砂漠

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砂漠の評価:

3.93/5点 レビュー 318件。 A ランク

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平均点3.93pt

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全727件 721〜727 37/37ページ
No.7
(4pt)

青春

最近の「魔王」とはまた違った、いわゆる青春大学生ものです。
主人公の友人西嶋は「チルドレン」の陣内を思い出させます(私だけでしょうか?)。
今作では、たくさんの伏線が一つにまとまって…という感はあまりしませんが、相変わらずの伊坂ワールドです。「ラッシュライフ」や「グラスホッパー」といった感じではなく、やっぱり「チルドレン」っぽいです。
伊坂作品には不思議な人(?)がよく登場します。「オーデュボンの祈り」の優午や「魔王」の兄弟などなど。今回も登場しますが、非現実敵な彼らの能力も、伊坂作品ではさらりと日常に溶け込ませます。
砂漠 Amazon書評・レビュー: 砂漠より
4408534846
No.6
(4pt)

それでも「伊坂幸太郎らしさ」が漂う青春群像

前作『魔王』が出たばかりだが、著者1年半ぶりの書き下ろし長編ということで、ファンとしては見逃せず、読んだ。
今回はミステリーではなく、ひとりの大学生、“僕”こと北村の視点で描かれた青春小説。舞台は著者の作品ではフランチャイズとも言うべき仙台である。
長編とはいうが、入学時の「春」から始まって、「夏」「秋」「冬」と四季の移り変わりのなかでの“僕”たちのそれぞれのエピソードを綴った4つの連作中編+掌編・卒業式の「春」で終わるという趣を持った作品のように私は感じた。
“僕”たちは、麻雀、バイト、合コン、恋愛などモラトリアムなふつうのキャンパスライフを送りながら、「ホストとのボウリング事件」や「連続空き巣事件」、「大学祭超能力対決」、「連続強盗事件(通称‘プレジデントマン’の事件)」などとかかわってゆく。よくこんなにいろいろ事件が起こるなあと思って読んでゆくと、“僕”たちの四季には伊坂幸太郎らしいある仕掛けが施されていた。
著者のいつものミステリー作品のように、摩訶不思議な設定や、いかにも人を喰ったようなキャラクター設定・ストーリー進行や、物語の終末にはすべての謎が収束する、というお話ではないので、アクロバティックな展開に対しての「やられた」という驚きは味わえない。
けれども、“僕”を始め、彼を取り巻く登場人物たちの造形には「伊坂幸太郎らしさ」が十分生かされており(特に私は西嶋くんのキャラが気に入った)、それぞれの事件とのかかわりも興味深く、浮世離れした浮遊感とでもいうのか、独特の「伊坂テイスト」を味わうことができた。
砂漠 Amazon書評・レビュー: 砂漠より
4408534846
No.5
(4pt)

久し振りに学生時代の友人に連絡したくなった。

ここ最近の伊坂さんの作品はミステリーから離れ、作風に幅を広げてきている。「砂漠」はど真ん中の青春小説であり、自分の十数年前の学生時代を懐かしく思い出した。主人公は伊坂作品おなじみのいつもながらクールなキャラで、最初から安心して感情移入が出来る。脇を固めるキャラも個性豊かで、思わず自分の友人達を重ね合わせながら読み進んだ。恩田陸の「夜のピクニック」にも通じる何か懐かしい思いを感じられる一冊だ。
 
砂漠 Amazon書評・レビュー: 砂漠より
4408534846
No.4
(4pt)

生粋の伊坂ファンとしては・・・

今回は、青春小説ということで(しかも私と同じ大学生の設定)とても期待して読んだ。キャラクターの良さや独特の言い回しなどさすが伊坂作品と思う部分は多々あったが、少し物足りない気がした。色々な伏線が繋がり最後に「やられた」と感じる感覚が今回は弱かった気がする。しかし、全体的に爽やかな感じで後味も良い。今までの伊坂作品の構成とは少し違うが、内容はとても面白い。是非、一読をお勧めする。
砂漠 Amazon書評・レビュー: 砂漠より
4408534846
No.3
(4pt)

伊坂が変わってしまったなんて事は、ないだろう、と思う。

 衝撃作にして問題作(?)だった前作、「魔王」の余韻、というか不穏な空気を若干残しつつも、今作は、きっと伊坂ファンにとっては「待ってました!!」と快哉を叫びたくなるような作品なのではないでしょうか?
 軽妙な語り口(含む、会話)と、さりげない、しかし読み手の心に妙に引っかかる引用文、魅力的な造型の登場人物、ラストへと向けパズルのように様々な事象が収斂されていく、いつもの語り口。どこをどう切り取っても、満開の伊坂ワールドが零れ落ちて来ます。つまり、これこそが作家の個性という奴で、彼にしか書けない世界だと思います。
 勿論、そこに若干の不満もない訳ではないですが、そんなのは瑣末な問題だと言えるでしょう。
 個人的には、繰り返されるフレーズ「そんな事は、きっとないだろう。と思う。」(うろ覚えなので、違っていたらすみません)が、村上龍の「69」に多用される「と、いうのは嘘で」というフレーズに対応しているようで、面白く読みました。もっと言えば、ズバッと全否定、もとい断言してしまう村上龍と、曖昧に柔らかくぼかしてしまう伊坂幸太郎。これが、二人の資質に関係するのか、それとも時代の空気とやらを敏感に反映しているのか、なんなのか。
 そんな事を考えさせられました。まあ、つまりは「青春小説」として、非常に気に入ったという事です。
砂漠 Amazon書評・レビュー: 砂漠より
4408534846
No.2
(4pt)

確かにおもしろかったです、が

伊坂氏の書く人間というのは本当に魅力的で、おもしろく
自分というモノを持っている気がします
感情移入して、こいつは嫌いだ、とかこいつは好きだ、とか思ってしまいます
今回出てくる人たちも個性的で魅力的でした
そして話としての流れもスムーズで、春から冬までの四季の流れをちゃんと描き、大学生活という限られた時間の青春の物語はおもしろかったです
しかし、普通の小説としてはおもしろいと思うのですが、伊坂作品としては少し微妙でした
今回は青春物語だったためか、事件などがほとんどなく、一気に謎が解けていく爽快感がありませんでした。これはただの個人の趣味だと思いますが
重力ピエロや陽気なギャングなどが好きな人にとっては私と同じような印象を受けるかもしれません
砂漠 Amazon書評・レビュー: 砂漠より
4408534846
No.1
(5pt)

さすが!

一気に読み終えました。
さすが、伊坂幸太郎といった感じでしょうか。
後味良く読めました。
伊坂作品ではお約束?となっている、他の本の登場人物が
今回も出ていた気がします。
もろに、名前が出てくるのではなく、あれっと言った感じに。
この『砂漠』
とってもオススメです。
砂漠 Amazon書評・レビュー: 砂漠より
4408534846