ラッシュライフ

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評判

ラッシュライフの評価:

3.97/5点 レビュー 278件。 B ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全371件 301〜320 16/19ページ
No.71
(3pt)

たしかに構成はよいが、技巧に走りすぎでは?

かなり話題になった本であり、一般教養として読んでおくべきと思い、とりあえず手を出してみた。たしかに筆者がプロットをものすごく深く推敲したことが伺え、登場人物と場面と時系列が複層的に入り乱れながらも中盤から後半に向けて段々とそれらの連関が明らかになって収斂していく構成は圧巻である。ただ、個人的にはあまりテイストが合わなかった。何が原因なのだろうと思い返すに、文章があまりに淡泊(技巧に走りすぎている)で登場人物に感情移入できない点と、神様やら死体やらに関する記述がやたらと登場しオカルトチックな点だろうか。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.70
(5pt)

「ラッシュ」という言葉へのスポットの当て方と、4つの時間軸を見事につないであります!

伊坂幸太郎の出版デビュー、2作目の本作。
4つの物語が、それぞれの展開をみせることで作品が進んでいきます。
割と短い間隔で話が区切られているので、カット割のような印象をうけます。
連続ドラマを見ているような感じです。
「ハッ」っとして終わり、「ええっ?」っと思って終わり。
そして、次々に話が移っていくのです。
作品の最後で、今までカットで書かれていた物語が「カチっ」とはまり、一つの大きな絵になります!
この収束の仕方がほんとに見事!
思わず拍手喝采しそうな素晴らしいまとめ方です。
実は物語中にキーワードはかなりちりばめられていたんだ、ということに最後に気づくようになっています。
物語が平行に進んでいる感覚で読み進めていきますが、実はズレが生じているんですね。
そのズレが作品全体になんともいえない隠し味を利かせています。
3次元と4次元をあわせたようなこの作品、『時間軸』をずらすことでとっても魅力的に仕上がっています。
エッシャーの絵、「つなぐ」、展望台、きれいな白人の女性。
冒頭の「ラッシュ」の4つの解説がそれぞれスポットをあび、多角的な物語になっていますが、バトンは一つです。
主要人物みんながそれぞれの物語にバトンを渡しています。
主要人物の一人、泥棒の黒沢のキャラクターも魅力的。
是非一度お話してみたいです。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.69
(4pt)

ラッシュ≒物事が一時にどっと集中すること

泥棒を生業とする男はカモを物色し、父に自殺された青年は神に憧れ、不倫相手との結婚を望み殺人を企てる女カウンセラー、失業し家族にも見捨てられた男はのら犬を拾い・・・4つの話が並走し交錯し、そして完結する物語。
バラバラのピースが組み合わさって1枚の絵になる手法は流石です。
この手の作品に恩田 陸さんの「ドミノ」が、ありますが、こっちの方が、好きかな!
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.68
(3pt)

確かな力量と

概して評判がいい本のようですが、色々な展開が並行的に進んで、飽きさせないのは確かな力量を感じさせます。ただ、後半、時系列を混乱させてしまうこと、同じく後半、ややストーリーが陳腐(予測可能)かつ無理に流れてしまう点は残念な気がしました。あとは、個々の好みの問題になってしまいますが、全体に乾いた、硬質なトーンが更にあれば、もう少し現代の都会を描ききれたのではないでしょうか。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.67
(5pt)

文句なしの傑作

複数の主人公たちが、同じ舞台で別々の行動を取っていながら、それが複雑に絡み合っていく群像劇。
この手のものは映画なら「マグノリア」とか、小説なら恩田陸の「ドミノ」とか、前例は結構ある。
本作の<だまし絵>的な構造は、ミステリで使われる叙述トリックの基本的なパターンのひとつでもあり、これ自体には驚かなかったし、予想もできた。
ただ、筆者の軽快な語り口、登場人物のどこか飄々とした台詞のやり取り、そして思わずにやりとして、メモに書き写したくなるようなアフォリズム(警句)たちのおかげで、抜群に気持ちいい時間を体験できた。
個人的にはこれまで読んだ伊坂作品は技巧と、映画などへのオマージュ(?)が見えすぎて、あまり評価していなかったけれど、これは文句なしにラストまで楽しめた。
読後感も非常にいい本なので、おすすめです。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.66
(4pt)

様々なラッシュライフ

前半は色んな物語が別々に進行してわかりにくく、中盤から後半にかけては俄然面白い!
しかし終盤は作者が読者を置いてけぼりにしたような解決で、どうもスッキリしなかった。
別々の話が、盛り上がるのもあればそうでもないものもある。
それでもうまくまとめているのがこの作家伊坂幸太郎の力であるし、若手の作家の中では断トツに面白い。
うまくまとめすぎてどうもスッキリしないところもあるが、それは次作への課題として次作を楽しもうと思わせた。
今後数十年付き合っていく作家だと思っているからハードルも高くなってしまうが、一冊の本として充分楽しめる本でした。
ミステリーか、ファンタジーか、純文学か、着地点がわからないから面白い。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.65
(3pt)

