメ出来ません。(というかミステリ好きは何にしても厳しい気がしますが…)何事も単に楽しめる人、伊坂作品にもっと触れてみようって方にオススメ。僕は傑作だと思います。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.141
(4pt)

伊坂作品を初めて読む人にはちょっと難しいかも

私はこの本で伊坂作品3作目でした。
最初に読んだのが「アヒルと鴨のコインロッカー」だったので、
その時は彼独特の手法に「???」だったのですが、
この作品はそれをふまえてたからなのか、とても入り込みするすると読めてしまいました。
近い内に映画化されるという事なので、どんな風に映像になって現れるかが楽しみです。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.140
(2pt)

そんなに…?

ラッシュライフ (新潮文庫)
「すっごく面白いから!」と勧められたものの…
…すぐにトリックわかっちゃったんですけど。涙
むしろ、トリックがわからない人がわからない!
あとはひたすら自分の推理の確認作業。。。
トリック抜きにしても、そこまで読み応えのある作品とは言えないような。
ミステリなのに説教臭さやカッコつけてる感じがあるところもあまり好きではないです。
伊坂氏の作品は、それが一種のウリだとも思うのですが、だんだん食傷気味というか…。
でも、ラストに救いがあるところは好感持てます。
てことで、☆2。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.139
(5pt)

非現実的な現実味

登場人物一人一人に人間味があって面白い。やってることや考えてることは突拍子もないことばかり。でも、なぜか現実味を帯びている。伊坂幸太郎の作品はこの妙な現実っぽさがいいところだとおもいます。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.138
(5pt)

うまいなあ、と思った。

新幹線に乗っている画商と画家、ポリシーがあるプロの泥棒、「神」とされる人物の解体、不倫関係にあるサッカー選手とカウンセラー、リストラされた男性が出会う野良の柴犬。
5つの物語が互いにちょっとずつ干渉し、重なりあいながら展開するひとつの物語。
もちろん舞台は仙台。
時間軸がかなり入り組んでいるので、冒頭にあるエッシャーの絵のように、どの物語が始まりでどれが終わりか、読んでいるとごちゃごちゃになってきます。
でも、後でじっくり考えたら、ちゃんと整合性がとれているので、なるほどうまいなあ、と感心した次第。
難点を言えば、登場人物が多すぎて、この人、というようなきらりと光る人物がいなかったことでしょうか。
で、個人的に一番光っていたと思うのは、柴犬(もどき)君です。
この柴犬、本当にりりしくてかわいいです。
なので星ひとつおまけ。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.137
(1pt)

・・・。わからない。

レビュー評価が高かったので、手にとりましたが
いつ面白くなるの!?!?と思いつつ読み、気がついたら読み終えてたという感じです。
がっかりでした。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.136
(4pt)

神の視点で覗いた人間世界

不思議な読後感があるのがこの作者の特徴か、とオーデュボンの祈りを読んだあとにも感じました。
不思議な感じですね。衝撃や感動、快感などが薄いから、その分納得できないのかもしれません。
ただ、小説として読んでつまらないなんて事は決してありませんでした。
パズルの額縁の4隅から別々にピースをはめていく様に、最初は対角線上の物事でも最後まではめてみれば一つの絵になります。
その過程も本当にゆるやかに、きれいに進んでいくので、最後まで読み詰まることもなく終えました。
ただそうやって出来上がった絵は、多分とても抽象的なものなんだと思います。
読者の想像や解釈によってハッピーエンドだったり、主人公によっては報われない、救われないものだったりします。
私はどう受け取ってもいいと思います。
それだけ想像の余地を残していく作者が好きだったりします。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.135
(5pt)