素晴らしき哉

多少トリッキーな部分も見受けられますが全体としてはタイトル通りの素晴らしき哉人生。ボリュームの割に読みやすく作品を楽しむというより作中に投射されている作者の蓄積した世界をみているようでした。ひとつひとつの風景や台詞回しにいろんなオマージュがあるのでしょう。錯綜する人物と経過する時間の構造は恩田陸の「ドミノ」がありますがこちらはジャンク。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.64
(3pt)

グロい・・・

面白かったけど、グロいです(>_<)人体の解体の描写で、ちと辟易(>_<)五つの物語は、同時進行ではなく、やや前後するものもあります。
犬の存在がポイント高いわぁv
出てくる人間は、ひと癖もふた癖もあるんですが、野良犬がほっと一息つかせてくれました。
老犬だからか、静かに背中で語るんですよね。
前作のオーデュボンの祈りの登場人物が会話の中に出てきて、あの物語のその後が想像できますよv
やっぱり著作は順番に読んだ方が楽しめますねv
最後に泥棒のセリフからw
行き詰まっていた自分を助けてくれた、と言った友人へのセリフ。
「行き詰まっていると本人が思い込んでいただけだよ。
人ってのはみんなそうだな。
例えば砂漠に白線を引いてその上を一歩も踏み外さないように怯えて歩いているだけなんだ。
周りは砂漠だぜ、縦横無尽に歩けるのに、ラインを踏み外したら死んでしまうと思い込んでいる」BY黒澤
ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027704
No.63
(5pt)

単純に、面白かった。

まさに騙し絵のような作品で、
だまされた人は、面白かっただろうし、
だまされなかった人にとっては、あまり面白みは無いかもしれない。
幸いにも私は、最後の方まで、
だまされて読み進めることができたので、
楽しい読書の時間を過ごせた。
ただ、読んでいる時間が楽しい本であって、
読後感は爽快とまではいかない。
オチよりも、読んでいる間のドキドキ感の方が優れているように思う。
複数の物語がやがて近づいてくるような感覚を得たとき、
あえて推理をせず、物語に身を任せた方が、楽しく読めるような気がする。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.62
(5pt)

小説の醍醐味

仙台を舞台に一見別物の人生がうまく絡み合う・・。
活字でしか"なしえない"ミステリー。
"実写化できない"ところが、ある意味小説の
醍醐味だとつくづく感じました。
(なぜ"実写化できない"かは読んでみてのお楽しみです)
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.61
(5pt)

楽しめる

よかったなー。
1回目読んだ時には意識してなかった出来事が、2回目読んだ時に関連性というか繋がりがわかる。
話に無駄がなく、起こりうる出来事全てが何らかの繋がりをもっている。
だから読みなおしたときにまた面白さがやってきた。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.60
(4pt)

黒澤さんが・・。

まさか重力ピエロの黒澤さんがこっちにも登場するとは。
重力ピエロでも脇役でありながら存在感があったので、登場にびっくりです。
登場人物が多く、最初はちょっとまぜこぜになりそうでしたが、
後半にいくにつれて、それぞれに接点があったことがわかってくると
ジワジワと面白さが染み出てきました。
これは面白い。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.59
(5pt)

【不思議なミステリー】

中々クロスしない話が一気に連動する。うまいですねぇ。
最後まで読み終わってから、始めに戻っちゃいました(笑)
「解説」を読んで納得。いろんな本のポイントがちりばめられてるんですね。芸が細かいですネェ、お見事!
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.58
(5pt)

誰かは誰かと端っこでつながっている

いくつもの人生が、
ちょっとずつ端っこでつながっていき、
それが誰かの人生を作り上げていく。
群像小説と読んでしまえば簡単。
ただし「群れ」と呼ぶには個性がありすぎるキャラたちが、
文字の舞台を縦横無人に駆け巡る物語は、
オールスター戦に近く、それでいて最後には群像小説としての
まとまりを持たせているのは圧巻。
この作家の上手いところは、
ふとしたポイントで自分の現実世界を振り返らせることで、
誰かの人生が僕の人生の端っこでつながって、
結果的に僕の人生を作り上げている、
ということを気づかせてくれる。
世界では誰もが主人公で、誰もが脇役なのだろう。
そうやってできた世界の一部がこの小説なのかもしれない。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.57
(5pt)

バラバラなものが一つに繋がる

 それぞれの登場人物がそれぞれの人生を送る。全くバラバラであるが、ちゃんと読みやすく別けられている。
 しかし、同時進行で読み進んでいたので時間も当然同じに進んでいるだろうと思いきや実は時間差があった。まさに「騙し絵」のような感覚でもあった。
 最初は不思議では合ったもののその真相が後半になると徐々に解っていく所が面白い。
 (途中「オーデュボンの祈り」の主人公らしき人物も出てきたり、「横浜で銀行強盗」と言うのは後の「陽気なギャングが地球を回す」を思わせる。「仙台市内で起きた銀行強盗でお面が使われている」のでは「チルドレン」の中の「バンク」を思い出させる。
 それらは偶然なのかも知れない。)
 色んな背景があっても最後は一つに繋がる。周りの細かい部分にまで面白さを散りばめられているのが毎回面白いと感じる。
ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027704
No.56
(3pt)

ミステリと登場人物

様々な、それぞれユーモラスな登場人物が、全員を主役として
あらゆる場面で無関係なまま絡み合っているのが面白い。
この人の面白さはカラクリがほどけていく
その心地よさに尽きると思いました。
ミステリとしての出来はこの人の作品を読んだ中で一番良かった。
あまりに登場人物が多いので、一気読みをおすすめ。
ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027704
No.55
(2pt)

『グランドホテル』 バージョンアップ

 作者、チャレンジャーですね。もうすでに、誰か書いてるかも知れませが…。その執念と冒険魂に乾杯!!
 グランドホテルより、登場人物を増やし、それぞれの端っこを絡ませて、騙し絵小説にしちゃいました。すごいです。
 いやーー、疲れました。わざと、時系列を乱してあるんですよね。だもんで、読み進むほどに頭はこんがらがり、それでいて、先が気になって、読むのが止められないのです。うわー、拷問だーー。
 それぞれの人物が、それぞれの人生を懸命に(その人物なりに)生きていて、全員気になる。で、そこかしこで交錯するし、伏線だらけで、気が抜けない。つ つ 疲れたーー。
 最低2回は読まないと気がすまないです。嬉々として進行表とか作ちゃう人もいるかも知れません。私は途中から、時系列を考えるのを諦めました。
 面白かったです。読み終わって、ある種の達成感はありました。でも、結局、残るものがない〜。おそらく、作者は、なにかを残すつもりはないのだと思います。それでもいいとは思うのですが…。うーーん。
 小説の使命ってなんだろう…。というわけで、(どーゆーわけだ!?)★ふたつです。ごめんなさい。一人くらい★ふたつでも、全体の評価が高いから大丈夫!! 
 今回は、★ふたつですが、今後の活躍に超期待してます!
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.54
(5pt)

やられっぱなし!

これはミステリーではなく「喜劇」だと思いました。
しかも、非常に念入りに作り込まれた上質の喜劇です。
いくつもの仕掛けがこの小説の中には施されています。
そして私個人的には、それらの仕掛けにことごとく引っかかってしまい嬉しい悲鳴を上げながら読了しました。
一言でいえば群像劇です。
「パルプ・フィクション」という映画を思い出してもらったらイメージがよくあうと思います。
この小説は、いくつもの話をいったん断片化してから、繋ぎあわせるという作業をして作られた作品なのだと思いますが、
全体として素晴らしい完成度を得ることに成功しています。
もし自分がこれと同じ題材を与えられて、同じことをやれと言われたら、
いったい何年かかるんだと言うことを伊坂氏はあっさりとやってしまいました(あっさりかどうかはわかりませんけど)。
伊坂氏はエンターテインメントとは何かということを熟知した方なのでしょう、ぜひ他の作品にも手を伸ばしてみたいと思いました。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.53
(4pt)

絡み合う人達

それぞれの人達が主人公となって展開する物語が、次第に集まってきます。少し異なるのは、時間軸が微妙にずれながらである事。これは面白かったですね。お勧めです。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227
No.52
(4pt)

二度読んでもおもしろい!

ここのレビューを見たりして、一人一人の話が最後には一つになるんだなぁという事は、分かっていたけど、
実際読んでみると、予想外な人たちまで意外につながっていて驚きました。
結構短編な話だけど、長い一つの話を読んでいる見たいでした。
読み終わったあとで表紙をもう一回見ると、何だか最初とは違う風に見えました。
一回だけじゃなく、二回読むと初めは気づかなかった所に気づいたりして、話がより濃く感じました。
殺人や泥棒、恐喝などが起きるこの本も、伊坂さん風の独特なおだやかな雰囲気が本にあって、
よみやすかったです。
ラッシュライフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ラッシュライフ (新潮文庫)より
4101250227