この犬がいて良かった、と思った。怖れるな。

オリジナルは2002年7月リリース。伊坂幸太郎の第2作(正確には1996年に『悪党たちが目にしみる』でサントリーミステリー大賞佳作を受賞しているので第3作、でもこの作品を読むのはかなり困難だ)。 読了後最初に思い浮かべた小説は村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』だった。あの作品は2つのストーリーがパラレル・ワールドのように進行する面白さがある。ところがこの作品は5つのストーリーが時間軸をずらしながら同時進行する。その5つがラストに向かって絶妙に絡み合う。むしろ近いのは映像作品でクリストファー・ノーランの『メメント』あたりかもしれない。このストーリーが最終的に絡み合う巧妙さと会話の絶妙さが伊坂ワールドの真骨頂と言うべきなのだろう。つまり、最後にいくほど伊坂作品は面白い。 その上に彼の作品群が相互に時間軸をずらしながら同時進行を始めている。この本で登場する黒澤は『重力ピエロ』にも登場する。著作を積み上げるたびにその傾向は増すだろう。こいつは凄い、と唸らされる作品だ。
ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027704
No.134
(5pt)

この犬がいて良かった、と思った。怖れるな。

オリジナルは2002年7月リリース。伊坂幸太郎の第2作(正確には1996年に『悪党たちが目にしみる』でサントリーミステリー大賞佳作を受賞しているので第3作、でもこの作品を読むのはかなり困難だ)。
読了後最初に思い浮かべた小説は村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』だった。あの作品は2つのストーリーがパラレル・ワールドのように進行する面白さがある。ところがこの作品は5つのストーリーが時間軸をずらしながら同時進行する。その5つがラストに向かって絶妙に絡み合う。むしろ近いのは映像作品でクリストファー・ノーランの『メメント』あたりかもしれない。このストーリーが最終的に絡み合う巧妙さと会話の絶妙さが伊坂ワールドの真骨頂と言うべきなのだろう。つまり、最後にいくほど伊坂作品は面白い。
その上に彼の作品群が相互に時間軸をずらしながら同時進行を始めている。この本で登場する黒澤は『重力ピエロ』にも登場する。著作を積み上げるたびにその傾向は増すだろう。こいつは凄い、と唸らされる作品だ。
ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027704
No.133
(4pt)

二度読めば必ず面白い

一度目は「何なのかなぁ、この話」と首をかしげながら読み終えたのだが、
他の伊坂さんの作品を読むうちにもう一度読み直したくなって再読してみたら、
率直に「ああ、なるほど。面白いな」と感じることが出来た。
4人の登場人物の別々の物語が並走しながらも、
それぞれがところどころで繋がっていて、最後にひとつに収束されてゆく。
再読するとジグゾーパズルを完成させるような楽しさがあり、
最後に頭の中でひとつの絵が出来上がったときの快感は秀逸だ。
更に「もう一度読み直したい」という気持ちを沸き起こされた。
自分の人生においては主役でも、他人の人生では脇役。
あの人の人生のストーリーに、自分は登場しているのだろうか?
だとしたら、どんな役で、どんな風に描かれているのだろう。
ふと、そんなことを考えてしまった。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.132
(5pt)

寓話的、アイコンと時差

面白かった。
読者に上手に考えさせる小説だと思います。
よく出来ているなあと感心しました。
本書「ラッシュライフ」には、
人生に関する深い感動があるわけでもなく、
巨大な謎を解く達成感があるわけでもありません。
物語を深く、謎めいてみせる技巧によって、
物語そのものが何だったのかを考えさせる、
寓話的な面白さがあります。
5つのストーリーを貫くのは、
何かを象徴するかのようなアイコン。
老犬、エッシャー展を開催する展望台、
「好きな日本語を書いてくてれ」と言う白人女。
読み進めていくうちに、
これらが何かを象徴しているかのように感じられます。
読者にちらっと「何かな?」と考えさせることで、
物語に奥行を与えています。
一方で説明されずに、
徐々に明らかになるのが時差。
時差が明らかになるのは、
複数の物語が繋がる時。
読了後、
私はエクセルのワークシートを連想しました。
映画でいうと「呪怨パンデミック」。
読者は、
個性や背景の異なる登場人物のうち、
誰かに感情移入できるのではないでしょうか。
私は豊田と黒沢に感情移入できました。
(河原崎と佐々岡夫妻は造形に失敗しているような。。。)
「高橋」と宝くじのエピソード、
郵便局強盗など、
荒唐無稽なストーリーを、
寓話的に見せていく実力はすごいなと思います。
面白い作品です。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227